1. おしゃれの呪いを解くラジオ
  2. 753.好きな服を着ればいい、っ..
2023-12-21 11:54

753.好きな服を着ればいい、っていうのは強者の理論だと感じる人もいて、じゃあどうするよという話 from Radiotalk

似合うかどうかにとらわれないで、自由に楽しんで!
よく聞く言葉ですが、その言葉に苦しんでしまう人もいる。その狭間でどうすればいい?というのを自問自答しつつ両方諦めない決意表明の回。あなたはどう思いますか?

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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はい、ということで始まります。おしゃれの呪いトークラジオ。本日で753回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバツバツ解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで、公認心理師の久野梨彩です。本日もよろしくお願いいたします。
さあ今日の話はね、すごく私にとっては、なぜ私がこの仕事をしているかっていう根幹に関わる話なので、
なんかこう、すごく私にとっては大きい話だからこそ、どう話したもんかなぁと思いつつ、
まあでもどうしても今日話したいなと思う出来事もあったので、
つらつらと話していくんですけど、私もともとね、
アパレルでマーチャンダイザーっていう仕事をしてたんですよ。
で、マーチャンダイザー、商品企画者ってことなんですけど、中華薬するとね。
会社によっていろいろ役割が違ったり、微妙に業務内容違ったりするんですけど、私がいた会社、オンワード柏山っていう会社では、
そのブランドの経営者っていう感じの仕事だったんですね。
だからまあ最終的には意思決定者でもあり、っていうところだったんですけど。
で、私はその仕事に入って、
新卒でね、はじめはアシスタントから入って、で1年ちょっとぐらいですぐに一個ブランド立ち上げさせてもらってやってたんですけど、
やっぱりやりがいだし、私がこれ向いてるし、
やりたいなって思った、そのマーチャンダイザーの仕事の本質というか、私がやるべきことってこれだなって思ったのが、
デザイナーさんとお客様、消費者との橋を出しだなって、私が向いててかつやりがいを感じられるのはって思ったんですよね。
良いプロダクトを生む人、まあその人が生む洋服、商品と、それを必要としているお客様をつないでいきたいって思ったんですよ。
で、お客様はもちろんその商品に自分で出会えないこともあるじゃないですか。
ね、あの検索ができなかったとかたまたま出会わなかったけど、
本当は出会ったらすごくそのお客様が幸せになるのにっていう洋服が世の中にたくさんあって、
で、プラスデザイナーさんも実はその発信力がある人でもその発信の仕方で届くべき人に届かなかったり、
うまくその商品の良さを伝えきれてない部分があったりするんですよね。
だからそこを私がうまく通訳みたいな感じでつなげればなと。
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そっちをメインにやりたいなと思った時に、私はやっぱりアパレルメーカーの中にいて企画をやることではないなってその時思ったんですよね。
で、最終的には心理カウンセラーとしてのノウハウ、資格、スキルも生かしつつって考えるとパーソナルスタイリストっていう仕事が一番だなと思って、
今の仕事をはじめ2007年、2006年にはじめて今に至るって感じなんですけど。
で、今日はデザイナーさんとかものづくり側の人の話をちょっとしたいんですけど、
デザイナーさんとかものづくり側の人って発信者なんですよ。
自分の思うクリエーションをやる人じゃないですか。クリエイターですよね。
だから自分がどう思うかが全てっていう性格の人がすごく多くて、じゃないとものなんて作れないですよね。
あの人どう思うかな、この人どう思うかな、この作品どうかなって思ってたらなかなか続けられなくて、
やっぱり私がいいと思うものをみんなに届けたいって思うからこそ続けられるし、能力発揮できると思うんですよ。
だからそういう性質の人が残っていくわけですよね。
で、人間って自分がそういう性質だとみんなそうだと思っちゃうっていうところがありますよね。
だからデザイナーさんは私がいいと思うものを届けるべきだ、私がいいと思うものはいいんだって自信を持って言える人が多い。
だからみんなそうだよねって思ってる。そうすると究極的にはファッションで言うと、
みんな好きなものを好きなように着ればいいのにって言っちゃうんですよ。
なぜならデザイナーさん本人がそうしてるから。私は好きなものを好きなように作ってるよ。
だからみんなも好きなものを好きなように着ればいいじゃんって。
そういうスタンスで発信しちゃうわけですよね。
でも実際お客様側に立ってみるとどうかっていうと、みんなそうは思えないですよね。
リスナーさんどうですかね。好きなものを好きなように着ればいい。
確かにそうかもしれないけど、でも好きなものを着て変だって言われたらどうしようとか。
いや、どうせ服を買うんだったら好きなものを着るのももちろんだけど、でもどうせだったら他の人にも褒められたいよ。
自分が好きなものを着て褒められないよりは、褒められる服を着たいよ。
似合うって言われたいよって思いません?
人からどう見られるか気になる。
人からよく見られる服を着たいって。
そっちの方が大事だよって思う人も多いと思うんですよね。
これってまあいわば他人軸でオシャレを考えてる。
だけどクリエイターってどこまで行っても自分軸の人が多いんですね。
他人がどう言おうと関係ないでもあくまで自分なんだって。
でもそこまで強く思える人ってそう多くはないですよね。
やっぱり他人がどう思うかってすごい気になるし、人からの目ってすごい気になる。
クリエイターは自分軸でいいと思うんですよ。そうじゃなきゃクリエイションなんかできない。
だけどそういう人ばっかりじゃないっていう現実がある。
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その時にやっぱりそこをつないであげる。
クリエイターさんの言いたいことを代弁してあげるとともに、でもそうは言っても人からもよく見られたいよね。
だからこの服は他人軸っていう視点からは人からこういうふうな印象を持たれるっていうメリットもあるよっていう。
そのクリエイターさんの発信に他人軸から見たメリットっていう価値も付加して届ける。
その多面的に価値を付加して、多面的な価値を見つけて、
それをあなたはこの面の価値が好きだよね。あなたはこの面の価値が好きだよねって言って届けていくことを私はしたい。
パーソナルスタリストっていうのは究極的にそういう仕事だって、その洋服の良さっていうのは多面的にいろいろあって、
あなたはこの面が好きでしょ?あなたはこの面が好きでしょ?っていうふうにマッチングしてあげるっていうのがパーソナルスタリストだって思ってるんですよね。
でもそれを今やってるんですけど、なんでこの話したかっていうと、
XQツイッターで著名のメイクアップアーティストの方が自分の出されたプロダクトを自分でやってらっしゃる方で、
新商品についてイエベブルベにとらわれずに選んでほしいと。
メイクのプロがメイクするときに、この色はイエベだけど、このモデルさんはブルベだから使えないなんてことはしないよと。
その付け方によっていくらでも似合わせられるから、イエベブルベにとられるなんてもったいないと。
好きな色を好きなように楽しんでほしいっていうツイートをしていて。
確かにコスメっていうのは洋服と違うところは、コスメって自分の人の肌にのせるので色が混ざるんですよね。
洋服は着る人の肌と混じり合うことはないので、洋服の色そのままが発色するんですが、コスメはそうではないという時点で、
イエベブルベの理論がストレートに使えないことが結構多くて、しかも似合うのはイエベブルベっていう要素だけじゃなくて、
色が濃いか薄いかみたいなこともあって、その辺は確かに本当におっしゃる通り付け方によって調整が効くから、
正直コスメって実はいくらでも付け方、使い方によって洋服よりも遥かに柔軟性が高くて似合わせやすいものなんですよね。
だから私もコスメのプロではないので、そこまで越境してあんまり言うのはどうかなとは思ってるんですけど、
正直コスメの世界ではパーソナルカラーがあまりに重要視されすぎじゃないかな、ちょっと過剰に評価されすぎなんじゃないかなって思ってるし、
メーカーさんも自ら自分の新商品をイエベブルベ別に分けたりしてるけど、本当にそれでいいのかなって思っちゃう部分はあるんですよね。
だからそういうことを書いてツイートしたんですけど、
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でもとはいえやっぱりパーソナルカラーがあれば、どういう付け方でも似合いやすいっていうのは確かなんですよ。
そうすると、確かに付け方、使い方によってどんな色でも似合わせられることはもちろん一方で確かなんだけど、
もう一方で付け方とか自信ないし、多くのせるとか少なくのせるとかよくわかんないし、どう使っても似合うコスメだけ欲しいんだよっていう人がいるのも確かで、
自分が色を楽しむとか好きなものを使うとか、そのもっと前の段階で変に見えないコスメが欲しいんだよっていう人もたくさんいるじゃないですか。
そういう人にはパーソナルカラーっていうのはすごく大事な主張どころか、救世主みたいに感じられていることも確かなんですよね。
なんか両方の気持ちわかるなって思っちゃうんです私。だから橋渡しができるし、両方の言い分間違ってないよって言いたいからね。それぞれの楽しみ方があるよって。
なんだけど、でも結局XとかSNSでみんなに届く声って両方合ってるよみたいな、そういう曖昧な表現じゃないわけですよ。
パーソナルカラーは間違ってる。もしくはパーソナルカラーが絶対だ。どっちかしか拡散されないんですよね。
今日私今みたいなことを長文でポストしたけど、どんだけの人が全部読んでくれてるかわかんない。全然伝わってないかなと思う。今言ったようなすごく両面的なことを言っちゃってるから。
でもこれが真実なんですよ。そんなに物事一面的なものではないし、人によって正解は違うものだし。
だからSNSではバズらないんだけど、だからこそその一面的なものだって思い込んでしまって苦しんでる人が多いんじゃないかなって思っているので、やっぱりどっちにも寄り添える。
メイクのことはプロじゃないんであれなんですけど、ファッションに関してはね、どっちにも寄り添えるスタイリストがもっと必要だなって。
やっぱりスタイリストもパーソナルからこれが全てって言い切っちゃう人が多いのは、そういう学びしかスクールで受けられないというところもあるし、スクールもそういう学びの方が短くて済むっていうのもあるのでね。
なのでちょっと難しいんですけど、やっぱり私はそこは諦めずにちゃんと多面的に見られるスタイリストを育てたいなということで、FPSS16期ですよ。
今月末入学締め切りですのでね、ぜひこういう考えに賛同いただける方は仲間になってほしいなと思っております。
番組概覧にリンク貼っておきます。
それではまた。
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