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2022-02-03 18:46

ガンダムWを全話観た感想

1995年~1996年に放送されたアニメ「新機動戦記ガンダムW」についてお話しました!

・博士多すぎ問題
・ガンダムWの見所
・チャー研オマージュ?

【生物をざっくり紹介するラジオ ~ぶつざく~ バク回】
https://open.spotify.com/episode/2R9xF4vQi77fOppbiMQ5ol

新機動戦記ガンダムW 全話観た感想(ブログ)
https://semiyama.com/gundam-w/

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みなさんこんにちは。自然を愛するウェブエンジニア、セミラジオです。
今回は90年代に放送されたテレビアニメ、新機動戦機ガンダムウィングについてお話したいと思います。
本題に入る前にちょっと雑談にはなるんですけども、
以前ご紹介させていただいたポッドキャスト、
生物をざっくり紹介するラジオぶつざく、
いろんな生き物をざっくり面白く紹介してくれるラジオなんですけども、
このラジオがすごく良くてオススメというお話をしたんですけども、
実はこちらのメールフォームからお便りを送らせていただいてまして、
好きな動物にバクと書いてお便りを送ってたんですね。
そしたら、2月2日公開の収録でバクをざっくり紹介していただきました。
ありがとうございます。
バクを紹介していただいたのみならず、僕のラジオやブログのこともたくさんご紹介していただけてめちゃくちゃ嬉しかったですね。
このぶつざくのバク回、バクについてのいろんな面白いエピソード満載なので、ぜひ聞いてみてほしいです。
特にバクが夢を食べるという言い伝えに関して、
実は中国の霊獣のバクが日本に伝わる際にちょっと情報が混乱してというくだり、
とても興味深いので参考欄にリンク貼っておきますので、ぜひぜひ聞いてみてください。
この収録のサムネイル、ぶつざくのトヨさんが描かれているんですが、すごくかわいいですね。
そしてなんと、UTYテレビ山梨のマスコットユーバクも、ちょっと目線が隠れて少年Aみたいになってるんですが、
こちらもサムネに登場してますね。
収録でも触れていただいたんですが、そもそも僕が住んでいる山梨県はバクを推しているのでは?という話がありまして、
まず山梨を拠点にする放送局は2社あって、YBS山梨放送とUTYテレビ山梨があるんですけども、
そのうちUTYテレビ山梨のマスコットはユーバクというバクのキャラクターなんですね。
そして山梨県唯一の動物園、動物園が一箇所しかないって少ないんですけども、
それは一旦置いておいて、その有機公園付属動物園という山梨県唯一の動物園にもアメリカバクが3頭いるんですね。
しかも動物園の一番奥にある遊園地のさらにその先にバク社があるので、知る人ぞ知るみたいになっています。
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ちょっとした隠し通路の先にバクがいるみたいになっているので、バクがいることを知らない人も多いですね。
そんな動物園の端っこにいるので、バク社の周りって動物園に隣接してお住まいの方のお家が見えてたりするんですね、そのバク社のあたりから。
ブラジルの密林とかに住んでいるバクがいて、背景はごく一般的な日本家屋という光景が広がっていて、非常にシュールというか不思議な感じを受ける場所だったりします。
そんな山梨のバク事情もあったりします。
そんなわけで、仏作に取り上げていただいてすごく嬉しかったというお話でした。本当にありがとうございます。
本題のガンダムウィングなんですけども、ガンダムウィングは1995年4月から96年3月まで全49話が放送されました。
95年、今年が2022年なので27年前の作品ですね。
なんで急に95年のアニメ見るの?ということなんですけども、自分でもびっくりしています。
このアニメ、僕の妻のバク子、偶然またバクの話になるんですけども、バクが大好きなうちの奥さんのバク子が元々ガンダムウィングが好きで、以前からよくその話をしてくれていました。
僕自身はガンダムはファーストガンダム、ゼータガンダム、Vガンダム、単円ガンダム、ガンダムシード、あとは逆襲のシャアとかOVAの作品は見たんですが、ガンダムウィングは見ていませんでした。
なんで見ていなかったかということなんですけども。
5人の美少年が主人公で、それぞれガンダム乗っててという作品で、少なくとも僕をターゲットにした作品ではないなという印象があったんですよね。
実際歴代ガンダムの中で群を抜いて女性ファンが多い作品だったりします。
なかなか見る機会がなく今に至っていたんですが、最近バク子との雑談の中でガンダムウィングについて僕の知らなかった気になる情報を教えてもらいました。
バク子が教えてくれたのが、ガンダムウィングって5人の少年それぞれにサポートする博士が1人ずついるんだよね。
5少年と5博士が出てくるの。そんなガンダムってある?と言われて、これを聞いた時にえ?って思ったんですよね。
5少年は知ってたけど、よく作品を紹介するビジュアルにも5少年出てますから、知ってたけど5博士もいるの?
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博士多くない?ガンダムウィングって少年と博士のバディモノだったっけ?なんか思ってたのと違うぞってなって、これはちょっと見てみたいなということで、
サブスクを利用して一気に全49話見ちゃいました。というわけなんですね。
ちょうどサブスクのバンダイチャンネルの無料期間を利用して全話見ることができました。
ここからはガンダムウィングについてネタバレ込みでお話ししていきたいと思います。
物語の時代背景は人類の宇宙進出が進み、複数の宇宙コロニーにその生活圏を広げる未来が舞台です。
地球圏統一連合という組織が各国を支配し、宇宙のコロニーに対して圧制を強いていました。
権力を振りかざすみたいなイメージですね。
この地球対宇宙という構図、ガンダムシリーズでは形を変えていろんな作品に登場しますね。
ファーストガンダムからして、地球連邦軍と宇宙を勢力圏にしたジオン公国の戦いを描いた作品でした。
そんな中、地球からの圧力に対抗するため、5人の博士がそれぞれガンダムを作り、
戦闘兵器として訓練を積ませた少年をパイロットとして地球に派遣します。
コロニーに圧力をかける地球の軍事組織に次々とガンダムを使って攻撃を仕掛けていくというのが物語の始まりになります。
そのガンダムを伴って地球に降りてきた少年のうちの一人がヒーロユイという少年です。
この少年が軍造劇っぽい感じであるんですけども、一応主人公角になります。
この少年は特にハードな訓練を受けていて、目的達成のためには手段を選ばない、ちょっとロボットっぽいところのある厳密な性格の人ですね。
地球に降りてきてすぐリリーナという女の子と出会い、このリリーナはガンダムウィングのもう一人の主人公のような人なんですが、
隠密任務を帯びて地球に降りてきたところを自分の姿を見られてしまった、リリーナに見られてしまったのでそのリリーナを排除しようとするんですね。
そのためにリリーナのいる学校に転校生としてやってくるわけです。
1話のラストに有名なシーンがありましてご紹介したいんですが、
ヒーローがやってきたのを見てリリーナ驚きつつもヒーローを歓迎しようとパーティーの招待状を渡すんですが、
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ヒーローは無情にもその招待状をビリビリと破り捨ててしまいます。
で、ひどいと言ってリリーナが涙を浮かべるんですけども、
ここでヒーローが指でそっとその涙を拭うんですね。
手馴れた感じで。
で、リリーナもちょっと笑みを浮かべようとするんですけども、そこでヒーローが一言、「お前を殺す。」
って言うんですよね。
で、リリーナは、「え、なんなの?この人。」ってなります。
なんなのこの人ってなりますよね。
招待状ビリビリ、涙拭う、でお前を殺すって流れがおかしいだろうと。
このシーンのなんか微妙に女たらしいな感じ、当時の男性アニメファンに
なんだこのスカシ野郎はと。
そういう印象を受けた方もいらっしゃったようです。
ガンダムウィングの見どころについていろいろご紹介していきたいんですけども、
ゼクスマーキスというシャアみたいな仮面をかぶった赤い人がいるんですけど、
あらゆる面でシャアのオマージュのような人ですね。
滅ぼされた王国の王子だったという設定があるんですけども、
これもファーストガンダムのシャアの設定とほぼほぼ一緒なんですよね。
で、さっきのリリーナのお兄さんだったりもします。
リリーナは滅ぼされた王国の王女だったということですね。
この人が乗るモビルスーツトールギスという機体があって、デザインもかっこいいんですが、
このガンダムウィングの世界のガンダム全てのプロトタイプとされている機体です。
プロトタイプであるがゆえにかなり性能的に尖ったところがあって、
あまりの超スピードで動かせるがゆえにパイロットの体にすごい負荷がかかるんですね。
このトールギスの整備をしていたゼクスの部下は、
トールギスに乗ったおかげで肋骨が折れて重傷を負ったり、
ゼクスの故郷を地球権統一連合の支配から解放するために、
体に夢中ってトールギスに乗り込んで基地は落とせたけど、
その人は後は頼みます、みたいなことを言って死んじゃうっていう、
それくらいのジャジャンはモビルスーツです。
乗ると死ぬモビルスーツというのは、ガンダムシリーズの中でも前代未聞の機体なのかなという気がします。
あとレディーアンという強烈な女性キャラがいまして、
この人はガンダムの攻撃目標である軍事組織オズの副官で、
暗殺とか裏工作とか色々と汚い仕事に手を染めています。
リリーナのお父さんもこのレディーアンに爆弾で暗殺されてしまいました。
でまた別のセプテム将軍という人もレディーアンによって飛行機から落っことされて死んでしまうんですけども、
このシーンを見たときチャージマンケンという別のアニメのシーンを思い出しました。
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チャージマンケンはマツコ&アリオシの怒り神刀という番組で紹介されたので、
ご存知の方も多いかなと思うんですが、
伝説の低予算アニメで主人公のケンが割と正義の味方らしからぬドライな行動を取ったり、
ちょっと今の放送高度では無理かなという、
ヤバめで過激な展開のSFカルトアニメです。
このチャージマンケン、略してチャーケンの第35話、
頭の中にダイナマイトという回では、
悪の宇宙人ジュラル星人によって科学者のボルガ博士が頭の中にダイナマイトを仕掛けられてしまいます。
で、主人公のケンはボルガ博士を自分の操縦する戦闘機に乗せて飛行を開始するんですけども、
ボルガ博士お許しくださいと言ってボタンをポチって押すと、
突然戦闘機の床が開いて、ボルガ博士は真っ逆さまに空中に落下します。
で、うわーって言って落っこちて、たまたま下にいたジュラル星人の円盤とともに大爆発するという壮絶なシーンがありました。
このチャーケンの頭の中にダイナマイト回とそっくりなシーンがガンダムウィングにも出てきます。
セプテム将軍というキャラクターがいまして、この人は地球圏統一連合の非常に攻撃的な性格を持った軍人です。
このセプテム将軍をうまく利用してあげく、地球圏統一連合の一組織に過ぎなかったオズがクーデターを起こすことになるんですが、
そんな中で用済みになったセプテム将軍は、ちょうどチャーケンのボルガ博士のようにボタンポチで床が開いて大空から地面へと落下していくんですよね。
これを見た時、これチャーケンのオマージュ?って驚いたんですけども。
さらにすごいのが、そのまま放っておけば100%確実に墜落死するのに、
その落下中のセプテム将軍に対してレディーアンがセプテム将軍の頭を拳銃で撃ち抜くというオーバーキルを披露するんですよ。
何もそこまでやらなくてもという凄まじいシーンでした。
あと5人の少年に対して5人の博士という、え?この作品の博士多すぎ?問題なんですけども、見てみたら実際に博士5人いましたね。
この5人の博士は先にお話ししたトールギスの開発に関わっていて、その技術を元にそれぞれがガンダムを作ったという設定だったんですね。
この5人の博士のビジュアルもなかなか強烈で面白いので是非見てほしいんですけども、
僕のやっているブログでガンダムウィングについて書いていて、そこに博士のビジュアルも載っているので、よかったら概要欄からご覧ください。
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ガンダムウィング全体としたストーリーも面白く、登場するキャラクターも個性的で楽しめる作品にはなっているんですが、
実は途中で監督が後退したりバタバタしていたみたいで、その成果はわからないんですが、特に後半シナリオがちょっとと散らかっているところもありました。
これは49話一気に見たからっていうのもあるんですが、
まず序盤で地球研統一連合に対して株組織のオズがクーデターを起こします。
この作品はガンダムとオズが戦っていく話なんだなぁと思って見ていると、
そのオズも内部分裂を起こしてオズの中のロームフェラー財団派というのがクーデターを起こすんですよ。
クーデター多くない?という感じで、さらにコロニー側もいろんな戦力が出てきて、
結構何を主軸に話を追えばいいのかよくわからなくなることがありました。
で、ゼックスというシャアっぽい人なんですけども、
この人中盤までは割と良心的で、むしろちょっとサイコパスなヒーローよりも感情が理解できて、
主人公っぽいなぁと思ってたんですが、急にこのゼックスの感情がよくわからなくなる時がありました。
地球出身なのにコロニー側の攻撃的な組織ホワイトファングの指導者になって、
急に地球は諸悪の根源だから浄化するとか言い出すんですね。
これ逆種のシャアのシャアの取った行動と被りまくってるんですよ。
なんでそうなるのっていう感じなんですけども、この行動の裏付けはゼロシステムというガンダムに搭載されているシステムでされています。
このゼロシステム、パイロットの能力を引き出して戦いを有利に進めることができるんですが、
下手をすると攻撃本能に突き動かされておかしくなっちゃうんですよね。
そんなモロハの剣のようなシステムで、
さらにゼロシステムが示す未来とか、未来が見えるとか、超自然的な意味合いを持ったシステムとして存在しています。
ゼロシステムの導きだ!みたいなことを言って、後半はいろんなキャラがゼロシステムが示した内容に沿って行動していきます。
僕の印象だと逆種のシャアっぽい厚い展開にしたいという狙いがまずあって、
その話の整合性をとるためにゼロシステムというワードをうまく使ってるのかなという気がしました。
このガンダムウィング、バンダイチャンネルやアマゾンプライムビデオで配信しています。
バンダイチャンネルでは1話が無料で見れますので、見るアニメに迷っている方はぜひ見てみてください。
18:00
ガンダムウィングという作品はテレビシリーズ以降も続いていて、
1997年にはOVA作品のエンドレスワルツ、
2010年にはガンダムエースでフローズンティアドロップという小説版の連載が開始され、
なんと2016年まで連載されていました。
ガンダムウィングという作品の根強い人気が伺えますね。
今日は新機動戦機ガンダムウィングについてお話しさせていただきました。
ご視聴ありがとうございました。
18:46

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