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おはようございます。 コーチングオフィスのしろうず、あつしです。
この放送は、プロコーチ歴20年の僕が、 コーチングや行動科学について、
さらにプロコーチや、講師として独立起業する人などに向けて発信する、 あなたへの番組です。
今日はですね、機体についてお話をしたいと思います。
機体ってですね、機体をかけるとかですね、 機体が持てるっていう機体ですね。
昨日、2カ所でね、セミナーとか講座とかに フィードバックを伝える機会があったんですよ。
両方で共通することに気づいて、 それが機体っていうことなんですけど、
よく言われるのが、機体を下回ると不満を感じますと。
機体通りだと満足をしますと。
でも機体を上回ると感動が起こるわけです、 なんて言われてるわけですよ。
これが正しいかどうかっていうのは、 いろいろな説があるわけですけど、
何かを提供するとね、提供しようとすると、 相手の機体を知るっていうのはね、とても重要になるわけですよ。
だってその機体を上回るっていうことが アウトプットの目的になるからですよね。
セミナーでもね、何でも相手が 期待してるものってあるわけです。
だからそれを上回ることが目的なわけです。
だとすると、何より相手の機体を 知っておかないといけない。そういうわけですよね。
よくターゲットを決めようとかね、 ターゲットは誰だみたいに言ったりするじゃないですか。
これって要はどんな人が対象なのかっていうことを 考える手助けにしたいわけですよ。
どんな人なのかっていうのはわかれば、 こういう人はこんなことを期待してるんじゃないかって 想像ができるわけですよ。
つまり、ターゲットとかね、 ペルソナーとかね、そういうのを考える理由っていうのは、
その人がどんな期待を持っているのかを知るため というふうな言い方もできるわけです。
じゃあね、どうやったら期待を知ることが できるのかっていう話なんですけどね。
期待を知るっていうよりも、 僕は期待を揃えるっていう言い方をしてるんですよ。
期待を揃える。
今日のキーワードは、期待を揃えるなんです。
期待を揃えるってどういうことかっていうと、 例えば、牛丼屋さんに入ってるんですよ。
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吉野屋でもすき屋でも松屋でもいいんですけど、 そこでね、その牛丼屋さんでバカてれいな接客とかね、
そういうのって誰も期待してないじゃないですか。
元気よくね、失礼のない笑顔で 接客をしてくれればそれでいいわけですよ。
これって、暗黙のうちに牛丼屋さんへの期待の基準っていうのが 私たちの中でちゃんとあるわけですよ。
つまり、これ以上の接客は期待してないよと、 いらないよというふうに言われなくてもね、そういうものがあるわけですよ。
牛丼屋さんだとそういうふうに、 世の中にどれくらいの期待をされるのかが浸透してるんだけど、
セミナーとかって期待がバラバラなんですよ。
例えば、コーチングの1日セミナー、 2時間のセミナーみたいなのがあるとするじゃないですか。
そうすると、2時間のセミナーにもかかわらず、 今日はコーチングがほぼできるようになりたいと思って来る人がいるわけですよ。
本当に。
でもね、冷静に考えたらね、全然やったことがない人がね、 2時間で完璧にできるわけないんですよ。
当たり前ですよね。
だから、2時間でできるわけないよというふうに、 言うわけでいかないので、
例えばね、今日1日でできるようにするのは無理なんだけど、 明日から使えることをちゃんとお話ししますよと。
あとね、何を練習すればできるようになるのかっていうのが、 今日ね、ちゃんとわかって帰っていただきますね、というふうに話すわけですよ。
そうすると、2時間で今日全部わかるぞとか思って来た人が、
あ、そうか、そうだよなと。よく考えたら2時間で全部わかるわけないわ。 そりゃそうだというふうに期待が揃うわけですよ。
これね、期待を下げてるわけではないんです。 あくまで期待を揃えてるんですよ。
で、この期待を揃えるっていうのは、別にね、 セミナーだけじゃなくてね、コミュニケーションとかね、
もちろんね、ビジネスとかにも言えるわけですよ。
例えばね、自分の子供がね、自分の子供なんですよ。
親もこんなふうで、子供の友達もこんなふうで、 今までこんなふうに過ごしてきたと。
それで、突然受験の時だけね、 あの学校に行きなさい、一流校に行きなさい、みたいなね、そんな期待を伝えても、
よく考えたら、一流校に入れるような要素なんもないな、 みたいなことってあるわけですよ。
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ありがちなんですよ。
だからそこはね、ちゃんと期待を揃えて、
この辺の学校に入れるように頑張って勉強しなさい、 というふうな妥当な期待を伝えることができるわけですよ。
期待を揃えれば。
まあなんかね、婚活したい、みたいな人とかね、 いるんですけど。
だけど、でも、あなたはこんなんでこんなんでこんなんなんだけど、
それだったら、あんまり高値の花みたいなのを期待してもどうなんじゃないかな、 みたいなことってやっぱりあったりするんですよね。
ビジネスとかでもね、
なんとなくすごくいいお客さんが現れて、 その人が自分のビジネスを作ってくれるみたいに思ってる人って結構実は多いんですよ。
でもね、そんなね、突然すごくいいお客さんが来るわけないんですよ。
当たり前ですよね。
ちゃんとね、いいお客さんが来るような条件を普段からね、 ちゃんと揃えていれば、いいお客さんが来るかもしれないというふうなのを期待してもいいんですけど、
なんもやってなくて、なんかそういう人が来るかもしれないって思ってるケースってね、 これ結構多いんですよね。
だからね、相手の期待を知ること。
そしてね、その期待を揃えること。
これをね、いつも考えておくと、例えばセミナーとかでもね、 万全といいものを提供しようというふうには考えないで苦労はしないんです。
あのね、期待をね、ほんの少し込めればいいんです。
過剰なものはいらないんですよ。
ぎゅうぎゅう駄々にね、バカ丁寧な接客を期待していないのと同じです。
相手の期待を知る。
そして、揃える。
そして、ほんの少し上回る。
これがポイントですね。
はい、ぜひ覚えておいてください。
今日はですね、ほんの少し上回ればいいっていうお話でした。
いかがだったでしょうか。
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はい、本日は以上です。
では、いってらっしゃい。