1. そんない理科の時間
  2. 第689回 うるう秒がなくなりま..
2026-11-06 41:00

第689回 うるう秒がなくなります(科学系ポッドキャストの日) byそんない理科の時間 @sonnaip

おたよりを送る

■オープニング
・国立科学博物館 特別展「生きものたちの性」チケット
・科学系ポッドキャストの日 テーマは「サプライズ」
・ホストは「サイエントーク」
・うるう秒は1972年から運用してきたが2027年で終わる
・閏ってなに
・太陰太陽暦と一緒に閏月が導入された
・うるう年は、本当はうるう日では
・2/30のうるう日があったカレンダー



■うるう秒の歴史と未来
・うるう秒は1972年から運用開始
・そもそも1秒は地球の自転の1/86,400
・1967年から「セシウム原子時計」で1秒を定義
・自転のずれと合わせ、当初は毎年うるう秒を追加
・1/1に、が発生することで1秒追加できる
・うるう秒の弊害
・うるう秒をやめて、うるう時を使うことに
・運用は何年先から?



参加エピソードが聴けるSpotify プレイリスト:https://open.spotify.com/playlist/3SfSpx9QxLqW2jv8COf5Sc?si=PBdfsJEAQ7mzxTX2oVRfpA&utm_source=copy-link



メールをお待ちしています rika@0438.jp質問や感想など気軽にお送りください!



audiobook.jpで使える60日間無料聴き放題クーポン
3MRU-RH46-RJ31-2GLQ


[contact-form-7]

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

科学系ポッドキャストの日のテーマ「サプライズ」に合わせ、2027年5月からうるう秒の追加・削除をやめる決定を取り上げる。まず「うるう」の意味や、中国由来のうるう月、太陰太陽暦と西洋暦のうるう年を説明し、スウェーデンの暦で1712年に2月30日が生じた経緯も紹介する。うるう秒は、地球の自転を基準にした時間と、1967年にセシウム原子時計で定義された秒のずれを調整するため、1972年から運用されてきた。日本では1月1日や7月1日の午前9時直前に8時59分60秒を挿入し、現在までに合計27秒が加えられている。

科学系ポッドキャストの日とうるうの話
よしやす
理科っぽい視点で身の回りのことを見てみませんか? そんない理科の時間、第689回。
かおり
そんない理科の時間、ご送りいたしますのは、よしやすと)かおりです。
よしやす
よろしくお願いします。
かおり
よろしくお願いします。
よしやす
今日は、毎月行われている科学系ポッドキャストの日。
テーマはサプライズです。
かおり
わあ、びっくりだね。
よしやす
そう。ちょっとね、ネタが思いつかなかったんで、やめようかと思ったんですけど、やっぱりサプライズしたのでやることにしました。
かおり
ネタが思いついちゃった。
よしやす
ホスト番組は、サイエントークさんです。
最初にちょっとだけお知らせなんですが、
よしやす
科学の特別展、生き物たちの生というやつのチケットプレゼントは、締め切りが11月の8日8日です。
すでに5件か6件の応募があります。
かおり
じゃあ抽選ですね。
よしやす
抽選になると思います。
科学系ポッドキャストの日というのは、それに賛同するポッドキャスト番組が同じテーマで喋るんですが、
よしやす
サプライズで同じテーマって言っていいのかわからないんですけどね。
かおり
びっくりしたね。
まさかそんなテーマとは。
よしやす
聞いていらっしゃる方は既にタイトルに入っていると思うので、今日はうるう病の話をします。
そうなんですよ。
かおりさんの方が何を言っているか知らないという状況ですけど。
かおり
それはいつものことだよね、サプライズはね。
よしやす
そうなんですけど、タイトルを見てみなさん聞くじゃないですか。
かおり
一般の人はね。
なのでうるう病の話をするというのはわかっていると思います。
かおり
私は知りません。
よしやす
うるう病というのが2027年、来年の5月で亡くなります。
かおり
5月で亡くなるっていうのは、5月にはうるう病があるの?
よしやす
いえ、ここ10年ぐらいうるう病って動いてなくてというか、
足すとか引くとかしてなくて、なおかつ2027年5月で、
もうこの先うるう病の足したり引いたりはしませんということに、先月。
かおり
じゃあ別にその最後の何かがあるってわけではなく、単にここで区切るよっていうだけの5月ね。
2026年10月に、2027年の5月からうるう病の追加とかいうのをやめます。
よしやす
もうしませんっていうふうに決まりましたっていうのが、びっくりポイントです。
かおり
なんかびっくりしたんですか?
よしやす
1972年からずっとやってきたのに、やめちゃうんですよ。
なんで?びっくりだよね、全くも。
よしやす
結構頑張ってきたし、あちこちのシステムがね、
うるう病に対応しようってやってきたのに、やめちゃうなんてっていう話をするんですが、
そもそもうるうってなんだっていう話が、ぼんやりしてる人も多いんじゃないかと思います。
かおり
うるう、ぷるるんってやつですよね。
あれをなんでうるうって言うかっていうところも、実はもやもやしてまして。
かおり
うるおん?うる、うる、うる、うるるん?
暦のうるう月・うるう年と2月30日
よしやす
もともと漢字でやってきたのね、中国からね。
365日のやつに一日足すとかっていうのがあるじゃないですか。
で、もともとはじゅんっていう発音なんですけど、その概念が日本語になかったわけ。
日本にある言葉が中国からやってきた漢字と合うと、これをくんよみっつって、
よしやす
中国の読みの音読みと一つの漢字に対して、日本語的にはこんな意味、漢字の意味はこんな読みっていうのがやってきて、
今の日本の漢字ってできてるじゃないですか。
はやいっていうのはそうっていうね、中国読みがあって、音読みとくよみがあって。
かおり
同じ意味だからこそ、この読み、日本語の早いっていう字に漢字のそうという字を当てはめることができたと、同じ意味だからね。
よしやす
なんだけど、うるうずきっていうのが中国からやってきました、こよみと一緒に。
かおり
はい、ウェルカム。
よしやす
なんですけど、日本にうるうずきっていう概念がないわけ、そもそも。
カレンダーと一緒にやってきちゃうから。
かおり
そもそも、こよみっていうの、こよみがない時ってどうやってたの?
よしやす
こよみがない時には、季節が来ました、春が来た、夏が来たってやってたんですけど。
かおり
暑い、寒い、だんだん暑くなってきたねっていうようなざっくりとした動きだったのが、カレンダーというこよみという数字というか、それで客観的にできるようになった。
そこでうるうっていうのも初めて話に上がってきたわけね。
よしやす
なんですが、国立天文台の情報によると、うるおうっていう字と間違って読んで、うるおうって読んじゃったんじゃないかっていう説があると。
なので、かおりさんが言った、うるおうって言ったのは、あながち間違いじゃなくて。
かおり
すごいじゃん、なんて言うかな、戦犬の命があるっていうの?
よしやす
たまたま当たったっていうの。
かおり
戦犬の命がある。
よしやす
ということで、うるう月っていうのが、日本に入ってきた最初のうるう順なわけです。
うるう月は、日本にはうるう月の方が先に入ってきたの、うるう年とかうるう日よりも前に。
かおり
うるう年ね。
よしやす
今、うるう年って言ってるけど、これちょっと後で話すんだけど、
太陰太陽暦は、何回も話をしてるけど、新月の日が必ず月の頭の日です。
だから、1日は新月。
で、次の新月が来ると月が変わります。
12回で1年です。
でも、それをずっとやっていくと、季節と月がずれてっちゃいます。
よしやす
なんでかっていうと、月の12回分は365日なくて、11日少ないんで。
そうすると、3年に1回ぐらい、うるう何月って言って、1個足してあげるとだいたい揃うんで。
月を突っ込むってなるのね、おまけのやつを。
それが、うるう月っていうもので、日本人的には、昔の日本人はね、
うるう月は知っていても、うるう日とかうるう年っていうのはよくわからなかった。
西洋から、西洋小読み、カレンダーが入ってきます。
それは1年が365日で、だいたい4年に1回1日足して、1年を366日にしますっていうのが西洋からやってきた小読みで。
ユリウス暦とかグレゴリオ暦っていうのはそうなってるのね。
4年に1度1日足すから、うるう年っていう言い方をするんだけど、
さっきのうるう月は、この月が足されるから、うるう月でいいじゃないですか。
でも、うるう月っていうのがあるわけ。
うるう2月とかっていうのが生じるわけなんだけど、
西洋のカレンダーは、4年に1度1日だけ足されるわけだよね。
だから、2月29日がうるう日なんですよ。
うるう月の月をその末にすると、うるう年っていうと1年追加することになっちゃうじゃないですか。
かおり
なるほどね。確かにそうね。
よしやす
そうなんだけど、われわれはうるう年っていうと1日多い年をうるう年って言うけど、
うるう月っていうのは1ヶ月分足されるっていうので、ちょっと雑なんですよ、使い方が。
ということで、つまり暦の中でイレギュラーなものを足したり引いたりするっていうのを
うるうって言いましょうということになりました。
時は流れて1960年代、70年代になると。
ここでやっとうるう病の話が出てくるんですけど、
本編でそれを話そうと思ってるんで、おまけの話を1個すると、
2月って今の暦だと何日までありますか?
かおり
28日。
よしやす
特別の時には何日までありますか?
かおり
29日。
よしやす
でも、2月30日があったっていうカレンダーがあるって知ってますか?
かおり
あれ、なんか2月が日数が少ないって文句言った時の権力者がいたんでしょ?
よしやす
それもあるんですけど、それでじゃないんですよ。
2月30日っていうのがありまして。
かおり
あ、わかった!
よしやす
なんですか?
かおり
えっと、なんだっけ、1年の始まりを1月にするか4月にするかで、
お休日のいざこざの時じゃない?
よしやす
これね、実はスウェーデンで2月30日に出現したんですよ。
かおり
全然違うじゃん!
よしやす
えっと、これユリウス暦っていう4年に1度必ずうるう日を入れて、
その年をうるう年って言って、4年に1度うるう年を作りましょうっていうタイプのカレンダーで、
1000年くらいやってたら、11日くらい季節とずれてきちゃったんで、
修正しなきゃいけないって言って、グレーゴリオ暦っていうのに変えましょうっていうのがありました。
かおり
はい、まあそりゃいいでしょう。
よしやす
で、グレーゴリオ暦ではそこの差を解消するために、
400年に、本当は400年だと100回うるう年があるわけでしょ?4年に1回だからね。
それを97回にしましょうっていう風にすると、辻島が合うってことになったわけ。
そこまではいいですか?
かおり
めんどくさいね、辻島。合わせなきゃいけないわけね、わざわざ。
よしやす
そう、で、大英団で11日ずれてるから、この年のこの次は10日分飛ばしっていうのをやりました。
うん、わざわざだね。
それで辻島が合ったわけですけど、季節が戻ったわけだからね。
よしやす
スウェーデンは、なんかね、10日も抜いちゃうとまずいんじゃないかって思って、
じわじわ、ユリウス暦からグレゴリオ暦に切り替えようっていう策を取ったわけ。
かおり
じわじわってなんだね。
よしやす
だから、11日分減らしていくわけだから、うるう年の時にうるう年を足さないとかね、1日足さないとかそういうので、
何十年かかけてその11日分を合わせていこうとしたんだけど、なんと間違ってしまって。
意味がわかんない。意味がわかんない。なんで間違えるの?そことは大事なとこじゃね?
よしやす
で、だからある期間、ユリウス暦ともずれてるけどグレゴリオ暦にもついていけないっていう期間があったときに、
意味がわからん。
そういうのがあったわけ。移行期をつけたわけ。
そのときに、なんだかわかんなくなって、2月に2日分うるう日を入れなきゃいけないという羽目になって、2月30日が出現したっていうのがあります。
かおり
そっかそっか、2月しか余ってるあれがないのか。
逆に34日とかぐらいだったら、2月を30日にしようぜってことか。
よしやす
なのでスウェーデンの独自の暦では、1712年は2月が30日までありますよと。
かおり
スウェーデンは独自の暦なの?
よしやす
結局ヨーロッパでは、ユリウス暦からグレゴリオ暦に切り替えた年度が国によって違うのです。
今は?
よしやす
今は多分全部同じ。ただロシア聖教会の宗教儀式はユリウス暦でやっています。
かおり
日本が旧暦のお正月にどうたらとか旧暦の七夕がって言ってるのと同じことね。
よしやす
そんな感じで、昔の暦でやってます。
かおり
じゃあそのタイミングで、そういう時だけスウェーデンは変だった?
よしやす
1700年前後にそういう微調整をする。
ここで10日抜くってしないで微調整をするっていう、1日ここで抜いてみたいなやつだったんだけど、
間に合わなくなっちゃったぞじゃなくて、行き過ぎちゃったぞって足すみたいなのがあって、
2日分ウルウビを設けなきゃいけない年、1712年に間違いを修正するので、
2月31日が出現しましたというこぼれ話でございました。
かおり
まあなんていうのかな、その時間違えたやつ出てこいって感じだね。
よしやす
まあまあいいんじゃないですかね。
ということで、本編ではウルウビョウの話を、どうやってウルウビョウができたかのところから話していきたいと思います。
1秒の定義と原子時計
よしやす
ということで、やっとウルウビョウの話をするんですが、
ウルウビョウ自体は1972年から運用が始まっています。
逆に言うと、
かおり
それまではなかったわけ。
でもウルウビョウって結局はさ、地球の光点?
よしやす
もともとは1秒はどうやって決まったかっていう話からすると、
1年365日ざっくりあるって、1日は24時間にしましょうと。
それの60分の1を1分、それの60分の1を1秒にしましょうと。
つまり、お日様が南中してから次に南中するまでの時間の8万6400分の1。
60×60×20を1秒にしましょうっていうことにしたんですが、
南中するタイミングも1年の中でずれていくんで、
あとは地球の時点の速度も結構ブレるんで、
とりあえずそれを1秒とするんだけど、
よしやす
測るものをいくつか変えていくっていう歴史がありました。
もともとはね。
かおり
測るもの?
よしやす
地球の時点を元にしてたわけじゃないですか、最初。
それは安定しないんで、
地球が光点する周期が1年とだいたい4分の1日じゃないですか。
1年365日と4分の1日ぐらい。
こっちの方が時点よりも安定してるっていうので、
この時間を測ってそれを何万分の1にしましょうっていう時期があったんですけど、
よしやす
それってやっぱり精度が出ないんで、
1967年に原子時計っていうのを使って、
これを1秒にしましょうってことにしたわけ。
1秒の定義がだからちょこちょこ変わったわけだな、まずね。
よしやす
その時にはセシウム原子時計っていうのを使って、
セシウム原子が出すある周波数っていうのがあって、
それの91億9263万1770周期を1秒にしましょうってことだったんですよ。
そうなわけね。
よしやす
いいですかね。
かおり
きっといいんでしょう。
よしやす
91億9263万1770いいですか。
じゃあこの1秒ってもともと何だったのっていうのがあるんですけど。
かおり
そっか、結局正解となる1秒がそもそもないわけだよね。
ないわけじゃないんですけど、ゆらゆらしてるんで。
かおり
ゆらゆらしてるから、だから1つの値じゃなかったやつを1つの値に決めようとしたわけね。
よしやす
そう。原子時計としては正確に決まるから。
この時には天文観測とかいろんな物理学の研究がたくさんされていた1800年代後半、
一応天文観測から言うと1750年から1892年まで、
だから140年分くらいの天体観測を平均したものを使って1秒を決めましょうってことになったわけ。
ここまでいいですか。
はい。
よしやす
1967年に1秒をセシウム原子時計のおにょおにょおにょおにょ、
91億何たらかんたら770周期になったのね。
それは実は1967年現在ではなく、その100年くらい前の1日を基準に決まったわけ。平均のね。
140年分貯めてきたやつなんだけど。
今、地球の時点はほんの少しずつ長くなってる、ゆっくりなっている。
100年で1日に対して1,000分の1.5秒くらい長くなるんですよ。100年たつとね。
ということはどういうことかっていうと、1967年に1秒長さを決めたときには、
すでに地球の時点の時間は、さっきの92億9,263万1,770じゃなくて、
91億9,263万1,900くらいかなとかにしておけばちょうどだったわけ。
なんだけど、天文観測を一生懸命やっていろんなものを定義してきたのに合わせるために、
よしやす
150年前くらいの平均1日を使うってことに決めちゃったわけ。
つまり、うる秒を入れなきゃいけないっていうのはそこで必然的に決まるわけですよ。
なんでかっていうと、すでにセシウム原子時計を導入して1967年にセシウム原子時計が使われるようになって、
よしやす
そのときの1日の長さは1,000分の1秒とか1,000分の2秒とかぐらいずれてるっていうのが承知でそれを使い始めたわけ。
ってことは、1日に1,000分の1秒くるんだとしたら、1,000日経つと1秒になっちゃうね。いいですか?
1日に1,000分の1秒違うってことは、1,000日経つとそれが1秒分累積されるよね。
かおり
そうね。1,000日って言っても3年かだから、そんなに長い時間でもないわけか。
バカにできない、それがもっともっと1秒ならともかく、もっともっと自立になればってことだよね。
うるう秒の仕組みと廃止理由
よしやす
1972年に時計と地球の動きがずれたらウルー秒を入れましょうってことに決めたわけ。
その頃のウルー秒はなんと1972年に1秒、1973年に1秒、74年に1秒って毎年1秒ずつぐらいウルー秒が追加されていってるわけ。
それをしないと地球が自転している平均が、つまりお日様が真南に来るっていう時間が1秒ずれちゃうわけよ。それをやらないと。
で、なんと1972年から1983年まで毎年1秒ずつウルー秒が入っています。
そこまではいいですか?
かおり
もう入っちゃったわけでしょ?
よしやす
入っちゃってます。だから今今はね、実は1972年から始めたウルー秒システムはトータルで27秒分入っています。
27秒分プラスになってる。だから原始時計っていうやつが刻んでるやつ、1972年にスタートしたやつと、今では原始時計と生活する時間はなんと27秒ずれた状態になってます。
かおり
原始時計ってどこかにあるわけ?その現物が。
よしやす
原始時計は各国で運用していて、そこで修正しながらずれないようにしてますけどあります。日本だと3層圏が持ってるのかな。
かおり
ずれないように、でもそのウルー秒が加わったら原始時計直すんじゃないの?直さないの?
よしやす
原始時計は直しません。原始時計は直さずに。
かおり
直さず原始時計プラス1秒とかそういうようなカウントに入るってこと?
よしやす
日常生活は原始時計プラス、今は27秒になってる。1972年から比べると。
で、このウルー秒はタイミングとして1年に2回入れるチャンスがありますっていう規定になっていて。
かおり
これは決まってるわけね。
よしやす
それはウルー秒を入れる仕組み、まあまあ来年から無くなっちゃうんだけどね。
決めたわけなら、ヤミコンにポンって1秒出すんじゃなくて、何月何日の何時何分の後に1秒ずつかにしましょうとかっていうことだよね。
一応ですね、月の頭1日の世界標準値0時に入れるっていうことになっていて、日本だと朝の9時に入れることになっていて、
よしやす
その中でも優先が1月1日、第2優先が7月1日っていう風に決まってます。
かおり
半年ごとってこと。
よしやす
だからもっともっと入れなきゃいけなかったら、違う1日が選ばれることがあるんですけど、今までは1月1日と7月1日の2種類しか入れたことはありません。
で、どうやって入れるかっていうと、1月1日の日本だと朝の9時の直前ね、8時59分59秒の次に8時59分60秒っていうのを入れて1秒足します。
かおり
60秒があって、9時になるわけ。
本当は59になったら次は0になって、9時になるのが60秒0っていう形になる。
よしやす
そうそう、順番で言うとね。
という風になっておりまして。
で、辞める理由はいくつかあるんですけど、一番大きいのは。
かおり
うるびょうを辞める理由ね。
よしやす
そう、うるびょうを辞めることになったんですよ。
かおり
うるろう先人たちが考えたにもかかわらず。
よしやす
正確にしてきたのに。
一つ大きいのは、世界中のコンピューターがネットワークで結ばれるようになって、
いついつ何々が起きましたっていう記録をあっちでつけたり、
あとは電子取引で何日の何時何分に送金しましたとかね。
あとはこのデータはいつこっちからこっちにバックアップしました、同期をしましたみたいな話があるときに、
よしやす
あるシステムでこのうるうびょうに対応してないやつがいると、エラーが返ってきちゃう。
8時59分60秒っていうようなデータが扱えないシステムにそれを突っ込むと。
っていうので、2000年くらいから大きい問題になってるわけ。
それまではコンピューターはそれぞれ動いていて、それぞれで時計合わせをしていればよかった。
なんだけど、ネットワークで繋がってきて、ネットワークの中で時間調整とかがされたり、
あとは取引だったりっていうのがあると、
8時59分60秒が扱えないやつが出てきて、うまく動かなかったり、取引ができないっていうのもあるし、
システムがハングアップするみたいなことも発生しました。
かおり
もう実際に過去にそれが実問題として生じちゃったわけね。
よしやす
そう。で、うるうびょうの仕組みとしては、地球の回転が速くなったらマイナスのうるうびょうを入れることになるわけね。
かおり
まあ入れるって言っても減るわけね。
言葉としてはうるうびょうを入れるって言うけど、実際は1秒取るわけね。
よしやす
そう。この時には日本だと8時59分59秒がなくなって、58秒00になるっていう約束になっています。
かおり
はい。
よしやす
で、もう一個理由があるというか、さっきお話しした通り、原子時計で決めた1日とか1秒は、
運用を始めた時よりも既に速かった、逆に言うと地球が遅れてる分を考慮せずに決めたから、
よしやす
1972年から83年まで11年間連続で毎年1秒ずつ足されてて、
84年休んで85年また1秒足して、みたいなことが行われていたり、
90年から94年までの5年間も毎年1秒ずつ足されたりするんですけど、
2000年ぐらいから、2000年から2025年まで、25年あるんですけど、
その中に5回しかうるうびょうは足されていないんです。
これね、地球の回転が少しだけ早くなった。
もともと月が地球の周りを回っていて、月が少しずつ離れていくのと合わせて、地球の時点は少しずつ遅くなっているんですね。
平均すると100年経つと、1日のあなたが1,000分の1.4秒遅くなるっていうのが、統計的というか経験値としてわかっています。
だから、さっきので言うと、ちょっとずつうるうびょうを足していくっていうのがずっとされるんだろうなって思っていたんだけど、
かおり
ところがどっこい。
よしやす
観測していったら、あれ、うるうびょういらない年もあるよね。
うるうびょういらない年の方が多いよね。
あれ、ここ10年くらいうるうびょう入れてないよねってことになっています。
10年経って、やっぱりうるうびょうに対応してないシステムもまたあちこちで作られたりして、これから先大問題になるぞっていう話と、マイナスのうるうびょうって試したことないけど大丈夫だっけみたいなところも
ありまして。
かおり
試してないの?まだマイナスは。
よしやす
マイナス1回もないんです、今のところ。
一応考えてはいるけど、想定はされているけど、今のところ経験はないわけ。
もっと大変なことが起こるかもしれないっていう話もある。
かおり
何が起こるかわかんないわけね。
未知の体験なわけだ。
よしやす
2000年もないと同じように、皆さん2000年になって平気ですかみたいなね、っていうのがあるんですが、そんなこともありまして、
うるうびょうを一生懸命1972年から50何年使ってきたけど、もうちょっとぐらいずれてもうるうびょうは入れませんっていう運用に来年からなります。
うるう秒廃止後の時間と天文学
結局は、人間の営みを地球の営みというのかな、地球の動きにどうにかして合わせようとしてたわけだよね。
よしやす
そうです。
かおり
実生活はそんなに関係ないわけじゃないけど、そこをもういいやと。
よしやす
そう、実生活にはうるうびょうを入れる方が害が大きくて。
かおり
逆にそういうパソコンとか、そういうシステム的なものを言い始めるとね。
よしやす
もっともっと大きいね、金融ネットワークとかも含めてね。
家のパソコンが1月1日に1回だけ止まって再起動かけなきゃいけないんだったら、それはまあみんなやってよなんだけど。
かおり
再起動で良くなりゃいいけどね。
よしやす
だって、再起動したら新しい時間取ってくるからね。
かおり
じゃなくてさ、結局60秒というものをカウントしてなければ、今例えば60秒に何かを保存したときのその保存がどう扱うのとかさ、今後の整合性が取れなくなってくることもあるわけじゃない。
よしやす
そういうのが重むんじゃないかっていうので問題になっていたんですけど。
でも1秒ずつっていうか、1000日に1秒ずつ遅れるっていうのは全体的な傾向としてはあるはずなんですよ。
たまたまここ20年ぐらい遅れがないんですけど、スピードが上がっちゃったって言ったらいいんですけど、スピードの遅れが少なくなった。
かおり
たまたまなの?それは。
よしやす
今考えられているのは、地球の中の内核とか外核とかあるじゃない、コア。
あそこが少し動いて加速したんじゃないかっていう話とか、地球上の氷が溶けて赤道の方に行くと少し遅くなるんじゃないかっていうのを足し算とかであんまり変わらない状態になっているらしい。
かおり
でもあくまでもそれは一過性のものだろう。
よしやす
と考えられていて、100年200年経つとまた少しずつ遅れてくるんじゃないかというふうに考えられているんですが、ウルビオの運用はやめます。
かおり
もう弊害が大きいからね。
よしやす
今のところね。
でもそれを放っておくとさっきのオープニングでも言った対イン対ヨ歴じゃないけど、季節がずれちゃうっていうことが起こるわけじゃないですか。
対イン対ヨ歴だとね。
で、ウルビオを放っておくと1000年くらい経つと、お昼なのにまだお日様があるみたいな話になるわけよ。
かおり
1000年くらい経つと。
よしやす
可能性としてはね。
で、どういう運用にしようかって言ったときに、今はお日様というか、宇宙空間と地球の時点の関係が原子時計で作っている1秒ずれないようにしましょうっていうのでウルビオを入れてました今までは。
だからプラスマイナス0.9秒までは許すってことになったんですけど、これをプラスマイナス1時間までいいっていうことにしましょうと。
だから地球の時点がね、だんだんゆっくりになって、原子時計と星の動きが1時間違っちゃったらウルージっていうのを入れて、さっきまで1時だったけど、1時59分の次は2時じゃなくて3時にしようぜみたいな。
っていうのをやるっていうことに決めましたっていうのが10月に決まった話です。
まあ理屈的にはあってるけど問題の先延ばしじゃないかっていう感じもあります。
でも物理学とかの人たちは。
かおり
季節が変わっちゃうのか。
そっかそっか。
よしやす
日の出とか日の出がずれる?
かおり
そうでね。
よしやす
ウルビオの話はね。
いや、ていうかその地立網になるとね。
よしやす
地立網になるともっともっと変わっていく。
昼間なのに夜になっちゃう。
というのがありまして、ウルビオがなくなります。
よしやす
私はびっくりしましたが、全然びっくりしてない人もいると思います。
ニュースになるぐらいすごいことなんだってことにびっくりしたね。
いつだっけ?2017年とか15年の時は、8時59分60秒テレビ中継とかしてましたよ。
かおり
テレビ中継でどうするの?
よしやす
山荘県のところに大きいデジタル時計がありまして、
そこに60って出るっていうのをみんなで見に行くっていうのをやってましたよ。
かおり
それはちょっと面白いかもしれないね。
見たいかもしれない。
みたいなことでですね、それもなくなっちゃうっていうことです。
かおり
山荘県のみんながワイワイっていうのが一回なくなっちゃうわけね。
よしやす
しばらくって言うか、100年くらい?1000年くらいないかもしれません。
1000年後くらいに。
かおり
生きてる間にやりたいと思った人ができねえじゃんかよってなるわけだ。
よしやす
その時には1時間ずれますっていうのをやるわけ。
多分なんですけど、日本人は1時間ずれなんてどうしてくれるんだって思うじゃないですか。
かおり
1時間って言うと結構ね、朝寝坊できるようになるのかな?
それとも逆に早く起きなくしなきゃいけないのかな?
よしやす
地球が遅くなっちゃうんで。
かおり
そうか。逆に今先読みしちゃったけど、
サマータイムとかでしょっちゅうやってる人たちもいるわけね、その1時間のずれっていうのを。
よしやす
アメリカだと州によって、ヨーロッパだと国によって、
何月何日に1時間なくなりますと、何月何日に1時間足しますっていうのをやるんで。
かおり
しょっちゅうやってるから。
よしやす
年に2回足すのと引くのをやってるんで。
なので、サマータイムみたいなやつがたまに来るのねって思ってる人もいるかもしれません。
確かに。
よしやす
最近日が出るのが遅いなって思ってたけど、
時計もずれるから1日ってことになるわけ。
よしやす
だからプラス1時間になることが多いわけ。
さっき1時59分の次は2時になるんで3時って言ってましたけど、
実際にはプラスになることが多いんで、1時59分の次にもう1回1時になるっていうね。
休憩時間。あれ?1時になっちゃったらダメなのか。
よしやす
日本だと多分朝9時になって、また1時間経っても9時になるっていうパターンだと思うんですけど。
かおり
それは出勤はどっちで取るのかな?第1回目の。
よしやす
それは1000年後の政府に聞いてください。
という感じで、どうなることやらなんですが。
かおり
どうなることやらね。
よしやす
うるう字というのになってて、うるう字が導入されるときには、
要は積算で時間の差がずいぶん立っている頃だから、
みんなコンピューターの人たちはうるう字に対応してくれよって100年ぐらい言い続ければなんとかなるだろうっていう目論みもあるわけですよ。
かおり
なるほどね。今はまだコンピューター自体、もうあれだけどいろいろどうなるか分からないけど。
よしやす
うるう行を対応してなくても文句言われないけど。
かおり
将来頑張れ。
よしやす
そういう病がどんどん積算して、お日様が出るというか天体が動くのと地球の時点が30分ぐらいずれてきたら、
コンピューターのプログラムを作る人は100年以内にあと30分ずれてもいいようにしとけよっていうふうに用意ができるんじゃないかと。
かおり
モデルを先に伸ばしたわけだな。
よしやす
そういうことですそういうことです。という感じで。
一方で、これなかなか大変なんですよ。
天文学者は地球の時点で星の観察をしたいじゃないですか。
なんたって望遠鏡を向けなきゃいけないわけだから。
何月何日何時何分にあっちに向けるとあの星があるっていうのは、地球の時点がずれていたらずれちゃうでしょ。
だからリアルに合わせたいけど、他の現象をやってる人は原子時計に合わせたほうが楽ちんだわけですよ。
全部のシステムがそれに合ってるから。みたいなところの差はこれからも問題になってくるだろうし、
今も20秒とか30秒のレペルでは修正をしなければいけなかったりしています。
ちなみにGPSの衛星の中には元々の原子時計の日時が入っていて、
今何秒ずれてるよっていうのが後から書き換えられるというかコントロールできるようになっていて、
それで何時何分っていう情報を地上に発信してくれます。
なのでGPSが取れる機材、機器、スマホでも、スマホは使ってないと思うけど、
いくつかのやつはそれで時計合わせをすると1秒のずれもなく時間が合うってことになっています。
腕時計でもあるんじゃないかな、GPSで時刻合わせするやつ。
かおり
そっか、あるかもしれない。
電波時計ではなくってことよね、最近のやつだよね。
よしやす
そう。GPSが取れる時計のいいところは、地球上のどこにいるかがわかるから、
そこのタイムゾーンがわかるので時差補正も自動的にできるっていうのがいいところなんですけどね。
かおり
そっかそっか。電波時計はいくつだっけ、地球で1,2,3,4つかそのくらいしかないもんね。
よしやす
うん、数えるほどしかないと思います。
多分4つよりはあると思いますけど。
かおり
えー、じゃあここかな。
測定の精密化で見える誤差
よしやす
という感じで、うるう病なくなってびっくりの話をしてきました。
かおり
びっくりしちゃったね。
よしやす
で、毎回この番組で言ってるんですけど、
いろいろなものを測っていくと、実は元にしていたものがいい加減だった問題が出てきます。
かおり
ね、ね、ね、なんかよく聞くね。
よしやす
そう、1メートルは極から赤道までのところを10万キロメートルっていう風にして、
だから10万キロメートル分の位置を1メートルにしましょうって言ってメートル元器を作りました。
メートル元器を作るのはいいでしょう。
なんですけどメートル元器っていうのは物理的にね、
細長い棒に線がピッピって引いてある間を1メートルにしますってあるんだけど、
ピッピって引いてある線に太さがあるってことは誤差があるじゃないかと。
でも1メートル決めたときにはそれしかなかったんだから、
よしやす
で、よくよく決めるとっていう話があったり、
そうすると赤道から極までの距離は10万キロメートルぴったりのはずだけどそうでもないよねとかね。
かおり
もうさあ、いいよ。
そう。
よしやす
みたいなこととかがありまして、
細かく言うと実は地球の地点は揺れていたので大変とか言うのもありまして、
細かくすればするほどいろんなものが明確になる一方で、
よしやす
元にしていたものの雑さが見えてくると。
ほどほどが大事かなと思っていますが。
かおり
だからいろんな現象とかそういったものがより細かく分析されるようになればなるほど、
そういう誤差が気になってくるって感じで。
よしやす
そうなんです。我々もね。
かおり
普通のあれだったらどうでもいいくらい。
よしやす
大らかに生きてもいいかなと思っています。
かおり
そうだよそうだよ。もういいじゃん。
ということで今日はウルウ病、亡くなりますの話をしてきました。
かおり
はい。
よしやす
この番組では皆様からのメッセージを募集しております。
メールの送り先はrika.jp
よしやす
rika.jpです。
科学の特別展生き物たちの生のチケット5枚リスナープレゼントありまして、
そちらの応募もこちらのメールアドレスにお願いします。
かおり
はい。
よしやす
チケットくださいっていうのが分かればいいです。私が読むので。
特にキーワードとかはありません。
かおり
えー。
よしやす
じゃあ次回考えましょうね。キーワードね。
かおり
キーワードいいじゃん。楽しいじゃん。
よしやす
で、メールを送っていただく方法はメールだけではなくて、
私たちのウェブサイトそんない.comのそんないりかの時間のページで、
各エピソードの下にですね、概要が書いてあるんですけど、
そこにメールフォームを置いてありますので、そちらからも送っていただくことができます。
はい。
ぜひですね、ラジオネームを入れて送ってください。
はい。
よしやす
で、番組冒頭でも言いましたけれども、チケットプレゼントの締め切りは11月8日中に届いたメールになっています。
その次の配信の時に抽選結果をお知らせします。
抽選で当たった人は住所を送ってもらおうと思うので、そのつもりでいてください。
よしやす
なので最初の応募では送り先とかは書かないでねということです。
はい。
はい。ということで、あ、そうだ。いつも言っているお知らせを2つ。
1つ目がそんないプロジェクトというグループでは、この番組のほかそんない座っか店という番組も配信しておりますので、そちらも聞いてください。
あとですね、この番組はaudiobook.jpというサービスで、有料の配信、聞き放題の中に入っているんですけども、そちらでの配信をしております。
そちらで聞いていただくと、聞いた時間に応じて我々に収入が入ることになっておりまして、
そこそこ、科学のチケットとかが入手できるということになってますので、よかったらそっちも聞いてみてください。
かおり
はい。お願いします。
よしやす
ということで、そんないりかの時間、第689回、お送りいたしましたのは、よしやすと。
かおり
かおりでした。
よしやす
それでは皆さん、次回の配信でまたお会いしましょう。さようなら。
かおり
ごきげんよう。
41:00

コメント

スクロール