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みなさんこんにちは、ロボシンクの矢野 哲平です。この番組は、耳で学ぶAIをコンセプトに、初心者・中級者向けにAIを分かりやすく解説する番組です。
今回のテーマは、GeminiがリリースしたGemってなんだ、GPTsと比較する、について話していきます。
はい、ということで今日は、GeminiがリリースしたGemという機能について話していきたいと思います。
みなさんGeminiがリリースした新機能、Gemは試してみましたでしょうか。 これですね、先週リリースされた機能で、有料版のみ利用できる機能となります。
なので、使ってみたよという人はあまり多くないのかもしれません。 今回はですね、この新機能のGemについて話していきたいと思います。
今日話すポイントは主に3つとなります。 まあそもそもですね、Gemってどんな機能なのという話ですね。
Gemの使い方についても話していきます。 あとはChatGPTのGPTsとの比較。
このGemですね、GPTsと似た機能と言われています。 GPTsとGemの比較ですね。この辺を掘り下げて話していきます。
そして最後3点目、Gemを使ってみた感想ですね。 私、Geminiに課金をしているんですけども、課金をしてGemを使うべきがいなかという
私の正直な感想を話していきたいと思います。 Geminiに課金しようかどうか悩んでいる人は参考にしてもらえれば嬉しいです。
では早速Gemについて話していきましょうか。 これはですね、先週Googleから発表されたGeminiの新機能になります。
このGeminiというのはGoogle版のChatGPTのようなサービスですね。 AIに質問をして会話ができるという会話生成AIになります。
でこの新しく発表されたGem、GEMと書いてGemと読みます。 直訳すると宝石のような意味を持つ単語ですね。
でこれざっくり言うとですね、ChatGPTのGPTsのような機能になります。 このGPTsってじゃあ何なのという話になるんですけど、これについて補足すると
Chatbotを自作共有できる機能になります。 例えば、普段AIとチャットで会話をしている人っていうのはリスナーの方多いと思います。
中にはですね、日常的に毎日使っている人っていうのも多いと思います。 例えば私だったらですね、文章の構成なんかをよく使っています。
よくですね、ノートで記事を書いたり文章を書くからですね。 でこのテキストを貼り付けて文章構成をしてくださいっていう作業を毎日やってるわけですね。
でこういったことって毎回プロンプトを入力するのって手間なわけですよね。 例えばそのプロンプトっていうのをどこかのメモアプリとか
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あとはテキストファイルに保存をしていてもですね、 毎回使うたびにそのプロンプトをコピペして貼り付けるという作業が必要になってくるわけですね。
これは結構ですね、毎日やる作業であればあるほど手間になるわけです。 こうしたケースでGPT図でチャットボットを作っておくと非常に便利なんですね。
例えばGPT図で文章構成に特化したチャットボットを作ると。 こうすることで毎回プロンプトを入力する手間っていうのがなくなるわけですね。
こんな感じでメールの下書きを作成してくれるチャットボットとか、 あとは数字を分析してくれるチャットボットなんかを事前に作って使用できると。
これがGPT図の機能になります。 話をGEMに戻すと、GEMも同じようにですね
プロンプトを入力してあるタスクに特化したチャットボットを作成できるというわけです。 例えば私だったらですね、文章を構成してくれるチャットボットっていうのを
GPT図、チャットGPTで作っています。 それと同じようなものをこれからですね
GEMINIでもGEMという機能を使えば作れるというわけですね。 ただですね、このGEMを利用するにはGEMINIの有料版に加入する必要があります。
これがですね結構難点ですね。 ちなみに金額が月額2900円となります。
あとは初月が無料で利用はできますね。 月額2900円で初月は無料で利用できるというものになります。
このGEMをですね使う方法というのはいたって簡単です。 GEMINIの画面から課金をした画面になるとですね
左側にGEMのアイコンというのが表示されます。 そこから操作をして、あとはプロンプトを登録するだけでGEMが完成するというわけですね。
ほぼほぼですね、メモ帳にプロンプトを登録するような作業ともあまり変わらないですね。 非常に簡単です。
ちなみにGoogleが事前に用意している公式のGEMというのもあります。 現時点ではですね5つですね。
アイデア出しに特化したGEM、あとはキャリアアドバイザーのGEM、 コーディングパートナーこれはプログラミング系のタスクに特化したGEMですね。
あとは家庭教師のGEM。 新しい知識の習得をサポートしてくれるGEMというわけですね。
であとは編集者と構成役を担ってくれるGEM。 これはテキストの文章構成とかをやってくれるGEMですね。
この5つが現時点で公式から用意されています。 出たばかりということもあってですね、公式が用意している事前プロンプトっていうのもちょっと少ないですね。
ここからですね本題に入っていきます。 GEMとGPTsを比較しながら詳しい機能について話していきたいと思います。
よくですねSNS上でも似ているサービスと言われています。 GEMとGPTs似ているよと。
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ただですね当然違う部分というのは結構あるんですね。 簡単に言うとですねGEMとGPTsを比較した場合
GPTsの方が機能は充実していますね。 あのチャットGPTが用意しているものの方がですね。
一つずつ詳しく話していきますね。 でまず同じ部分GEMとGPTsが同じ部分ですね。
これはですねもうシンプルにプロンプトを入力してチャットボットを作成できるという機能。 これはGEMもGPTsも同じになります。
ただですねGEMは作成はできますけど共有はできないんですね。 GPTsは作成したチャットボットっていうのを誰かに共有できます。
チャットGPTのチャットボットですね。 例えば私が作成したアイデア生成に特化したチャットボットを作ったとします。
でそれをリスナーの皆さんにシェアするということもできるわけですね。 友人や同僚の方に自分が作成したチャットボットを誰かに共有できると。
でそういったことはですねGEMは現時点ではできないんですね。 あとはチャットGPTのGPTsであればですねGPTストアという場所があります。
これはですね世界中のユーザーが作成したGPTsを自分の環境にインストールできるような機能ですね。
あのイメージ的にはiPhoneのアップストアとかあとはAndroidのGoogleプレイのようなイメージになります。
世界中の誰かが作ったGPTsを自分の環境にインストールできるそして使えるというような仕組みですね。
こうした仕組みっていうのもGEMにはないですね現時点では。 とは言ってもですねGEM出たばっかりのサービスなのでこれから実装していくとは思いますが
現時点ではその共有であったり誰かにシェアをするようなそういった機能というのはできないですね。
次にファイルアップロードに関して見ていきましょうか。 ファイルアップロードに関してはGEMから利用できます。
ここはGPTsと同じですね。 GEMからファイルをアップロードしてそのファイルに基づいて何か指示を与えることができると。
例えば私がテキストファイルをアップロードしてこの内容を要約してそういった使い方ができます。
テキストファイルやPDF、あとはCSVファイル、 そうですねあとエクセルファイルなんかもアップロードできますね。
ファイルアップロードに関してはGPTsとほぼ同じと見ていいと思います。 あとはAPIですね。
GEMからAPIに接続する機能っていうのは現時点ではないですね。 これはGPTsはですねAPIに接続する機能はあるんですけども
GEMにはないですね。 GEMはシンプルにプロンプトを入力するだけに留まります。 ここまでいろいろ比較をしてきましたけども
現時点ではですねGEMはGPTsよりも機能が少ないですね。 私個人の感想としてはGEMを使うためにですね
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今、今の話ですね。 Geminiに課金する必要はないかなと思います。
あの現時点での話ですね。 Googleも大きな企業でAIに力を入れているのでこれから足りない機能っていうのは
どんどん追加されていくと思います。 ただですね現時点ではやっぱりそのGPTsに比べると機能が少ないので
GEMだけを目的にGeminiに課金する必要は現時点ではないかなというのが私個人のですね 正直な感想になります。
ただですねこれは現時点での話であって先でこの状況というのは変わってくると思います。
というのがですね Geminiは他のAIサービスにはない機能っていうのを実装していく可能性というのが大きいからですね。
でそれの筆頭がGoogleの各種サービスとの連携だと思います。 これはですね以前から利用できた機能になります。
GeminiのチャットボットからGoogleの各サービスと連携ができると。 これやり方非常に簡単でチャットボックスでアッドマークを押すだけですね。
アッドマーク、GmailとかでGmailのサービスなんかを呼び出せるわけですね。 現時点で連携できる機能がですね
ちょっと読みますね。 Gmail、Googleドキュメント、Googleドライブ、Googleフライト、Googleホテル
Googleマップ、YouTube、YouTubeミュージックですね。 現時点で8個のGoogleのサービスと連携ができるというわけですね。
これらのGoogleサービスをチャット画面から呼び出すことができます。 Googleフライトとかホテルはあまり利用する機会がないんですけど
Googleドキュメントとかですね Gmail、Googleドライブなんかはよく利用するサービスですね。
例えばGmailを連携させてですね、ヤノさんから受信したメールを教えてとかいうことが指示できるわけですね。
ちなみにこれもGemから連携することができます。 ただですね、このGoogleの連携、あまり精度が良くないんですよね。
現時点では。 例えばですね、アッドGoogleドライブでGoogleドライブを呼び出します。
ある資料のファイルを教えてとか指示をしてもですね、ちょっと指示が通らないケースが多いんですね。
Gmailも同じくですね、何々のメールを教えてと指示をしてもですね、 ちょっとあまりうまく機能しないことが多いですね。
ここからはちょっと視点を変えたいと思います。 Gem単体の話ではなくてGemini、引いてはGoogle全体のAIの話ですね。
どうでしょうか。Geminiを使っているリスナーの方ってどれぐらいいるんですかね。 ちょっとコメントとかでも教えてもらえればと思うんですけど、印象としてはですね、
メインでChatGPTを使っていますと。場合に応じてCloudを使っているという人が多い印象があります。
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実際に以前リスナーの方にアンケートを取ってみた時もですね、 Geminiを使っているっていう人はあまりいなかったですね。
ただですね、GeminiというかGoogleですね。 Googleが最近はですね、結構なスピードで追い上げていってると思っています。
Geminiのメリットっていうと、やっぱり何と言っても圧倒的なコンテキストだと思います。 100万トークンのコンテキストと最大1500ページまでアップロードができると。
簡単に言うとですね、より多くの情報を含めてAIにCができるというわけですね。 ちなみにGPT-4-Oだと12万8千ですね、コンテキストは。
で、Cloud 3.5ソネットだと20万ですね。 いかにGeminiが大容量のコンテキストを処理できるのかっていうのがわかると思います。
12万8千と20万、それに対して100万トークンですからね。 ちょっと多いとかのレベルじゃないですからね。
で、普段一度に処理する内容っていうのが比較的小さい内容だったら、Chat GPTでもいいと思うわけです。
でもですね、数百ページぐらいの資料を読み込ませるとか、大きなデータを扱う場合っていうのは、選択肢としてのGeminiは全然ありですね。
で、肝心の回答精度。 これもですね、年々モデルの性能も上がっています。
ちょうど今ですね、Chatbot Arenaっていう言語モデルのランキングが見れるサイトがあるんですけど、 そのサイトを今ちょうど見てるんですけど、
1位がChat GPTのGPT 4.0で、2位にGemini 1.5 Proがランクインしていますね。 こういった感じでGeminiの言語モデルの性能っていうのも年々良くなってきているわけです。
で、Geminiから少しちょっと外れるんですけど、Notebook LMを使っている人も増えていますよね。
で、このNotebook LMっていうのは以前もですね、ポッドキャストで話したんですけど、 Googleが試験的に公開しているメモアプリですね。
これですね、何と言えばいいんでしょうか。 えっとですね、メモアプリと会話型のAIが合体したようなサービスですね。
で、特に便利だと感じるのが、URLとかあとはファイルをアップロードして質問できるんですよね。
で、例えばあるITのサービスがあって、利用規約のページっていうのをそのまま投げます。 そしてこの利用規約のページにユーザーが注意する項目はありますか、とか
ユーザーに不利な項目はありますかなんて質問すると、 その利用規約をNotebook LMが参照してその内容っていうのを返してくれるわけですね。
私はですね、まだ使ったことのないサービスの使用把握によくNotebook LMを使っています。
ドキュメントのページをそのまま投げて、で、わからないことを質問すると。 例えばChatGPTとかCloudっていうのは知識のカットオフがありますよね。
あの最新の情報はちょっと答えれないというケースが多いと思います。 こうしたケースでもNotebook LMを使えば素早く最新の情報を把握できるようになるというわけですね。
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これすごく便利で、あとは無料で使えるので、 まだ使ったことがない人、興味がある方はですね、ぜひ試してみてください。
あとはGEMが発表された時ですね、先週Imagine 3という新しい画像生成AIのモデルも発表されました。
これですね、結構というかかなりリアルな画像が生成できるので、 画像系のAIに興味がある方はですね、試してみてください。
使い方はImageFXというGoogleの画像生成のサービスから試すことができます。 概要欄にリンクを貼っておきます。
こうした感じで、GoogleってAIのサービスをどんどん発表しているんですよね。 さっきGEMはですね、現時点ではGPTsより機能が少ないというふうに言いました。
でもですね、これは現時点での話になります。 リリースされたばかりですからね。
ただですね、Googleの会社規模とか元々持っている資産というのを考えると、 ポテンシャルはすごいと思います。
例えばGoogleドライブとかGmailとか、それこそYouTubeとかですね。 これは他のAI会社、チャットGPTとかクロードの会社にはないアドバンテージですよね。
先ほども話したようにですね、現時点でGeminiとこうしたGoogleの各サービスとの連携っていうのは、
お世辞にもですね、ちょっと良いとは言えないわけです。 ただこれがしっかり動作するようになればですね、かなり面白いことになると思います。
ちょっとイメージしてみてください。 チャットGPTから面倒な設定とか一切必要なくですね、
アッドマークを押すだけでスプレッドシートとかGoogleドライブとかGmailにアクセスができるようになると。
こういったことができるようになったらものすごく便利ですよね。 そういったことが今後Geminiでできるようになるかもしれないという可能性は多いにあるわけですね。
例えばスプレッドシートで自動化のプログラムを組みたいと、 すぐにGeminiと連結をしてここをこうしてくださいと指示ができると。
Gmailも連結をして届いたメールを要約してとか、 あとはメールの下書きを作成してと、そういったこともGeminiから指示ができるようになると。
おそらくですね、こういった部分っていうのはしっかり作ってくると思いますし、 GeminiとGoogleの各サービスとの連携っていうのがですね、
うまく機能したらGeminiは大化けすると思うんですよね。 はい、では今日のポイントをまとめます。
1つ目にGemはChatGPTのGPTsと似たような機能です。 プロンプトを入力することでチャットボットを自作できます。
2つ目にGPTsと比較した場合、機能の少なさっていうのは否めないです。 例えば作ったGemをシェアしたり、あとはGPTストアのような世界中のユーザーが作ったGemを
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自身の環境にですね、インストールする機能というのは今のところはないですね。 で最後3点目、ただしポテンシャルはすごいと思っています。
個人的にはですね、Gemよりもコンテキストの大きさっていうのがGeminiの最大のメリットだと思います。 1ヶ月間無料で試せるので興味のある方は試してみてください。
はい、今日はこの辺ということで本日も聞いていただきありがとうございました。 話変わりますけど、SearchGPTそろそろ来そうですね。
以前のエピソードでも話しましたけど、ChatGPT版のパープレキシティのようなサービスですね。 検索AIのサービスになります。
これあの9月の1日の日曜日ですね、何気なくChatGPTの画面を触っていたんですね。 そうしたらTrySearchGPTという表示が一瞬パッと出て消えたんですよね。
ちょっと謎の挙動だったんですけど、そろそろSearchGPTがリリースされそうな気がします。 あの一般ユーザー向けにですね
SearchGPTも公開され次第このポッドキャストで話したいと思います。 このように番組ではAIの情報を毎週発信しています。
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お相手はロボシンクの矢野鉄平でした。 また次の配信でお会いしましょう。