1. おしゃれの呪いを解くラジオ
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2022-02-17 12:00

417.自由意志の下での「アンチエイジング」 from Radiotalk

オンラインサロン「服装心理lab.」やこのラジオで、「アンチエイジングに囚われすぎず、『ウェルエイジング』を目指そう!」という発信をここしばらくしてましたが、それを聞いたサロンメンバーさんから「どうしてもアンチエイジングしたくなっちゃう」という声がありました。そこで、メンタルヘルス的に「良い」アンチエイジングと「悪い」アンチエイジング、考えてみました。

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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はい、ということで始まりました。おしゃれの呪いを解くラジオ、本日で417回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをバサバサと解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれを思うと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師の久野梨沙です。本日もよろしくお願いいたします。
このラジオでも何回かお話ししたと思うんですが、
ファッションオンラインサロンの服装心理ラボの先月と今月のテーマが、
アンチエイジングからウェルエイジングへ移行していこうよ、みたいなテーマでお届けしてまして、
これまでファッション業界とかコスメとかで、
アンチエイジング、つまり年を重ねていくことに伴う外見の変化に抗っていこう。
端的に言うと、いつまでも若くいよう、みたいな風潮が長らく続いていたんですけれども、
ここ数年、そこから変わってきていて、潮目が変わってきていて、
よく年を取っていきましょう、みたいな、そういう流れに変わってきていて、
年を取っていくことで、シワが増えたりとかシミが増えたりとか、
そういうことって当たり前だよね、みたいな。
それを極端に怪我やすいのやめようよ、みたいな、そういう風潮が出てきたよね、という話をしていて、
やっぱりメンタルヘルス的にも心理的にも、あまりに過励とか及いとかを恐れていると、
やっぱりよろしくないと、恐怖にばっかり苛まれてしまうことになる。
人間はずっと常にこの1分1秒、年を取り続けているわけなので、
そこから逃れられないとすると、それを受け入れていく方がよく生きれるよね、というか、
心の平穏を保って生きれるよね、ということで、メンタルヘルスにもその方がいいよね、という感じで、
心理学でもその老いを受け入れる、みたいな、そういう研究とか理論っていうのはたくさんあるよ、みたいな話をね、
ラボで、副創新ラボでしていたわけですよ。
そうしたら、この間、月1回のライブ配信でも、そういうお話から、私の学生時代のオシャレと今のオシャレを比べてもらって、
どっちも違ってどっちもいいよね、みたいな話をして、過励していて、外見が変わっていても、
その時その時で楽しめるオシャレってあるし、それを取ることで楽しめるオシャレが減っちゃうってこともないんだよ、
みたいなことを実感していただけるような講義をしたんですけれども、
それらのコンテンツを受け取ったメンバーさんの中からね、
そうは言ってもやっぱりでも、過励に抗っちゃうんだよねっていう感想も確かにあったんですよ。
そういうメールレッスンをお届けして、そういう講義をお届けして、
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確かに年を取るのもいいもんだなって思えましたとか、
その時その時で違った自分の魅力がありますよねっていうことが、
皆さんのこれまでの着こなしを見てきて分かりました、みたいな風に受け取ってくださった方もいれば、
やっぱりそうは言っても若くありたいと思ってしまうとか、
そこに向けていろいろ美容皮膚科に行ってみたいとかね、
具体的にはそういう努力をしてしまうっていう声もあったんですよね。
でもそれも全然あることだろうなと思っていて、
そう思っちゃいけないっていうのもまたおかしな話なんですよね。
なので全然そのアンチエイジング、そういう話を全部聞いても、
それでもなお私はアンチエイジングを目指すというのも、
全然一つの人間の決断としてあるだろうなって思うんですよね。
私がその講義を通じて伝えたかったのは、別にエイジングに限った話じゃないんですけど、
やっぱりどんなことでも自分の自由意志で、
その目標に向かって何か勤しむっていうのは何も問題ないことなんですよね。
むしろ例えば少しでも若くあろうとか、肌を綺麗に保とうとか、
オシャレでいようとか、例えば女性らしくいようとか、
女性らしさも強要するもんじゃないって言われて久しいですけれども、
でも自分が女性らしくいたいと思って、
そういう格好を追求したりとか、そういう仕草を追求したりとかっていうのは、
全部自分の自由意志だったら何も問題ないわけですよね。
ただそれが実は自分の自由意志ではなくて、
何かの恐怖に突き動かされるようにやってしまうことがまずいと思うんですよ。
それがメンタルヘルス的によろしくない状態だと思うんですね。
その突き動かされるように、例えばアンチエイジングしてしまうっていうのは、
やっぱり自由意志でやってる人って結構楽しんでると思うんですよ。
そのメンバーさんの投稿を見ててもすごい楽しんでるなと思うんですけど、
新しい技術が出てきてね、美容のそれをやってみてこうなるんだとかね、
そういう楽しみってあると思うし、
あくまで自分の目標とする姿みたいなのがあって、
こうなりたいというのに向かって頑張るっていうのってすごく生き生きすると思うんですけど、
逆に何かの恐怖に突き動かされるようにやってる状態って楽しくないと思うんですよね。
つまりその感情が全てのコンパスというか、
自分の感情がポジティブでいられて、むしろアンチエイジングを頑張ることで、
生活全般に張りが出るとか、そういうことであれば全然問題ないところがすごくいいことだと思うんですけど、
年を取るのが怖くて、洋服選びも消去法になっちゃうとかね、
少しでも赤く見えるものって考えていくと全然楽しくないとか、
鏡毎朝ね、鏡でシワ1個見つけるたびにため息ついたとか、
そういう状態だとよくないんじゃないかなって思うんですよ。
その恐怖に突き動かされるように、例えばアンチエイジングしちゃうとか、
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恐怖に突き動かされるように、例えば女性らしい服を着ていなければならないとかね、
ってなっちゃうっていうのは原因は主に2つあるんじゃないかと思ってるんですよね。
1つは人から何か特定の固定観念、価値観を植え付けられちゃった時、
よくそれを心理学ではイラストラルビリーフ、非合理的な思い込みとか、
非合理的な信念とか言ったりするんですけど、
例えばアンチエイジングの世界で言うと、よくね、ネット、SNSなんかで、
例えばしばらくメディアに出てなくて、久々に出た女優さんに対してよく言いたくないけど、
劣化したみたいな表現、あれ腹立ちますよね。
劣化したみたいな表現をする人いるじゃないですか。
でもそういう表現をされているのを、例えば別の誰かが目にすると、
華麗をして、その華麗した状態を人に見せると、こんな風にけなされるんだって思っちゃいますよね。
そういうことが積み重なっていくと、やっぱり恐怖心につながっていって、
もともとの自分はそうは思ってなかったのに、どこかであんなこと言われたくない、
あんなこと言われちゃうのが怖い、みたいなことでアンチエイジングに勤しんじゃったりするっていうことがあると思うんですよ。
だからこそ、私はラボのメールレッスンとかのコンテンツを通じて、
よりよく生きていく、より良く年を取っていくっていう風潮をみんなで作っていくことで、
そういう人に何かを植え付けてしまうということもなくなっていくだろうという話をしたんですけれども、
別に自分がアンチエイジングを自分だけで追求して、人に強制するわけでもなければ全然いいわけで、
人からそういうふうに植え付けられてしまうと、やっぱりそれが恐怖心になって、
そのアンチエイジングに恐怖からいっそ死んでしまうみたいなことがあったりする。
それは決して楽しいことではないわけですよね。
もう一つ、突き動かされるようにやってしまう原因のもう一つっていうのが、
そこに誰かから植え付けられたいわば呪いですよね。
呪いに自己肯定感の低さが重なってしまうと、やっぱり突き動かされるようにやってしまう。
やらずにいられなくなっちゃうってことになるわけですよね、アンチエイジングを。
今の自分じゃダメだみたいな気持ちがもともと自分にあって、
そこに私は若くいた方がいいみたいな呪いがかかると、
それが合体してしまうとアンチエイジングに頑張らなきゃっていう恐怖心から動いてしまうっていうことが発生しちゃうんだと思うんですよ。
世間からそういう風潮とか刷り込みがあったとしても、
自己肯定感を保っていられていれば、そういう人もいるけど私は私だからって保てるんだけど、
やっぱりそこに自己肯定感の低さみたいなのが合わさっちゃうと、
みんなもそう言ってるから私も頑張らなきゃいけないんだっていう風になっちゃうわけですよね。
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そうなった時に、怖いからとにかく若くいなきゃっていう風に頑張る人もいれば、
実はその逆の行動をとっちゃう人もいて、
というのはアンチエイジングに自己肯定感が低くて周りがそういうことを言う風潮にあった時に、
逆にそれに変に反発するあまり、極端にアンチエイジングになっちゃうことも結構あるんですよ。
そうすると、例えばアンチエイジングって言って肌の手入れなんかするのはバカバカして、
私はそんなことに惑わされないって言って、
すごい顔から粉が吹いてて乾燥してて、
明らかに痒いだろうと、アンチエイジング濃厚じゃなくて、
ちょっと痒いみたいな実害が出てるよねっていう状態でも絶対にクリームは塗らないみたいな、
そういう変に極端、真逆に触れちゃって反発しちゃうっていうことも起こったりするんですよね。
でも結局それも、自分の中に生まれた恐怖に突き動かされてるっていう行動原理は変わらないんですよ。
もみやみやたらにとにかくアンチエイジングやらなきゃ怖いってなってるのと、
アンチエイジングなんて絶対私やらないってなってるのとでは、
やってる行動は真逆なんだけど、どっちも両極端で、
そして全然自分個人的に楽しい状態ではない、
メンタル的にあまり健全な状態ではないっていう意味では、
どっちも一緒なんですよね。
出てる行動は真逆でも、行動原理は一緒で原因は一緒なので、
やっぱりそれも良くないと。
だからやっぱり、そういう風潮を作らないっていうのかな、
アンチエイジングやらなきゃいけないんだよとか、
年を取るのって良くないことなんだよっていう風潮を作らないことが大事なのかなって思うんですよ。
だから年を取ることってこんなに楽しいんだよっていうのをちゃんと言っていく。
その上で、でもやっぱり私はこの肌の状態キープしたいなっていうのを頑張るんだったら
全然楽しいと思うので、っていう感じなんじゃないかなと思うんですよね。
例えば食事を選ぶときに、今日カレーを選んでもお寿司を選んでも、
皆さん基本的に自由意志で選ぶと思うんですよ。
カレーなんで選ぶの?って言われると思うんですよ。
でもそれがなんかカレー、カレーって例出したらあれだね、
年を加えるっていうのとなんかわけわかんなくなっちゃったね、
例えが悪かったけど、
それぐらいの感覚でアンチエイジングを選ぶも、
ウェルエイジングを選ぶも、自分次第みたいな軽やかな選択ができるような世の中になると良いですよね、
という風には私は思いますね。
ということで、最後の例えが悪くてグダグダになってごめんなさい。
この番組では皆さんからのご質問、お悩みをお持ちしております。
オシャレのこと、外見のこと、真理のこと、何でも結構ですのでお気軽にお寄せください。
番組概要欄にありますマシュマロからですと特命からお送りいただけますので、
ぜひお気軽にお寄せください。
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ぜひどうぞ。
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