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はい、ということで集まりました、おしゃれの呪いトークラジオ、本日で433回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いを、バサバサと解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで、公認心理師のヒサノリサです。今週もよろしくお願いします。
いやちょっとすいません、更新で間空いてしまったんですが、
まあ週始めということで、ちょっと緩めの話題から行こうかななんて思ってるんですけど、
あの皆さん、NHKの朝ドラってご覧になりますか?なってますか?
私はね、見たり見なかったりなんですけど、あの今やってるね、カムカムエブリバディは、まあ痛くハマっておりまして、
あの朝ドラね、実は結構デビューは遅くて、初めてちゃんと見たのは、アマちゃんくらいなんですよ。
アマちゃんは私、工藤寛久郎さんのドラマは結構ちゃんと好きで、見るようにしてまして、
で、アマちゃんは、初めてちゃんと見て、すごい面白いなと思ってね。
で、子供生まれてますます、この1時間のドラマを見るのがかなり難しくなったんですよ。
そんな中で、この朝ドラの毎日15分っていうのが、まあちょうどよくてですね、
ちょうどこうね、あの隙間時間に家事をやるときに、ピッとね、最近はほら、NHKプラスっていうアプリができて、
当日、1週間以内か、であれば、スマホで見れちゃうもんね。
スマホでピッと見ながら、家事するのにちょうどよくて、ますますよく見るようになりまして、
特にね、大阪政策の朝ドラはすごい好きで、満腹もすごく見せたし、よく見てるんですよね。
で、今のね、カムカムエブリバディ、どれくらい見てるんですかね、リスナーさんね。
見てない方にもね、ご説明すると、
ウィキペディアの一言解説というか、説明文がすごいわかりやすかったので、引用させていただくと、
岡山、大阪、京都を舞台に、大正、昭和、平成、令和の4時代を、ラジオ英語講座と、ジャズと時代劇とともに生きた母娘3代の1世紀にわたる悲劇を描く。
藤本由紀さんというね、脚本家の方が原作を描きになったものなんですけれども、
だから珍しくて、普通エザドラってヒロインが一人でね、ずっと進行していくんですけど、
この通称カムカムはですね、3世代がヒロインをバトンタッチしていくという感じで、
一番初めが仮面白石小根さん、2代目が深津恵理さん、3代目が河合梨奈さんということで、
今ね、3代目と全体の伏線回収っていったらあんまりね、伏線回収、伏線回収って最近悪すぎだから、
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別に回収しなくてもいいんじゃないかと思うんですけど、全体のまとめみたいな感じにいよいよクライマックスに入っているわけなんですが、
まあでも伏線回収しなくてもいいと言いつつ、しっかりしてくれていてね、素晴らしいなと思いますよ、本当にね。
それが面白いんですけど、何に心を打たれるというか、最近心を打たれたかというと、そのカムカムにね、
なんかすごい全体的にリアルだなと思うんですよ。
なんかこう、朝ドラって私の勝手なイメージですよ、勝手なイメージですけど、
なんかこれまではヒロインがすごく、ヒロインとかヒロインの支える人がめきめき夢を叶えてっていう感じの、
こう元気が出るものも結構多かったと思うんですけど、
なんかこれは今やってるカムカムはリアルでね、やっぱり夢を叶えられないこともあるみたいなところが実にリアルで。
で、まず一つが、その2代目のヒロインであったマフカス・エリーさん演じる主人公、2代目ヒロインの夫となる、
織田芸女さん演じてるんですけどね、役名も女王さんなんですけど、その女王さんが、
もともと非常に有能な才能あるトランペッターだったんですが、謎の病気、当時では謎の病気でトランペットが吹けなくなると。
これはもちろん病名は出てきませんが、今の視点から見ると職業性ディストニアと言われる多分病気だろうと、
これは同じ動作や姿勢を過剰に反復することによって異常な運動パターンを獲得してしまうためだろうと考えられているようなんですけども、
そういう病気で例えばずっとタイピングし続けたら指が動かないように動いちゃうとか、思ったように動かなくなっちゃうとかね、
そういう病気がありまして非常に診断難しいらしくて、心陰性と言われたりすることもあるので、
個人心理師としてもそういう病気があるんだよということで、頭には出ているぐらいの病気なんですが、
その病気におそらくかかってしまってトランペットが吹けなくなっちゃうと。
本当に今日の放送で、子どもが全く元トランペッターだったことを知らなかったんだけど、
とあるきっかけでそれを告白するシーンがあって、子どもたちの前でもう一回トランペットを吹こうとするんだけど、
ここで美しい物語というか、あってほしい物語としては、
何年ぶりに吹けたよ、みたいな。
それないわけですよ。なくて、もう諦めどきかな、みたいになっちゃうわけですよね。
あとは、3代目ヒロインの恋人も役者っていう夢を抱えてたんだけど、結局叶えられずに諦めて実家へ帰っちゃう。
結婚するのかなと思ったらしないで帰っちゃう、みたいなね。
こういうことって、夢って叶えばいいんだけど、我々大人になってくると、
もう叶わない夢もあるよなっていうことも、頑張れば何でも叶うってよく言うけど、
それは正しい努力の方向性と正しい量の努力と、
そしてそれに見合う資質というか、能力と運があった時にだけ叶えられるんだっていうことが、
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身に染みてわかっている大人としては非常に来るものがあるなって思って。
やっぱり私もいい年なんでね、この年になると、これまではバリバリやってきたんだけど、
私のような自己肯定感の高い性格でもですね、やっぱり成し遂げられるものっていうのが見えてくる。
人生の残り時間が見えてくると、この先自分で成し遂げられる限界みたいなものが見えてくるんですよね。
そういう時にこういうのが見えると非常に来るものがある。
発達心理学的には中年期っていうのはこういう状態になるので、
じゃあそれでも腐らずに前を向くためにはどうしたらいいかということで、
例えば次世代につなげていく。自分が成し遂げたレベルまでのことをつなげていく。
そうすると次世代はそのレベルから先に進んでくれるっていうね。
希望を次世代に託すことでメンタルを保って希望を持ってきていくことができるよなんていうね、
そういうような研究というかね、理論もあるわけなんですが、
次世代に託すというのも分かるなと思うんですよね。
あとは今回のジョーさんのトランペットの件もそうなんですけど、
ちょうど子供が育つ時期で子供なりの挫折にぶつかった時期にっていう設定なんですけど、
子育てが忙しかった時はやっぱり自分の持ってた課題、
ジョーさんの場合はトランペットが吹けなかったとか、
フカツエリさん演じる奥さんの場合にはジョーさんを支えたいとかね、
そういう自分たちの課題があったのが子育てで一回それがサブストーリーになっちゃうんですよね。
子供っていうのがメインストーリーになって子供を育てるっていうのが主な課題になるわけだけど、
それが一旦なくした時に結局サブストーリーに置いてた自分たちの課題ってなくなったわけじゃなくて、
その時にもう一回戻ってくるんだよねみたいな。
自由な時間ももう一回子育てが一旦なくしたら戻ってくるんだけど、
置いておいた課題も戻ってくるよねみたいな。
決してなくなるわけじゃなかったよね。
そこにやっぱり一層的に蹴りつけなきゃいけないよねみたいなのもめちゃめちゃリアルで、
私はまだ子育て真っ最中なんですけど、きっとそうなんだろうなみたいな。
今子育てで見ないようにしている、見ないで住んでいる自分の課題とかも結構あったりして、
それが結局なくなったわけじゃなくて戻ってくるんだよなみたいなのもすごいリアルだなって。
これは自分もそうだし、例えば私がやっている4スタイルパーソナルスタイルスクールに入ってくる生徒さんなんかも、
子供の手が離れたからということで入ってくる方いらっしゃるんですけど、
結局前からね、実は子供生まれからファッション業界入りたいな、転職したいなって思ってたけど、
子供を育てるのにまたまたなかなかできなくて、
育て終わってみたらやっぱり諦めきれないってことが分かって、
今からでも間に合いますでしょうかねって言いながら、
入ってくれる方もいらっしゃるんですよ。
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もちろん全然間に合いますよって言って受け入れしますし、
そこからね、パーソナルスタイルスクールとして自分らしく働いている方もたくさんいらっしゃるので、
そんな感じで結局ね、課題とか夢って消えないんですよね、自分自身の子育てしたからって。
これは子育てで限らずね、本業というかお仕事で傍作されていながらも、
結局自分が昔から持っていた思いが消えないとかも同じことだと思うんですけど、
その時に、かもかもね、もしかしたらこのまま諦める、諦めても人生は続いていくっていう方向に終わっていくのかもしれないけど、
私としては、自分もそうだし、そういうスクールの生徒さんからも教わることも多いんですけど、
見ていてね、教わることとしては、
叶えられる範囲で叶えていくっていうこともできるんじゃないかなって思うんですよ。
例えば、諦めるがゼロで叶えるが100としたら、ゼロか100かじゃなくて、
その間を取っていくっていうこともできるんじゃないかなと。
ファッション業界に入って大きなブランドで働いて華やかな販売員として活躍してっていうことが今からできなかったとしても、
でもパーソナルスタリストとして自分のできる範囲で起業して、
自分のできる範囲のお客様にファッションの楽しさを伝えていくみたいな、
そういうゼロでも100でもなくてその間の20なのか40なのか80なのかあると思うんですよ。
だから自然体に託すっていうのはもちろんですけど、
それ以外に自分なりに小さく叶えるっていうのもあっていいんじゃないかなっていうふうに思うので、
私はそんな方向で行こうかなって思ってますね。
なのでファッション業界とかもここで実現するっていうのもいろんなやり方がありますので、
そういう諦めきれなかった夢を叶える場所っていうのも作っていきたいっていうのは私の夢でもあるし、
そういう意味でもFPSSをそういう場所にしていきたいなと思っております。
いよいよ3月22日で今募集中の第13期が締め切るということで、
ちょっとまだ次回開講決まってませんのでね。
気になる方は番組概要欄からFPSS13期のご案内を見てお手続きいただければというふうに思っております。
ということでこの番組ではまだまだ皆さんからのファッションに関するご質問、
心理に関するお悩みお待ちしております。
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それではまた次回の配信でお会いしましょう。
おやすみなさい。
