そこまで序章的な方向にはいかなかったように思うんですが、
こうやっていろいろと考察できる余地がある歌詞なんですね。
ロンドンさんには特に東南斜節の方に腹落ち感があったと言っていただけました。
いやー嬉しいですね。考えた甲斐がありました。
そして以前もランニング中にセミラジオを聴いていただいているというお話がありましたが、
今回もランニング中だったということで、
走るのにはいい季節になってきましたよね。
翼の折れたエンジェルという曲のタイトルから、
今回のエンジェルストライク説などにも発展したんですが、
趣のあるいい曲名ですよね。
このタイトルだけでもいろいろと想像が膨らむというか、
直接関係ないんですけど、
ドラゴンボールZというアニメのエンディングテーマで、
僕たちは天使だったという曲がありましたね。
魔人ブーヘンで関わってた歌なんですけども、
この歌もドラゴンボールらしからぬちょっと切ない曲調の歌で、
結構好きだったりします。
というところでロンドンさんお便りありがとうございました。
続いてグレさんからお便りをいただきました。
セミヤマさん、たて続けにこんにちは。
ツイッターでつぶやいた通り、歌詞が気になる合唱曲、
大事な1曲を失念しておりましたので、
お便りをお送りさせていただきました。
11分という非常に長い曲ですが、
チコタンを乗り越えた方なら、
いや、乗り越えられなかった方でもこれならいけるはず。
その名も、
歌えない方にもスライド担当という重役がございますので、
ぜひご一緒に。
合唱曲でスライド担当とは何ぞやと思った方は本編をどうぞ。
また面白い歌詞の合唱曲を思い出したら送らせていただきますね。
それでは。
とのお便りをいただきました。
グレさんありがとうございます。
グレさんには前回、歌詞が気になる合唱曲のリストを送っていただきまして、
セミラジオでご紹介させていただいたんですが、
お便りにもある通り、大事な1曲を送り忘れていたということで、
今回追加で1曲送っていただきました。
その曲、
なんと、組曲ニコニコ動画を合唱で歌うとか想像もしてませんでした。
しかもグレさんが送ってくれたyoutube動画の日付を見ると、
2022年ということで割と最近ですよね。
これが2007年とかならわかりますけど、
これ2022年にホールで合唱してたんですね。
組曲ニコニコ動画15周年を記念してということだったみたいなんですけど、
いやー、すごいですね。
完全に時空が歪んでますよね。
僕も最近初代ポケモンとか90年代のゲームばっかり遊んでますし、
時空の歪みが修復不可能なレベルになっていて、
どうしたらいいのかわからないんですけど、
まあ楽しいからいいかって思ってますね。
そもそもの組曲ニコニコ動画という曲なんですが、
これは2007年6月にニコニコ動画にアップされたもので、
当時ニコニコ動画で流行っていた、
主にアニメとかゲームの曲をメドレーにしたものなんですね。
僕もこの曲知ってました。
合唱曲になっているのは知らなかったんですが、
原曲は聞いたことありますね。
今回グレさんが送ってくれた合唱バージョンと、
ニコニコにアップされている原曲の方も通しで聞かせていただきました。
原曲の方、ものすごく久しぶりに聞きましたね。
精神が2000年代この頃に強制的にタイムリープさせられましたし、
持ってかれましたね。
鈴宮春日のハレハレ愉快とか、ロックマンのエアーマンが倒せないとか、
オックセンマンとか、懐かしい曲のオンパレードで、
謎の感動を覚えました。
このあたりの曲は僕もニコニコ動画で散々聞きましたね。
合唱曲の方のスライド担当についても、
グレさんが送ってくれたyoutube動画を見て納得できました。
今述べたようなキーワードにどれか一つでも反応された方は、
概要欄に動画リンクを貼っておきますので、
ぜひぜひチェックしてみてくださいね。
グレさん、また一つ、合唱曲におけるマスターピースを教えていただきありがとうございました。
続いて、Xでヤマチキさんにいただいたコメントをご紹介させていただきます。
歌詞が気になるにはちょっと遠かったので、
セミアマさんが初代ポケモンを完全完走したこのタイミングで、
こちらの曲を紹介させてください。
自分はこの曲大好きで、ポケモン世界での冒険や、
ポケモンとトレーナーの関係性に思いを馳せながら聴いていると、
胸が熱くなります。
とのコメントをいただきました。
ヤマチキさん、ありがとうございます。
こちら、2020年に公開されたポケモンのスペシャルミュージックビデオガッチャと、
その動画で流れていたバーンプオブチキンのアカシアという曲について、
ご紹介いただいたコメントになります。
このミュージックビデオは、
ポケモンとバーンプオブチキンのタイアップ企画として制作されたもので、
歴代のポケモンの主人公やライバルのトレーナーたちとの関係性やバトルが、
ハイクオリティなアニメーションによって描かれるポケモンファンならずとも、
胸が熱くなる作品になっています。
僕は以前からこのミュージックビデオの存在を知ってはいたんですが、
初代ポケモンの世界で少なくない時間を過ごしてきた今、
改めて見てみて、以前見た時よりも深い考えを抱くことができました。
僕はまだ初代しかプレイしてないので、知らないキャラクターもたくさんいるんですが、
純粋にアニメーション作品としてクオリティが高いですし、
音楽と相まって感情を揺さぶる映像作品になっているなと改めて思いました。
動画の冒頭で線路を歩く4人の少年の姿が映ってますが、
初代ポケモンの冒頭で主人公の部屋に置いてあるテレビを調べると、
男の子が4人、線路の上を歩いてる。
僕ももう行かなきゃ、というテキストが流れます。
そしてまたこれは映画スタンドバイミーの有名なワンシーンのオマージュでもあるんですね。
いろんなところにリンクしてるんですよね。
3分ちょっとのミュージックビデオなんですが、ものすごく情報量が多くて、
僕もまだ読み取れてないところが多いんですが、
これからいろいろとポケモンのタイトルをプレイしていく中で、
あーガッチャのこのシーンってここに繋がってたんだと気付けるんじゃないかと思っています。
そこも楽しみにしてますね。
このガッチャ概要欄に貼っておきますので、ぜひぜひチェックしてみてくださいね。
というところでヤマチキさんコメントありがとうございました。
それではそろそろ本編に行きたいと思います。
今流れているこの曲、初代ポケモンの音源なんですが、
こちらポケモンゲームサウンドライブラリーというサイトからダウンロードした音源を流しております。
著作権的に大丈夫なのかということなんですが、ご安心ください。
大丈夫なんですね。
初代ポケモンに関しては商用利用でない範囲であれば、
こうやって音源を利用することが可能になっています。
こちら僕が最近聞かせていただいているゲーム系ポッドキャスト番組、
ゲームのたきつぼの初代ポケモンの思い出回で、
ポケモンゲームサウンドライブラリーや音源利用についてお話しされてまして、
そこで知ったんですね。
今回セミラジオも初代ポケモンについて話したいということで、
こうやって音源を流しております。
ゲームのたきつぼはレトロゲームから最新のゲームまで幅広くお話しされているポッドキャスト番組なんですが、
初代ポケモンの思い出回をきっかけに聞き始めました。
ゲームが大好きなお三方がいろんなゲームについて楽しくお話しされていて、
レトロゲームに関する話題も多いのでとても楽しく聞かせていただいています。
スーファミのダイナウォーズという僕がリアルタイムで遊んでいたゲームについてお話しされてまして、
まさかこのタイトルをピンポイントで取り上げる番組があるとはと、
ものすごく驚き、感動しまして、お便りを送らせていただいたりもしましたね。
ゲームのたきつぼの初代ポケモンの思い出回、とても内容が濃くておすすめですので、概要欄からぜひチェックしてみてくださいね。
このセミラジオでも告知してたんですが、
先日セミラジオのYouTubeチャンネルのライブ機能を使って初代ポケモンのタイムアタックRTA実況配信にチャレンジしました。
たくさんの方に来ていただいてコメントや応援をいただきとてもうれしかったです。
皆さん本当にありがとうございました。
アーカイブもあるので未検の方はよかったら概要欄からチェックしてみてくださいね。
タイムアタックの結果としてはクリアまでのタイムは3時間25分28秒でした。
この初代ポケモンでのRTA、リアルタイムアタックは最初から始めるを選択してからエンディングのThe Endが表示されるまでのタイムを競うものですね。
昨年末にも初代ポケモン赤で初見でのクリアを目指すという配信をやったんですが、
この時はクリアまでに2日間で総プレイ時間が20時間以上かかりました。
今回は3時間25分28秒でクリアすることができたということでかなり短縮できましたね。
今回大幅に短縮できたのは自分だけの力では全くなくて、これまでにRTAに挑戦されてきたモサ達がYouTubeなんかにあげているプレイ動画を参考に自分で資料を作ったりチャートを作ったりしてようやくそのタイムが出せたというものでした。
本番の配信では練習でプレイしたどの回よりもいいタイムが出せましたね。
これは配信中コメントで応援してくださった皆さんのおかげだと思っています。
見てくれている方たちがいるというのがいい意味で緊張感と集中力をもたらしてくれました。
今回は僕が特に愛着があるネズミのラッタというポケモンを主軸にRTAを走りました。
だいぶプレイが危なっかしいところもあって、敵の強烈な攻撃を運良くラッタが避けてくれて救死に一生を得るみたいな局面もありました。
ミスも一度や二度ではなかったんですが、どうにか致命的なミスは回避して自己ベストのタイムを出せたのはとてもうれしかったですね。
ちなみに日本版初代ポケモンRTAでの最短記録、つまり最短クリアタイムは1時間56分17秒ということみたいです。
クリアまでの時間が2時間を切っているんですね。
とてもこの域までは行ける気はしないんですけども、RTAって1秒でも早くゲームをクリアするために色々と通常のプレイを逸脱したことをやったりするので、
自分が知っているゲームのRTA動画を見ていると、色んな発見や意外性があって面白いんですよね。
ラッタ配信を終えてからも初代ポケモンのRTA動画は結構見てますね。
そして先日Xの方でポストしたんですが、初代ポケモンで集めることができる全151種のポケモンをすべて集めてポケモン図鑑に記載することができました。
これは昨年末に約20時間の初代ポケモンほぼ初見プレイを実況配信して、どうにか初代ポケモン赤をクリアした時のセーブデータをそのまま使ってポケモン収集をやり始めて、約2ヶ月の期間をかけて全151種をコンプリートしたものになります。
いやー、遊びましたね初代ポケモン。
昨年末に実況配信にチャレンジするまでは初代ポケモンというのはほぼ遊んだことがなかったんですけども、こんなに遊ぶことになるとは思いませんでした。
まあでも、もともと物量があるものに惹かれるところがあるので、実況配信がいいきっかけになったということかなと思います。
初代ポケモンで全151種をポケモン図鑑に記載するにあたって、僕がプレイしたソフトが初代ポケットモンスター赤緑青になります。
初代ポケモンには赤でしか捕獲できないポケモンや緑でしか捕獲できないポケモンというのがいまして、赤のみ緑のみでは全151種を集めることはできないんですよね。
なので赤も緑もそれぞれクリアするまで遊んで、それぞれのソフトで必要なポケモンを集めて、ゲームボーイアドバンスSPを2台用意して、ポケモンを交換するための通信ケーブルも互換品をAmazonで買って、生まれて初めてポケモンの通信交換をしましたね。
当時遊んでいた人たちは友達とケーブルで交換してたと思うんですけど、赤のセミ山と緑のセミ山でポケモンを交換するわけです。
今回青もプレイした理由としては、1回のプレイで1体しか入手できないイーブイというポケモンがいるんですが、このイーブイ、特殊なアイテムを使うことで3種類のポケモンに進化させることができるんですよ。
で、赤で炎属性のブースター、緑で雷属性のサンダースに進化させて、その2種はポケモン図鑑に記載できたんですが、水属性のシャワーズを図鑑に記載するために青もプレイしたんですよね。
で、そのために青でまた1からゲームを始めて、中盤くらいまでプレイして、イーブイをゲットしてシャワーズに進化させて、またもう1台のゲームボーイアドバンスSPを引っ張り出してきて、赤のセミ山と青のセミ山で通信ケーブルで交換して、ということをやって150種まで集めたわけです。
で、実は最後の1体、151種目のポケモンというのが問題で、これがミュウというポケモンなんですが、このミュウ、通常のプレイでは入手することができないんですよ。
ミュウはもともと隠し要素として設定されてたポケモンで、初代ポケモンの発売当時はミュウを配布するイベントが企画されていて、そのイベントに行った人だけが入手できる特殊なポケモンだったんです。
今現在は初代ポケモンでミュウを配布しますというイベントも今後開催されることはおそらくないと思いますので、本来はミュウを入手することはもはやできないはずだったんですが、実は今現在もバグ技によってミュウを入手することができるんですね。
僕は150種目のシャワーズを入手した直後に、このミュウを入手するバグ技というのをやってみまして、うまくいくかだいぶ不安だったんですが、無事ミュウを入手してポケモン図鑑を完成させることができました。
攻略サイトに書いてある手順通りにやったんですが、書いてある通りに進まなかったり、どのボタンを押しても全く先に進まなくなって焦ったり、でもしばらく時間が経ったら進んだり、予想外のことがいろいろ起きてかなりヒヤヒヤさせられました。
途中で主人公の姿が消えて、画面中をモンスターボールが飛び交っているみたいな局面があって、それがものすごく怖かったです。
ともあれ、そのままゲームがバグって進行不可能になるということもなく、無事にミュウを捕獲できて良かったです。
今回ポケモン図鑑に記載した全151種については、ポケモン図鑑の全画像、そして全説明文を僕のやっているブログ、セミブログに記事として記載しました。
こちらもよかったら概要欄からチェックしてみてくださいね。
そして初代ポケモンには先ほどお話しした赤緑青の他にもピカチュウバージョンというのがありまして、これはその名の通りピカチュウを大きくフィーチャーしたバージョンになっています。
先日の初代ポケモンRTA配信の中で、初代ポケモンは赤緑青と立て続けに遊んできたので、さすがにピカチュウバージョンはちょっと寝かせようと思いますと言ってはいたんですが、ちょっとだけやってみようと思って起動したら、気がついたらクリアしてました。
いやー、ポケモンの魔力ですよね。結局この3ヶ月ぐらいで初代ポケモンの赤緑青ピカチュウ全バージョンをクリアしてしまいました。
ピカチュウバージョンは初代赤緑が発売されてから約2年後の1998年9月に発売されたんですが、ポケモンのアニメ版というのがその前年の1997年12月から放送開始しています。
ピカチュウバージョンでは赤緑青で最初の相棒として選べたヒトカゲ、フシギダネ、ゼニガメの3体に変わってピカチュウを最初から連れて歩くことができます。
これってアニメ版ポケモンの冒頭と同じ流れなんですよね。
その他にも赤緑青では登場しなかった悪の組織ロケット団のキャラクターがアニメから逆輸入する形で登場したり、ピカチュウが雷中に進化するための雷の石を拒否したりといろんなところでアニメとリンクしているバージョンなんですね。
赤緑青ピカチュウの4バージョンで基本的なゲームの流れというのは一緒なんですが、僕は全部クリアした今の時点でも全然飽きてないですし、これからも初代ポケモンというのは何度も遊んでいくんじゃないかと思います。
やっぱり初代ポケモンが本当によくできた遊びがいのあるゲームだったということだと思うんですよね。
ポケモンが151種もいますし、今回はこのポケモン育ててみようとか、連れて行くポケモンを変えるだけでも毎回新鮮な気持ちでプレイできるんですよね。
初代ポケモンは開発会社であるゲームフリークの代表、たじりさとしが中心となって6年という歳月をかけて完成させたゲームでした。
たじりさとし、初代ポケモンの主人公のデフォルトネームの一つであり、アニメポケモンの主人公の名前でもあるさとしはおそらくこのゲームフリーク代表のたじりさとしから名前を取ったんだと思います。
最近このたじりさとしのインタビューをまとめた、たじりさとしポケモンを作った男という本を買いました。
すでに絶版になっている本で微妙にプレミア価格になっちゃってるんですが、どうしても読みたくてフリマサイトで購入しました。
この本、色々と興味深いことが書いてありまして、たじりさとしって東京の町田出身なんですね。
たじりさとしは1965年生まれということで、当時の町田は今とはかなり違ってて、東京の中でも郊外という感じで割と自然が多いのどかなところで、
そこでたじり少年は貝の化石を掘ったりザリガニを捕まえたりのどかな少年時代を過ごしてたそうなんですね。
その後町田は宅地造成されてだいぶ雰囲気も変わったんですが、その少年時代の思い出というのがポケモンの世界観の根底にあるということが書いてありまして、
僕も山梨県という人口密度の少ない県で生まれ育って、その辺で見つけたクワガタとかトカゲとかを捕まえて飼ったりしてましたし、
その辺りの感覚って結構共有できるなって思ったんですよね。
セミラジオでも何度かお話ししたと思うんですが、
父の実家のすぐ近くにある高校の敷地に父と弟と3人でおもむろに入って、
セミの巣穴にやかんで水を流し込んで、水攻めにあった幼虫が苦しくなって出てきたところを捕まえたり、
あと冬に公園に遊びに行って転がってる木材を崩してみたら、中にコクワガタの青虫が入っていたみたいなこともよく覚えてますね。
へー、こうやって越冬するんだとか思ったんですけど、
今はそうやって野外に出て昆虫を捕まえたり追いかけたりすることもなくなったんですけど、
そういう自分の現体験と今ポケモンで遊んでることはリンクしてるかもしれないです。
一方で結構意外だなと思ったのは、
そのゲームフリーク代表の田尻悟がジョン・ウォーターズという人の撮った映画に強く影響を受けていたというところでした。
ジョン・ウォーターズはアメリカの映画監督なんですが、ピンクフラミンゴという映画で知られています。
この映画、史上最低の悪趣味映画と評されてるんですが、
田尻悟はそのピンクフラミンゴをはじめとするジョン・ウォーターズの映画に強い感銘を受けていたということで、
ポケモンの制作者がそういう作品に影響を受けていたというのがかなり意外でした。
ただ初代ポケモンってそういう田尻悟のある種の一面を反映しているのか、
どこか薄暗いものを感じさせるところもあるんですよね。
例えば初代ポケモンで最初にもらえるヒトカゲというポケモンがいます。
その説明文をちょっと引用しますね。
生まれた時から尻尾に炎が灯っている。
炎が消えた時、その命は終わってしまう。
って書いてあるんですよ。
このヒトカゲというのは最初のパートナーとして選べるポケモンなので、
ゲームを開始して数分でこのテキストは読めるわけなんですけど、
いきなり命が終わるということについて言及してるんですよね。
さあこれから夢いっぱいワクワクの大冒険が始まるぞっていう世界観にしたいなら、
いきなりそういうことは書かないと思うんですよね。
こういうどこか薄暗いものを感じさせるテキストが
ポケモン図鑑の説明文やゲーム内のテキストに結構あるんですよね。
ポケモンって明るい部分ももちろんたくさんあるんですけど、
そういう薄暗い部分も確実にあるんですよ。
ポケモンがただただ明るいだけの世界だったら、
そんなに深みって感じられなかったと思いますし、
そういうところにもまた引き付けられている気がします。
初代ポケモンって起伏に富んだストーリーとか、
どんでん返しとかはないんですけど、
そういうポケモン図鑑の説明文とか、
それぞれのキャラクターの発するセリフの一つ一つに
ある種の重みとか実感みたいなものを感じるんですよ。
そういうテキストの味わいとか、面白み、世界観も
魅力の一つじゃないかなって思います。
あと特に印象深かったポケモン図鑑の説明文で言うと、
怒りざるというなぜかいつも怒っているポケモンがいるんですけど、
この怒りざるの説明文が良かったですね。
赤緑の説明文はいつも猛烈に怒っており、
逃げても逃げてもどこまでも追いかけてくるという感じなんですけど、
ピカチュウ版の説明文はちょっと違ってて、
周りに誰もいない時だけは怒るのをやめている。
しかしそれを見るのは難しいって書いてあるんですよ。
なんだかちょっと文学的な趣すらありますよね。
いつも怒りまくって周りを威嚇している人が
一人の時だけは本来の自分に戻るみたいな
人間界にも置き換えられるような一文なのかなと思ったりします。
で、サトシに話を戻しますけど、
ゲームフリークという会社も今でこそポケモンのヒットで大きくなりましたけど、
かつてはいろいろ大変なこともあったみたいで、
たじりサトシ、ポケモンを作った男ではそのあたりが詳細に語られています。
一つ驚いたのは、ある時ずっと男性しかいなかったゲームフリークに
女性のスタッフを入れたそうなんですが、
そうしたらその女性が複数の男性社員と関係を持ってしまい、
人間関係が壊れてしまったと言うんですね。
で、その女性をめぐって社内で地上のもつれがいろいろあって、
会社を二分する大騒ぎになって、会社が社長派と反社長派に分かれて、
なぜかその反社長派の人にその女性がいると。
で、この子を辞めさせるなら俺も辞めるという感じで、
結果的に当時の社員の半分が辞めちゃったみたいです。
すごい話ですよね。
当時ゲームフリークは10人くらいの会社だったんですが、
それが5人くらいになったということみたいで、
かなり大変だったんじゃないかなと思います。
しかもそのことをたじりさとしが、
チュンソフトの中村光一社長に相談したら、
俺はそういう社内の人間関係とかは面白がって見てるけどね、
みたいなことを言われたというふうにも書いてあって、
いろいろすごいなと思いました。
チュンソフトは以前セミラジオでお話しした、
トルネコの大冒険不思議のダンジョンを作った会社ですね。
で、ここからは僕の勝手な妄想なんですが、
初代ポケモンにルージュラというポケモンがいまして、
このルージュラは人間の女性に近い姿をしたポケモンなんですね。
赤と緑ではこのルージュラ、
ゲーム中に登場するポケモントレーナーにもらうことでしか入手できないんですが、
そうやって入手したルージュラにはマサコって名前がついてるんですよ。
で、なんとなく自分の中でそのゲームフリークを崩壊寸前に追いやった女性とルージュラのイメージがリンクして、
もしかしたらその女性、マサコって名前だったのかもしれないなって思いました。
これは完全な僕の妄想です。
あと、全国のマサコさん、もし聞かれてましたら本当にごめんなさい。悪気はないんです。
僕が今後ポケモンでやろうと思っていることがいくつかありまして、最後にそれをお話ししようかなと思います。
まずはアニメですね。
そんなにぶっ続けでは見れないと思うんですが、
少しずつ見ていって初代ポケモン関東地方の冒険に関するエピソードについてはひとまず全部見たいなと思っています。
これはアニメポケモンの1話から77話までに当たるみたいです。
77話、なかなかのボリュームですね。
そしてもう一つはゲームですね。
ポケモンや関連のゲームを初代の他にもいくつか入手してるんですが、
Nintendo DSのポケットモンスタープラチナでポケモン図鑑を完成させるというのをやろうと考えています。
プラチナは2008年に発売されたソフトで、その2年前に発売されたポケットモンスターダイヤモンドパールの完全版にあたります。
このプラチナでは全部で493種類のポケモンをポケモン図鑑に記載することができます。
493種類。
今回僕が集めた初代ポケモン151種類の3倍以上あるということでとんでもない物量なんですけども。
で、この493種類のポケモンというのは実はプラチナ単独では全てを集めることができません。
そうなると、じゃあダイヤモンドとパールでしかゲットできないポケモンがいて、
その3本のソフトがあれば全部集められるんじゃないかと思われるかもしれないんですが、
これもちょっと違ってまして、
確かにダイヤモンドでしか入手できないポケモン、パールでしか入手できないポケモンというのはいるんですが、
これだけだと493種類全部を集めることはできないんですよ。
どういうことかというと、実はプラチナとポケモンを交換したり、
ポケモンをプラチナに送ったりすることができるソフトというのは、
Nintendo DSとGame Boy Advanceに全部で9タイトル存在するんですよ。
まずDSのソフトから言うと、先ほども名前が出たダイヤモンドとパール、
そしてハートゴールドとソウルシルバーというタイトルがあって、
Nintendo DSのこの4つのソフトは、
プラチナとワイヤレス通信を使ってポケモンをお互いに交換することができます。
それとGame Boy Advanceで出たファイアレッド、リーフグリーン、ルビー、サファイア、エメラルド、
この5本からもゲーム中で捕まえたポケモンをプラチナに送ることができます。
違うゲームハード同士でどうやってポケモンを送るのかというと、
Nintendo DSってDSのソフトを指すスロット以外にもGame Boy Advanceのスロットが付いてるんですよ。
で、DS用のスロットにプラチナを指して、
Advance用のスロットにAdvanceのポケモンを指すと、
Advanceのソフトで捕まえたポケモンをプラチナに送れるんですよ。
これらのソフトでそれぞれポケモンを捕まえて、最終的にプラチナに送ることで、
ようやくポケモン図鑑を完成させることができるんですよ。
ただ、初代のMewのように過去の配信でしか入手できない、現在は入手方法がないポケモンもあるので、
そこはどうしようかなぁと考えてたんですけども、
とりあえず、さっき名前を挙げたAdvanceのFireRed、LeafGreen、Ruby、Sapphire、Emeraldと、
DSのDiamond、Pearl、Platina、HeartGold、SoulSilverの全10タイトルをフリマサイトで購入したんですよ。
そしたら、そうやってフリマサイトで購入したSoulSilverのセーブデータに、
これはもうどうやっても入手できないかなぁと思ってた、配信限定の通常のプレイでは入手できないポケモンがごっそり入ってたんですよ。
かなりびっくりしたんですけど、これはもう今からでも、もしかしたら、
Platinaでポケモン全493種類コンプリートいけるんじゃないかと思いまして、
いつになるかわからないんですが、ライフワークみたいな感じでやってみようかなぁと思っています。