研究の導入
今回は、磁力で脳の道をつくるという研究をちょっと紹介したいと思います。
サイエンスポットは最新の科学技術にスポットライトを当てるポッドキャストです。 ホストはサイエントークのレンです。
ということで、今日もちょっと脳のお話なんですけども、僕最近結構脳に興味があって、
こういう脳科学系の研究を見るとちょっと
興味があって調べちゃうんですけども、今回は
パーキンソン病っていう病気ですね。
こちらの治療に関する研究です。
このパーキンソン病っていうのは、世界中で何百万人も
苦しんでいる神経変性疾患の一つなんですけども、この病気の
原因っていうのが、脳の中のドーパミンをつくる神経細胞っていうのがどんどん失われちゃって、
そのドーパミンをつくる細胞から軸作っていう
道みたいなものが伸びていて、
それと、
そこと腺状態っていう、また別の部位への繋がる道っていうんですかね。
この道の繋がりを失われてしまうということが非常に大きい問題となっています。
なので、脳の中で
神経を伝達する、
情報を伝達する物質が通る道っていうのが途中でも寸断されてしまって、この場合
ドーパミンですけど、
目的地にそれは届かないと。
で、それが不足しちゃうと手足が震えちゃったりとか、
動きが鈍くなっちゃったりとか、いろんな運動機能の障害が出ちゃうっていう病気ですね。
今、このパーキンソン病の治療法っていうのは、人の
肝細胞ですね。IPS細胞とかも肝細胞ですけども、
1回リセットして目的の細胞をつくるっていう
技術があって、その
技術によってドーパミンの
全区細胞、そのさっき言った道になるような細胞の一歩前の細胞みたいなものを脳に移植して、
それが新しい道をつくってくれるっていうのが結構いい結果が出ているそうです。
ただ、この移植した細胞から伸びる、さっき言った軸策っていう道が
大人の脳の中がもうすごい複雑な環境なので、目的の場所まで正確に到達させるのが
かなり難易度が高いというのが課題らしいです。
なので、結構想像はできますよね。後から入れるような細胞がうまく
道としてコネクトされる、接続されるっていう
ところの難易度が高そうだなというところです。これを解決するために
磁力、ものすごい小さい磁石を使おうという
発想が面白いなと思ったのが今回の研究で、これナノプーリングっていう
技術になっています。これ何かというと
磁性ナノ粒子、要はめちゃくちゃ小さい磁石の粒子を
使って、外から磁力を当てて
物の場所を誘導していくということですよね。
これを使って移植した神経細胞が伸ばす軸策という道を
磁石で引き寄せているかみたいに
引き寄せるかのように目的の場所へ誘導するということですね。
実際に行われた実験が、初期のパーキンソン病を
模倣するために、脳の一部を試験管内で培養するということをまず得られました。
で、これに磁性ナノ粒子を取り込ませた
この肝細胞ですね、人神経上皮肝細胞というものを移植して
そしてこの神経細胞に磁場をかけてあげると
これ細胞内のこの磁性ナノ粒子っていうものが、ものすごい弱い
磁力なんですけど、ピコニュートンっていう、磁力の単位がニュートンで
ものすごい小さい力によって
軸作をこの磁場がかかっている方向に伸ばすように誘導することができたっていうことらしいですね。
要は神経細胞をトゲトゲしていて、そこから伸びていくっていう方向を
自在に外からの力、直接触ることなくコントロールできると。
これすごいなーって感じですね。
で、あとは実際にその道が接続されるっていうのと
シナプス商法って言うんですけど、実際にその道を伝達する物質ですね。
を運ぶ袋がちゃんと形成されてますよとか
微小管っていう細胞の骨組みがちゃんと安定してできますよ。
要は神経細胞がちゃんと成熟していきますよっていうのを確認したっていうことですね。
だから単に道路をつなぎました。
物理的につながりましたっていうだけじゃなくて
ちゃんと適切に信号がちゃんと通るように
道ができて、道路そのものの機能がちゃんと確認できてますよっていうことですね。
で、これも人のiPS細胞由来の
臨床応用の可能性
実際のドーパミンゼンク細胞っていうさっき言った元になる細胞ですね。
それでやってもちゃんと確認できたと。
結構この技術応用範囲広いんじゃないっていうことで
臨時応用もしかしたらできるかもねっていう研究ですね。
で、あとはさっき言った二次生ナノ粒子とか
あとは磁場を使う技術っていうのは
すでに結構医療現場では使われているものですね。
MRIとかその例ですけども、MRIは
磁力を使って、MRIとか磁力を使ってますね。
ああいったものがあるので比較的スムーズに臨床現場に使えるような
技術になるんじゃないのっていうこととか。
あとはこういう物理的なというか機械的な磁力みたいな力を長時間与えても
細胞が死んだりとか組織が不安定になったりとか
そういった悪影響がないことも確認できているってことですね。
で、今回の結果これパーキンソン病みたいな神経が
変性しちゃってる疾患に対する治療って感じですけど
なんか結構いろいろ応用できそうですよね。
磁力で誘導して失われた神経回路を狙った通りに繋げる
みたいな話になるので
さらに生体内今回
まだちゃんと実際の脳の中でみたいな感じじゃないんで
実際どうなのかわかんないですけど
体人の体とか動物の体の中でもちゃんと使えて
それが長期的に問題ないかとか確認していけたらすごいなっていうふうに
この研究見てて思いましたね。
はいということで今回ちょっと
パーキンソン病の治療に関する
磁力で脳の中に道を作ろうみたいなお話でした。
はいということで今回の話はそんな感じで
昨日ちょっと番組中でもお知らせさせていただいたんですけども
LINEのコミュニティのほうですね
再演チャットっていうチャットを作りましたって言ったら
もう50人以上が既に参加していただきまして
非常に嬉しいなと思っております。ありがとうございます。
なんかいろいろここのチャットの中で僕から質問を投げたりとか
いろんなリスナーさん同士の気づきにも繋がるような場所になったらいいかなっていうことで
作ってみました。なんかもっと早く作ったら良かったかもなって思うぐらい
なんかいろいろ活発に意見をいただけたりもしているので
是非これ聞いている方も概要欄にリンク貼っておきますのでチェックしてみてください。
あとはちょっと僕の個人的に応援していることとして
Podcast MixerというPodcastのイベントの話を少しだけします。
この後CMもちょっと流させていただきますけど
名古屋でPodcast番組が集まるイベントを開催するということみたいです。
運営に関わっているのが僕がこの間大阪でやったイベント
Podcast Symposiumにも参加していただいた支部長さんとか
あとは工業高校農業部という番組の牛若さんとかが運営に入ってまして
7月の26日ですかね。結構すぐですね。
で名古屋の名古屋のキャンパスというところでやられるみたいなんで
これ僕関西にいたらなーっていう参加してたかもしれないなーみたいな
イベントではあるんですけど
ちょっと今回僕は参加できないので見送ってますけども
僕が参加している番組はかかっております。
それがノーパカラジオという番組になってまして
ノーパカラジオは僕とあとは僕の研究者友達ですね。
もうこれガチのリアル友達ですがリリーさんという方がいて
2人でこれノーの話いろいろやってるんですけど今日もノーの話でしたけど
Podcastも10何回か配信していて
その番組としてこのイベントに参加するということです。
僕は行けないですけどリリーさんの方が名古屋まで行って
イベントに直接参加するということで
でなんかどうやら何かを作っているとかもチラホラ聞いていますけども
ちょっとまだわかんないです。
詳しくはノーパカラジオの方で告知するのかなちょっとわかんないですけど
あるかなと思います。なので僕も間接的に関わっているということでね
ぜひこのPodcast Mixerホームページもありますし
この後CMを流しますので
興味ある人はぜひぜひ調べてみてほしいなというふうに思います。
なんかいいですよねこういうPodcastのイベント結構増えたなというか
僕はもう直近3回ぐらいイベントやってるんで
だいぶやったなという感じ今年はちょっと
直接のイベントできないなってオンラインもちょっとまだ考え中という感じですけど
こういうイベントがあるとどんどん盛り上がって
しかも名古屋ですよねなんか地域ごとに
いろいろこういうイベントが出てくるのはすごい
いいんじゃないかなというふうに思って僕も応援しております。
いいななんか楽しそうでいいなという
そんな感じですね
はいということで
またね僕はバリバリPodcastのイベントとか
今後やろうともっくろんでいる人なので
引き続きいろいろ情報チェックしてもらえたら嬉しいなというふうにも思っております。
ではまた
声が混ざる思いが交わる
ジャンルもスタイルも超えてPodcastの今が名古屋に集う週末
話す人も聞く人も混ざって生まれる新しい熱
7月Podcastミキサーで会いましょう
場所は名古屋駅すぐ近く名古屋のキャンパス
7月26日13時より開始チケットはリッスンチケットページにて
さあ推しに会いに行こう
