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はい、どうも。
どうも。
レンです。
この始め方さ、
うん。
ベストオブベストやん。
ちょっと意識入っちゃうよね、やっぱり。
影響されてるな。
影響ちょっとされてるな。
自然にやってるからな。
そう、最近作ったベスト料理話していい?
ああ、どうぞ。
あの、最近卵料理をよく作るんだけど、
うん。
なんか今までゆで卵とか半熟卵とか、
結構頑張って時間調整しなきゃいけないもんだと思ってたけど、
うんうんうん。
その、電子レンジを使うと結構自由自在みたいな。
うん。
のさ、最初エマに教えてもらった気がするんだけど、
それを最近よくやってて。
時間調整必要じゃない?でも、電子レンジでも。
うん、でもなんか時間調整したらさ、ゆで卵とかゆでるよりめっちゃ早くできんじゃん。
ああ、まあ確かに。
効率はいいよね。
超効率的だなと思って。
うんうんうん。
やっぱ最強の調理器具だなって思って、電子レンジが。
確かに。
あの、電子レンジでゆでるというか、
普通にラップかけて温めると、
普通に鍋とかでゆでると栄養素が水に溶け出して抜けちゃうものとかも栄養素が溶け出なかったりするから、
ああ。
栄養的にも旨味的にも電子レンジ使ったほうがいいやつとかもあるよね。
トウモロコシとか。
なるほどね。
結構ね、電子レンジ使ったほうがおいしい。
トウモロコシやったことないな、電子レンジで。
トウモロコシを5分くらい温めて、
それの後に塩味醤につけるとすごいおいしい。
なるほど。
じゃあ今日はそれで、ちょっと雑談に見せかけた科学者の話を今からします。
はい。
今日したい科学者が、これ多分ね、知らないと思うんだけど、
パーシー・スペンサーさんっていう人です。
パ行が多いね。
パーシー・スペンサー。
パ行2つしかない。
パ行と作業が多い。パサパサみたいな。
そうだね、確かにパサパサみたいだね。
この人はね、一言で言うと電子レンジ作った人なんだよね。
この今我々の生活を支えている電子レンジ。
そうだね。
これを作ったのがこのスペンサーさんなんだけど、
ちょっとこの人、結構面白いから話してみようかなって思います。
お願いします。
じゃあ、業績っていうか、いつも業績と生涯話してるけど、
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業績はもうレンジを作ったっていうところで、
どんな人だったのかっていうのに早速入るんだけど、
生きてた時代としては1894年から1970年まで生きてた人で、
結構最近まで生きてたんだね。
そう、結構最近。
この人はアメリカの技術者、発明家って言われてて、
学歴としてはもう中学校すら卒業してない人なんだけど、
12歳くらいから工場とかで働いてて、
っていうのも当時もう戦争の時代だったから、
要はもう結構第二次世界大戦とか真っ盛りみたいな時期だったりするんだけど、
実際にスペンサーさんがめっちゃ働いてた時っていうのは。
で、独学で電気工学を学んで、
そのままアメリカ海軍に入隊するっていう、結構離れ技をしてていきなり。
でもそういう時代だったらありそうだな。
いきなり実戦的なやつを学んで、
だからもう教養とか科目はないわけよ。
で、そこでね、無線を作る技術を学ぶんだよね。
無線の通信。
戦争とかで結構必要だよね、連絡取るときに。
そうそう、戦争の時ってやっぱり通信技術とかレーダーとかがすごい重要なわけじゃん。
で、海軍で通信の技術を学んで、
1920年ぐらいにレイセオンっていうレーダーの会社に入るんだけど、
そこでね、重要なのがレーダーって、
要はマイクロ波って呼ばれるものを使ってるんだよね。
ざっくりマイクロ波って何かって説明すると、
マイクロ波っていうのは電波の一種で、
電波の中でも特に波長が短いもの。
この波長っていうのは、
例えばラジオ、AMラジオとかFMラジオっていうのは、
その波長がキロメートルとかメートルの単位なんだけど、
マイクロ波っていうのはミリメートルとかセンチメートルみたいな、
すごい小さい単位っていう電波のことをマイクロ波って言ってて、
スマホとかテレビとかはこのマイクロ波を使って通信してる。
そのマイクロ波をどうやって出すのかっていうのが重要なところで、
このマイクロ波を発生する装置のことをマグネトロンって言うんだよね。
マグネトロン。かっこいい。
マグネトロン。結構かっこいい名前なんだけど。
このマグネトロンっていうのは原理結構むずいんだけど、
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要は真空管みたいなやつに、
陰極と陽極の棒と筒みたいなのがあって、
そこを電子がぐるぐる回って、
マイクロ波が出てくるみたいな、
簡単にざっくり言うとそういう感じのシステムみたいなのがマグネトロンっていうもの。
このマグネトロンを使って、
だから世界対戦中は敵の飛行機を発見するために使ったり、
っていうのですごい需要があったわけ。
普通の電波を使うよりマイクロ波を使った方が精度が高かったり、
あとはアンテナがすごくちっちゃくて済むみたいなメリットがいろいろあって。
今回の主人公のスペンサーさんは、
このマグネトロンを作る会社で働いてた人なんだよね。
これをめっちゃいっぱい作らなきゃいけないわけよ。
需要がすごいから。
このマグネトロンを会社でいっぱい実験室みたいなところで、
組み立てたり作ったりしているときに、
これ偶然らしいんだけど、
ポケットの中にチョコを入れてたらしいんだよね、スペンサーさん。
実験室をうろうろしてたら、
ポケットの中のチョコが熱くないのに勝手に溶けてるって気づいたらしい。
熱くなかった?
熱くないのになぜかチョコだけが溶けてるっていう謎の現象に遭遇して、
実験室にいるときだけチョコが溶けるなって気がついて、
これはマグネトロンが関係してるんじゃないかっていうのを考えたわけよ。
ここから結構すごいんだけど、
普通に仕事してたら機械から電波出てくるからしょうがないかみたいな感じで、
終わりそうじゃん。
だけどこの人はマグネトロンの前にポップコーンを持ってくるんだよ。
めっちゃお菓子持ち込むよ、その人。
さっきトウモロコシの話したけど、
ポップコーンを持ってきてマグネトロンの前に置いたら、
ポップコーン完成したんだよね。
ポップコーンになる前にトウモロコシの種みたいなの置いたってこと?
そうそう。
あの種を持ってったら、
マグネトロンの前に置いたらポップコーン完成したんだけどみたいな。
いろいろそこで試すんだけど、
生卵あるじゃん。
生卵も機械の前に置いてみたら、
ブルブル動き始めて、
助手の人が卵が動いてるって顔を覗いた瞬間に、
卵が破裂して、
助手が卵まみれになるっていう記録が残ってて。
スペンサーさんは卵が爆発したのを見て、
これは何か使えるぞっていう確信をそれで得たらしいんだよ。
物を加熱するのにすごい使えるんじゃないかっていう。
今でも電子レンジで生卵を温めたら爆発するじゃん。
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あれね、結構怖いよね。
それを一番最初にやったのがこのスペンサーさんの助手。
そっか、当時は別に扉で仕切られてるわけでもないから、
顔に直撃するんか。
しかもすごいでっかい機械なんだよね。
わけのわかんない。
これが電子レンジの一番スタートになったきっかけになったことで、
ここから他の人と開発プロジェクトみたいなのを作るんだけど、
これを温めるっていう方向に使えないかっていうレーダーだけど、
スピーディーウィーニーっていう名前の開発プロジェクトを始めるんだけど、
これが即席ホットドッグっていう日本語訳したら名前のプロジェクトで、
今の電子レンジみたいに金属の箱を作って、
その中にホットドッグを入れて電波を当ててどんだけ温まるかみたいなのを試したら、
確かにホットドッグめっちゃ温まるぞみたいな。
電子レンジってさ、
さっき言ったマイクロ波が食べ物の中の水分にバーって当たって、
めっちゃ水が振動して熱が生まれて温まるっていう仕組みで、
これはもう今も昔もずっと一緒の仕組みなんだけど、
このスペンサーさんはこの現象を見つけてから2年ぐらいでもう製品化しちゃうんだよね。
すごい早い。
めっちゃ早い。スピード感すごいんだけど、
だけど初期に発売したこのレンジが高さが2メートルぐらいあって、
重さが340キロある。
人入れんじゃん。
そう、人入れん。これ誰が使うんだみたいなサイズしてて。
怖い。
で、なんかすごい大きいレストランとかではこれ使われてたらしいんだよね、当時。
使いにくそう。
そう、もうめっちゃ場所取るじゃん。
っていうので、そこから数十年かけて小型化していって、今の電子レンジになってるっていう。
これ電子レンジの起源がこのレーダーっていうところにあったっていう。
これなかなかすごい話だよね。よく見つけたなっていう。
そうだね。もしスペンサーさんいなかったらもしかしたら今ないのかな、電子レンジ。
軍で使ってたので、こういう商品にしようって発想したから結構できてる。
しかも意外と最近なんだって思った。
そうそう、結構最近だよ。
もっと前からありそうな気がするし、原理がわかってて商品化されたものだと思ってたんだけど、
でもそういうふうに偶然見つかったんだね。
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一番最初はそうだね。
ついでに日本にどうやってこの電子レンジ入ってきたんだろうっていうのを見てみたんだけど、
このスペンサーさんが実際にレーダーとか作ってたのが1945年ぐらい。
ちょうど戦争が終わりそうなぐらいのタイミングでやってたんだけど、
日本は1959年ぐらいに東芝が初めて日本でレンジ作って、
スペンサーさんがそれを見つけた後にいろんな会社が同じようなものをいっぱい作って競争みたいなのをしてた時代で、
それが大体1960年代ぐらいに東芝とか今のシャープとかが一般向けの電子レンジを開発して売ったんだけど、
めっちゃ高くてよい。
この時の大卒の初任給が大体1万7000円ぐらいの時代だったらしいんだけど、
その時代に54万円するっていう。
誰が買えるんだみたいな値段してて。
すごい高級品だったんだ。
めちゃくちゃ高級品だったんだけど、
新幹線がこのタイミングで完成して、
新幹線の料理の車両、料理作る車両に電子レンジが実際に導入されて、
そこで日本でも知名度が上がって、すぐ温めれる機械があるらしいっていうのが新幹線ベースで広まって、
そこから一気に家庭用になったらしい。
初めの2mぐらいから今のサイズになるのって、
どれぐらい時間とか開発の方法があったんだろうね。
開発の方法じゃないか。どれぐらい時間かかったんだろう。
年としては、1950年ぐらいに一番最初のやつが出てきてから20年以上かかってる。
そうなんだ。
1970年代に入らないと小さい家庭用のやつが出てこないから、
20年以上かかってる。結構かかってる。
初めに製品化するのは2年だったけど、
そういうふうに一般的になるのはそんなに時間かかったんだね。
でもお金が初めかかったっていうのもあるかもしれないけどね。
今の電子レンジって全部波長が決められてて、2.45GHzっていうふうに。
それ波長じゃなくて周波数。
要は他の電波とかを邪魔しないようにっていうことで。
だけどこれ無線LANとかBluetoothみたいなやつめっちゃ干渉するけどね。今でも。
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ワイヤレスイヤホンとかして電子レンジ使ったらめっちゃブツブツ切れない?
確かにね。
Wi-Fiとかも結構切れるよね。
それはもうマイクロ波とマイクロ波が干渉しちゃってるっていうことだよね。
電子レンジの扉にいろいろよく見たら点々みたいなのついてるじゃん。
あー扉。
あの点々がなかったら普通に外にいる人たちにも寝つつ触っちゃうみたいなそういう話聞いたことある。
そういう話しなかったと思ってた。
それ俺知らんわ。
ちょっと記憶ベースだから本当のこと言ってるかわかんないけど。
電子レンジの網っていうの?
あ、本当だあった。
電子レンジの小さい窓が金属の網で加工されててファラデーケージっていう名前がついてるらしいんだけど。
この網目がマイクロ波の周波数よりも小さいからドアを通り抜けて外側まで熱しちゃうみたいなことはないっぽい。
これもすごいね。これがあるから中の様子が見えるっていう。
中の様子が見れる。
要は全部金属の箱にしちゃうと中の様子見えないけど、前面をガラスにしてその金属の網網にして中を見えるようにしてるっていうのがいいと思う。
そういうことか。
これじゃあさ、はじめスペンサーさんがチョコを溶けた時結構危険じゃない?
だって自分も焦げる可能性あるってことだよね。
結構危険だと思う。
一応そのポップコーンを作ったりしてる時はちゃんと電波が干渉する場所とかを制御してやってたっぽいけど、最初のチョコは完全に当たっちゃってるからね。ポケットだから。
そうだよね。そうだよね。
危ないんじゃない?結構。
危ないな。
このスペンサーさんは最終的にこの技術でレイセンっていう会社に入った会社の社長まで行ってて、スペンサーさんの名前がついたビルまで建ってる。
すごい。
電子レンジで大儲けして。
だからあれだよね。自分がやってる仕事を全然違う方向に応用するみたいなのは結構今でもありそうな気がする。こういう応用。
そうだね。
そんな感じですかね。
スペンサーさんの電子レンジのお話でした。ありがとうございました。
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ありがとうございました。
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よろしくお願いします。
以上、サイエントークでした。