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はい、シェアする落語の四家です。
昨日7月4日、仕事をちょっと事情があって早めに切り上げて養生を済まして、その勢いでまた行ってきました。
住吉にある、鈴座のりさらくごですね。
毎週月曜日に昼、毎週木曜日に夜という形で興行があります。
りさらくご、鈴の座と書いて、りさ。
住吉、あの錦糸町のちょっとね、南側にあるところですけども、
詰め込んで40ぐらいのところですかね。
できたばっかりでとっても綺麗です。
この日のりさらくごはですね、三遊亭萬丸さん、立川寸志さん、三遊亭伊織さんのお三方です。
まず冒頭オープニングトークがありまして、
萬丸さんがメガネを買ったという話があまり盛り上がらず、本題の落語家のお中元の話になりました。
落語家がね、お中元をお世話になった方に持っていくというのと、
その時に事前にアポを取ってはいけないと、これお正文もそうだと思いますけども、
そういうルールがあるというのは聞いたことがありましたが、
物の見事に二つ目お三方のお中元の送り方はバラバラでしたね。
師匠によってこうも違うのかというようなところと、
あと談四楼一門っていつの間にか大きくなっちゃったのねというですね、
のを改めて感じましたけども、
寸志さんがね、うまく仕切るんで、なかなかに楽しかったです。
トップバッター萬丸さん、やかん泥ですね。
ちょっとどちらかったかな、なんかかみぎみなセリフが多かった気がしますけども、
あの楽しさはね、全体的な楽しさは全然損なわれてなかったんで良かったですけど、
萬丸さんご本人はちょっと不満なのかもしれない。
お二人目が立川寸志さん。
1000人のお客様のお認めで真打ちになりますという企画を始めたばかりでございます。
寸志さんがですね、野ざらし。
素晴らしかったですね。本当に素晴らしかったですね。
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もう乱れるリズムが乱れるところがない極上のスイングする落語ですよ。
もう最高っすね。
あの野ざらしというネタは立川談志のあたりネタとしても有名で、
立川流ですから影響を受けないはずはないんですけども、
談志師匠の家元のフレーズを持ってくるというよりは、
談志師匠っぽいこの「いよーん」みたいなですね、
ちょっと入れてくるみたいな感じでですね。
やっぱり寸志さんらしい、さりげなく考えたくすぐりが随所で見られて楽しい。
特に後半の釣りをやるところの一人でワーワーやっちゃうあたり、
落語では放送では禁止用語かもしれませんが言っちゃいましょう。
独り気違いというんですね。
自分の妄想だけで楽しくなっちゃう。
妄想がどんどん膨らんで暴走していくという独り気違いというような言い方をしますが、
あのあたりは素晴らしかったですね。本当楽しかった。
寸志さんも10人ぐらい認めたんで真打になってもいいと思います。
でも1000人を目指すというところで応援したいですね。
3人目が三遊亭伊織さん。
エンディングノート、就活イベントに声がかかって出るという話を枕に持ってきて、
その後に片棒というのはですね、かなり練られた構成だと思うんですよ。
ただいまいちなんかうまく繋がってなかったなっていうのと、
あとやっぱりここは片棒じゃないと思います。
なぜか。寸志さんが物の見事に野ざらしで独り気違いを決めたからです。
で、やっぱり片棒は銀であり、銀のお祭りのお葬式はあれば独り気違いでしょう。
一人きちがいに近いですよね。
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そういうことを考えるとうまくやってたのにお客さんの反応いまいちだったなっていうところがちょっと残念かなと思います。
またちょっと他の話も聞いてみたいなというようなところ。
でもこのメンバーのこの話が一人の時間も結構長めにとっているし、
がっつり聞けて、この距離で聞けて、あとちゃんと高座が高い。
高くない高座が多すぎますよね。
高いですよ。この見やすい。
この会場で7時半からっていう頃ね、仕事終わった人が寄れる時間帯で聞いて、
1500円というのは非常にお値打ち、コスパ高いっていう感じですね。
残念ながら今深夜寄席が月1回開催になっているので、
神田連雀亭に加えてこの鈴座、りさらくご、ありがたい存在だというふうに思いました。
というところですかね。シェアする落語の四家でした。ではまた。