練習計画の重要性
朗読 成功する音楽家の新習 練習の計画を立てる
異業を成し遂げるのに必要なことは2つある。計画と少し足りないくらいの時間だ。
上手に練習計画を立てるには、課題と時間を扱いやすい単位に分けるといい。
ここでは、課題を扱うための戦略を紹介する時間の分け方については、次のセクションで見ていく。
練習の5つの領域で何をしたらいいのか把握するために、私は生徒たちに紙やパソコンに記録しておくことをお勧めしている。
記憶しておけば目標を見失わなくて済む。
グループの1ユニットとして演奏する場合は、グループ練習の目標を書いておくと、各メンバーの役割分担について行き違いが起こることを防ぐこともできる。
これまでの経験から言うと、練習の目標を記録するのに便利なのは、2つのローテクナ媒体、紙とノートです。
このセクションでは、練習シートの2つの例を紹介する。最初の例は、練習を5つの領域に示した。
練習を5つの領域。練習を5つの領域。
練習を5つの領域。練習を5つの領域。練習を5つの領域。
曲。新曲。完成度を高める発表会の曲。
テクニック。音楽的能力。
この紙を毎日見直して計画を立てるといいですよ。
練習の内容がそれほど多くなければ、用紙の片面でも歌える。
もっといろいろ練習している場合は、両面。または何枚か必要になると言っていない。
Music.comでは練習シートを始め、役に立つ書籍をダウンロードできる。
Keithはそれまで8年間他の教師に教わっていたが、これを私のレッスンを受け始めて、2ヶ月頃経ったこのものである。
この練習シートには、ソロのレパートリーと、結成後間の間ないギターデューのための曲の両方が含まれているが、
ここに書いてあるのは個人練習の1週間分だけである。
Keithは1日3時間練習する計画を立てた。
これはウォーニングアップ、休息、読書や鑑賞の時間は含まれない。
シートの左側の数字は、1日にそれぞれの領域に追加するおよその時間を示す。
Keithの主な趣味はクラシックギターの演奏だったが、
私は作曲や即興やジャズの勉強をすることも進めた。
こうした分野に関するちょっとした課題は音楽的能力の領域に書かれている。
Keithは練習シートに書いたことを毎日全て行ったわけではない。
新曲と練習と完成度を高めるため、練習は毎日していたが、その他は1日おきに練習することが多かった。
また、私の勧めでマンネリ化をさすけるため、練習する順番を毎日変えた。
ウォーニングアップの後はどれから始めるか、どんな順番で始めてもいい。
この練習シートの利点は、練習内容が一目でわかり、すぐに練習の計画を立てられることだ。
それにシートを見ながら練習を進めれば、どの領域がどの程度進んだかも把握しやすくなる。
やる気を高める上でも役立つツールだ。
一方、逆転としてはあまりたくさん書き込めないこと、目標を明確にするのが難しいことはあげられる。
ノートの活用法
そこで出番になるのは練習用ノートだ。
ノートを使えば、領域や曲、練習ごとにスペースをたっぷり使える。
例えば、オーディションやソロリサイタルに備えて発泡用の曲に力を入れたりするとする。
そんな時は、ページの一番上のタイトルを書き、その下に練習の目標のチェックリストを作ることだ。
同じようにスケール練習の場合は、1ページを使って技術面とテクニック面の目標を書き出そう。
芸術面での目標は豊かな音を出す。
ビブラートの際に脱落する。
様々なリズムをもっと上手く演奏できるようにする。
など、テクニックの面では、弦楽器なら滑らかにポジションを変えてスケールを弾く練習。
ポージング、いろいろ試してみる、などといったことだ。
このようにいくつもの課題を忘れずに取り組まなければならない時は、
これは多くの生徒、特に新しい先生に教わり始めたばかりの生徒にも当てはまるノートを使うという。
入学して間もない頃のキースは、ノートと練習シートの両方を毎回レッスンに持ってきた。
私はそこにコメントやヒントを書き込んだ。
また、キースはレッスン中に言われたことを録音し、その後でその内容を書き起こしていた。
さらに、練習中に疑問に思ったことをノートに書き留め、レッスンの時に質問をした。
1年も経たないうちにキースは練習シートを辞めて、ノートだけを使うようになり、
領域ごとに1ページから数ページ使うようになった。
ノートの他に、キースは楽譜用のホルダーを4冊用意した。
アンサンブル用に1冊、ソロの発表会に1冊、新曲と完成度を高めるために1冊、
テクニックと音楽の能力用に1冊。
ホルダーはまとめてプラスチックのケースに入れ、バックパックで持ち歩いた。
キースの例から、ノートやホルダー、練習シートが生徒にとってどれほどやつのように立つかお分かりいただけたと思う。
だから私は、生徒全員に自分に合った整理法を見つけるまでしばらくの間だけもキースと同じようにすることを強く勧めている。
また、いくつかの方法を試してみることもお勧めしたい。
どんな方法でも練習の効率が最大限になるのであれば、それが自分に合った方法だった。
練習のスケジュールをここまでにします。
では、自分の練習用ノートを今からやります。