はい、ということで今日はですね、いつものポッドキャストではあるんですけども、ビデオポッドキャストでちょっといつもと雰囲気が違う、今日はね私がかなり力を入れて監修させていただいたセットアップ、実はもう着てるんですね。
はい、セットアップがいよいよ発売されたので、ぜひそのご紹介をさせていただきたいなと思って、一昨年ぐらいからね、ご一緒させていただいているフェリシモさん、通販で人気のフェリシモさんですね。前回もちらっとね、冒頭にお話ししたと思うんですが、そのねちょっとセットアップがやっと出来上がって発売になったんですけど本当に、
自信作なので、ぜひお話をしたいなと思っていて。で、単にこの商品のことをお伝えするっていうよりかは、ちょっとアパレル業界の闇?みたいな。闇なのかな?闇なんだろうな。
何でしょうね。やっぱりずっと、もちろん心理学にも半身、半分いて心理学の業界にも。でも、アパレルの方にもどっぷりいて、メーカーにも勤務して、今メーカーとは関係ない、より自由な立場でいろんな商品を見たり、
どちらかではお客様に近い立場ですよね。で、いろんな商品を見たりできるようになった中で、結構アパレル業界の中では、いろんな立場を経験してきていると思うんです。
その中で、いろいろお客様のことを考えたら、本当はこうしたらいいのに。でも、メーカーに勤めていたから、そこの論理もわかるみたいなので、結構引き裂かれるような気持ちになることもあって。
なんかでもその思いが、今回この監修をさせていただくことで、結構消化できた。これのために今まであったのかな、ぐらいに、こう糧にできたっていう手応えが割とあって。
だから、自信作だって言えるっていう、その背景をお伝えしないとなかなか伝わらないなって思うので、そのあたりの話がもしかしたらメインになるかもしれませんが、このセットアップに関心がある方はもちろんなんですけど、
全ての人が洋服を着なければいけないので、必ず洋服を買っているはずなので、その洋服を買うっていうことにも、ぜひ活かしていただける部分がかなりあるんじゃないかと思いますので、ぜひ聞いていただきたいと思います。
次の自分に着替えるラジオ、本日で全然違う、929回目の配信でございます。この番組では、服を着替えるように自分もまるごとアップデート。ファッションと心理学の力で、あなたの次の一歩を軽やかに後押します。
お相手はパーソナルスタリストで、公認審議士の久野伊佐です。本日もよろしくお願いいたします。
今回のこのセットアップなんですけど、まずざっくりとどんな商品かっていうと、私がフェリシモさんと関わらせていただいてから、ずっと結構同じテーマで、いろんな切り口で関わらせていただいてるんですけど、そのテーマ何かっていうと、似合うかどうかとか、何が正解かとかではなくて、
この自分軸で服を選ぶっていう、今の自分をもっと愛せるように、自分の主観で自由にオシャレが楽しめるようにっていう、そういう情報発信を、
エッセイとかマッサージの診断的なものの中でお伝えすることができたり、あとはフェリシモさんのファンミーティングでも、イベントで登壇させてお話しさせていただいたりっていう感じなんですけど、今回はそれを本当に商品として具現化したっていう感じなんですね。
なので基本的には、商品タイトルにもなってるんですけど、パーソナルスタイリスト、久野梨沙さんコラボ。ここにね、カタログがあるんですけど、久野梨沙さんコラボ。
似合わせメソッドが効く福レジャガードセットアップ。体格による服選び。もうやめませんか。万能セットアップが導きます。ということで、こういう感じでカタログがあって、もちろんウェブからも購入いただけるんですけど、カタログね、いつもフェリシモご愛用の方はもう手元に届いてるかもしれませんが、こんな感じで。
載せていただいています。
ありのまま今の自分を愛せるように。女性の体は移ろいゆくものだから、どんな体型の人にも応えられるもの。
っていうところなんですよ。なのでつまり、誰にでも似合いますって言い切ってます。
この商品は。
体型のことを比較的キャッチコピーでは書いてくれてるんですけど、パーソナルカラーも顔立ちも誰にでも似合うように作ってます。
今回。
でもこの誰にでも似合うっていう言葉って私にとってはめちゃめちゃ重い言葉で。
なんで重いかっていうのは、これはまたアパレル時代からちょっと遡んないといけないんですけど。
私がアパレルメーカーに勤めた頃って、今みたいな似合う顔立ちを診断して似合う服を診断するとか、体型診断して似合うものを診断するみたいなメソッドが全然なかった頃で。
もうパーソナルカラーはあったんですよ。パーソナルカラーは1980年代にアメリカで生まれてるので、もうあったんですけど、そんなに今ほど一般的ではない。
本当に好きな人は知ってて受けてるけど、全然今ほど一般的ではないかったんですよね。
なので結構いろんな媒体で、当時は雑誌全盛期だったので雑誌で、誰でも美脚に見えるパンツ。美脚パンツってめちゃめちゃありましたね。
私ディーバイスにも勤めてたんでね、美脚ジーンズとかすごい作ってましたけど、誰でも美脚とか、誰でもスタイルアップみたいな言葉がすごく雑誌で踊ってた。
で、みんなそれを信じてたと思います、多分、当時。
今はその似合う、似合わないがあるんだっていうことが診断によってすごく認知されてしまったので、うかつに誰でも似合うって言えなくなっちゃったので、今はあんまり見ないと思いますけど、当時は本当にこういう工夫で誰にも似合いますって言ってたんですね。
で、もちろん自分が開発する商品を、開発した商品を雑誌で載せる時も使われていた。
だけど、私は当時からやっぱり誰にでも似合う服なんてそうそうないよなって、うすうす分かってたんですよ。
だからずっとそのメーカー側として嘘をついてた感覚がずっとあったんですよね、やっぱりね。
で、それがまあ今考えてみてやっぱり耐え切れなかったんだろうなって思うんですよね。
それを抱えたまんま物を作り続けてブランドを立ち上げ続けるっていうことがね。
だから、嘘をついてきた食材じゃないですけど、個人に寄り添う。
もともと平行して心理カウンセラーとしては活動していたので、やっぱり個人の特性、私の個人の特性としてやっぱり個人に寄り添っちゃうってところがどうしてもあるんだ。
あるからこそ、そのメーカー勤務でのそういったキャッチコピー、誰でも似合いますみたいな対大勢にできるだけ多く売るんだみたいなことが辛かったんだろうなっていうのはあるんですけど。
で、そうかじゃあ個人に寄り添って服を代わりに選んであげればいいんだっていう発想になって、20年前にパーソナルスタイリストとして独立するわけですよ。
独立した後に改めてやっぱりなって思った時期があったんですよね。独立当初。似合う似合わないってやっぱりあったよなって。
それを理論を自分で体型診断とかカーパーツ診断とか開発して、たくさんのモニターさん、お客様にやらせていただいて、どんどんメソッドとして確立していって、もちろん侵略後の印象っていうところからも分析していた時に、やっぱりその似合う似合わないが何で起きるのかっていう現象が明らかになってきて、やっぱりあったよなって。
思ったんです。だからそれを知らずに、あるいはそういうメソッドをしっかり活用せずに作っていた私のアパレルメーカー時代の服っていうのは、やっぱり厳密に言えば誰にでも似合うではなかったと思いますし、私がその当時雑誌で見ていた美脚パンツとか誰にでもみたいなものも、
多分そんな言い切れるほど誰にでもではなくって、誰でも似合うって書いてあったのにダメじゃんって涙を飲んだ方もたくさんいらっしゃったんだろうなって思うんですよね。
ちょっとね、なので、このね、どんなふうに作ったか。
今回は、あらゆる人に似合うって言っても、明確なメソッドがあって、
もっと正確に言うと、あらゆるタイプをまたがる服を作りましたっていうことなんですよ、具体的には。
いろんな診断でタイプ分けされますけども、そのタイプががっつり分かれるわけじゃなくって、
やっぱりね、それぞれのタイプに共通性があるんで、その共通性のところをうまく使って抽出して、
あらゆるタイプにまたがる服、そのあらゆるタイプに共通するところを見つめたような服を作ったってことなんです。
だから、すべての着こなしのある種、土台になるんです。
そのまま着ても素敵だけど、土台としてそこからアクセをつけたり、何か小物をつけたり、
セットアップなんてばらして着回したりっていうこともしやすい服なんですよね。
土台を作って自由に遊べるっていう意味でもとても優秀なセットアップになっています。
ちょっと具体的にここからはご紹介していこうと思うんですけど、まず色の工夫から一つ目。
すべてのタイプをまたがるということなんですが、色が多分一番わかりやすいと思います。
色、2色今回お作りしたんですけど、2色ともいわゆるイエベブルベをまたがる色を作りました。
これね、すごいわがまま言わせてもらいましたけど、見事に実現できて本当に私は感動している。
イエベブルベ、自分で店頭で見分けるのすごい難しかったら、こういう色を選んでくださいって私が診断を受けてくださった方に、色布で渡している色、そのまんまできた。
これはすごいよ。色って皆さんどうでしょう?パーソナルカラーの発達で、全部認知が上がったことで、全部の色がイエベとブルベに分かれるって。
イエベブルベって言葉がすごい認知度が上がって、一人歩きし始めちゃったよ。
全部がイエベブルベに分かれると思ってません?ぱっきりと。違うんですよね。必ず共通点があるんですよ。
イエベブルベどっちにもまたがる色ってあるんです。そこをピンポイントでついた2色展開なんですね。
1つ目はこのマネキンちゃんが着てくれてるこれ、サンドベージュ。ちょっと知識がある方は、え、ベージュってイエベじゃないのって思うでしょう?ブルベにもあるんです、ベージュ。
そのイエベブルベ両方に合うポイントは、黄みの少ないベージュ。黄みの少ないベージュって言い方分かるかな?
例えば、キャラメルとかああいうベージュってすごく黄みが強いベージュなので、イエベ、いわゆるイエローベースって言われる肌色の人たちが合いづらいんですけど、
砂漠の砂、綺麗な砂浜の砂みたいな、いわゆるサンドベージュって色って、ともするとちょっとねグレーにも見えてとっても黄みが少ない色なんですよね。
まあ、彩度が低いってことなんですけど、この色はブルーベースの顔色とか色素に黄みが少ない人でもとってもよく似合うんです。
なので、ベージュはサンドベージュにしました、今回。
もう一色は今私が着ている色名はオーシャンネイビーなんですけど、これ当初は本当はね、ブラックとベージュの2色展開の予定だったんです。
なんですけど、当然ね、わかるんです。私の中には二重人格、何重人格のようにたくさん人格があって、
アパレルメーカーに勤めた頃の私はね、わかるんです。こう言うんですよ。黒は売れるからって。黒作っとけって。わかる。わかるんです。
わかる。わかるんです。でも、ちょっとその囁きをね、今回ガーッと殺した。押しつぶしてですね。
売れてほしいんですよ。売れてほしいんだけど、でも万人に似合うことが結果的に馬鹿売れを生むと思っているので、今回に関しては。
なので、黒はね、全然万人に似合うじゃないんです。
みんな何か無難だからとか安心だからって黒買っちゃうんですけど、全然万人には似合わないんです、黒は。私も似合わない黒。
なので、黒よりも黒と同じぐらい使い勝手が良くって、そしていろんな人の肌色を輝かせてくれる。
こっちは黄みが強い青を使っています。ベージュという黄みが強い色の黄みは抜き、ネイビーという青みが強い色には黄みを足すという、これで両体またがる色を作ったんですね。
このね、ネイビーこれ画面で伝わるかな、多分カタログとかウェブページの方がちゃんと色出てると思うんですけど、絶妙なね、オーシャンネイビーっていう色目の付け方も素晴らしいと思うんですけど、絶妙にね、ちょっと黄みを含んだ、少しだけあったかみのある青なんですよ。
でもこれ以上あったかみが出ると、今度ブルベに似合わないっていう、すごい絶妙な色で、だからね、オシャレ見えもするんですよね。なんか普通のネイビーではない、確実に。
だから地味にはならないし、オシャレ見えもするし、かつそれが全部の肌色になじむ。だから私イエベなんですけど、とっても着やすいネイビーになってます。
これは本当にみんなに似合うし、ネイビーもとても黒と同じくらい使いやすいので、そこは安心して買ってほしいなと思います。これが色の工夫、イエベブルベをまたがる色を使いましたということです。
2つ目、素材の工夫は、メインは凹凸感。フクレチャカードって、要は折り柄模様なんですけど、色を使ってない、折り、そして凹凸で表現されたランダムな柄が入っている感じなんですけど、
これがすごく特徴的な素材で、この表面に凹凸があることによって糸とか生地の表面感自体は、結構カット層なんですけど、割とツヤっとした程よい光沢があるんですけど、でも光沢が苦手なタイプもいるんですよ。
似合うか似合わないかっていう話で言うと、そこをこの凹凸が程よく陰影、影を作ってくれることで光りすぎないんですよ。なので、光沢が苦手な人にも光りすぎじゃないからいけるし、逆に光沢が得意な人にはつるっとした光沢が所々にあるから明るく見えるしっていうね、これもめちゃめちゃいいとこ取り。
この表面の凹凸は、その表面感だけのメリットだけじゃなくて、体のラインを拾わないっていう安心感もあります。私みたいに結構、割とたくましい系、筋トレもしてますね、たくましい系の人は薄い素材、柔らかい素材って結構体のライン、肉感を拾っちゃって結構生々しくたくましくなることがあるんですけど、
それがこの凹凸で防げるし、逆にすごい線が細い人、華奢な人にとってはこの凹凸感が程よく体にボリュームを加えてくれるので、これまた綺麗に見えるっていうね、その体型面でも両方お得なこの表面の凹凸感になってます。
そんな素材の工夫、体の線を拾わない、そして程よく光沢、程よく影が出るってことですね。
最後、形の工夫、これも結構頑張りました。結構頑張っていろんな工夫がされてるんですけど、まずこのネックラインなんですけど、まずVとかスクエアみたいな角張ったものとクルーネック系どっちにするかって考えたときに、やっぱり組み合わせしやすいのって圧倒的にクルーネックなんですよね。
多分これから季節進んで冬になったときに、この中にタートルネックを着たいなみたいなことを思う人もいると思うし、そういうときにもクルーネックの方が圧倒的に重ね着しやすいし、1枚でもはまるし。
ネックレスの形も選ばないんですよね、クルーネックだと。なんか今回はクルーネック、ただしちょっと横に開き気味な感じのクルーネックで少し抜け感が出るようにしてるネックラインですね。
これでTPO綺麗めにもいけるし、カジュアルにもいけるし、TPOも顔型も選ばないような形にしています。
肩のラインですよ、肩のライン。肩のラインね、わかりますかね。ちょっとね、ドロップショルダーって言われる肩の袖付け線が少し下がった形になってます。
わかりますかね。これってセットインスリーブっていう肩のラインぴったりに切り替え線があるものに比べて、ちょっとね、撫で方に見えるんですね。
なのでこのデザイン自体は肩幅が結構ガッチリしてる人とか、ちょっと上半身ふっくらしてる方、胸が大きい方なんかにはおすすめなんですけど、これだけだと今度じゃあ華奢な肩どうするのって話なんですよ。
なので華奢な肩はどうするかっていうと、どこでカバーできるかっていうと、わかりますかね。結構ね、袖がボリューム袖なんですよね。
あれじゃね、下に向かって膨らんでるタイプ。ここのね、袖口がちょっとキュッとなってて膨らんでるタイプなんで、ここでしっかりボリューム出してくれるので、
肩幅が狭い人はこの袖のボリュームでバランスが取れるっていう風に計算して作った形になります。
で、さっきも言いましたがね、この袖口のところキュッとしまってて結構ね、しっかり隠しあげられるんです。
で、ここでリブってわかります?縦に線が入ってるやつ。よくトレーナーの袖になりますね。あれ使っちゃうとカジュアルに見えすぎちゃうの。
だからね、TPOを選んじゃうんですよ。今回のテーマは着る人も選ばないけど着る場所も選ばないっていう、そういう難題を私は自分とフェリシモに自ら突きつけて首を締めていったので。
だから、ともぬのこれと同じ生地使ってるんだけど、リブと同じくらい結構キュッと締まるの。どうして?この生地がとても素晴らしいんですよね。ありがとうございますフェリシモさん。