地域とグローバル化
高見知英
SIDE BEACH CITY.の中の活動をお知らせするSBCast. Ch2。
今回は杉山さんに日々考えていることというテーマでお話ができればと思います。
杉山さんどうぞよろしくお願いいたします。
杉山 由朗
よろしくお願いいたします。
高見知英
よろしくお願いします。
それでは今回日々考えていることということでお話ができればと思いますが、
こちら今回はどのような話をできればなと思いますか?
杉山 由朗
そうですね。地域が可能な限りグローバル化でいろいろ物事は動いていますけれども、
逆に地元が可能な限りローカルで活性化、
例えばできるだけ地元の中でいろいろできるようにすれば、
もうちょっと中で活性化できるのか、その地域に人が住むようになるのかなと思っていまして、
それをどう支援していくのがいいのかなというのを最近結構考えるようになっております。
ローカルの情報発信
高見知英
ありがとうございます。そうですね。
ローカルで活性化をする人がそういうところに集まってくるためにどういうふうにすればいいのかというところですね。
杉山 由朗
はい。どうしても地方の課題として、
例えばIT系は最近テレワークが流行っているので、
ちょっと事情は違うと思うんですけれども、
どうしてもその地域に仕事がないという課題とかがありまして、
あと自然の無添加の農作物という課題、
逆に添加物が多くなってきちゃってるので、そういう課題もあるんですが、
もうちょっとたどると、
なんでその地域に人が住めないのかっていうと、仕事がないっていうのがよく耳にするワードでして、
どこから仕事をいただいてるのかっていうのを伺っていると、
大体役場とかそういうところなんですよね。
そこをいい方法ないかなっていうのを最近考えているところです。
高見知英
やっぱり本当に今のインターネットにある情報ってすごくグローバルな情報が多くて、
ローカルには非常に弱いなというふうに思っております。
例えば本当にGoogleマップのようなデータであっても、
一部の路線のデータがすっぽり抜け落ちてるとか、
きまった時間帯のデータがすっぽり抜けてるとか、
そういうようなことがあったりして、
やっぱりすごくそこのところは都市部のものであっても、
情報が結構歯抜けになってるなっていうふうに思いますし、
やっぱりまだまだ商店街とかを歩いていても、
本当にまだネットでできることって、
地域ができることすごくたくさんあるなというふうに思ったりしています。
なかなか地域の情報、商店街の情報とかって、
インターネット見ても情報載ってないですし、
地域の仕事の情報ももちろん載ってなかったり。
じゃあそれがどういうふうな状況なのか。
やっぱりリアルなほうがみなさん大切って思ってらっしゃるというのもあると思うんですけども、
とはいえインターネットも同じくらい大切にしてほしいなっていうふうに思うところありますし、
もうちょっとそういう情報を、
気軽にこういうところに出してほしいなっていうふうにとても思いますね。
杉山 由朗
そうですね。私も正直外出歩かないと、
出歩いてはいるんですけど、
もうちょっとちゃんと交流していかないとわからないこととか結構多くて、
話してて、そういうことがあったんだみたいなのが結構あるので、
逆に隣町の方に行ったりすると、
隣町で話したりするまで全然知らなかったこととか、
観光パンフレットに載ってないこととかも結構あったりするので、
そこはもうちょっとこういうことを知っていれば、
みんなもうちょっと考えて買い物するんじゃないかなとか、いろいろ考えるようになる。
高見知英
話さないとわからないことってすごく実は多くて、
ある程度大きなところ、横浜みたいな都市になると、
やっぱりある程度そういうのを特集して書いているローカルメディアの方々とかいらっしゃると思うので、
それはそれでいいんですけども、
そうでないところ、そこまで都市ではないところになると、
そういうのローカルメディアもないし、
じゃあ誰がその情報を発信するのかっていうような内容になってしまったり。
ITの関心と活用
高見知英
ただその内容って、
例えばローカルメディアの、例えば横浜のようなところのローカルメディアの情報が地域で適用できないか。
それぞれ、たとえば普代村で適用できないかっていうと
そんなことは実はなくて、
結構適用できるんだけれども、
ただ横浜じゃないからっていう理由で読む範囲から漏れてしまう。
そういうところってのはすごくあるなっていうふうに思ったりします。
杉山 由朗
本当にもったいなくて。
私は以前いたのは伊豆大島ですが、
伊豆大島で、
実際普代村でも結構話をすることが多いんですけど、
地元のお豆腐屋さんが結構昔ながらの製法でお豆腐とか納豆を作ってらっしゃってて、
今でもそこから取り寄せてるんです、納豆。
でもそれは、私も街を歩いててそういうお店を知って、
インターネットでもほとんどそういう情報じゃなくて、
本当に歩かないと知らなかった。
そういう情報は非常にもったいないなと。
特に伊豆大島は観光で結構成り立つところがあるので、
そういうところはすごくもったいないなと思っていたところです。
普代村でも同じように感じてますけど。
高見知英
本当に先ほどの豆腐屋もそうですし、
ネットってすごいきっかけになる場所であって、
逆にきっかけにしかならないところではあるので、
やっぱりそのきっかけになる情報がいかにふんだんに散りばめられているかっていうのが
すごく重要になってくるんですが、
じゃあそのきっかけになる情報を誰が配置するのかっていうと、
やっぱり紛うことなき地域の方々なわけで、
その地域の方々がそのきっかけを出すためにはやっぱり
ご本人がそれぞれ知識とか、こういうところに置けばいいんだよ、
こういうところに情報を出せばいいんだよっていうのを知る必要があったり、
こういうような仕組みを使えばいいんだよ、
こういうような方法だったら情報発信が簡単にできるんだよっていうのを
やり方を知ることであったりすると思うんで
そういうのは、やっぱり自分たちが使っている人として
こういうような使い方あるよっていうのを
広めていかなければいけないのかなというふうに思ったりはすごく思います。
杉山 由朗
ありがとうございます。そのとおりだと思います。
高見知英
こういうような活動を通して、地元に向けての活動ですごく杉山さんとして
大切にしていきたいキーワードとかそういうのって何かございますか?
杉山 由朗
私の中で、やっぱり今も実は
普大村役場さんをメインにお仕事させていただいているんですが、
前回も自己紹介ちょっと触れさせていただいてますが、
ITにいかに関心を持ってもらうか、そこはすごく重要視しながらやっています。
関心を持ってもらえれば、その後自発的に私とか思いつかないような
活動を考えて動けるんじゃないかなっていうのは、
商店街の活動を話すと結構思うところがあるので、
私はそこを重視しながらやっています。
高見知英
ありがとうございます。
ITにいかに関心を持ってもらうかですね。
本当に関心を持ってもらうっていうことが一番大事で、
そこから先って結構ご本人が何とかやってしまうっていうところはあるのかなって思います。
やっぱりまずは真っ先に関心を持ってもらうことが大事。
特にこういうようなITツールって、
皆さん持っているようで意外と持ってないっていう方が多くて、
もっと使えるのにそういう方向に使わないのっていうところがあります。
自分はよくキリンの首を伸ばすにはどうすればいいのっていう話をしていますけれども、
やっぱり面白いものが、たとえば丈の高いところにある草がないと、
そこを目指してキリンの首って伸びないわけで。
というようなところのための、今回キリンの首でいうのであれば、
その草をいかにこちらが提示するか、
こういうものがあるよって見せるかっていうのがすごく大事になってくるのかなっていうふうには思いますね。
ありがとうございます。
それでは今回は杉山さんに日々考えているというテーマでお話を伺いました。
杉山さんどうもありがとうございました。
杉山 由朗
ありがとうございました。
高見知英
ありがとうございました。