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2022-12-02 07:42

【第54回】圓橘の会22/11/27

#落語
#三遊亭圓橘
#深川東京モダン館

粋と間抜けの絶妙なバランス『文違い』と、なんと新作新シリーズ開始という、今回も素敵な落語会でした。
次回は樋口一葉の『大つごもり』。この季節ならではの文芸落語をぜひ!
萬丸さんもいいですよ!
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シェアする落語のshikeです。
今日はですね
第405回、私の大好きな山友亭円吉師匠の回、深川東京モダン館に行ってまいりました。
開口一番は、いつもの山友亭まんまるさん。
山友亭まんまるさんのお弟子さんでございます。
雑牌の別バージョンみたいな感じの話、私初めて聞いたんですけど、大変面白かったですね。
着物の着方とか羽織りの解き方なんていうところも、何気に良かったりしまして。
メガネをかけてやった方がいいのか、かけないでやった方がいいのか悩ましいところですが、僕はどっちも好きですというところで、今後ますます人気出てくることに期待したいなと思います。
で、円吉師匠1席目はですね、今回2席ともネタ出しですが、1席目は狂わばなし踏み違い。
改めて聞いてみると、これって難しい話ですね。
円吉師匠のおかげで楽しめたっていうところではありますが、
狂わばなしっぽい、江戸落語っぽい粋な感じと、
この会話のゲームみたいな、騙し合いみたいなところとあって、
やっぱり下げがね、
この田舎の大臣の顔が素晴らしいですよね。
下げでグッとこの満足度が上がってきたなぁっていうところがあって、
円吉師匠ご自身もこの話を楽しんでいるんだなぁっていうのがあって、
じわっとこの落語を聞いた喜びが浮かび上がってくるという、そんな感じでございますかね。
で、中入りを挟んで3席目が、
旗本の娘、沖代という、 この話を知ってる人はいないでしょう。
それもそのはずでございまして、こちらは円吉師匠による新作落語ですね。
で、このお話はどこから始まっているかと言いますと、
以前、 いつぐらい前ですか?そんなに前でもないですね。
不幸者というですね、岡本喜童の小説を 円吉師匠が
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落語に仕立て直した 作品がございまして、
ここに出てくる旗本の娘沖代というのが、
非業の死を遂げるんですが、
それを、 あまりにもその沖代がかわいそうじゃないかっていうことをですね、
救われないということをあるお客さんが 言っていたので、
お叱りを受けたので、 改めて自分でこの
旗本の娘沖代という落語を 作りました。
これをしばらくシリーズでやるって言うんですよ。 シリーズなんです。続きものなんです。びっくりでございます。
なんでびっくりかと言いますと、
落語家が講座でしゃべることですので、 多少の創作が入っているのは当然なんでございますが、
お喜童が救われないというふうに ブログに書いたのは私です。
ただ、 救われない形で終わる落語というのも
良いものなんですよ。 僕の中での代表例は
ジョエアの雪という、 作家の方、ちょっと名前忘れましたけど、作家の方が書かれて、
米朝賞が掛けられて、
米朝一問と、 あと有名なところでは赤目鷹の中で出てきますね。
たてか男春師匠がやるというそういうネタです。 本当にこの落語は救いがないです。
救いがない形で終わります。 そういうのも落語としていいよというふうなことを自分としてはブログに書いたつもりなんですが、
講座上の今日の演説賞はお叱りという言葉で受けまして、
他の方がお叱ったのかもしれませんけども、 いずれにしましてもこの不幸者という、
割と救いのない落語のお喜童という、
旗元の娘を改めて落語にするという、そういうアプローチで続きものということで、このお喜童が結構小さいです。
いくつぐらいなのかな?ちょっとはっきりわかりませんが、明らかにもう
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子供です。 他にも子供が出てきます。
ちょっとワクワク感のあるところもあったりして、 さあここから面白くなるのかなっていうですね。ちょっとワクワクしてきたぞーっていうところで
続きものということで終わってしまいました。
これはですね、今回感想は出せません。 なぜなら感想を感じる前に終わってしまったので、
ただ次への期待感は結構すごいものがあります。 あのお喜童がどうなっちゃうんだろうというところですね。
お喜童がですね、
旗元の娘ですから、 上流階級なわけですけども、
駒が上手い。 駒が上手いっていうですね、
倍回し。米駒になっていく。そういうもので、当時貝でできてたらしいんですが、
そんな知識も得つつ、子供たちが駒に教じるところがあって、それはすごく楽しく聞けたし、
さあここからどれだけ面白い、どんな感じで展開していくのかなーと思ってたら終わっちゃいました。
次はいつになるかわかりませんが、このシリーズ楽しみにしたいというふうに思います。
ということで、シェアする落語の指揮でした。ではまた!
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