2023-02-23 28:23

バナナと闇の歴史

お手軽なデザートとして親しまれている果物、バナナ。
そのバナナに秘められた、どす黒い底なし沼のような闇の歴史についてお話しました!

・バナナを売るために国家転覆
・バナナ戦争とバナナ共和国
・バナナの宿命と遺伝的多様性
・グロスミッチェルとキャベンディッシュ
・バナナの未来と展望


バナナの世界史――歴史を変えた果物の数奇な運命(amazon)
https://amzn.to/3EtvDw1

バナナの花の画像が見られるページです(糸満フルーツ園 けんちゃん)
https://okinawan-avocado.com/2020/03/27/banana/



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00:01
みなさん、こんにちは。 自然を愛するウェブエンジニア、セミヤマです。
今日は、バナナの世界史、歴史を変えた果物の数奇な運命という本についてお話ししたいと思います。
今回はセミラジオの生き物界ということで、バナナの知られざるエピソードについていろいろとご紹介できればと思います。
少し前にも植物の粗鉄についてご紹介したということで、植物が続いてますね。
お手軽なデザートとして、僕たちの食生活に馴染み深いバナナなんですけども、今回エピソードのタイトルをバナナと闇の歴史というふうに銘打ったんですが、
実はそんなバナナの歴史って、尋常じゃないくらい闇が深くて、どす黒い底なしの間のようになってるんですね。
今回はそういうどす黒い底なしの間を覗き込むようなセミラジオ始まって以来の暗黒界になっております。
かなり危険な旅路にはなるとは思うんですが、底なしの間に足を取られて溺れてしまわないよう、最新の注意を払いつつお話ししていきたいと思います。
今回はバナナの世界史、歴史を変えた果物の数奇な運命という本の内容をご紹介していきたいんですが、
この本はロサンゼルス在住の科学系ジャーナリストであるダン・コッペルさんが書いたもので、日本語版は翻訳家の黒川由美さんが手がけられています。
オータ出版から発売した本なんですが、アマゾンで見たところもう絶版になっているようで、今回は中古で購入しました。
この本、もともとは弟であり、ポッドキャスト番組、底抜けに浅く歴史を語るゆうすけのラジオのパーソナリティでもある
ゆうすけがお勧めしてくれて読んでみたんですけど、めちゃくちゃ面白い本なんですよ。
バナナにこんなにもドラマティックな歴史があったんだという驚きに満ちた本なんですよね。
この本を読むまでのバナナについての印象といえば、安くて美味しいとか痛みやすいとかその程度の認識しかなかったんですけど、
この本を読み終えた時、バナナって本当に興味深い植物であり、作物だなぁと思いましたね。
ということで、早速バナナの世界史に綴られている知られざるバナナのエピソードについてお話しできればと思います。
まず生物としてバナナを見た時、どんな植物なのかというところから見ていこうと思います。
03:06
まずバナナの分類上の定義なんですが、
バショウかバショウ族に含まれる植物のうち、果実を食用とする種類の総称になります。
バショウの仲間で、果実が食用になるものをバナナと呼んでいるわけですね。
バナナの木と表現されるように、高さ数メートルにもなる大きな植物なんですが、
実はバナナは木ではなく草なんですよ。
世界最大の草の仲間と言われていて、
木であればリグニンという体を固くする成分が含まれていて、どっしりと立っているんですが、
バナナは草ということで、木のようにがっしりとした体を持ってないんですね。
何メートルもある上に体ががっしりしてないので、
バナナの草が枯れてくると自分の重みで倒れ込んできたりして、
そういう時近くに立っていると危なかったりもするんですよ。
そんな取扱いに注意が必要な一面もあったりします。
で、この世界最大の草としてのバナナの見た目なんですが、
実は結構すごい見た目をしてるんですよね。
僕が好きなゴジラ映画でビオランテという植物怪獣が出てくるんですけども、
ちょっとそれを思わせるような、割と化け物地味た見た目をしてるんですよね。
概要欄にバナナの草の画像が見れるリンクを貼っておきますので、ぜひ見ていただきたいんですけども。
バナナは一本の草に目バナナと尾バナナがついていて、草の本体に近いところに目バナナがあって、
その目バナナから僕らがよく知っているあのバナナの果実が実るようになっています。
その先に尾バナナが生えているんですが、尾バナナにはバナナの果実がつくことはないので、
バナナ農園では尾バナナは切り落としているそうです。
それと園芸種としてのバナナの大きな特徴として、種で増えないということがあります。
種で増えないというか、ご存知のようにバナナって普通の果物であれば入っているはずの種がそもそもないんですよね。
種なしブドウであればジベレリンという薬品を使って種を作らせないようにしているんですが、
バナナはもともと種ができないんですね。
種で増えないならどうやってバナナ農園の人はバナナを増やしているの?ということになるんですけど、
バナナは種をつけない代わりに根っこから生えてくる新芽を使って繁殖することができるようになっています。
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バナナの草はそういう新芽を水平に伸ばして、少し離れた場所で新しいバナナの草が生えてくるようになっていて、
一つバナナの草を植えるとそれだけでバナナのプランテーションができてしまうんですね。
実はこうして新芽から増えるバナナは元のバナナの完全なクローンなんですよ。
種による有生生殖であればお互いの遺伝子を掛け合わせて新しい個体ができるんですが、
バナナというのは基本的には自分の完全なクローンをどんどん増やしていく植物なんですね。
こういうバナナの特徴は作物として見た時、成長期間や熟成期間が一定で管理しやすく安定した品質を保証されることになるので、
生産者にとってものすごく都合が良いというところがあるんですね。
ただ全てがクローンであるということは遺伝的な多様性がないということなので、
後でもお話しするんですが非常に厄介な問題をはらんでもいるんですね。
続いて果物としてのバナナの品種についてお話ししたいんですが、
果物の品種というと、ぶどうであればシャインマスカットとか、メロンだったらアンデスメロンとかが割と有名なんじゃないかなと思うんですけど、
バナナの品種ってあまり一般には知られてないですよね。
僕もこの本を読むまで一つも知りませんでした。
実は僕らがスーパーや八百屋さんで見かけるバナナってほとんど全部がキャベンディッシュっていう品種なんですよ。
フィリピン産もエクアドル産もメキシコ産もほぼほぼ全部のバナナがキャベンディッシュという品種なんですよね。
台湾バナナは違う品種なんですけど、現在流通しているバナナのほとんどはキャベンディッシュという品種なんですね。
ただ実は時間を遡って1950年代頃にスポットを当ててみると状況は全然違っていて、
1950年代には日本でもアメリカでも主要なバナナの品種はグロスミッチェルという品種だったんですよ。
これはキャベンディッシュに比べて大きくて皮が厚くて舌触りは滑らかで濃密でフルーティーな味のバナナだったそうです。
で、1950年代までは主流だったグロスミッチェルがなんでなくなっちゃったのかなんですけども、これがさっきの全てのバナナはクローンであるというお話につながるんですね。
09:11
遺伝的多様性の低いバナナはバナナを枯らせてしまうような病気が発生した時に全ての個体が遺伝的にほぼ同じなわけですから
一気に壊滅してしまう危険性があるんですが、まさに現実にそういうことが起きてしまったんですね。
中南米で発生したパナマ病と呼ばれるバナナを枯らせてしまう病気によってグロスミッチェルは壊滅的な打撃を受けてほぼ絶滅してしまったんですよ。
今でもグロスミッチェルはあまり大きくない規模で作られてはいるんですけど、大規模栽培されてないのでお値段的には割とお高めなんですよね。
日本でもグロスミッチェルは生産されているんですが、主にギフト用として化粧箱付き3本入りで5000円とかで売られているんですよね。
そのうち食べてみたいんですけど、なかなか日常的に気軽に食べるという感じではないですよね。
1960年代にはグロスミッチェルが流通的な意味ではほぼほぼ絶滅してしまったんですが、そういう状況のグロスミッチェルに変わる品種として登場したのが今もスーパーマーケットや八百屋さんに並んでいるキャベンディッシュという品種だったということなんですね。
で、このキャベンディッシュはグロスミッチェルを壊滅させたパナマ病には抵抗力を持っていたんですが、別の病気には弱かったりするんですね。
この遺伝的多様性が低く、特定の病気に苦しめられるというのはバナナという植物が持つ宿命なんですね。
なので1960年代にグロスミッチェルが絶滅した時と比べてバナナを取り巻く状況が変わったかというと、もちろん部分的に見ると技術力や知識が増えて対策が打つているところもあるんですが、本質的にはバナナを取り巻く状況というのは変わってないんですね。
遺伝的多様性の低さによる生産性の安定と病気への抵抗力の無さというのは表裏一体で、園芸品としてのバナナは常にそういう危うさをはらんでいるんですね。
続いては今回ご紹介している本のタイトルにもなっているバナナの世界史についてお話しできればと思います。
今でこそ世界中で食べられているバナナなんですが、本来は熱帯の植物です。
12:05
そのバナナの流通の基礎を作ったのがアメリカ人の船乗りであるベイカーという人なんですね。
1870年にたまたまジャマイカに立ち寄った船乗りのベイカーは、罪として持ち帰ったバナナを売って思わぬ利益を出すことができました。
そのことがきっかけになって、ベイカーはジャマイカに北米輸出用のバナナ農場を作ったんですね。
ベイカーのバナナ農場は成功を収め、彼と相棒が起こしたバナナ販売会社は現在チキータ社として知られています。
かつてはユナイテッドフルーツという社名で呼ばれていました。
さらに19世紀の後半にはライバル会社のスタンダードフルーツ、現在のドールという会社の前身ができて、バナナの流通はその2社を中心に一気に拡大していきました。
で、このあたりからバナナの世界史はかなり物騒な展開も増えてくるんですけども、
1898年には米西戦争、つまりキューバの支配をめぐるアメリカとスペインの戦争が勃発します。
この戦争に勝ったアメリカは、キューバだけではなくラテンアメリカ諸国への支配権を強めていきました。
それから35年間の間にアメリカはラテンアメリカ諸国に28回の軍事干渉を行ったそうです。
ざっくり言うと、アメリカの意にそぐわない出来事が発生した場合、そこに軍を送って力づくで言うことを聞かせる。
それでも言うことを聞かなければ、さらに過激な手段に訴える。そういうことだったんですね。
で、その軍事振興によって各地への支配を強めたアメリカは、福祉的な効果としてそれぞれの地域でバナナを生産することができるようになっていったんですね。
バナナビジネスはアメリカの帝国主義と深く結びついていたわけですね。
こういう話を聞いてしまうと、これまで何気なく食べていたバナナなんですが、スーパーマーケットとかで手に取った時、いろんなことを考えてしまいますね。
例えば1912年には、中米にあるホンジュラスという国にアメリカ軍が侵攻しました。
その結果、バナナ販売会社のユナイテッドフルーツ社は、ホンジュラスに鉄道を付設して、ホンジュラス国内でバナナを栽培するという圧倒的な権限を与えられました。
15:07
そういう話が他にもいろいろありますし、バナナビジネスはそうやって拡大してきたわけですね。
そういうバナナ会社と密接に絡んだアメリカ軍による中南米への軍事侵攻は、バナナ戦争と呼ばれていたそうです。
で、そういうアメリカ資本のバナナ会社によって作られた中南米のバナナ農園では、かなり劣悪な環境で働かされている人がたくさんいたんですね。
1918年だけでもパナマ、コロンビア、グアテマラの3カ国で起きたバナナ農園で働いていた人たちによるストライキが発生し、いずれも米軍によって鎮圧されています。
アメリカのバナナ会社が外国に作ったバナナ農園で働いている人たちの不満が爆発して、暴動が起きると米軍がやってきて鎮圧するという恐ろしい状況が発生してたんですね。
他にもコロンビアで発生した大規模なストライキをコロンビア政府が力で抑え込んだりということもありました。
だいぶオブラートに包んだ表現にしてるんですが、本の中ではより直接的な表現で書かれています。
この時のコロンビアのようにアメリカの大企業の顔色を伺う小国家をバナナ共和国と呼んだそうです。
そんなシリアスな状況がある中で、逆にコメディのような状況も発生していて、
アメリカ社会でバナナがデザートとして浸透することでバナナの皮を踏んで滑るというあの古典ギャグが実際に街中の至るところで発生することになったんですね。
街のあちこちにみんなが食べたバナナの皮を投げ捨てて、それを誰かが踏んづけて滑る、そういう光景が本当に至るところで発生していたそうで、
それを受けて1909年のセントルイスの市議会ではバナナを道端に投げ捨てることを禁じる条例が作られたそうです。
道端に落ちているバナナの皮は社会問題に発展し、回収して肥料にしたり、バナナを投げ捨ては警察によって厳しく取り締まられるなどの対策が取られたそうです。
そんな中でどんどん権力を拡大していったバナナ販売会社の蛮行は収まるどころか、ますますエスカレートしていきます。
さっきも出てきたんですが、中南米のホンジュラスという国では、バナナのバイヤーであるバナナマンサムという人が、
18:08
自分に都合よくバナナの販売を行うために権力の奪還を狙うホンジュラスの前大統領とタッグを組んで、
米軍出身の傭兵を雇って、その時のホンジュラスの政府に対してクーデターを起こすんですね。
これってとんでもないことだなぁと思うんですけど、このバナナのバイヤーのモチベーションとしては、自分に都合のいいようにバナナを売りたいっていうただそれだけなんですよ。
そのためだけにクーデターまで起こして、しかもそれが成功しちゃうんですね。
一体どれだけアメリカのバナナ会社と米軍に中南米の人たちが翻弄されてきたんだろうと思ってしまいますね。
バナナ会社による中南米の国家の転覆は、ホンジュラスだけではなくて、グアテマラでも発生しています。
ユナイテッドフルーツによる支配から脱却するために強硬策を打ち出した、グアテマラのアルベンス大統領という人がいるんですが、
この人はバナナ会社と密接な関係にあったアメリカ政府、そしてCIAの工作によって失脚させられて、外国への亡命を余儀なくされました。
チェコスロバキアから当時のソビエト連邦、そしてメキシコに長居ついて、そこで亡くなったそうです。
バナナビジネスの闇という他ないですよね。 利益のために国をひっくり返すということを平然とやってたんですね。
そんな風にアメリカとバナナ会社が中南米への支配力を強める中で、ユナイテッドフルーツ社は生産地域を完全に支配下に置きました。
暴動やストライキが起きても米軍を動かして鎮圧するという方法で解決してきたわけですね。
ユナイテッドフルーツ社は広告戦略にも余念がなく、現代の多忙な社会に最適な朝食はコーンフレークとスライスしたバナナだという広告を売って、
バナナがいかに健康にとって重要かの教育を促すパンフレットや広告を作成するなどしてアメリカの食文化を変えていきました。
広告って緩やかな洗脳なんだなぁというふうに思いますね。 ここまでバナナの歴史の暗黒面を掘り下げてきたんですが、最後にバナナの現状と今後についてお話ししたいと思います。
21:01
さっきも触れたように、バナナは基本的にクローンとして増えるので遺伝的多様性がほぼなく、そのため致命的な病気が発生した時に壊滅的な打撃を受けてしまうんですが、
実際すでにそういう病気が出現していて、これは新パナマ病と呼ばれています。 すでに各地のバナナ農園で甚大な被害が発生してるんですね。
いずれ現在の主流な品種であるキャベンディッシュも栽培できなくなってしまう可能性すらあるんですね。
かつてグロスミッチェルという品種がそうやって姿を消したようにということなんですね。 なのでキャベンディッシュに代わる新たなバナナの品種改良というのは常に課題になっていて、
ホンジュラスにはバナナの品種改良を行う FHIA ホンジュラス農業研究財団という研究所があって、ここではバナナの品種改良を行っています。
種を付けずクローンでしか増えないバナナをどうやって品種改良をするんだということなんですけど、
基本的には種を付けないバナナなんですけど、実は1万本につき1本くらいの割合で種の入ったバナナができることがあるんですね。
そうやって集めた種を掛け合わせて良い特徴を持った苗を栽培してという途方もない労力がかかるのがバナナの品種改良なんですね。
種を一つ見つけるだけでも大変なのに、その種から良い特徴を持った品種が生まれるとは限らないわけですから、本当に大変なことだと思います。
こういう状況を指してバナナは植物育種化の悪夢であるといった人もいたそうです。
そんな大変な苦労の末に、このホンジュラスのバナナ研究所はゴールドフィンガーという新しいバナナの品種を生み出しました。
それは病気や害虫に強く栽培もしやすいという素晴らしい特徴を持ったバナナだったんですが、
一つだけ現在主流の品種であるキャベンディッシュとは大きく異なる特徴を持ってたんですね。
それはかなりしっかりとした酸味があるということなんですよ。
病気に強く栽培しやすいという課題は解決できるんですが、消費者がこれをすんなり受け入れるかどうかは未知数という新たな課題に直面している。
それがゴールドフィンガーというバナナの品種の状況なんですね。
こうした伝統的な手法による品種改良に限界を感じて、遺伝子組み替えによるバナナの品種改良を目指している研究室もあります。
24:08
遺伝子組み替えについては個人的にはいろいろ思うところはあるんですが、ただ事実としてそういう状況があるということなんですね。
アフリカではバナナを主要な作物として消費している国もあるんですが、そうした国ではバナナの病気で生産数が減ることは大きな影響をもたらすことになります。
遺伝子組み替え作物については野外栽培を禁止している国が多いんですが、そういう背景もあってアフリカのウガンダでは遺伝子組み替えバナナの試験農場を作ることを許可したそうです。
はい、ということでバナナと闇の歴史と題して、バナナの世界史、歴史を変えた果物の数奇な運命という本の内容をご紹介してきました。
これからバナナと人類の関係や状況がどうなっていくのかわかりませんが、バナナの主要な品種であるキャベンディッシュもいろんな病気に苦しめられているという状況もありますし、
おそらくこれからも激しく変化していくんだろうなと思っています。
で、今遺伝子組み替え食品としてのバナナの話が出たんですが、いつもはそういう意見が割れるところに突っ込んでいきたくないなと思ってるんですが、
今回は闇界ということでちょっとだけ踏み込んで話してみようかと思います。
遺伝子組み替えについては、まあいろんな意見があるかなと思います。
この本の作者自身は、そこにバナナの未来があるというふうに書いてるんですが、個人的には手放しでそういうものを美味しく食べられるかというと、正直かなり抵抗がありますね。
もちろんあくまで僕個人の考えであって、いろんな考えがあっていいと思っています。
まあでも、遺伝子組み替えでないという表記がされていても何割かは入っていることもあるみたいですし、その値の表記についてもまた基準が変わるみたいなんですが、
なので遺伝子組み替え食品を完全に排除して生きることは既に難しい世の中になっているのかもしれませんけど、
自分の価値基準としてはそういうものを好んで食べようとは思えないんですよね。
危険性が証明できないのに否定するのはおかしいと思われる方もいらっしゃるかもしれないんですが、
その時点で危険性が確認できなくても長期的に体に取り込んだ時に影響がないかどうかは未知数だと思うんですよね。
27:10
で、大丈夫じゃなかった時誰も責任を取ってはくれないんですよね。理由としてはその辺りですかね。
なので僕自身はこの本の作者の出した結論とは違う考えを持ってはいます。
はい、ということなんですけども、今回本当に闇回になっちゃいましたね。
今回ヘビーだったので、次回はあまり重くなくて毒にも薬にもならないマシュマロのようにふわふわした捉えどころのないテーマを持っていきたいなと思ってるんですが、
果たしてどうなることやらという感じです。
そんなセミラジオですが、よかったら今後も生温かく見守っていただけると嬉しいです。
セミラジオではお便りを募集しています。概要欄のフォームやツイッターでハッシュタグセミラジオでご感想いただけると嬉しいです。
今日はバナナの世界史、歴史を変えた果物の数奇な運命という本についてお話しさせていただきました。
ご視聴ありがとうございました。
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