中学時代の笑い
みんなゲラゲラ言うけどさ、本当のゲラを知らないみんなゲラじゃないと思うんだよ。
俺、ゲラで悩んだことあったもんだって。 中学の時に。 なんで?
止まんないからってこと? 止まんないの? 私もだよ。 あ、でしょ? 高校の時期の時に、なんか授業中なのに、やばい。
笑い止まらなくて、ずっと笑ってた。 恥ずいんだよ。 結構あるよ。 でもゆりは多分、クラスの中でも、別に笑ってても、何笑ってんの、ゆりみたいな感じでしょ?
俺はどちらかというと、そんなに目立つ感じでもない、でもインキャってことでもないんだけど。 そんなことはそんなじゃないでしょ。
し、実際にそういうふうに笑ってるやつがいなかったのさ。 いないのに、なんか俺だけ笑っちゃう。 しかも中学生で。 中学生ってやっぱ恥ずかしいに敏感じゃん。
中学生ね。 高校はまあ、笑えるかもしれないけど。 高校は平気だよ。 中学生って本当に恥ずかしいに敏感なんですよ。
恥ずかしかったんだ、じゃあ。 そう。 だけどもう止まんないの。 笑っちゃいけない時の方が面白いからね。 本当にそれ。
なんかもう、すれっちゃうよ。何でも。 でも何回もあった、中学生の時。 その後だからもうさ、なんかふざけるんだよ誰かが。
授業中に。 ふざけて変なこと言うわけ。変なこと言うとシーンってなるの。
で、それに先生が注意すればいいさ。 先生も注意しないの。 その状況を、俺は後ろから見てて、その状況に笑っちゃうの。
え、そうだよ。そうだよ。それが面白いんだよ。 めっちゃ面白いこと言ってんのに、なんかみんな普通の顔してるのが面白い。
何こいつらみたいな。 みんな普通にこうやって顎に手をのっけて、こうやって普通に。
それが面白い。その状況が面白いの。 え、なにみんな、笑いのツボとかないの?っていう。 その疑問で止まればいいんだけど。
え、だって面白いからね。まず最初が面白いから。 そうなんです。
めっちゃそうだよ。そうだった。 じゃあ本物のゲラだと。 知ってるよ。
俺もそうなの。 めっちゃゲラだもん。すぐ笑うし、止まんないし。
仕事中もすごい笑う。 普通に思い出しちゃうし。 え、思い出しちゃう?笑ってるよ。
なに撮ってたの?って言われるもん。
そう、なんもないときにカノン栄光の替え歌知ってる? 知ってるよ。
この前最後だったけど。 え、そうなんだ。え、終わっちゃったんだ。
カノン栄光の替え歌のやつだったんだけど、あれ急になんかプッて流れてきて。 え、あるある。
でも車の中でやってもらった。 え、あるよ。あるある。やるやる。
車の中だったからよかったけど。 地道にやるよ。
普通にやるよ。 いやね、そうなのよ。
ファッて降りてきて。 全然ある。 普通にある。
本当困るよね。 うん。でもなんかもういいやって感じ。
電車とかでもたまに思い出して。 でも結局ね、周り見てないんすよ。
見てない。 俺らのことなんて。自分が思ってる以上に見てませんから。
そう、だからいい。
でも中学の時は本当にね、しんどかった。 中学か。
本当に悩んだっていうか。 面白い。
あと俺、肩がこうやって上に動いちゃう。小刻みに動いちゃう感じなのさ。
それ面白いね。 そういう笑い方。
っていうか、こらえる時の笑い方がそれになっちゃう。
みんなそうじゃない? そうか。
音楽コンクールのふざけ
だから前の人がそれで笑ってんの見ても、その肩がこうやって動いてるのが面白くて。
で、私がもう笑っちゃうっていう。 無限無限。
そりゃ無限なのよ。
なんか、くだらないのよ。本当に。
音楽の授業とかあるじゃん。
隣のやつがやっぱふざけてんのさ。
小さな声でさ、親の耳に聞こえるように替え歌をするんさ。
もうさ。 絶対おもろい。
本当にやめてほしいんだよね。
みんな、来週音楽コンクールあるよって。
みんなちゃんとやりましょうみたいな。
音楽の先生、もう本当に何年何年のみんなは本当にみんな真面目で。
来週に向けてすごくいいものができるでしょうみたいな。
じゃああと何日かね、この音楽の授業を使っていいものを作り上げていきましょうね。
みたいな感じから始まって、めっちゃみんな真剣よ。
もうさ、指揮者がさ、こうやって手をフッて挙げた瞬間にみんなこうやって
サップね。 左足?
どっちか分かんないけど。
サップっていうの?
サッとパッて開くね。
パッて開くじゃん。
あそこは緊張感ファッて出るじゃん。
左からさ。
そいつふざけすぎだろ。
わざと音程外してくるとか。
遅すぎ遅すぎないうちに
間に合う今のうちに
できる限りのことをしよう
生まれて来られた
めちゃくちゃ覚えてるじゃん。
知らない?
知らない。
俺はたぶんソプラノアルト、テノーレ。
テノーレなんよ。
ちょっと違うんさ音程が。
違うからこそできるバレない音程を
バスのね、やつがね。
やってくるんさ。
大地さんちょっと分かる?
大地さん分かるよ。
なんだっけ?
母なる大地よ
あれでしょ?
そこ?
とか。
そこじゃないとこあるったっけ?
ある。それ最後の方のやつね。
そこハモるとこね。
母なる大地よ
みたいな感じで来るんさ。
無理なのよ。
無理なの。
しかも笑っちゃいけないじゃん。
みんな頑張ってんのに。
しかもいいものを作り上げたいのにさ。
しかもそれ本番で思い出しちゃうかもしれない。
一回やられたら。
笑顔は意外とみんなちゃんとやるんだけど。
練習の度にそのハッハッハッハを思い出しちゃう。
今思い出したのが
この話最後にするんだけど
中3の音楽コンクール最後
俺が一番下手っぴって思われてたの。
無理じゃね?みたいな。
サッカー部ではないんだけど
小学校の時サッカー同じやつだったやつが
指揮者俺やるみたいな。
ちょっと前に出るタイプのやつで
坊主なのよ。やんちゃなのよ。
俺のことも知ってるし。
指揮者だからみんなの方を見るんさ。
それユウジ言ってるんだけど
ユウジはみんなの方見て
観客後ろじゃん。
何しようが大事なの。
ユウジ最後の最後
ずっと変顔
ずっと変顔。マジ。
その後映像あるじゃん。
笑ってる人とか
指揮者を見ずにみんな下を見てるの。
俺ら負けってなってて
しかも音楽の先生から前日かな
怒られたんやね。
ちゃんとやりなさいみたいな。
俺ら無理じゃね?って言って
負けモードぷんぷんで言って
最後の最後ユウジが変顔するっていう。
ユウジは分かんないんだよ。
ユウジが何かやったってのは分かんないんだよ。
だって見えないから。
みんな腹抱えて笑ってる。
すごい。
すごいよね。
なかなかないと思う。
良かったら真面目にやりたいっていう人いなくて。
いたかもしんないよ。
いたよ絶対。
変顔なんかされて。
ほんとだよ。
結構話した。
バイバイ。
