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はい。今回はですね、シェアハウスの運営者の方が書かれた、すごく身近な問題とその解決策についての記録を一緒に見ていきたいと思います。
はい。
シェアハウスのキッチンって、ありがちだと思うんですけど、水切りカゴに何故かいつも誰かの食器が置きたなしに。なんてこと、あなたも経験ありませんか?
ありますね。この記録が非常に興味深いのは、放置されてしまう問題を単にルールで縛るとか、注意するとかじゃなくてですね。
はい。
行動デザインっていう考え方、それにAIの力なんかも借りて。
へぇー。
しかも約3,000円っていう、かなり低コストで解決したっていう、その実践のプロセスが書かれている点ですね。
3,000円で。
人の行動を変えるのに、環境をどうデザインするかっていうのが、いかに重要かを示しているすごくいい例だと思います。
まさに。ルールだけじゃなかなか変わらないような問題を、環境とか設備、あと運用の組み合わせで見直していくんですよね。
そうですね。
最終的には水切りカゴをやめて、シリコン製のマットに変えるっていう、そういう結論にたどり着くと。
この一見小さな改革ですけど、これがどうしてそんなに効果を発揮したのか、その裏にある考え方とか仕組みを、今日はちょっと深く見ていきましょうか。
はい、ぜひ。
まずそもそもの問題なんですけど、水切りカゴに食器が蒸中しちゃう、溜まってしまうっていうこと。
これって具体的にはどんな困りごとにつながってたんでしょうか。
そうですね。見た目が良くないっていうのはもちろんなんですけど、一番はやっぱり次に使いたい人が、心理的に使いづらくなるっていうことですね。
確かに。
運営者の方はこれを、共有空間っていう環境要因と水切りカゴっていうデバイス設備ですね。
それからルールの周知っていうオペレーション、この3つの複合的な要因じゃないかって分析してるんですね。
なるほど。環境設備運用。
特に問題視してるのが、水切りカゴがあるとそこがなんとなく食器を一時的に置いていい場所っていう、そういう無意識の際になっちゃってるんじゃないかと。
なるほど。カゴがあるからちょっとくらい置いてもいいかみたいな。
そうなんです。誰かが置き始めると、他の人もやってるしってつい自分もってなっちゃう。
これがいわゆる認知の省力化ってやつですね。つまりあんまり深く考えずに楽な方を選んじゃう心理と。
あとは規範の拡散。周りの行動が何か暗黙のルールみたいになっていくっていう現象。この組み合わせで起きてるんじゃないかということですね。
その分析のためにAI、具体的には専用にカスタマイズしたGPTも使ったそうですが、それはどういうふうに役立ったんですか?
運営者の方によると、関連する行動心理学の原則とか過去の似たような問題の対策事例とかをAIに分析させてみたそうなんです。
それで今回の問題解決に特に有効そうなアプローチとして、機能の明確化。つまりその場所が何をするための場所なのかをはっきりさせること。
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あと物理的な容量の制限。置けるスペースを制限するってことですね。この2つが行動を方向づける上で重要そうだという示唆を得たそうなんですね。
なるほど。何をする場所かはっきりさせて物理的にためられないようにするのが効くんじゃないかと。
そういうことです。
その示唆を受けて実際に何か試したこととかはあったんですか?
はい、あったんです。実際に練馬にあるシェアハウスで、まず実験ときに洗い終わったらすぐ拭いて収納するっていうルールを徹底してみたそうなんですね。
口で言うだけじゃなくて、ちゃんと掲示物も使って、そしたらなんと半年間食器の放置がゼロになったそうです。
半年間ゼロですか。それはすごいですね。
これはだから設備そのものを変えなくても使い方、つまりオペレーションを明確にしてちゃんと伝えることの重要性を示している結果かなと。
でもそれだけ効果があったのになぜさらに踏み込んで水切りカゴ自体をなくすっていう判断に至ったんでしょうか?
いいご質問ですね。確かにルール徹底は効果があったんですけど、やっぱり常に注意喚起し続ける必要があったりとか、持続可能性っていう面でちょっと課題があったのかもしれないですね。
なるほど。ずっと言い続けるのも大変ですもんね。
そこでもっと根本的に置きっぱなしっていう行動が物理的に起こりにくい環境を作れないかと考えたわけです。
はい。
それで、シリコン製の水切りマットを選んだと。決め手になったのはまず衛生的にあること。
それからカゴに比べて面積が小さいので、そもそも大量には食器を置けない。これが物理的な容量の自動制限になるわけですね。
置きたくても置けないと。
そうなんです。加えて先ほども出ましたけど、約3000円と低コストだったこともやっぱり大きかったようです。滑り止めシートと合わせても水切りカゴより安かったとか。
なるほど。ルールで縛るんじゃなくて、物理的な環境の方で行動をそっとガイドするみたいな感じですかね。
まさに。新しい運用フローもすごくシンプルになったんです。まず洗う。そしてマットに一時置き。これはあくまで洗ってる間だけっていうのを強調して。
一時置き。
すぐ拭く。そして収納する。この流れですね。
ポイントはマットはあくまで一時置きなんだよっていうのを明確にしたことと、拭くためのダスターを使い捨てにしたそうなんです。
使い捨てですか?
これで毎日清潔な状態から始められるし、衛生面も担保できると。
あと拭いて完了っていう区切りも意識しやすくなる効果もあったみたいですね。
なるほどな。単に物を変えたっていうことじゃなくて、そのスペースが持つ意味そのものをデザインし直したっていうことなんですね。
ここは一時置きの場所ですよと。
まさにおっしゃる通りだと思います。睡眠キリカゴっていうある意味、誤解を生みやすい置き場のサインを取り除いたわけですよね。
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そして小さなマットっていう物理的な制限と明確な指示、これは刑事とか口頭でですね。
それから使い捨てダスターっていう衛生的なリセット、この組み合わせによってここは何もない空の状態が普通なんだっていう新しいデフォルト、つまり初期設定を作り出そうとしたそういう試みと言えると思います。
いやー面白いですね。
今回の記録から見えてきたのは、日常の本当にちょっとした困り事でも、その行動の背景にある心理とか、あるいはそれを形作っている環境のデザインとかをちょっと見直してみることで、意外とシンプルに、しかも結構低コストで解決できる可能性があるんだなっていうことでした。
ええそうですね。このデフォルト、初期設定を再設計するっていう視点は、キッチンの問題だけじゃなくて、本当私たちの身の回りのいろんな場面で応用できる考え方かもしれませんね。
なんとなく当たり前になってるけど、実は無意識のうちに行動を促しちゃってるものって結構あると思うんですよ。
それを見直すことで、より良い習慣とか仕組みとかを作れる可能性があるんじゃないかなと。
そうですよね。あなたの周りにも、なんとなくそうなっちゃってるんだけど、本当は変えたいなって思ってる習慣とか仕組みとかありませんか?
今回のシェアハウスの事例みたいに、環境が持つ意味とかデフォルトを少し変えてみるとしたら、どんな工夫ができそうか、ぜひちょっと考えてみてください。