盲人将棋の基本
今日は5月26日の月曜日です。
トークの521回目です。
今日は盲人将棋の話をしてみたいと思います。
盲人将棋って何かというと、
深い意味はないんですけど、
深い意味っていうか、ただ目の見えない人と将棋するだけですね。
でね、目の見えない人と将棋する。
まあまあ、別に特に、特になんか、
特に、ルールは別に普通のルールなんで、将棋のルール。
ただね、違う点といったらね、
番があります。
将棋番があります。
将棋番がね、ちょっと浮き出てるんですよね。
将棋番っていうのは9×9なんですけど、
普通はこのマス目が隅で書かれてるみたいなんですけど、
これが浮き出てるんですよ。
だから、手で触ったら隣のマスとこっちのマスの違いがわかるんですよね。
で、コマも触ったらわかるような工夫がされています。
だから、見えない人は触りながら局面を見るっていうんですかね。
そうそう。触りながら局面。
で、見えない人同士の対局だと符号を言わないといけないんですよ。
符号っていうのは9×9にそれぞれバンチ名っていうのがあるんですけどね。
例えば左上が11、その下が12とかね。
そういう感じで盤面があって。
2×6符とか8×6符とか。
そんな感じで言いながら動かす。
言いながら2×6符って言って、本当にその2×6に符を動かす。
そういうことをやりながらですね、将棋をさせていきます。
それで、特にそれだけなんですけどね。
僕はそういうサークルに入ってまして、
だから見えない人が8割9ぐらいかな。
僕は目が見えてるんです。一緒に将棋をするだけなんですけどね。
昨日たまたまですね、僕は愛知県に住んでるんですけど、
東京のグループの人も来てて、みんなで将棋をやりましただけなんですけどね。
という感じでですね。
なかなか楽しいイベントでしたね。
困ったこと?困ったこととかありますかって聞いたら、
やっぱり駒と盤が違うので、その駒と盤ではやりたくないって言われたことがありますとか、
コミュニケーションと感覚
あと触るんですよね。
それが普通見えてる人同士って、指すとき以外は駒触らないです。
でもそれに対してクレームが出たことがありますとかね。
まあまあとはいえ、数えるくらいしかないですよとは言ってましたね。
多少そういう嫌な思いっていうのもあれなんだけど。
嫌な思いっていうのは、お互い見えない人はこうやって将棋を指すんですよということを相手もよくわからなかったからなんでしょうね。
そういうのは時々あるけど、まあほとんどないですよみたいなことは言ってましたね。
こういう感じでですね。
そのうち、いつの日かプロ棋士とか出てきたら面白いですよね。
将棋自体の本質的なルールは変わらないんですけど、
若干ルールが変わる場面があるんですよ。
例えばルールっていうかマナーっていうのかな。
駒を指すとき以外には触らないと。
そういうなんとなくマナーがあるんだけど、見えない人はずっと触ってるんでね。
昨日やってた人がかなりお強い人で、いろんなとこ触ってるんだよな。
いろんなとこ触りながら、いろんなとこ触りながら。
後で聞いたら、いろんなとこ触った方が相手が読みにくいでしょとか言って、
なるほどねって。いろんなとこ幅広く触る人で。
なるほどねーと思って。
ルール自体は、例えばオリンピックってあるじゃないですか。
オリンピックがあってパラリンピックってあるじゃないですか。
オリンピックでいいんじゃないと思うんですけどね。
わざわざなんで分けるんだろう。
ゲームの本質を変えたらダメだけど、ちょっと工夫したら別に共通ルールでできるんじゃないかなと思ったりしますね。
いろいろなお話が聞けてすごく楽しかったですね。
でも僕たち、語感、見る、聞く、匂い、味、色々語感とかあって、視力っていうのがすごくウェイトを占めてるわけなんですよ。
語感って言うけど、その5つが平等かって言うと、視覚っていうのがかなりのウェイトが占めてる。
多分8割とか、人によって違うと思うんですけどね。
でも8割とか7割とか、5分の1じゃないわけですよね、語感って言って。
それがない人っていうのがですね、別の感覚がすごい研ぎ澄まされてて。
僕、何にも自己紹介もせずに話しかけたんですよ。
いつの間にか名前も覚えてて、声も覚えててですね。
普通に話しかけて、すごく感覚が優れた人だなと思って。
あとですね、なんて言うんだろうな、そこで僕思ったことはね、気がいいっていうのかな。
気がいいのがわかったんですよ。
で、おそらく見えない人同士でいい気を常に出してるのかなとか思ってね。
じゃないとわかんないじゃないですか。
見た目で判断しないからね。
だからちょっと不思議な気っていうのがすごくわかりましたね。
皆さんすごくいい気を出してるんだなと思ってね。
はい、ということで。
ちょっと見えない人とかとお友達になる機会があったらね、
友達になったらいいと思いますよ。
友達になったらいいっていうか、いろいろ話してみたらいいと思います。
なんかすごくね、感覚が、違う感覚が教えてもらえますね。
はい、ということでですね。
何の話だったのかな。
盲人将棋という話をちょっとしてみました。
はい、今日はこんな感じになります。失礼します。