今回は「ときめきメモリアル」に登場する唯一無二の女子高生マッドサイエンティスト、紐緒結奈さんについてお話しました!
・修学旅行で宇宙人と対決!
・文化祭で物質転送装置を実演!
・世界征服ロボ VS 真・世界征服ロボ
・僕なりの紐緒さん論
紐緒さん告白シーン(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=qATa36OmSKQ
卒業式前の決戦/真・世界征服ロボ(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=udfYRBmL22Y
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みなさん、こんにちは。自然を愛するウェブエンジニア、セミヤマです。
今日はトキメキメモリアルに登場する女子高生マッドサイエンティスト
紐緒さんについてお話ししたいと思います。 今回は少女よ、野望を抱け
紐さん論と銘打ちまして、無印とキメモに登場するキャラクターである
紐ゆいなさんについてお話ししていきたいと思います。 無印とキメモの紐さんルートについてはネタバレ全開で
水泳部の清川さんルートについては、クライマックスの一部のセリフについてネタバレありでお話ししていきますので
ご注意いただければと思います。 改めてトキメモというゲームについて
ざっくり概要をお話しさせていただきますと、プレイヤーは私立きらめき高校という名門校に通う
一男子生徒として3年間の高校生活をシュミレートする中で、きらめき高校に通う個性的かつ魅力的な女の子たちと出会い
交流していくことになります。 このきらめき高校には卒業式の日に校庭の外れにある古い大きな木の下で女の子から告白して生まれたカップルは
永遠に幸せになれるという伝説がありまして、ゲームの目的としてはきらめき高校で女の子と交流し
学生生活を楽しみながら最終的には異虫の女の子に告白されることを目指す という作品なんですね
ひもさんというのはそんな無印、トキメモのヒロインの一人 つまり攻略対象であり、きらめき高校に通う主人公の同級生なんですよね
ひもさんがどういう人なのか、そもそもなぜ今回セミラジオでひもさんを紹介するか なんですけども
ひもさんというのは見た目も言動も行動も非常に個性的なキャラでして あらゆる恋愛ゲームのキャラクターの中でも
もっと言ってしまうとあらゆる創作物に登場するキャラの中でも かなりぶっ飛んでる人だと思うんですよね
今回の配信にあたってトキメモのスーファミ版とプレステ版でそれぞれ ひもさんルートをクリアしたんですが
本当に面白いなぁと思いましたし、ところどころ声を上げて笑ってしまいました シンプルにぜひ皆さんにご紹介したいなぁと思ってるんですよね
あともう一つ理由があるんですが それはまた後でお話しさせていただければと思います
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でまず見た目からいくとひもさんは前髪で右目を隠した独特の髪型をしています ちょっとゲゲゲの鬼太郎に似てますね
ちなみにひもさんや鬼太郎のように片目を隠した もしくはルパン三世の次元大助のように両目を隠したキャラの髪型のことを
ネットスラングで目隠れというみたいです あともう一つひもさんの髪型について言うと僕は中学か高校生の頃に
ひもさんの髪型かっこいいなぁと思って行きつけの床屋さんにひもさんのイラストを見せて こういう髪型にしてくださいと頼んだことがありました
その時は 店員さんを困らせちゃいましたね
今になってとても申し訳なく思うんですけども そんな僕の黒歴史は置いておくとしてひもさんはそういう片目を隠した
ミステリアスな雰囲気の人なんですね でひもさんは理系の天才でゲーム中は科学部
もしくは電脳部に所属してまして機械の発明や製作 プログラミングなどあらゆる方面のエンジニアリングに長けていて
科学と実験が大好きという人なんですよ 人体実験も大好きで主人公もよくいろんな効果のある謎の薬を飲まされて大変なことになったり
するんですけど そういう一般的な倫理観にとらわれないというか そもそも持ち合わせていない女子高生にしていわゆるマッドサイエンティストで
それを自然体でやっているというキャラなんですよね ここまでお話してきた中でもかなり独特なキャラクターだということを感じていただけるん
じゃないかなと思います 相当トリッキーなキャラなんですが すごいのは恋愛シミュレーションゲームというジャンルを開拓した
1994年発売の無印トキメキメモリアルにひもさんというキャラがいたということですよね 恋愛シミュレーションゲームの元祖であるトキメモに主人公のおさなじみであり
大本命の藤崎しおりがいて 他にも個性豊かな魅力的なキャラクターがいて
さらに豪速級かつ変化級のひもさんというキャラがいるというのは 本当にすごいことだと思います
でひもさんというのは割と自己中心的というか 普通に生きている人たちをくだらないと言って見下しているところがありまして
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主人公に対してもかなり小馬鹿にした言動をとることが多いんですよね 例えばひもさんと同じ科学部に入部して普通に実験していると
くだらない実験ね まあ頑張りなさい
みたいなことを平気で言ってくるわけです 他にも実生活ではあまり言われたくないようなセリフを次から次へと言ってくるんですよね
正直かなり好みは分かれるキャラだと思います 誕生日プレゼントを送ると
未来の支配者に対する礼儀をね 開けてもいい?と言って明らかに喜んでるんだけど
あえて素っ気ない態度を取ったりもします そういう自分の感情を素直に表に出したり表現するのが苦手というか
素直じゃないところもひもさんの性格として一つあるんじゃないかと思います あとひもさんルートで発生するイベントとして
怪しげな機械を使って悪さをするというのが結構あって ゲームセンターのメダルゲームで大量のメダルを積み上げて
私の実力よみたいなこと言ってドヤ顔をしてるんですけど メダルゲームの筐体に自作の変な機械繋いで操作してるんですよね
で銀行のATMもこれくらい簡単にハックできたら研究資金に困らないのに みたいなことをブツブツ言ってるんですけど
こういう一般的な倫理観とか正義感に囚われないところが ひもさんの面白いところなんですよね
刑法に照らし合わせれば何かしらの罪に問われるような行為も平然とやってのけるわけです ここでちょっと関連するトピックとしてドラえもんのジャイアンのお話をしたいと思います
ドラえもんのキャラクターの人気投票でジャイアンって割と上位に来ることが多いんですが これについて精神科医のかやまりかさんが興味深い考察をされてまして
かやまさんの今時の常識という本からちょっと引用するんですが もしかすると多くの人の心の中にも自分の欲望のままに現実を変え
周りの人たちをその変えた方の現実に従わせることに対する密かな憧れがあるのかもしれない ただほとんどの人は残念ながらいくらジャイアン的な存在に憧れてもそういう生き方はできず
誰かがねじ曲げた現実や既成事実に無理やり自分を合わせるという人生を生きなければならない と分析されてるんですね
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これジャイアンに人気が集まる理由についての考察なんですけど 肥毛さんにもほぼそのまま当てはまると思うんですよね
常識とか現実とか多くの人が多かれ少なかれ 囚われているものにフィクションの中とはいえ全く囚われていない人がいたら
それは魅力的に移りますよね そういう意味では肥毛さんは時メモにおけるジャイアンなのかもしれませんね
でジャイアンから肥毛さんに話を戻すと面白いセリフやイベントが本当にたくさんありまして 例えば動物園でデートをすると他の女の子だったら
あの子あらとっても可愛いねみたいになるところを肥毛さんの場合 動物園に来ると遺伝子捜査実験をしたくなるわねというセリフによって
かなりの危険思想の持ち主であることを再確認させられますし 北海道に修学旅行に行った際には札幌の時計台を指して
そのうち私の目覚まし時計にしてあげるわ とか言うんですよね
北海道では少年よ大将いだけで有名な クラーク博士の像を主人公と一緒に見物するんですが
少年よ大将いだけいい言葉だよねという主人公に対して そう
少女よ野望を抱けの方がいいわよ と返すんです
この少女を野望を抱けて肥毛さんを表現するのにぴったりの いい言葉だなぁと思って結構気に入ってるんですよね
今回のエピソードタイトルもそこから引用してみました 北海道では肥毛さんと主人公がミステリーサークルの調査をするというイベントもありまして
なんとやってきた宇宙人との戦闘イベントが発生します このイベントではRPG風の画面になって
宇宙人が放ってくる謎の開口戦や攻撃をなんとか耐えつつ 肥毛さんが自作の戦闘マシーンを組み立て終わるまでの時間稼ぎをするという展開になるんですよね
トキメモってジャンル的には恋愛シミュレーションゲームなんですけど こういうイベントバトルがちょいちょいあるんですよ
で肥毛さんの戦闘マシーンによって宇宙人を無事に撃退すると主人公の もしかして俺たち地球の危機を救ったのかも
っていうモノローグが流れたりします 肥毛さんはそういう強力な戦闘兵器を自作する能力すら持っているわけなんですよね
またある時は珍しくセンチメンタルな表情を浮かべた肥毛さんが屋上で物思いにふけていて 主人公は心配して励まそうとするんですが肥毛さんは
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ありがとうもう少し一人で考えてみるわ と言って主人公はそっとその場を離れようとします
その時肥毛さんが小さくつぶやく声が聞こえてくるんですが
究極破壊兵器のアイディアが思いつかないわ って言ってるんですよね
一体何を企んでいるのかということですよね あと今回プレステ版の肥毛さんルートをやってみて
ゾッとしたイベントがありまして肥毛さんが文化祭で物質転送装置の実演をやるんですけど 内容としては肥毛さんが自作した物質転送装置が画面の左と右に一つずつあって
左にはきらめき高校の男子生徒 右にはなぜかコアラが入ってるんですよ
肥毛さんがスイッチを押すと左の装置の男子生徒は右の装置に転送されて 右の装置に入ってたコアラは左の装置に転送されて大成功となればよかったんですけど
そうはならず男子生徒とコアラが物理的に融合しちゃうんですよ 具体的にはどうなったかというと
左の装置にはコアラの体から男子生徒の頭が生えているキメラみたいな生命体がいて
右の装置には学乱をきた男子生徒の体にコアラの頭が生えている生命体がいるんですよ
でそのイベントそのまま終わっちゃうんですよね やばくないですか
僕無印時メモはほぼスーファミ版しかプレイしたことがなくて スーファミ版にはこのイベントなかったので今回初めて見たんですけど
普通に怖かったですし狂気を感じました この人たちこれからどうするの
どうしていくの 元の姿に戻れるのって思うんですけど特にその後どうなったかは示されないんですよね
この転送実験の元ネタって ザ・フライっていう映画だと思うんですよ
ザ・フライっていう古典の sf ホラー映画がありまして物質転送装置を自作した科学者が自分の体で転送実験を行ったところ
転送装置に混入していたハエと合体して恐ろしい姿をしたハエ男になってしまうというお話なんですが
こういうホラー映画のオマージュを数分で終わるイベントの中にぶっ込んでくるのが トキメモという作品のすごいところですよね
ここまでのお話でヒモさんが相当ヤバい人だということを感じていただけたんじゃないかと思うんですが
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そればかりだとヒモさんがただただヤバい人という印象しか残らないと思うので
ヒモさんのちょっと良いイベントについてもご紹介したいと思います
無印トキメモの派生作品でトキメキの放課後、ね、クイズしよというクイズゲームがありまして
この作品は無印トキメモに登場する女の子パートナーにクイズにチャレンジして正解していくことで好感度を上げて
本編と同じく伝説の木の下で告白されることを目指すというものなんですけども
このトキメキの放課後のヒモさんルートで発生するイベントが結構良いのが多いんですよね
ある時文化祭の準備でコンを詰めていたヒモさんが物質で机に突っ伏したまま眠っているところを
風邪を引かないように主人公が制服の上着をかけてあげるんですが目が覚めたヒモさんが
あなたが風邪を引いては仕方がないでしょと言って上着を返してくれるんですね
で帰ろうとする主人公を呼び止めて言い忘れてたわ ありがとうって言うんですよ
ヒモさんて今までお話ししてきたような性格なので滅多にありがとうって言わないんですよ
その分たまに見せてくれるそういう素直な一面にグッとくるというのはあるんですよね
あとトキメキの放課後のイベントからもう一つご紹介すると風邪を引いて具合が悪い主人公にヒモさんが
風邪?それはいけないわね これを飲みなさいと言って試験科に入った
エタイの知れない紫色の液体を飲ませようとしてくるんですよ 主人公がそれ何?って聞くと
風邪薬よ つべこべ言わずに飲みなさいって言うんですけど
飲んだら内臓が溶けるんじゃないかっていう毒々しい色なんですよね 結局主人公はその紫色の液体を飲まされるんですけど
このイベントも絵面はやばいんですけど ヒモさんが主人公のためを思って風邪薬を飲ませてくれたということなので
ヒモさんのちょっといいイベントとしてご紹介させていただきました まだまだありますがこのくらいにしてここからは
無印トキメモ本編のヒモさんルートのクライマックス周辺の展開について お話ししていきたいと思います
で、きらめき高校での3年間の締めくくりである卒業式の前日 この時点で登場している女の子の中で
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ヒモさんの好感度が一番高く告白の条件を満たしている場合 ヒモさんに近所の公園に呼び出されることになります
で、ヒモさんに何を言われるかというと 私の野望のためにはあなたが邪魔なのよって言うんですね
その野望というのは何かというと世界征服なんです これまでも野望とか破壊兵器とか未来の支配者という
物騒なワードをたびたび口にしていたヒモさんだったんですが ついにその真の目的を主人公の前で口にするわけです
世界征服?冗談でしょ?と聞き返す主人公に ヒモさんはあくまで大真面目に物理的な準備は整ったわ
でもあなたのせいで心の準備がまだなのよ ここであなたに勝利すれば全て解決するわ
さあ覚悟しなさいって言われるんですよね 恋愛シミュレーションゲームやってて覚悟を求められる展開ってなかなかないですよね
でそんなヒモさんに主人公は腹をくくって ちょっと待ってヒモさん公園じゃ被害が出るから砂浜へ行こうと言って
夕日の砂浜で主人公とヒモさんは戦うことになるんですよね この展開うまくお伝えできてるか
いつになく不安なんですけど ヒモさんルートってそういう感じなんですよね
概要欄にこのあたりの主人公対ヒモさんの決戦の動画のリンクも貼っておきますので ぜひ見ていただきたいんですけども
で主人公はヒモさんと直接戦うわけじゃなくて ヒモさんが世界征服のために作り上げた悪の巨大ロボである
真世界征服ロボと戦うことになるんですよ 真実の真と書いて真世界征服ロボですね
機体に赤い文字で悪って書いてあるんですけど で真世界征服ロボは複銃ドリルパンチ
独裁ミサイルシャワー 世界征服メガビームという技で主人公を攻撃してくるんですが
結論から言ってしまうとこの戦い主人公が負けることはないんですよね でヒモさんを攻略する場合
科学部か電脳部に入部することが多くて 3年間科学部の部員として研究を続けていた場合
主人公も戦闘用ロボットを開発することができるんですよ スーファミ版の科学部だとロボットの開発ではなくて
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戦闘衛星ハッキングという技を使えるようになるんですけど あと科学部では部活で頑張ったのが身を結んで
風の特効薬であるカゼナオールという薬を開発して ノーベル賞を受賞するという展開もあったりします
でスーファミ版以外で主人公が作ることができるロボットの名前が 世界征服ロボっていう名前なんですよね
これがすごく紛らわしくて 世界征服を目指しているのはヒモさんでヒモさんが作ったロボットの名前は
新世界征服ロボなんですが 主人公が作るロボットの名前は世界征服ロボなんですよ
主人公の立ち位置がよくわからないことになってるんですけども でこの世界征服ロボについてちょっと小ネタがあるので
脱線してお話ししたいんですけど この主人公が作った世界征服ロボなんですが
昔のアニメの無敵超人ザンボッド3っていう作品に出てくる ザンボッド3というロボットに頭部のデザインがすごく似てるんですよ
どっちもロボットの頭に三日月みたいな形の角が生えてるんですけど でときめもって過去にOVAオリジナルビデオアニメが制作されてるんですが
OVAにももちろんひもさんは登場するんですけど ここでひもさんが作っているロボットのデザインが本編の新世界征服ロボとはちょっと違ってて
頭部のデザインが本編で主人公が作った 世界征服ロボの方に似てるんですよ
これなんでかなぁと思って調べてみたら興味深い事実が判明しまして このときめものOVAで監督を務めた亀垣はじめさんという方がいらっしゃるんですが
この方はなんとザンボッド3でアニメーターとしてデビューされたそうなんですよね
ザンボッド3という作品からご自身のアニメ業界でのキャリアをスタートされた亀垣さんは
当然ザンボッド3にはすごく思い入れがあるでしょうし もしかしたらそれが理由でザンボッド3に似ている世界征服ロボのデザインを
ひもさんの新世界征服ロボに取り入れたのかなというふうに想像したりしています
ということで脱線したんですが ときめきメモリアル本編の主人公対新世界征服ロボの戦いに話を戻しますね
でこの主人公の作った世界征服ロボの威力が圧倒的で ひもさんの新世界征服ロボを一撃で破壊してしまうんです
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で負けたわ私の完敗よと膝を屈するひもさんに主人公は大丈夫 怪我はなかったと心配するんですがひもさんは私の取るべき道は決まったわ
それじゃあ失礼するわと言ってよくわからないうちにその日は解散になるんですね で翌日卒業式を終えた主人公の机には伝説の木の下で待っています
と書かれた手紙が入ってて主人公が急いで伝説の木の下に行くと そこにはひもさんが待ってるわけなんです
で伝説の木の下でひもさんの主人公への告白が始まるわけなんですけども 概要欄にリンクを貼っておきましたのでもしよろしければこの告白シーンの動画見てみてください
3分くらいで見終わります この後僕の方でも告白シーンのセリフを朗読させていただきます
ひ、ひもさん 待ってた
いえ、ご、ごめんなさい こんなところに呼び出して
ど、どうしたの?ひもさんらしくないよ い、いいのよ
今日から変わることに決めたんだから え?
変わる? そう、変わるの
今までの私は自分の才能に溺れて人を見下した態度をとって 誰が見てもすごく嫌な女の子だった
普通の女の子が愛だの恋だのと騒いでいるのをバカにしていたわ だけどいつの頃からか
私の中に初めて込み上げる感情が すぐにあなたに恋していると気づいたわ
でも私は科学という悪魔に魂を売り渡した女 そんな浮ついた感情を抑えるために研究だけに没頭したの
だけど卒業が近づいてくるとその思いが強くなってきて自分でも抑えきれなくなって だからその思いを完全に否定しようとして
あなたに戦いを挑んだの 結果は言わなくてもわかるけど
全てにおいて私はあなたに負けてしまったの もうあなたに嫌われるなんて考えたくない
世界征服の野望も捨てるわ だってもう私の野望はあなたに好かれることに変わったから
実を言うと俺もひもさんのことが
本当に じゃあ野望は達成されたのね嬉しいわ
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きっと世界征服したとしてもこんなに幸せになれなかったと思うわ 俺も幸せだよ
私もっとあなたに好かれる女の子になるために努力するわ というのがひもさんの主人公への告白シーンなんですけども
実は今回セミラジオでひもさんのことを話したいなと思った最大の理由が この告白シーンでして
セミラジオでは基本的に否定的なことってあまり言わないようにしようと思っていて
そういう方針で配信をしてるんですが なので今回自分の中ではいつものセミラジオよりちょっと逸脱した回になります
率直に言うと僕このひもさんの告白シーンとエンディング しっくりきてないんですよね
以前の配信でも言ったんですが ときめきメモリアルというのは
思春期の泥沼に首まで浸かっていた僕の心を柔らかく温めてくれた作品でして 僕の恩人なわけですよ
そんな恩人であるときめもに対して本来であれば否定的なことなんて言いたくはなかったんですが
前回の配信でも言いましたけど 今年はときめきメモリアルの30周年なんですよね
5月18日には30周年記念ライブも開幕しますし 5月27日は初代ときめもの発売日からちょうど30周年を迎えるわけです
このまま心にしこりを残したまま30周年を迎えるのは すごく悔いが残るというか
30周年を迎える前にどうしても自分の思いを形にしておきたいなと思いました 今回はそんな回になります
でこの泥沼さんの告白シーンなんですけど 実は結構昔から賛否両論あるんですよ
否定派の意見として多いのが 泥沼さんに世界征服をやめないで欲しかったというものです
主人公に出れて世界征服の野望を捨てないで欲しかった 泥沼さんの下僕として一緒に世界征服を目指したかったのに
がっかりしたというものですね これもすごくわかるというか世界征服が泥沼さんのアイデンティティみたいなところもあるなと思ってたので
急にはしご外された感じには正直なりました 一方の肯定派の意見としては世界征服という高等無敬な野望を捨てて
30:11
人間として女性として一歩成長した 一つ大人になったあるいは世界征服という夢と主人公をはかりかけて悩んだ末に
主人公に告白することを決めた そういう見方があってそちらそちらでわかるというか
ただどちらの意見も僕には正直うまく飲み込めなかったんですよね ここを最近ずっと考えてました
泥沼さんについて 自分が泥沼さんの告白シーンに抱いている違和感はどこにあるんだろうと
そればかりをずっと考えてたんですよね 泥沼さんと一緒に世界征服ができるルートがあれば良かったのかとか
この告白シーンを肯定できない自分の方が間違ってるのかとか まあいろいろ考えました
でいろいろ考えた結果 今はこういうふうに思ってます
告白シーンで泥沼さんは世界征服の野望も捨てるわ だってもう私の野望はあなたに好かれることに変わったから
私もっとあなたに好かれる女の子になるために努力するわ と言ってたんですがこのあたり特に自分の中で違和感があって
世界征服同行以前に泥沼さんって自分本位な人ですし
でもそこがいいなと思うんです でも告白シーンでの泥沼さんは他人本位の人になっているように僕には思えたんですね
僕はすごく泥沼さんの告白シーンに寂しさを感じましたね 泥沼さんの人格が消えてしまったように感じたんです
いなくならないでって思いました そんな簡単に自分を捨てないで欲しいと思いました
世界征服の野望は捨ててもいいけど 自分を捨てないで欲しいなと思うんです
自分中心にしか考えられなかった泥沼さんが主人公のことも 対等な存在として考えられるようになったとか
大好きな主人公と一緒に歩んでいけるこの世界を以前より肯定できるようになったとか そういう話だったらわかるんですよ
でも泥沼さんの告白シーンはちょっと違う気がするんですよね 自分絶対主義から主人公絶対主義に変わっただけじゃないかというふうに見えたんですよね
33:07
すごくブレてるし危うい感じもするんですよ 告白シーンまでの泥沼さんは世の中とは相入れない価値観を持ってはいましたけど
自分の信念というものをしっかり持っている人だったのに 告白シーンではそれが崩れてしまったように思いました
そういう意味で言うと水泳部の清川さんの告白シーンもちょっとそういうところがあって 人生をかけて水泳に打ち込んできた清川さんだったんですが
告白シーンではあなたのためなら水泳も捨てるわ みたいなことを言うんですよね
人生をかけて打ち込んできた水泳を捨てられるほどあなたが好きなのというシナリオライティングだとは思うんですが
そんなに簡単に自分のアイデンティティを捨てないでほしいなと思うんですよね
僕自身があまり世の中に合わせられない人間で 好きなことしかやりたくないという気持ちがすごく強いので
どんな人も自分の好きなように生きていてほしいって思ってるんです そのあたりですかね
僕がひもさんや清川さんの告白シーンに感じた違和感は ひもさんはジャイアンだというお話をしましたけど
ドラえもんのジャイアンからあのわがままな性格を抜き取って 温厚で穏やかなだけの人にしてしまったらちょっと物足りないと思うんですよね
気の抜けたコーラみたいになると思うんですよ 刺激が足りないというか
温厚なだけのジャイアンなんてそれはもうジャイアンじゃないですし もしジャイアンが人畜無害で大人しい温厚なだけの人になっちゃったら
みんな寂しさを感じると思うんですよね ジャイアンがいなくなっちゃったと思うと思うんですよ
僕がひもさんの告白シーンに感じた寂しさもそれに近い感情かもしれません ということでひもさんの告白シーンについて長々と話してきたんですが
改めてまとめますとひもさんの告白シーンには昔から賛否両論があり 僕自身はそのどちらの意見もうまく飲み込めていませんでした
否定派の意見としてはひもさんに世界征服を諦めてほしくなかったという意見が多いんですが
今回賛否両論が起きる問題の根本は別のところにあるのではないかと考えました 僕自身は自分本位の人生観の持ち主だったひもさんが他人本位な人生観へと
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180度転換してしまったことでひもさんの人格が消えてしまったように感じていて もしかすると実際にはそこがひもさんの告白シーンを受け入れられないと感じた人の気持ちの根本にあるのではないかと考えています
世界征服をやめた上でより多くの人が受け入れられる ひもさんの告白シーンもあり得たのではないかというふうに思っています
ネット上でひもさんの告白シーンに関する意見をいろいろと見てみたんですが 僕が見つけられた範囲ではこういう切り口で書かれている感想は見つけることはできなかったので
僕なりのひもさん論として今回お話しさせていただきました 前回トッキメキメモリアル30周年へのお便り募集の告知を改めてさせていただいたんですが
収録や諸々の関係で今週の日曜日 3月17日いっぱいで締め切らせていただきますお便りお待ちしております
セミラジオではお便りを募集しています Xのハッシュタグセミラジオや概要欄のフォームからお送りいただけると嬉しいです
今回は女子高生マッドサイエンティストひもさんについてお話しさせていただきました ご視聴ありがとうございました
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