みなさん、こんばんは。DogsorCaravan Iwasaです。
9月7日、月曜日、今週も【Monday Night Run powered by Goldwin】始めていきましょう。
今週も、ゴールドウィンのサポートを頂きまして、この番組をお届け致します。
今週は、大きなレースの結果が出てきたというよりも、
先週のUTMBの振り返り、UTMBを受けた余波が多かった一週間だと思いました。
ヨーロッパでは、ユングフラウマラソンや、
WMRA、わむらのワールドカップのトロフェオナセゴといった大会がありました。
ただ、今回私が振り下げようと思っているのは、
そこではなくて、ちょっと規模は違うんですけれども、
誠実さが問われた二つの事件ということで、お届けしようと思っています。
もう一つは、中国のトレールランニング界の話題ということです。
今年のUTMBは、中国のアスリートにとって不作の年だったのかというようなですね、
そういう分析が早速、中国のメディアには結構出てきているんですよね。
そして最後には、今週末に控えた白馬国際クラシックトレールランニンググランプリシリーズですね。
こちらのファイナルもお話ししたいと思っています。
それから、ドックサキャラバンでは、ニュースレター犬猫通信もサブスタックでお届けしております。
昨年の12月でですね、一回更新が止まってまして、最近ないなというふうにご覧になっていた方もいらっしゃるかも思うんですけれども、
先月くらいからですね、またちょっと発行を再開しております。
特に毎週金曜日のエイドステーションというコラムでですね、
このマンデーナイトランよりも私個人の主観的な観察とか感想を盛り込んだコンテンツをお届けしております。
まず、ドックサキャラバンのウェブサイトから犬猫通信というですね、このサブスタックへのリンクがありますので、そこから購読できます。
よかったらチェックしてみてください。
それではまず恒例の一曜日のDCリザルトから、インスタグラムのストーリーズで週末どこを走りましたか、どこへ行きましたかというお話を聞かせてくださいという投稿をしているんですけれども、
今週もですね、たくさん見ていただきました。返信をいただきました。ご紹介します。
まずお一人目、じゅんいちみどりかわさん、いつもありがとうございます。
小政公園をシャワーラン90分走しました。走った皆さんお疲れ様でしたというコメントをいただきました。
今日も私の住んでいる辺りは雨結構ずっと降ってるんですけれども、昨日も関東方面結構大きな大雨でしたよね。
そういう雨の中でもシャワーランということで、少し濡れながらでもむしろ気持ちよく走れたということなのかなと思います。
どりかわさんありがとうございます。お疲れ様でした。
そしてもう一方、ヴァンライフショージさんからいただいたメッセージをご紹介します。
朝はサーフィン、夕方トレッドミルということでございます。充実してますね。
朝サーフィンということだと、私の住んでいる辺りも海が近いので、そういうライフスタイルの方結構いらっしゃるんですけれども、もしかしたらお近くかもしれないですね。
雨が降っても、むしろ雨が降っているような天候の方がサーフィンは楽しめたりするんでしょうか。
ヴァンライフショージさんお疲れ様でした。
とはいえでもですね、雨でちょっと大雨でしたので水害っていうんでしょうかね。
そういったことで気がかりな方もいらっしゃったと思います。
皆さんこれからもですね、しばらく安全に過ごしていただきますようにしていただければと思います。
そして投稿をいただいたミルリカーさん、そしてヴァンライフショージさん、いつもありがとうございます。
ご覧になっている皆さんで走った皆さんもお疲れ様でした。
それでは今週末のレースの話題をお届けしましょう。
先週の結果ですね、まず一つ目はスイスのユングフラウマラソンです。
こちらはですね、アイガー、メンヒー、ユングフラウとこの3つの山を臨む距離42.195キロのコースで行われました。
73カ国から4000人が参加したということで、こちらもこの老舗と言いますか伝統のこのシエルツナルとかと並んで
ヨーロッパにおける山岳ランニング山岳マラソンの伝統的なイベントとなりますユングフラウマラソンです。
結果は男子ではイギリスのジャックホワイト選手がですね3時間8分27秒で優勝しました。
この下馬表では上がっていなかったこのサプライズの優勝だったということです。
昨年チャンピオンのですねエーリックヒレ選手こちらドイツの選手ですけれどもエーリックヒレ選手を最終盤最後の最後で逆転したというドラマチックな展開でした。
そして女子はラウラホッテンロット選手ドイツの選手です。
こちらが連覇しました。
女子の3位には南アフリカのゲルダスタイン選手が入りました。
ゲルダスタイン選手といえばやっぱりコムラズですね。
今年6月のコムラズマラソンで5勝目大会新記録を打ち立てたばかりのロードとウルトラ両方で活躍するこのトップランナーということになります。
そのゲルダスタイン選手がですねいよいよ山岳マラソントレールランニングに挑戦してきたということでちょっとこれは話題になってるんですよね。
続いてイタリアのブレシア圏で行われたワムラのワールドカップの一戦バーティカルナセゴとトロフェオナセゴの話題です。
これは土曜日日曜日に行われたんですけれども土曜日のバーティカルこちらの男子では
ケニアパトリックキプンゲノ選手が33分31秒で自身4度目となる優勝を果たしました。
ベテランの域に入ってきているキプンゲノですけれども見事な勝利でした。
翌日の日曜日トロフェオナセゴの方はこちらは距離が21.5キロのこれも山岳マラソンといえるレースなんですけれども
こちらはフィレモンオンボゴキリアゴケニアム選手が1時間30分8秒優勝しました。
先ほどバーティカルで前日に優勝したばかりのキプンゲノが持っていたコースレコードを更新するタイムだったんですね。
2人がこの表彰台に立つ結果となりました。
女子のバーティカル土曜日のレースではニーナエンゲルハルト選手ドイツの選手ですけれどもこちらが39分29秒で初優勝です。
このレースで女子の選手が40分を切ったのは史上4人目ということなんだそうです。
日曜日の21キロのトロフェオナセゴの方では女子優勝はルースムイハキキプンガ選手です。
こちらもケニアム選手ですね1時間47分7秒ということで優勝でした。
前日のバーティカルのチャンピオンエンゲルハルト選手が2位ということでした。
この結果を受けて私もねちょっと感想をお話ししておこうと思うんですけれども最近のマウンテンランニングワールドカップってこういうふうにケニア勢の強さが際立っていてそこにこうヨーロッパ勢がどれだけ食い込めるかというような展開になることが多いんですよね。
実は先週のUTMBの中の60キロのレースOCCでも男子準優勝は今年ケニアのナション・キプリモという選手だったんですね。
ケニアの選手が表彰台トップ3に立ったのは実は初めてということでちょっとした話題になりました。
トレーンランニングのキャリアはまだ2年ほどということなんだそうですけれどもやはり強いと。
60キロという距離でもよいよこのケニアの選手がですね頂点に立とうとしている。
その兆しが見える出来事だったというふうになって出来事ということで話題になりました。
皆さん連想すると思うんですけれどもロードのマラソンでは東アフリカの選手たちが強いのと似た構図がマウンテンランニングやトレールランニングでも起きているということのように思えますよね。
ただこれを単純に東アフリカの選手は身体的に優れているという話だけで片付けてしまうとちょっと本質を悩まれるんじゃないかなという気が私はするんですね。
もちろんその身体的に優れている面はそれぞれあるかもしれません。
ただそれ以上に大きいのはこういう舞台を目指すことがモチベーションになるような周囲の応援環境そして選手自身の意識の持ち方ということが一番大きいと思うんですよね。
だとするならばこれはアジアの選手であってもラテンアメリカの選手であっても同じように世界の頂点に近づくパフォーマンスが将来トレールランニングやマウンテンランニングの中で実現していく可能性は十分にあると私は考えています。
この根拠というか証拠になり得るのが今回のワンブラワールドカップバーティカルナセゴとトロフェオナセゴの結果なんじゃないかなというふうに思いました。
2つ目のお題ですここからはちょっと規模が全然違うんですけれどもね根っこが同じところがあるなというふうに感じた2つの出来事を続けてご紹介したいと思います。
まずはスペインで行われたスペインのバスク地方で行われたデサフィオウルビオンという大会です。
これは37キロのレースに私は注目したんですけれどもこれがフラッグシップのレースなんですけれども男子の1位でフィニッシュしたのがザイドアイトマレックという選手なんですね。
彼はですねレース中のポール傾向についてポールを持つことについてのルールの違反があったということでフィニッシュ後に5分間のタイム加算のペナルティを受けました。
これによって順位が入れ替わって優勝はディエゴメレンデス選手に繰り上がる形で優勝しました。
そしてこのアイトマレック選手は3位ということになりました。
もう一つは中国のトレール会を先週騒がせた事件なんです。
UTMBが終わってから中国のSNSとかランニング系のこういうコミュニティでですねあるランナーが正規のエントリー枠を持たずにビブナンバーゼッケンも付けずにコースに紛れ込んで176キロのルートを完走したという風にソーシャルメディアとかに投稿しているということが暴露されました。
しかもこのランナーは偽造した当選メールとか完走証明を使ってマムートとかレキといったスポーツブランドのスポンサーから提供を受ける装備一式を騙し取ってたという風に言われるんですね。
ということでブランド側は現在その事実の確認と製品の回収を進めているそうです。
さらにネットの人たちがですね検証したところによると昨年の10月にもですね24時間以内に2000キロも離れた2つのレースを相次いで完走したということになっている。
つまり身代わり出走を繰り返したんじゃないかという疑いも指摘されています。
これを受けての私の考えというか感想なんですけれどもまず1つ目のデサフィオウルビオンのお話これについてはソーシャルメディアで書かれていることを追いかけていることしか私にはできないんですけれども詳しい経緯はまだ追い切れていません。
ただ私が見た限りではトレッキングポールをどこで預けてどこで受け取るかというようなルールに違反したということがあったようですね。
これって大会ごとに事情があってそれぞれ細かく止められていることが多いですよね。
特にエリートレベルの選手にとってはここは相当気を遣うべきところだと思うんです。
今回のケースはトップでフィニッシュした後に5分のペナルティーを課されて順位が変わってしまったわけですからインパクトは大きいです。
見ている側も優勝したと思ってたら違ったって2番目に来た選手は優勝だっていうのはちょっとねなんかあれって思ってしまいますよね。
ちょっとこのみんなで優勝した選手を称えるという雰囲気から少し空気が違ってしまいます。
ただこれが妥当な判断だったのかどうか私もまだ判断できる材料を持っていません。
こういうレース中のルール違反で順位が入れ替わるという話を聞く機会が最近増えている気がしませんか。
対応の仕方とかペナルティーの内容レベルそして効果そういったことについても標準化みたいなことをですねこれから考えるべき時期が来ているのかもしれないですよね。
一方で中国の話なんですけどもこれは結構驚かされますよね。
ただ背景として知っておきたいのは中国のトレイルランニングイベントでは大手のスポーツブランドがエリート選手に限らず一般ランナーにもある一定の条件を満たせばギアとかサンプルを幅広く提供するということがあるんですね。
ここまで大規模に中国でやっているように大規模に一般ランナー製品提供しているブランドって日本はもちろんのことですけど世界的に見てもあまりないと思います。
そういう私たちとは違う環境があったからこそこういう事件が中国で起こったということもあるかもしれません。
これを中国だからこうなったとか自分には関係ないというふうに片付けることとはべきではないと私は思うんです。
動機や機械さえあればこういう思いがけない出来事はトレイルランニングのコミュニティのどこでも起こり得る。
それは日本であってもアメリカであってもヨーロッパであっても変わらないんじゃないかなというふうに思いました。
その上で健全なトレイルランニングのコミュニティを育てていく上でどんな工夫が必要かということを我々考えるべきなのかなというふうに思います。
さて続いて3つ目は中国のトレイル界今年は不作の年なのかという話題です。
中国のトレイルランニングメディアの発信した分析記事を軸に考えてみたいと思います。
昨年2025年の中国のトレイルランニング界にとってUTMBはかなり輝かしい結果の連続だったんですね。
100マイルのUTMBでは中国人の男子3選手がトップ10に入りました。
ヤオミアオ選手が2年連続でOCC優勝を果たした。
UTMB、CCC、OCCの3つで全て上位に食い込むというですね。
輝かしい結果を残してその中国のトレイルランニングコミュニティが自信を深めた年だったんですね。
これが今年2026年は成績がはっきりと分かれてしまった。
CCCでは中国勢が最も成績が結果を残したのはCCCだったんです。
ヤオミアオ選手は3位に入りました。
シラン・ドウジー選手は男子の7位に入りました。
他にも中国人の男子選手5人がトップ30位以内に入りました。
一方でOCCに目を向けてみるとこのトップ10には誰も男女とも入ることができませんでした。
一番上位に入ったのはワン・ルーチン選手。
今年のカスミ40Kで優勝したワン・ルーチン選手ですけれども彼が男子24位ですね。
そして100マイルのUTMBの方はチェン・リンが女子の14位。
そして男子ではデン・ゴーミン選手が44位ということで期待されていたシャンフー・ジャオ選手、シェン・ジア選手はいずれもDNF途中での棄権という結果になりました。
これを受けて中国のメディアが今年はダメだったのかということでいろんな分析をしているわけなんですね。
ただ私この記事を読んで受け取ったのは彼らはこれを単純な後ずさりだとは片付けてないということなんですね。
むしろ種目ごとの得意不得意がはっきり出た年だったというふうに分析していました。
実際にシュラン・ロージー選手は昨年UTMBの100マイルの方で4位に入っていたんですけれども、
今年はあえて100キロ、実際に108キロだったかな、の方にスイッチしてそれでも7位という結果を出しているわけです。
また別の記事の分析によりますと八尾妙選手は3週間前のシエレツナールで膝を痛めていてそのまま出走したと。
OCCにですね。ごめんなさいCCCですね。レース中に約100ミリガムのカフェインを摂取して痛みを抑えていたということがあったそうです。
これは医学的な中毒の基準に近い数字で褒められた話ではないというふうにコーチ自身が振り返っているということなんですね。
それでも表彰台を守ったということがという利用を成し遂げたのが今年の八尾妙選手ということになります。
八尾妙選手、OCCでしたね。私自身の見方としては今年の中国勢の結果というのは多分中国のエリート選手たちにとって
結果を出したいと思えるような大きな舞台やシーンがどんどん増えてきているということなんだと思うんです。
UTMB、CCC、OCCと挑戦したい世界の舞台がいくつもある。また他にもウェスターンステージとか他にもあると思うんですね。
そういう中で2党を追うどころか3と4党も追うような状態が今の彼らの現状なんじゃないかと思います。
そうなると今度はどこに焦点を合わせるかというのはすごく悩ましくなってくる。
当然競技レベルも上がっているわけですから10年前だったらキリアンがやってのけたことであっても今では難しいということはあるかもしれません。
今まさにそこをどういうふうに試行錯誤しながら自分のキャリアの段階に応じてどこかに力を絞り込むべきかそういったところを見極めている途中の段階だというふうに思います。
そこで何かの答えが出て力を集中させることができればUTMBにせよCCCにせよOCCにせよ結果を出せる日は必ず来ると私は思うんですね。
そして最初に紹介した中国は不作の都市だったというふうに言っているこの記事が実は日本のことも言及しています。
中国はトレイランニングの商業化がかなり進んでいてフルタイムで走ることを仕事にできる選手が大勢いると。
一方で対照的な例として日本ではサブ2時間10分クラスサブ10クラスのマラソン選手であってもトレイルに転向するよりもスーパーマーケットで働く道を選ぶ選手がいるという指摘をしてたんですね。
その理由はといえばスーパーで働けば生活できるけれどトレイルではまだ食べていけないからというふうにそういう紹介をしている中国のメディアがあったということなんですね。
トレイルでは食べられないけどスーパーでなら生活できるという話だから走らないんだっていうのは違和感我々は抱きますよね。
日本でマラソン選手がスーパーで働くっていうのは大体の場合はスーパーマーケットを運営している企業を持つ実業団選手に所属してそこで働きながら競技に取り組むという意味ですよね。
だからこれは生活費を稼ぐためにレジ打ちのアルバイトをするっていうのは全然違う話です。
おそらく中国メディアの側もそのニュアンスは承知していると思います。
ただそこであくまで中国と日本の事情を分かりやすく伝えるためにこういう分かりやすい企画をしたんだと思います。
ただこういうニュアンスを差し引いて考えても中国ではトレイルランニングでプロとして競技活動に専念できる環境が整いつつある一方で日本では実業団のような形でトレイルに専念できる選手はまだほとんどいません。
多くの選手が他の仕事と両立せざるを得ない。この点については中国メディアの指摘は当たっていると思います。