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2022-10-12 11:54

550.朝ドラ「舞いあがれ!」が公認心理師から見てすごい理由 from Radiotalk

10月から始まったNHKの朝ドラ「舞いあがれ!」が好評ですが、その人物描写ややりとりされるセリフが、公認心理師としてもうならされるほど素晴らしいものなんです。
見てるとセラピー効果があるんじゃないか、って本気で思うほどのこのドラマ、具体的にどこが「すごい」のか解説します。

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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おしゃれの呪いを解くラジオ、本日で550回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバタバタ解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師の久野梨沙です。本日もよろしくお願いいたします。
さあ、バタバタしてるんですけど、久々になんか、最近ずっと真面目な話が多かったなと思って、別にいいんですけど、真面目に心理学の話かファッションの話か、ずっとしてた気がして、
たわいもない話してないなと思って、聞きたくないかもしれないんですけど、たわいもない話もさ、ゆるっと聞けていいじゃないですかって思ってくれる人もいるかなと思って、
日常のつれずれ話しようかなと思うんですけど、秋のドラマが始まるタイミングなんですか?皆さん見てますか?
なんかね、ちょっと秋は毎年なんですけど忙しくてね、コロナ期間中結構暇だったんですけど、なんか忙しく、ありがたいことに忙しさが戻ってきてましてね、
生命を維持するための最低限の活動と、それは私も家族も含むね、あとは仕事をやったら他の時間がないわけですよ。
なんでね、秋ドラマ結構面白そうなのいっぱいあるんですけど、なかなかたくさん見られないんですが、とはいえね、なんかいろいろ、ドラマに限らず本とか映画とかそうですけど、
インプットしないとなかなかアウトプットもできなくなっちゃう立場ではあるので、まあなんとか隙間時間で見ようということで、最低限ですね、前もお話ししたNHKの大河ドラマ
鎌倉殿の13人、これを見る時間は支出しつつ、もう一個ちょっと加えてみようかということで、この10月から私の視聴リストに
加わりましたのが、これまたNHKの朝ドラ舞い上がれ、これをね、加えてみました。いやーいいよ、皆さん見てますか?お勧めしますよ。
毎朝ボロ泣きできますよ。ほんとね、メイクしてから見ちゃいけないって感じですけど、なんかね、両方とも鎌倉殿も舞い上がれも、ちょっとゆかりがありまして、土地としてね。
鎌倉殿は、私は建立鎌倉高校なので、もうあの辺で、皆さんがどんどん亡くなっていくあたりをね、高校生はウロウロしてたんですよね。
なので、和田塚って和田さんの塚なんだとか、今更ちょっと認識しつつ、耳慣れた地名と歴史上の出来事をやっと一致するっていうね、日本史苦手だったんで、やっと一致していくっていう感じですけど、そういうのでね、面白いっていうのもあるんですけど、実は舞い上がれも、
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大阪と後藤列島が出身なんですよね。後藤列島の方が、実は私の夫のお母さんが後藤列島出身の女性でして、私も子供の前に一回だけ行って、また子供大きくなってきたし、行きたいなって思ってた頃にコロナ入っちゃったんでね、まだ行けてないんですけども、行ったんですよ。
話も聞いてるし、ドラマに出てくるね、バラモンダコももちろん実家に飾ってありますし、ちなみにね、夫のお父さん、イギリスの父親、岐阜さんは関西出身なので、そういう意味ではその舞い上がれの主人公のお父さんお母さんと全く一緒の関係性と、出身地的にはね、いう感じなので、
まあね、あの舞い上がれの中でそのおばあちゃん、後藤に住んでるね、おばあちゃんが作ってる朝ごはんがおいしそうなんてコメントよくSNSで見かけますけど、ほんとあんな感じですよ。
あの、おいしいのすごい。で、このドラマね、ちょっと癒されるっていう風に、そのセラピー的な癒しがあるっていう風にすごい評判なんですよね。
で、それはまあ後藤のさ、景色も綺麗なんだ、ほんとに。もう実際行ったらびっくりしますよ。水が綺麗で、海とかもね、綺麗だし山もあるしね、すっごい綺麗で、もちろん癒されるその景色もあるんでしょうけど、やっぱりね、その人と人とのコミュニケーションとか人の描写がすごいね、その心理師として私が見てもすごいなって、ちゃんと描けてるなって唸らされることが多くて、
だからそういう面でセラピー効果が本当にあるなって思うんですよ。で、なんでこんなにちゃんとすごい描けてるんだろうな、すごいなと思って調べてみたら、あの脚本家の方がね、桑原良子さんという方らしいんですけども、以前ね、あの精神科医が主人公のドラマの脚本を書かれたことがあるようで、同じくNHKのね、ドラマで。
私こそ見れてなかったんですけど、あのちょっとね、あのNHKオンデマンドに残ってたんで見ようと思うんですけど、まあなのでそういう経緯で、その時にかなり勉強されたんじゃないかなっていう印象があるぐらい、絶対心理師、まあその心理カウンセリングとかそういう知識ありますよねっていう感じの書き方なんですよね。
なので、あの今日ね、そのね、心理的に見たその舞い上がれですごいと思った描写、場面をちょっと3つほどあげてみようかなと思うんですけど、まあちょっとこれあげる中で少しネタバレというかしてしまう場面もあると思いますので、あのまだ舞い上がれ録画溜めてて見てないんだよ、内容のこと話すなよって思う方はここで一旦ストップしていただいて、あの全部見てから改めて聞いていただければいいかなと思うんですけど、
まずね一つ目がすごいなと思ったのが、これね主人公、まああのまだ現在第2週目ですけども、まだ主人公が子供自体のお話なんですね、現代ね、まあこの子役の女の子も可愛いらしいんですけど、
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で、その主人公のお母さん、長崎ひろみさんが演じてらっしゃるんですけども、そのお母さんが、まあその夫がね、ご主人が、えーとなんで主人公のお父さんが、まああのネジ工場を経営していて、まああのベテラン社員さんが辞めちゃったりして、すごい仕事がいっぱいいっぱいで自分も仕事って育んなきゃいけなくなっちゃって、でかつ主人公のお兄ちゃん、自分の長男なんですよね、長崎ひろみさん演じるお母さんとやっちゃって、
長男が中学受験中で、なかなか難しいお年頃で、で主人公のその娘は非常に熱を出しやすい、体が弱い子であると、この家事、仕事、育児がすべて重いっていうこのトリプルパンチを受けて、まあまあまあいっぱいいっぱいなんですよ、いっぱいいっぱいなんだけど、まあこれあのよくありがちな話ですが、完璧主義というか、
ちゃんとやらなきゃ全部をっていう性格の方なんですよね、常に笑顔を絶やさず、辛さを見せず、ちゃんとやらなきゃっていうので、とうとう心身ともに限界に近づくわけですね、その時の描写がリアル、このねこの描写がまずすごいと思った一つ目、あのねこういう心身の仕事で追い込まれて最終的に鬱になっちゃったりとかね、そういう風に原因が何であれ、心身ともに追い込まれていくときって、
人間だんだんあの見るからに具合が悪くなっていくってことはないんですよ、なんなら本人ですら気づかないです、結構あの結構な段階に行くまで自分が今限界だなってことに本人すら気づかないんですよ、である日突然プチってバキって降りるんですよね、である日突然ベッドから起き上がれないとか、ある日突然会社に行けないとか、ある日突然椅子から座って立ち上がれないとか、そういう感じなんですよ、
でこの主人公のお母さんはそのドラマの中の描写で洗い物を夜してるんだけど、そこで洗い物しながらその夫にね、主人公のお父さんに大丈夫かって話しかけられたら下手下手下手って座り込んじゃうんですよ、でクーってなきゃいけないみたいですよね、このね下手下手下手っていう感じ突然プチって行っちゃう感じ、もうこれあと一歩行ったらもう起き上がれないなっていう感じがめちゃめちゃリアルで、
こうなんだよねっていう感じなんですよね、あれ見て共感した人すごい多いと思うんですけど、あれ見て共感した方がいらっしゃったら、私もそうだなって思った方がいたら休んでくださいね、今すぐ本当にね、はい、ですごいと思ったところ2つ目、これは子供の扱い方なんですけど、
お母さん限界を迎えても危ないねってことで、後藤列島にいるお母さんのところに行って、子供もね、天地良好って言って場所を変えるとちょっと体調が良くなったりすることもあるのでっていうことで、主人公の娘を連れて後藤列島に住んでるお母さん、主人公、おばあちゃんのところに行くわけですが、
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そのおばあちゃんがね、そのお母さんの長崎ひろみさんの様子を見て、おばあちゃんの演技がまた高畑純子さん素晴らしいんですけど、そのお母さんの様子を見て、これはもうダメだと、どっちかっていうとお母さんの方が病んでるぞってことで、主人公の舞ちゃんね、舞を置いて帰れって言うんですけど、それをなんか大人同士の話だから、なんならその子供寝かしつけた後に夜中に話しそうな話題じゃないですか、
なんですけどちゃんと舞ちゃん、主人公の子供の前で言うんですよ、子供の前でお母さんに帰りなさい、舞を預かるから帰りなさいって言うんですよね。
これ素晴らしくて、要はその大人だけで話を片付けてしまうと、仮にね、ちゃんとその話がついた後にね、その舞ちゃん、子供に、お母さんは疲れてるみたいだし、舞ちゃんも一人になった方がいいだろうから、しばらく舞ちゃんだけ残ってお母さんは帰ることになってんのよって説明したところで、捨てられちゃったのかなとかさ、お母さんは私のことを嫌いになったのかなって、いらんのかんぐりをするんですよ。
で、それが子供の前でその話をすることで、あ、おばあちゃん発案なんだ、お母さんが私を捨てたわけじゃないんだってなるので、いらぬ子供に心配かんぐりをさせなくて済むっていう、ちゃんと子供も大人扱いをする、ちゃんとその会話に加えるというか、話し合いに加える、これも素晴らしかったですよね。
で、最後3つ目なんですけど、3つ目は、で、お母さんがじゃあつって大阪に帰るわけです。後ろ髪引かれつつ。で、それを見送った舞ちゃんが、なかなか自分の気持ちを得ない子なんですけども、そこで自分の気持ちをおばあちゃんに言うわけです。お母さん、私と一緒にいるとしんどそうだから、私は帰れないっていう気持ちを言う。
そういう時に、そんなことないよとかさ、そうだよねっていう風に発言の内容を評価せず、発言した、発言という行動自体を肯定する。これね、カウンセラーですよ、本当に。発言の内容について評価しないんだけど、発言してくれたこと、言ってくれたこと、言うっていうことは思いを発散するっていうことなので、これは素晴らしい、とてもいいことなんですね。
これだけを肯定すると、とても発言しやすくなります。聞いてもらってるからは。これね、カウンセリングの基本なんですね。これがおばあちゃんができてる。すごい。ということで、そんな描写も非常に安心感あるドラマなので、泣ける場面もたくさんありますけれども、見てると癒されるっていうのかな、すっきりするっていうのか、セラピー効果があるのかな、なんていう風に思いました。
ぜひ、号泣によるメイク崩れ注意ですがね、ぜひ見られるといいんじゃないかなということで、お勧めいたしますよ。はい、ということでね、また次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。
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