はい、路地裏クリエイティブの丸山です。 谷口です。
広告の路地裏にルーツを持つ二人が、テーマを持ち寄って語るこの番組。 今回は公開収録となっております。
めっちゃ拍手すごい。 拍手の音がめちゃくちゃ聞こえてありがたいんですけど。
今日はですね、赤坂にあるクリエイター向けのシェアオフィス、 スペース赤坂という場所で公開収録をさせていただいています。
僕がそのオープニングイベントに呼んでいただいて、 そこでちょっとクリエイターのキャリア論みたいなところをお話しさせていただいてたご縁で、
今日特別に使わせていただいているというところになってます。 月額制でどなたでも使っていただける場所になっているので、
ぜひ気になる方は調べてみていただければと思いますし、 路地裏クリエイティブ側にご連絡いただいておつなぎすることも可能なので、
シェアオフィスでお仕事してみたいなという方もしいらっしゃったら、 ぜひご検討いただけるとです。
初めての公開収録なんで、人がそれなりにいらっしゃって緊張しますけど、 始めていければと思います。
じゃあ早速、今日話したいテーマですね。 今日話したいテーマはズバリ自主提案というテーマで話していきたいなと思っています。
路地クリといえば自主提案といっても過言ではないですからね。
最近自主提案芸人みたいな立ち振る舞いを。 完全にその認知でしょ。丸山さんも業界の中で。
そうなんですよね。まず自主提案というテーマに関してご報告がありまして、
私丸山がチームで手書きさせてもらった同時婚の勧めという、 選択的夫婦別の啓発に関わるプロジェクトがですね、
世界5大広告賞と言われる、カンヌとかクリオとかに並ぶ、 ロンドンインターナショナルアワード、LIAというアワードですね。
PR部門のシルバーを先日受賞することができまして、 クリエイティビティインピーアールというPRの部門なんですけど、
ここですとですね、日本で唯一の受賞した案件ということになりました。
このプロジェクト、同時婚の勧めというプロジェクトなんですけど、 実はこれ自体が自主提案から始まったプロジェクトでして、
僕が個人で最初思いついて企画をして、 いろんな人たちとか会社さんを巻き込みながら、
たくさんの協力を得て成立をしたというプロジェクトになっているんですね。
結果、一応この企画はですね、この選択的夫婦別が認められていない日本で、
それでも苗字を変えずに結婚するための抜け穴として、 同じ苗字の方を引き合わせる婚活パーティーを開催するというプロジェクトなんですけども、
そういう形で壮大な皮肉で制度の問題を可視化をして、 今世界で60カ国以上、300以上のテレビはじめニュースの報道を獲得をしていまして、
実は国会でもですね、この同じ苗字の婚活パーティーが言及されるみたいなことで、 政治の議論にも影響を与える成果に今つながりつつあるという状況になっています。
というところまで、この自主提案というもので至ることができたんですが、 最近結構この広告の世界で、自主提案というそもそもスタートのプロジェクトが、
世界の広告社に立ち向かう大きな武器として、対等してるなっていう感覚がありまして、
少し前だと、例えばTBWAハコードさんがやってたホタメットというホタテの貝殻の成分を使って、
ヘルメットを作るっていう、漁業関係者向けのヘルメットを作るっていうプロジェクトが関流を受賞していたりとか、
あと去年ACCのPRのグランプリだった金流のしっぽという大阪のラーメン屋さんの案件なんかも、
これ全部実は自主提案から始まったそうで。
はい、ということで、結構今この自主提案というテーマが大きい力を持ってるなと思って、
先日ですね、10月にトラノモンヒルズで開催されていたトラノモン広告祭という広告業界のイベントがあったんですけども、
そこでですね、私がですね、この自主提案テーマのセッションをやったらどうだということを自主提案させてもらいまして、
去年はね、できなかった。
あ、そう、去年はね、トラノモン広告祭に、この中に入れなかったっていう。
去年もトラノモン広告祭終わりにトラノモン広告祭を振り返る回撮ったんですよね。
あ、そうそう。
その時になぜ自主提案を、自主提案しなかったんだから話をしてたんで、
まあ1年ぶりに丸山さんが実現したっていう。
やりました。
マジでやってんなと思った。
はい、マジでやってんなと思った。
はい。
有言事をしてみまして、そしたらトラコー側も、
あ、そのテーマ確かにめっちゃ今ホットだねっていうことで、
あの、受け入れてくれまして、
あの、この要はまさに大自主提案時代というセッションをですね、持たせてもらったんですね。
で、結構そのセッションの中で、かなりレジェンダリーなクリエイティブのディレクターの方々というか、
ま、デンツーハコードをはじめですね、いろんな方からこう話を聞いて、
自主提案がなんで今威力を発揮してるのかっていうことをすごく深くお聞きできたので、
まあちょっとそのセッションの中でですね、聞いた話を噛み砕きながら、
えー、ちょっとその自主提案って今熱いんだよっていうことをお話ししていきたいなというふうに思っています。
丸山さんが話し続けるんで、なんかコメント挟みにくかったんですけど、
はいはいはい。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
せっかくなんでね。
全然、はい。
ちょうど収録日が今日10月24日なんですけど、
はいはいはい。
ちょうど今日発表になってたっていう。
あ、そのLIAですか。
はい。
一応あの僕のSNSで発表したのはそんな感じだったんですけど、
一応ですね、受賞結果自体は10月頭ぐらいにはもう出てたっていう感じで、
はい。
今日発信されてたんで、タイムリーな話でタイミングよく喋れたんで、
あ、そう、ありがとうございます。
よかったですね、はい。
ちょっとあの公開収録があるから、ちょっとみんなにアピールしとこうと思って、
あははは。
言ってみたって感じ。
そういう意味合いあったんですね、はい。
そう、そう、です、はい。
で、まずちょっとですね、最初の冒頭に僕が手掛けた同時コンの進めというプロジェクトのちょっとエピソードといいますか、
自主展ってどんな風に進むんだいっていうことをですね、
うん。
具体的に話していければなと思っています。
始まりはですね、去年の11月、2025年の11月ぐらいに、
僕がラーメン二郎の目黒店に並んでる時にですね、企画を思いつきました。
これ結構僕の中のジンクスなんですが、
ラーメン二郎並んでる時の精神統一されてる感じが、
すごい企画を生み出すのにですね、めちゃくちゃ合っていて、
かなりこうアイデアが浮かびやすいっていうジンクスがあるんで。
ちょっと1ミリも理解できないですね。
あ、そうっすね。
まあ、行きましょう。
あははは。
やっぱそういうね、トイレの中とか風呂場とかみんな誰しもあると思うんですけど。
シャワー中とかね、よく言うやつですよ。
あ、そうそうそうそう。
アレンさんにとっては二郎に並んでる時ですね。
僕二郎の行列に並んでる時なんですけど、
そこでアイデア思いついて、
これ同じ苗字でもし結婚したら、
苗字ってどうなるんだっけみたいな。
で、ちょっと法律を調べてみたら、
どうやら本当に手続きとかがないらしいぞみたいなことに気づいてですね、
これはちょっともしかしたら選択的夫婦別れっていうテーマに
以前から関心もあったので、
1回ちょっと企画にできるかもなと思って、
企画書にバーッと起こして、
起こした感じ、これちょっとプロジェクトとして成立するかもって思ったんで、
ただそのクライアントさんとの繋がりはまだなかったので、
クライアントとの繋がりがあるクリエイティブディレクターの方がいるオフィスに
翌日に突撃しまして、
その場で企画書をバーッと見せて、
これどうですかっていう感じで店に行きました。
で、その場でですね、
そのクリエイティブディレクターの方が
これいいと思うよって言ってくれたんで、
実際にちょっとクライアントに繋いでみるねということで、
クライアントの代表の方に繋いでもらって、
1週間後にその場で提案をさせてもらって、
そこでクライアントからもいいですねということで、
ゴーが出て進みました。
仲間うちでデザインとかウェブサイト作りながら、
とはいえ、僕がやりたくて提案した企画なんで、
そもそもお金とか予算とか出てないんですよね。
っていう中だったんで、
無償で協力してくれる婚活パーティー、
結婚相談所とかマッチングアプリの事業者さん、
あと賛同企業を集めて、
自分たちで手作りでやらなきゃいけないってなったんで、
僕はひたすらですね、
300社以上の会社に電話をかけて訪問して、
企画書をバーって見せて、ちょっと協力してください!
っていうのをめちゃくちゃ言い回りに行きました。
っていうのが、この企画を二郎で思いついてから、
3週間目くらいからの活動ですね。
最終的に3ヶ月目くらいになった時に、
9割以上の会社に断られたんですけど、
でも9割断られても300社アタックしてたら、
30社40社も集まってるんですよ。
めちゃくちゃでかいプロジェクトになってるっていう状況になって、
ようやくその婚活パーティーもやってくれる、
結婚相談所も協力してくれるっていうことになって、
これはちょっと実際にプロジェクトとして出せる、
ということになって記者会見をしたいと思ったんですね。
記者会見するにもお金がかかるんで、
どうにかしてただで記者会見できないかなと思って、
厚生労働省に電話をかけまして、
厚生労働省の記者クラブという場所の会見スペースがあるんですよ。
ここを選択だけ封鎖するテーマだから、
ちょっと使わせてくれないかということを電話で交渉したら、
その日空いてますねっていう感じで、
空いてる日を予約セッティングして、
使わせてもらうことに成功したんですね。
ということで、この婚活パーティーとか結婚相談所とか、
あと記者会見、これ全部協力者のおかげで、
費用をかけずにやったっていう状況になってまして、
4ヶ月ですね、企画を考えてから4ヶ月後に無事プロジェクトをローンチしましたと。
で、実際に婚活パーティーをやって、
すごく報道がバーッと盛り上がって、
参加者の方からの声もいっぱい集まってという感じで、
その集まった国民の声を、
政治の場にフィードバックしにいかなきゃいけないということで、
国会議員の方にこの声を届けたいっていう風に、
ロビイングをしたいと思ったんですね。
この時僕も国会議員の方のリレーションなんてなかったので、
どうしたもんかいなと思って、
国会議員の方のホームページを調べてみると、
議員事務所のお問い合わせもこちらみたいなのがあるんですよ。
そこに資料をぶち込んで、
この話をさせてくださいっていう感じで、
問い合わせをしまくって、
そうしたらですね、メディアよりもかなり親身に取り合ってくれてですね、
国会議員の方が。
計5政党30名の国会議員の方に、
このプロジェクトのことを伝えることができまして、
最終的に国会でも取り上げてもらったという状況になります。
という感じで、
かなり脳筋なんですよ。
かなり脳筋なアクションなんですけど、
後先考えずに飛び込みまくって、
人を巻き込みまくって、
巻き込んでから許可を取っていくみたいな。
っていうスタイルで、
このサイクルを回して何とか形にしていったっていうのが、
この同時行の進めてるプロジェクトで。
僕はそのXで丸山さんのやつ引用して発言したんですけど、
僕は最近自主提案を自分のブランド立ち上げとか、
自分の事業立ち上げとしてやってるんですけど、
それって世の中に対しての自主提案だなって思ってやってるので、
それを社会に対してやりたいことに対して、
一緒にやってくれる人を見つけて、
何かを世の中に出していくっていうプロセスは、
すごく企業とか事業開発みたいなことに似ているし、
電話をかけまくるとか、お問い合わせフォームに送りまくるっていうのも、
企業した人間が最初にやることなんですよ。
だから自主提案っていうのは、
広告の枠の中で語られていると自主提案なんだけど、
社会で見るとそれ企業プロセスとほぼ一緒っていう。
マネタイズとかをどうするかっていうのは、
論点として置いておくと、
プロセスとしては完全にそれと一緒だなっていうのが、
広告業界で行われているのはすごいことだなって思って見てます。
確かに、まさにそうだね。
資産を作っていく、お金を作っていくっていう自己実現のあり方なのか、
自分が持てるクリエイティビティを最大限に発揮したい、
あるいはアワードとかの目標のゴールに向かって進んでいきたいっていう、
自己実現の質の差だけで、
そこに向かうためのプロセス自体は、
企業も広告の実践も同じなのか。
いや、めちゃくちゃ近いなと。
自分のことと重ねて見てましたね。
確かに。
そうですね。
そもそも自主提案に対立する概念として、
普段クライアントからオリエンを受けて自主する仕事を取って、
多種提案って言えるんじゃないかっていう。
なるほどね。
クライアントワークイコール多種提案みたいな。
そうそう。
解釈としては、自分が持っている企画を主に据えて、
これをどうやって実現するかっていう自主提案に比べて、
そのリードをクライアントに預けるっていうタイプの
オリエンをもらうっていう仕事の在り方って、
どうしてもクリエイティビティの発揮の面で
難しいことが起きちゃうんじゃないかみたいな風に僕は解釈したんですけど、
この多種提案っていう考え方すごい面白いなと思ったっていう感じでしたね。
あと、結構この自主提案でかなり論じられるポイントが、
お金の問題、あと許可のタイム、この辺りなんですけど、
正直同時込みの進めも、かなり予算的には切り詰めて頑張ってるんですね。
自主提案系のプロジェクトって基本的に予算がないけど、
その代わりにクリエイティビティを100%還元させてくれっていう
提案の仕方で形にしていくことが多いかなと思ってて、
多分みんなそうなんじゃないかなと思って、
登壇してくださる方々にみんなに聞いてたんですけど、
やっぱ同じようなことを皆さん言ってて、
例えば、形にするまでは自腹切る覚悟ないとダメだよみたいな話とか、
あと許可を取ろうっていうアクションの時点で結構負け戦だよねみたいなこと、
っていうのが共通して言われてました。
僕クライアント企業にずっといるから、
もう2点とも分かりますけど、こっち側の解像度で補足すると、
お金のところは、
ただだけどこんなこといいことやるんでやらせてもらっていいですかって来ると、
じゃあいいかなってなるんですけど、
それにじゃあ予算確保してきてくださいって言われると、
いやちょっとそれはむずいかなってやっぱりなりがちだし、
許可のところも、
本当は一人の人間としてめちゃくちゃこのアイデアは社会に出すべきだし、
やりたいなって思ってても、
社会人のこの会社における一人格として、
相談されちゃうと、
NOとしか言えませんみたいなこと結構あるんですよ。
だから本当は応援したいから、
聞いてないところでやっといてくれたらいいのに、
誠実にど正面から交渉されてしまうと、
NOしか言えないみたいなこと割とあるんで、
いつそのクライアント側にOKを言わせるかというか、
交渉に行くかって実はその真正面から行けば、
いいっていうことだけでもないっていうのと、
今のは同じ話というか、
こっちサイドからしてもそう感じますね。
そうだと思う。めちゃくちゃそうだと思う。