介護の仕事と人生の物語
どうもボブです。今日はですね、介護の話をしたいんですけれども、介護の仕事をしていて、いつも思うのがケアマネージャーの仕事をしていてですね、
皆さん一人一人、人生がやっぱり違うわけですよね。当たり前ですけど。
親たちから、過去にこういう家族関係があったから今に繋がっているとか、こういう仕事での経験があって、今こういうことが得意になっているとか、
親との関係とか子供との関係、いろんなのが複雑に絡み合って、今、介護を受けているこの生活に全部が詰まっているような、そんな感じがするんですよね。
全部が、介護を受けている方に限らず、僕ら一人一人みんな、人生そのものが物語だなって改めて思うんです。
特に強く思ったのが、森沢昭雄さんって皆さんご存知でしょうか。この方、小説家なんですけれども、
面白いのが、この方が書く小説って、割と普通な一般の僕たちにも居そうな、そういう主人公が、ちょっとどん底な人生、自分たちでもあるじゃないですか。
人生の中で一番どん底な時、そこから這い上がる、そういうストーリーを書いていくんですけれども、どんなストーリーでも大体そうでしょう。
長所があって短所があって、他の物語と小説とそんなに大きく変わりないかもしれないけれども、
大きなビッグイベントみたいな、とてつもないでかい災難とか、言うわけでもないんですよね。
日常にありふれた出来事、これが魅力的で、これを乗り越えて成長していく様、これがとっても自分たちに身近に感じるんですよね。
それがすごくこの方の、僕の好きなところなんですけど、この方が言ってたのは、ネタに尽きることはないんだよって。
自分たちの身の回りにいる、この一人一人、今日会ったバイトのコンビニの店員さんもそうだし、みんな一人一人が物語の主人公なんだって言ってたんですね。
物語の主人公をそれぞれ生きていって、いろんなその人の長所もあれば、愛されキャラになるような短所もあったり、
何か乗り越えようとしたり、乗り越えるのももう嫌になって、もう考えるのやめちゃってる様だったり、
全て全てドラマで物語なんだって。
そう考えると、僕もその生活歴とか介護の仕事の中で、本当自分もなんかこう、
利用者さんの話を聞いていて、感じていたことをこの方が言葉で表してくれたなーっていう気がするんですよね。
そっか、ドラマを感じてたんだ。
なんかこう魅力的、生活歴とか、今のね、今の生活を見ていても、今までのこの流れがあったからここに行き着いてるんだとかいうのを見たときに、
本人なりにこんなに実は頑張っていたけれども、もうそれをやり尽くして、もうどうにでもなれとか言って、
もう早くお迎えこないかなーって言ってたりとかですね。
あと本当はね、家族と一緒にいたいんだけれども、いろんなことを考えて、自分はもう施設にいるんだっていうふうに心を決めてたりとかですね。
いろんな方がいますけれども、すべて浮き沈みいろいろあって、これがドラマなんだなーって思うわけですよね。
この方が、森沢さんが言っているのは、ダブル理論だったかな。
人生、やっぱり最初のどん底、ダブルの片方の尖ってる部分ですね。
そこがドーンとあって、それを乗り越えて、乗り越えたと思ったら、次さらにまたどん底が来て、もう無理だって思ったときに、
このどん底に行く手前でですね、何かしら伏線があると、何かしら
ちょっと手前で、どん底に行く手前で、誰か人にいいことをしていたりとか、ちょっと困っている人を助けたり、
誰かに優しい言葉をかけたり、何かちょっとした日常の
伏線があるわけです。その伏線のおかげで、どん底に来ても這い上がるような、這い上がらせてくれるような誰かが
手を差し伸べてくれる。 それによってグイッとまた上がっていけるんですよね。
2つ目のどん底の時も、その手前で何かしら散りばめられた
伏線があるわけですね。 それによって誰かがまた人の力で
伏線と助けの手
誰かが助けを、助けの手を差し伸べてくれるわけですよ。
こういうのを見てたら、今どん底なのか、実は今
人生のトータルの流れで見たら、今そこまでのどん底じゃなくて、登っている途中だったりするのか、
下っている途中だったりするのか、今どこの位置にいるんだろうな。でもきっと今下がっているとしたら、今どんな伏線をこの人は作っているかな。
それを何か伏線をもっと増やしていったら、後で助けの手が増えてくるぞっていう面白いストーリーを
小説家になったつもりで、それを本人に提案していく。 これがもしかしたらケアマネージャーの仕事なのかも。
伏線を沢山散りばめさせる。 こんなことしてたら後でいいこと起こるぞっていうようなね。
ちょっとね、体を整えるためにね、サービス行くとかいうのも一つの伏線かもしれないとか。
今このタイミングで ちょっと家族に優しい言葉ありがとう一つかけると
また後で大きく人生変わってくるかもしれないとかですね。 そういうのをゆっくり話していけたらなぁって思ったりします。
自分の人生を物語にしてしまう、小説にしてしまう。 これからどんなどんでん返しが来るんだろうとか、そういったふうに見てみると
同時にこれは客観的に自分を見ることになるんですよね。 それって本当はとっても大事なこと。
こういうね、普段自分の職場の人たちもそうです。
介護を受けている人、その家族一人一人が主人公だと思って見てみると、なんかね、はぁって見方がちょっと変わった気がするんです。
変わった気がするっていうことを伝えたくて今日発信しているので、これからね、またちょっといろんな発見があったらお伝えしたいなと思います。
人生はストーリー、物語なんだ。介護だって実は物語、小説になりうるんだっていうことを
ふとね、これちょっといろいろね、感情いろいろあるかもしれないですけど、ちょっと今日ね、ふと思ったことでした。
ではご視聴ありがとうございます。