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2022-04-01 12:49

江戸時代のUFO?虚舟(うつろぶね)

江戸時代、全国の海岸で目撃された謎の船「虚舟」と、異国の女性。

その中でも特に資料の多い、1803年の茨城県での目撃情報についてお話しました!

ススムアート
https://open.spotify.com/show/16N09NRDSSYHZrJgXGo5HI?uid=f41f767d029fd16bf1cd&uri=spotify%3Aepisode%3A3Ae0hFlhZf5DtRRTLfIGPf

susumu nakajimaさんのインスタグラム
https://t.co/0uQdQZ60GR

江戸時代に漂着した謎の美女と円盤型乗り物―「うつろ舟」伝説の謎を追って
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g00879/

これUFO確定っしょ!?江戸時代に出現したあまりに時代に不釣り合いなどんぶり型物体「虚舟」
https://mag.japaaan.com/archives/22487



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みなさん、こんにちは。自然を愛するウェブエンジニア、セミラジオです。
今日は、江戸時代茨城県の海岸に現れた謎の船、うつろぶねについてご紹介したいと思います。
少し前回の放送から間が空きました。
最近、本業の方でウェブサイトのコーディングという作業を集中してやってまして、それがようやく一段落したところです。
コーディングというのは、ウェブサイトを作るとき、デザイナーさんが作ってくれたデザインデータをHTMLなど、ウェブ上で動作させられるデータに変換する作業です。
ウェブサイトのデザインデータというのは、その段階では、言ってみれば画像なので、そのままの形ではウェブサイトにならないんですね。
その画像をHTMLとかをゴリゴリ書いて、ウェブサイトに落とし込む形にするという作業なんですね。
企業にウェブサイトの制作を依頼すると、依頼した人がそれを意識することはないんですが、実はコーディングという作業は裏で必ず発生しているんですね。
テンプレートに画像をはめるだけとか、デザインのないシステムの管理画面とかは別なんですけども。
あとはワードプレスのテーマを使ってサイト構築する場合もコーディングは発生しないんですけども。
デザイナーさんがデザインを起こす場合、このコーディングという作業は必ず発生します。
凝ったデザインのサイトだと、なかなか工数がかかる作業なんですね。
ということで、セミラジオの更新に間が空くときは、決してネタに困ってフェードアウトしているわけではなくて、今コーディングやってるんだろうなくらいに思ってもらえればと思います。
仕事が集まってないときは基本的には、だいたいですけど週に一度は更新したいなぁと考えています。
本題に入る前にもう一つ。
以前セミラジオでススム中島さんという生き物系イラストレーターさんをご紹介させていただいたんですが、
このススムさん、以前いただいたメッセージで、ポッドキャストを始めてみようかなと検討中ですとおっしゃってたんですが、
最近ススムアートというポッドキャスト番組を立ち上げられました。
3月21日に第1回の配信をされて、今現在第2回まで配信中です。
このススムアートというポッドキャストは、生き物系イラストレーターであるススムさんが、
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ご自身のイラストとそのイラストの背景にある物語をご本人の言葉で語ってくれるという番組になっています。
例えば第2回ではトライバルオクトパスというトライバル模様のタコの絵が題材になっていて、
この絵をサムネイルにそのタコの設定や背景になっている物語を語るという番組です。
イラスト単体でもとても魅力的なススムさんの作品が、ご本人の言葉と物語によってより立体的で深みを増していくような感じがして、
すごくワクワクする内容になっているんですね。
なかなかこういう切り口の番組ってないんじゃないかと思いますし、
ススムさんが今まで書かれてきたたくさんの作品、それぞれの物語をもっと聞いてみたいなぁと思っています。
これからすごく楽しみです。
概要欄にリンクを貼っておくので、ぜひ聞いてみてくださいね。
それでは本題のウツロブネのお話をしていきたいと思います。
ウツロブネ、ご存知だったでしょうか。
これは江戸時代に全国各地の海岸に異国人の女性と共に現れた謎の船のことなんです。
Spotifyではサムネイルに絵が出てるんですけども、他のポッドキャストメディアでは表示されてないところもあるので、
口頭でも説明すると、見た目は何というか船というより、天野物と言いますか、天丼とかカツ丼とかを入れるような、
蓋が閉まった丼ぶりの巨大バージョンみたいな感じで、不思議な模様と謎の文字が描かれています。
船と言いつつ、江戸時代にあった日本式の船とは似ても似つかない形で、一般的なイメージの中で一番近いのは、ズバリUFOなんですよね。
江戸時代の話なんですけども、巨大な丼ぶり型のUFOみたいな乗り物に乗った女性が、全国各地の海岸で目撃されたという記録が残っている。
だけどそれが何なのか、誰なのか、全然わからない謎である。それがうつろ船なんですね。
このうつろ船、詳しく研究されている方がいらっしゃいまして、岐阜大学名誉教授の田中和夫さんという方なんですが、
この方が特に注目されているのが1803年、日立の国、つまり現在の茨城県で起きたとされるうつろ船来訪の記録です。
地域もかなりピンポイントに絞り込まれていて、茨城県上須市羽崎シャリ浜という場所だったのではないかと考えられています。
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この1803年の記録、複数の書物に記録が残っており、しかもそれらの本に載っている他の案件については、どれも事実であることが証明されているそうで、かなり角度の高い情報になっているそうなんですね。
このUFOだか巨大などんぶりだかわからない謎の乗り物に乗って江戸時代の茨城県の海岸にどこかからやってきた人物が何かしらの形で実在したのではないか。
この研究者の田中和夫さんはそう考えられているわけなんです。
これらの1803年のうつろ舟来訪事件を記録した書物の中には、教科書でも習った南宗さとみ八犬伝の曲亭馬琴がまとめた《とえん小説》という本も含まれています。
この《とえん小説》という本は、馬琴が収集した不思議な話をまとめたムック本的な本だったようです。
そんな中、ちょっと経路が違う取り上げ方をしているのが、茨城県水戸市在住の古文書収集家の方が所有されている《水戸文書》という本で、ここに登場するうつろ舟と一緒に来た女性は天竺からやってきたと明言されているんですね。
天竺というと昔の日本や中国で言うインドのことなんですが、他の本では女性がどこから来たのかというのは謎のままなんですけども、水戸文書だけは天竺から来たと断言してるんですね。
で、女性の衣装も他の本とはちょっと雰囲気が違うんですね。
うつろ舟研究者の田中和夫さんによると、水戸文書のうつろ舟の話に書かれている女性の衣装は茨城県にある昭福寺、星に幸福の福、昭福寺というお寺に祀られている三礼尊、これも難しい字で、三は戒句ですね。
で、礼は幽霊の礼、尊が尊い。で、三礼尊の衣服に似てるそうなんです。これどういうことかというと、もともと茨城県には養産、開古の飼育産業の誕生にまつわる金色姫伝説という物語が伝えられていて、昭福寺というのはそこから派生した仏像を祀っているお寺だったんだそうです。
つまり、水戸文書に描かれているうつろ舟の女性だけ、他と設定や衣装の雰囲気が違うのは、うつろ舟事件の直後に昭福寺の人たちが、うつろ舟と金色姫の自分とこのお寺で祀っている仏像とうつろ舟の話を結びつけて、お寺のプロモーションに利用した可能性があるのではないかと。
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こう考えているそうなんです。
もしその推理が本当であれば、昔の人のしたたかな一面を見る思いがするというか、バレンタインは聖火会社の戦略みたいな話にもつながってくるのかなと思います。
で、このうつろ舟なんですが、書物によっては船に書かれていた謎の文字を表す図も描かれていて、これが丸と線で構成された見たこともないような文字なんです。
で、多くの書物で女性が箱を持っています。
この箱も気になりますよね。
この箱の中身が何だったのかはあまり情報がないんですよね。
何が入ってたんでしょうね。
スイッチ?スイッチかな?
うつろ舟のコントロールパネル的なものが入ってたのかな?
で、どうしてもそっちを想像しちゃいますよね。
広方隋筆という書物によると、おそらくは密通した男の首だろうと、あまり根拠なく怖いことを推定しています。
どこからその話出てきたの?みたいな感じなんですけども。
この広方隋筆では、うつろ舟の発見者が幕府や領主に報告したところ、外国人との窓口だった長崎への輸送などにお金がかかるため、そのまま船と女性を沖に流してしまったそうです。
いや、流すなよと思うんですけども。
国際問題になりかねないようなことを割と平気でやるなぁという印象がありますね。
まあ、どこの国の人かわからないんですけども。
もしそれが本当だとしたら、その後船と女性はどうなったんでしょう?
こうしてそのまま流されているところを見ると、すごくUFOっぽい見た目をしているのに、やっぱり船ということなんでしょうね。
必ず海岸に現れるところから考えても、飛行する乗り物ではなかったということなんだと思います。
このうつろ舟と一緒にやってきた女性、肌が白く赤毛だったという話もあり、白人っぽい特徴があるんですが、
着ている服は朝鮮や中国の民族衣装っぽい雰囲気もあって、不思議なんですよね。
僕の想像ですが、いたずら好きの朝鮮の女性が、ちょっと日本人を脅かしちゃおっかなーみたいなこと言って、
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想像力をフル回転させて奇抜な船を作って、茨城にやってきたとか、そういうことなんですかね。
このうつろ舟、物的証拠が全くないので、結論が出ない話ではあるんですが、
皆さんもぜひ、いろいろと想像を膨らませて楽しんでいただければと思います。
セミラジオではご感想をお待ちしています。
ツイッターでハッシュタグセミラジオでつぶやいていただけると嬉しいです。
概要欄のフォームやツイッターからのお便りもお待ちしています。
今日は江戸時代の謎の船、うつろ舟についてお話しさせていただきました。
ご視聴ありがとうございました。
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