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この番組は、中小小売企業の取り締まり役経験のある2人が、 そのリアルについて緩くお話しします。
人事に軸足を置いたジェネラリスト、私戸部有利が、 2度のM&A経験がある連続企業家、樋口幸太郎さんに話を聞いていきます。
既に小売企業を経営している方、これから小売ビジネスで 企業を考えられている方に役立つ情報を楽しく語っていきます。
リテールトーク、23回目始まります。よろしくお願いします。
お願いします。
今日はですね、面白い話、物流倉庫がパンクしたときに感じたリーダーシップの重要性というテーマで、話を聞きたいのですが、面白いですよ、これ。
先日樋口さんと話してて聞いた、マジかっていう体験について話していただくようなイメージです。
まずはお便り読ませていただきます。樋口さん、戸部さん、毎週楽しみに聞いています。
新規事業のステップ
私は小売企業ではないのですが、とある中堅企業で新規事業立案に携わっています。
お二人はもしこれから事業を立ち上げるとしたら、どんな事業をやりたいですか。立ち上げるまでどんなステップを踏みますか。
やはりマーケットイン型でリサーチを入念にして、空いてる市場を狙っていくんでしょうか。
思いつきを聞かせていただけると参考になります。といただきました。ありがとうございます。
恋するうさぎちゃんさんからいただきました。
これ、ポルノグラフィティのミュージックアワーって曲知ってます?
ご全然知らないですね。
知らなそう。ラジオ仕立てな感じの歌詞で、その中でおはがきをくれるのが恋するうさぎちゃん。
それと関係があるのかないのか、ちょっと真相はわからないのですが。
ご質問、もしこれから事業立ち上げるとしたら、どんな事業をやりたいですか。立ち上げるまでどんなステップを踏みますか。
思いつきを聞かせてっていうあたりから、アイディアを求めているのかなという印象なんですが。
樋口さんどうでしょうか。
アイディアをバシッと答えられないんですけれども。
僕だったらこんな考えで、こんなアプローチしますっていうのをお話しますと。
結構、僕も企業を何回かしている3回目の企業で相談を受けることが多いんですけれども。
企業とか新規事業をやりたい人にお勧めしているのは、
もし手を動かしたらエンジニア経験もなくてプロダクトを作れないのであれば、
その事業領域のブログを100本書きましょうっていうのをアドバイスしてますと。
実際に100本は書けない人が多いんですけれども、10本でもいいかなというふうに思ってますと。
いいところとしては、事業の知見、その新規事業で考えている事業の知見がたまるし、
サービスローンチする前に興味を持ってもらえる人がつけば、想定顧客がつくし、
将来の集客していくときにSEOであったりSNSで切り抜いて紹介するための資産にもなるので、
全然無駄がなくていいのかなというふうに思ってますと。
プラスあれば何より、自分自身がブログ10本なり100本書くっていう、
情熱が持てる領域かどうかのリトマス試験紙になるので、みんなにお勧めしています。
ブログでのマーケティング
大体みんなやらないで、起業もしないですみたいな方が多いので、
でも中にはやっぱり書いてみてよかったで、SNSでやってみましたみたいな方もいるので結構お勧めしてます。
お便りだと企業内の新規事業みたいな形で書いてあったので、そこに向いてるのかわかんないですけど、
クローズドに上司にメールだけ送るでも、メンバーにメールだけ送る、
もしくは社内イントロとかで方向性出すみたいなのでもいいのかなというふうに思ってます。
それはアドバイスとしてありながら、僕自身どうやって立ち上げているかでいくと、
今、生成AI×小売りのデータベースのサースみたいなのをやろうとしていて、
考え方としては、自分が興味持ち続けられる領域で、2番目が勝てる領域、
自分自身のアセットとか知見で勝てそうな領域、
かつ3つ目に課題がある程度明確な領域っていうのを選ぶようにしていて、
僕自身だと自分自身の経験棚下ろしして、
こことこことここかなみたいな感じで考えて、
M&A小売り企業の経営管理、人材系みたいな感じで棚下ろしできた中の、
2番目の小売りの経営管理で事業を作るっていう、そんなプロセスにしています。
ここに加えて、結構アドバイスするときにも言ってるんですけれども、
もしM&AであったりIPを目指すみたいな大きく伸ばすときには、
やっぱり新しい技術組み合わせてプロダクトとして出せないかは、
検討した方がいいと思っていて、
僕自身そんな資金調達をバリバリしてやるような感じで、
企業はやってないんですけれども、
それでもやっぱり新しいトレンドの技術っていうのを、
自社の領域に組み込めないかなっていうのはすごい考えていて、
それが起爆剤となるし、
新しいお客さんの課題を解決するものになったりするので、
そこは検討してもいいのかなというふうに思っています。
ちょっと長くなっちゃったんですけど、
そんな感じで考えて事業を作っているという感じです。
物流倉庫のトラブル
興味を持ち続けられるみたいなのは、結構大事なんだろうなと思ったのがあれですよね。
樋口さん介護でしたっけ?
やろうとして興味が続かなかったって言ってましたけどね、確か。
そうですそうです。そうなんですよ。
やらなくなっちゃうで、興味ないことは。
結構皆さん、時代の流れはこっちだけれども、
興味持てないことって多分たくさんあると思って、
そこはすごい大事だなと思いますね。
私はこの番組で学んでアパレルをやってみたいな、
もう一回やってみたいなっていう気持ちになるんですけど、
思いつきを聞かせてっていうところから、
アイディアを求めているベースですげえ適当なことを言っていいんだったら、
やりたいのは高級の担々麺屋さんをやりたいです。
好きなんですか?担々麺。
担々麺好きなんですよ。
自分がこういうの好きだっていう担々麺があるんですけど、市場にないので。
私あれなんですよね、晩年、お晩酎をどんっておくタイプの
店を夜やりたいので、
ビジネス、経営者が集まるようなお店をやりたいです。
小額出資するんで大きくしてください。
承知です。
くだらない話ですけど、本題に行きますね。
今回はちょっとナレッジとか解説系ではなくて、
エピソード回なんですけど、
平口さんから触りだけ話を聞いていて、
物流倉庫がパンクした時の話っていうのがリアルで
めちゃくちゃ面白そうだったので聞いていきます。
ペヤマノンさん時代でドカンと売れちゃった時、
売れちゃったっていうのかな、売れた時の話ですよね。
そうなんですよね、注文入ってこないで欲しいって
初めて思ったっていう時の話で、
ペヤマノン時代に委託していた本当に
小規模な家族系の物流倉庫の会社さんに
お願いしてたんですけど、
パンクっていう言葉がふさわしいというか
パンクしてましたと。
その時に問題解決のために兵庫県にあったんですけど、
現地まで行って、いろいろ対応していく中で
リーダーシップって大事だなっていうのを思ったので、
思い出話的に話したいなと思います。
今でもその倉庫会社さんの社長さん、パパとは連絡を取っていて、
非常に良かったので、価格と対応ともに結構競争力ある形だったので、
何社か友人の会社を紹介したりしていて、
いい関係を続いているので、個人的にはパンクはして、
当時お互い大変だったけれども、
いい思い出話かなと思っているので、
ちょっと話をできればと思っています。
もともと委託していた物流倉庫の会社さんは、
家族経営という言葉がふさわしい。
パパ、ママ、25歳くらいの息子さんの3人と、
パート3数名でやっている倉庫会社で、
兵庫県の山奥にある会社で、
当時は車で行ったんですけど、夜までかかって、
泊まっているホテルに帰ろうと車で走っていたら、
ものすごいでっかい鹿が屋上にいるみたいな形で、
すごいびっくりして、というくらい田舎で、
翌朝起きたら狸が車に引かれて死んでいるみたいな、
そういう感じの山奥でした。
その会社にお願いをしていて、
代々織物工場かな、
そういう織物の工場をやっているガチャマン時代ですね。
ガチャッとやると1万円儲かるって言われていた、
繊維が盛り上がっていた時に工場だったところを跡地にして、
工場を全部取っ払ってしまって、
倉庫にして倉庫業をやっているというような会社さんでした。
もともと前職の代表の知り合いのツテみたいなところでお願いしていて、
そんな感じなので保管費がめちゃくちゃ安いのと、
あと倉庫業の中で、
佐川とか大和とか物流会社さんと契約している時に、
昔の体系の料金体系の送料だったので、
そこもすごい競争力が手安かったと。
僕自身が入社した2019年にはもう取り組みが始まっていて、
ただドゾメインだったので、
ここからはちょっとその委託先の倉庫さんから出荷する自社サイトとか楽天を
強化していきましょうねみたいなタイミングで、
早い段階で挨拶に行って、
そこから毎日のように出荷の話になって、
毎日のように電話とかメールでやり取りしているという、
そんな感じでしたと。
最初はすごい良くて、
2019年のSSとAWは本当に作対比倍々でずっと成長するみたいな感じで、
総合会社もパートさんを増やしたり金も増やしたりして、
問題なく本当にやれてましたと。
コロナがあった2020年の2月、3月のSSシーズンというのも、
問題なくすごい順調に拡大していってて、
ただ2020年のSSの段階で月賞結構な、
7、8千万ぐらいになってたのかな、
みたいなタイミングだったので、
結構これちょっとまずいかみたいな形で、
次のAWも倍々、1.5倍から2倍までやるので、
大丈夫ですかね、みたいな話を、
毎回半期締まるごとにやってたんですけど、
ちょっとやばいかもっていうので話をしていて、
そこまでだったらギリギリいけそうですね、
みたいに言ってくれたので、
2020年AWはもう一回お任せしてやるけれども、
次の2021年SSからはちょっと難しいかもと思って、
複数の倉庫会社さんとコンタクトを取り始めた、
そんな感じでした。
キャパ的にはちょっと限界は来ているものの、
順調な関係値は築いてこられていたって感じですよね。
そうですね、もうちょっとできそうみたいな感じだったので、
じゃあその言葉を言ってくれるなら、
もうちょっとやりましょうみたいな感じで、
いい関係性でもあったのと、何より安かったので、
このPLを崩したくないという形でお願いを続けていました。
本当に2020年の8月の、
僕らシーズンのスタートにドンと入れて、
売れ行きに応じてリピートしていくモデルだったので、
8月末までに在庫がドンと入りました。
2020年AWって思い返すと、
ノートにも書いてたんですけど、
月商1.5億突破したみたいな、
そういうタイミングだったので、
それを達成できるだけの在庫が入ってましたという感じなんですけど、
そんな感じで、8月下旬ぐらいですかね、
順調に売れそうみたいな、
8月の下旬の売れ行きを見て、
この先の予測をしてたんで、
結構狙った通りに入って売れそうだね、
みたいな話をしていたら、
倉庫パンクの発覚
倉庫会社の社長さんから電話がかかってきて、
もういくも早く出てってくれと。
もう倉庫がいっぱいで入りきらないから、
もう何とかして出てってくれないですかね、
みたいに言われて、
半月前か1ヶ月前ぐらいに行けるって言ってたじゃないですか、
みたいな感じで、
書道も動いて出てきてて、
売上もかなり良くなりそうという手応えを感じていたので、
秋冬耐えるって言ってたんで頑張りましょうよ、
みたいな感じで、
現地も見てないので、
事の重大さが分かんなくて、
そのまま切っちゃいましたと。
これはもう次は絶対無理だなと思ったんで、
代表とも話をして、
倉庫会社の見積もりをちょっと早めにして、
滞りなく移動できるようにしよう、
みたいな感じで言ってましたと。
9月に入るともう注文が勢いを増して、
バコバコ入ってきて、
連日過去最高みたいな感じを更新するような状況になって、
そんな状況の中、
また電話がかかってきて、
倉庫会社のパパさんから、
もう本当に無理だから出てってほしいって言われて、
これちょっとまずいかもなと思って、
本当に一番早い飛行機と現地のレンタカーを借りて、
翌日か翌々日には、
倉庫会社に現地を見に行こうというので、
社員と2人で駆けつけたという感じです。
出てってほしいっていう表現がめちゃくちゃ面白いんですけど。
切羽詰まってたんでしょうね。
すごい面白い話の予感しかしないです。
そうは言っても、
すごい早いので言っても、
朝9時とか10時に着いて、
車でそこから痛みから1時間ちょっとかかるんですよね。
お昼ご飯をさくっとコンビニかなんかで買って食べて、
昼ごろ到着して最初に見えたのが、
倉庫に入りきらない段ボールの山が、
外にボンボンボンって放置されてると。
ギリギリ倉庫なんで、
雨除けみたいなのはあって、
その下にはあるけれども、
これ吹雪いてきたら濡れるよなみたいな感じで。
っていうのが目について、
次に目に見えたのが、
倉庫会社の代表のパパさんが、
痩せ細っちゃってて、
もともと結構活腹がいい、
体重100キロはないけれども、
っていうようなかなりがたいのいい方で、
ぽよぽよした太ってた方だったんですけど、
完全に痩せ細っていて、
元気がない状態で、
パイプ椅子に座ってるみたいな状況だったっていうのが、
2番目に目についた話なんですよね。
笑っちゃいけないんですけど、
脳内では、
あしたの情のやぶき情で再現されてます?
もう完全にそんな感じで、
燃え尽きてる感じでしたね。
ちょっと今どういう状況なのか把握するのと、
やっぱり作業してみないと、
これが終わるものなのか、
終わんないものなのか、
みたいなのは分かんないので、
お客さんへの出荷作業、
社員1名と僕と、
あとパートさん動いてる方たちと、
お父さんもちょっと元気がなかったんで、
休んでてもらって、
息子さんとママさんと作業してみる、
みたいな形で、
時間を測って、
1時間でどのぐらいものを動かせて、
出荷できるのかと、
入荷できるのか、
みたいなのを時間で測って、
1人当たりのものを出すっていうのをやりましたと。
配置図の不備と増員の必要性
数時間作業して分かったのがですね、
まずそもそも、
どこに何が置いてあるかが、
配置図みたいなのが全くなくて、
僕自身も出荷作業やるときに、
ベテランのパートさんに、
これってどこにありますか?
あれはあっちの方、
みたいな感じで言われて、
ダンボールにギリギリ書いてある、
品番とカラーの情報を見て、
ピックするみたいな作業で、
非効率の極みみたいになってましたと。
そういう形で作業して分かったのは、
3つ分かりましたと。
1個目は、
そもそも現時点のメンバーだと、
もう注文を捌けない。
絶対増員がいるっていうことが分かりましたと。
2つ目は、
増員したとしても、
オペレーションが整ってない。
どこに何があるのか分かんないので、
増員しても機能、
今のままじゃ機能しない。
3つ目は、
増員までタイムラグがあるから、
注文を受け付けても、
どっかのタイミングで出荷を止めないと、
負債がどんどん溜まっていく形になるので、
これは絶対どっかのタイミングで止めないといけない
っていうこの3つが、
すぐ分かったっていう感じでした。
1個目の増員が必要なのは、
うちの会社にインターン生、
大学生がいたので、
すぐインターン生に、
兵庫まで旅行に行ける。
しかもバイト代ももらえるから、
行こうっていう形で、
結局延べ何人送ったんですかね。
延べで言うと、
結構10人ぐらい送ったと思うんですよね。
4、5人いたので、
その中の何人か、
僕絶対やりたいです、
みたいな形で、
9月だとまだ夏休み期間みたいなところで、
始まる前だったので、
行ってくれる大学生がいて、
そこでやったのと、
派遣会社を現地でも呼んで、
倉庫会社のパパさんに、
コストこんだけかかると思いますけど、
これは負担してもらって、
やらざるを得ないので、
OKですかね、
OKをもらって、
翌日には来てもらって、
見積もり取ってサインをしてもらって、
派遣会社の人が、
いつから派遣できますっていうのを、
やる契約を結びましたと。
これで増員の目処が立ったので、
そこと並行して、
オペレーションを整えていくっていうのをやって、
社員の人にこれはやってもらったんですけど、
どこに何があるのかっていう、
配置表を作ってもらって、
すっごい大変なことに、
倉庫が一箇所だけじゃなくて、
一箇所じゃ入りきらないので、
離れって呼ばれる。
ちょっと歩いて5分ぐらいのところに、
もう一個倉庫があって、
注文が分かれてると最悪ですね。
その離れまで行かなきゃいけない、
みたいな感じで、
ちょっとこれはもう、
配置を移動させるの難しいから、
これでやりましょう。
幸い離れはそんなになかったので、
それをやりましたと。
派遣の人とかインターンが来ても、
配置表とマニュアルを読めば、
対応できるように、
簡単なマニュアルですね。
ここに品番が書いてあるので、
この品番と注文表のここを、
照らし合わせてみてくださいと。
配置表を見ながら、
どこに何があるか、
頭に入れてやってくださいね、
みたいな感じでやりましたと。
3つ目の出荷止めなきゃいけない、
っていうことに関しては、
出荷停止の決定と契約の詰め
9月下旬の2週間は、
倉庫移転期間として、
自社EC楽天の出荷なんかを止めて、
予約販売15%オフクーポンみたいなので、
お客様には待ってもらう形で、
注文を受け付けながら、
出荷を停止しましょう、
っていう形で合意しました。
ここもけんけんがくがくやりながら、
だったんですけれども、
一旦これ以上もうできないから、
ここでやりましょうと。
代表には、
新しい倉庫会社さんとの契約を最後まで詰めて、
そっちはちょっとお願いします、
みたいな感じで話をしてやってました。
ここまでの意思決定は、
朝一で飛行機に乗って、
昼に到着して、
1時間作業して、
ここから社員と話し合って、
代表に電話して、
全部1,2,3を意思決定した、
っていう感じだったので、
結構激動の1日というか、
疲れましたね。
すごい、これ1日の出来事なんですね。
そうなんですよ、
1日の出来事なんで。
ずっと疲れそうですね。
規模感全然違うんですけど、
私自社走行だったので、
入荷ラッシュの段ボールやばい感じとかは、
少しは想像がつくところがあって、
段ボールを縦に積むしかなくて、
それをどうさばくか、
片付けないと死ぬみたいな感じの、
絶望感はちょっとだけ分かる気がすると。
段ボールを縦に積む時に、
下の段ボールがペシャってつぶれちゃうので、
段ボールの縦の4辺、
その4辺を強化するための、
段ボールのポールを作る、
みたいなことをやっていたので、
あれのもっとひどいやつなんだな、
という感じです。
いやー、そうですよ。
この体験から学んだのが、
リーダーシップの重要性という話ですよね。
そうなんですよね。
改めてリーダーシップって大事なんだな、
というのを感じましたと。
やっぱり言って思ったんですけど、
現場悲壮感が漂ってるんですよね、
基本的に。
走行会社の代表のパパさんは、
もう繊維喪失状態で、
そういう意思決定をしながら、
という確認をしながらでも、
やっぱりちょっと上の空じゃないですけど、
ドッと疲れてる、みたいな感じで、
指揮、命令をする人が不在になってしまう。
現場の人たちとか、
本当に使命感、責任感は非常にある方たちだな、
と思ったんですけど、
本当業務一生懸命対応してくれるものの、
終わりが見えないじゃないですか、
そんな形で。
なんで疲弊してるんだろうな、
という状態が見えたので、
これなんとかしないといけないし、
これは僕以外、
たぶんなんとかできないな、
というのはすごく思ったんですよね。
こんな状況だったので、
本当に2個だけ気をつけていて、
1個目は、
こうすれば問題が解決できますよ、
という筋道をもう分かりやすく、
バンと示すと、
人を増やして、
出荷を止めて、
返済するとここまで、
みたいなのをスケジュール立てて、
1日これだけ出荷をすれば、
いけますよね、
みたいなのを、
段取りを筋道立てて、
説明する。
分かりやすく、
それならいけそうですね、
というのになってもらう、
というのが1個目。
2個目は、
勤めて明るく振る舞う、
みたいな。
周囲に安心感を与えましょう、
みたいな。
僕そういうのやるタイプでは、
あんまりないんですけれども、
この状況でブチ切れても、
しょうがないな、
みたいな。
契約上とか同義上はできるし、
そのための人の手当とか、
そのための費用なんかは、
倉庫会社側の責任で、
本来やって叱るべきだよね、
ということは言える。
そこに対して、
オペレーションの改善であったり、
人を派遣会社に連絡して、
人繰りを、
リーダーシップによる改善
シフトを組むまでやっていたので、
本来そちら側のお仕事ですよね、
というのは別に言えるんですけど、
ここで別にそういったことで、
せめて何も改善されないし、
ここは全員味方になってもらって、
みんなで一致団結して、
乗り越えましょう、
みたいなのが、
どうしてもいるなと思って。
こういう時にやっぱりリーダーシップを持って、
そういうことができるっていうのは、
過去の経験からも大事なんだな、
改めて思ったという感じですね。
やっぱりやれば改善していくので、
劇的に。
人も倍ぐらいにして、
倍というか3倍ぐらいにしたのかな、
みたいな感じで、
さばきましょうという感じだったので、
大丈夫だろうと思ってたんですけど、
一方で初日の夜、
意思決定して、
派遣会社との契約もまだ、
みたいなタイミングの時に、
社員には、
これマジでやばくない?
みたいな話をしながら、
帰ってたっていうのは覚えてます。
結論、リーダーシップ大事だよねっていうのが、
樋口さんから出ると思ってなかった。
そうなんです。
結局、出荷停止などありつつも、
何とかなったんですか?
何とかなったんですよね、
結論からいくと。
そうは言っても、
やっぱり終わりの見える作業じゃないですか。
出荷を止めていれば、
不採がどんどんどんどん返済されていくような形だったので、
1日ごとにみるみる正常化していく、
みたいな形で、
それでも2週間はかかりましたね、
やっぱり。
現地にインターン生派遣して、
派遣会社の人来て、
派遣会社の人と、
あの人はちょっと動きが悪いので、
明日から来ないでもらってください、
みたいなやり取りをし、
これをやりながら、
同時並行で、
新しい倉庫会社と受け入れのオペレーションとか、
システムのつなぎ込みとか、
業務の棚卸しとか、
どういう品番体系になってて、
どういうふうに出荷されててとか、
そういったところのやり取りをしていて、
それも忙しかったですね。
本当、
全ての出荷が必要な注文を出荷して、
移転のための積み込みを、
トラックに3、4台ですかね、
借りたのに突っ込んで、
その2週間が終わったという感じでした。
その積み込んだ翌日に、
新しい倉庫に、
そのまま兵庫から名古屋に飛んで、
翌朝、朝一から入っていって、
商品の受け入れのオペレーションとか、
これって何ですか、
みたいな質問に答えて、
あれはあっちに置いてください、
これはこうです、
みたいな指示出しをして、
入荷作業の時に、
パパママ倉庫だと、
バーコード貼ってなかったんですよね。
入荷作業に必要ないと、
そのまま入れてしまって、
そもそも入荷に必ずしもバーコードいらない、
みたいな時代だったので、
そのまま入れてました。
新しい倉庫だと、
ちゃんとピッていって入荷させる、
みたいなのをやらないといけないので、
バーコードシール貼りをしなきゃいけないと。
それも数万点あったんですよね。
貼らなきゃいけないものが。
そうですよね。
その数万点全部に、
バーコードシール貼る作業とか、
手伝ってやってました。
手口さんが。
自ら。
この手で。
すごい。
端っこにバーコードシールを何枚貼って、
上からペタペタペタペタって、
こうやると効率良さそうとかを考えながら、
すごいやってましたね。
大手の倉庫会社だったので、
初期はドタバタそんな形でした。
順次オペレーションに慣れてきてもらうと、
本当に安定稼働して、
売却するまでその会社さんで、
大きなトラブルなくやってもらったので、
本当に良かったなと思います。
物流倉庫ってECの生命線なんで、
その現場で少ない時間だけれども、
作業をしてリーダーシップを取って、
問題解決した経験は、
本当に個人的な財産というか、
良い経験したなというふうに思ってます。
現場の理解も深まったし、
何よりすごいトラブルが起きても、
問題が解決できるという自信には、
つながるので、
こういう経験がいくつか、
何個かやっぱり企業とかしていると出てくるので、
倉庫移転と業務の棚卸し
そういったところは、
良い経験だったなというふうに思いました。
嬉しいのが、
樋口さん、
エリートっぽく見えるから、
ちゃんと泥臭い経験してくれてて、
嬉しいです。
全然エリートじゃないんですけどね、
本当に。
面白い。
ありがとうございます。
完全に矢吹女王の話です。
そうなんですよね。
辛労かけたなと思いながら、
あの辺はちょっと、
それどころじゃなかったって感じですね。
こっちも。
でも、
いまだに、
ご紹介したりとかで、
お付き合いもあるっていうのを聞けて、
すごい安心しました。
そうですね。
やりとりはすごいしているので、
またどっかのタイミングで飲みに行ったり、
できるといいな、
このポッドキャスト聞いてもらっているかな、
みたいな、
そんな感じですね。
連絡してあげてください。
わかりました。
はい、ありがとうございました。
今日はちょっとエピソードを聞く会として、
お届けさせていただきました。
次回もよろしくお願いします。
はい、ありがとうございます。
ディテールトーク、
ここまでお聞きいただきありがとうございます。
番組の詳細欄に、
GoogleフォームのURLがあるので、
質問やメッセージはこちらから、
お送りいただけると嬉しいです。
番組内でご紹介させていただくかもしれません。
次回もぜひよろしくお願いします。