働き方の普通を考える
Re:Normal Radio パーソナリティーのけいです。
パーソナリティーのしんぺーです。
この番組では、周りからちょっと普通じゃないよね、と言われがちな言語学研究者で、大学教員のけいと、車椅子ユーザーで元上場企業の管理職しんぺーの2人が、世の中にあふれる普通という言葉に突っ込みを入れながら、
本当にこれって普通なの?と問い直し、解体して楽しんでいく雑談ラジオです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、ということで、これは何本目になりますか?
何本目になったんだ?4かな?
4かな?4本目。
4本目。やりましたね、なかなか続いてます、ちゃんと。
喋ってるだけだからね、友達とね。
ということで、けいちゃん、今回のテーマは?
はい、今回ちょっと、あの、働き方の普通って何だろうっていうのをテーマにしたいなと。
はい。タイムリーですね。
タイムリーですね。
攻めたね。
なかなか攻めたテーマ。
馬車馬のように働きたいなと。
ワークライフバランスを捨ててみようかなと、思うんですけど。
思うんだ。
嘘です。さて、今回取り上げたきっかけが、今回の自民党の総裁に高市さんが選ばれたということで、個人的にすごく面白いなと思いながら見てるんですけど、その最後の発言が結構物議を醸したということですね。
さっきちょっと入れましたけど、馬車馬のように働くとか、私はワークライフバランスを捨てますというような発言で、なんかこれを、こんなことを一国のリーダーになろうかっていう人が喋っていいのかとか、一方でなんかいや素晴らしい心がけじゃないかみたいな、なんかすごいみんなわーって言ってるんですよ。
で、そもそも論だけど、ワークライフバランスってなんだい?みたいなところとか、別に僕は別に良くない?っていう立場で、面白いなと思いながら聞いてたんだけど、こんなにみんなが怒ってるのを見ると、自分の感覚普通じゃないのかなってちょっと疑ったりもしたんだけど。
なるほどね。
そうね、あの、しんぺー的にはどうだったの?今回のこの高市さんの発言って。
ワークライフバランスの解釈
いや、何だろうな、別に僕はこう特別自民党支持してる人でもないし、こういうこと言っていいのか僕わかんないけど。
いや、いいんだよいいんだよ別に。
あの、こう擁護するとかでは別にないけど、そんなに別に違和感ないっていうか。
なんか、僕も感じなかったんだよね。
何をそんなに言うことはあるかねって感じで。
ね、ほんとにね。
だって普通に自分の会社の社長がさ、まあ当然ね、自分に働けとかって言われたらちょっと話別かもしれないけど、
君たちみんなの給料を上げるために、もう俺めちゃくちゃ働くよって社長に言われたら嬉しくない?って普通に思ったけど。
いやいや、一緒一緒同じ。
別にそれを強いてる発言でもないからね。
まあでも若干こうあれだったのかな、聞こえ方としては今人も少ないですし、みんなに働いてもらいますみたいなことを言ってたような気もするから。
まあそれがちょっと引っかかったのかなっていう人もいるけど。
でもね、俺思うけど、みんなね、ワークライフバランス、お仕事忙しいから、ちょっと議会の関係ない議題の時にお昼寝してる議員さん見つけたらみんなブリブリ怒るわけだよ。
そうだね。
だから、でしかも働けと、国民の生活は豊かになってないってきっと怒ると思うんだ。
でもああいう発言をすると炎上しちゃうっていうのもなんかすごい八方塞がりじゃんと思って。
大変だなっていうことをね。
そうね、なんかすっごい確証バイアスだけで情報集めてるし、エコーチェンバーの影響もあるだろうし、
なんかニュースとかの切り取り方もあるだろうし、テキストだけで伝える限界みたいなのもあるだろうし、なんかいろいろあるなと思って。
確証バイアス知らない人もいるかもしれないから、簡単にお話しすると、例えば自分がすごくビールが好きですと。
で、ビールが好きっていうのを合理化したいから、なんかビールを飲むと健康にいいみたいな。
本当はビール飲みすぎるとプリン体があって痛風になるとかいろんなデータが出てくるんだけど、ビールがほにゃららに効くみたいな。
ちょっとした、ごく少数の例を取ってきて、それでも自分は正当であるみたいなね。
自分に都合のいい情報だけ集めちゃうのが確証バイアスってやつです。
で、まあ多分みんなそれぞれの見方でその発言を切り取るから。
そうね。
ねーって思ったんだけど。
すごいなんか感情論だなって思うね。
感情論だね。で、ワークライフバランスっていう概念、これしんぺーがまとめてくれたからしんぺーに紹介してもらおうと思うんだけど、ワークライフバランスって。
政府系のサイトから拾ってきた情報だから、多分この定義で正しいんだと思うんだけど。
仕事、家庭生活、地域生活、個人の自己啓発など様々な活動において、自らが希望するバランスで展開できる状態のことをワークライフバランスと言いますっていうことみたいです。
そうだよね。だから僕ね、この希望、自らが希望するバランスを保てるんだったら、高市さんがワークに比重100にするよって言ったって別に良くねー?なのよ。
まあでもワークライフバランスって高市さん取ってるよねって話だよね。
捨てるって言っちゃったけど、それは多分、広くあまねく一般的にあまり働きすぎず無理をせず家庭生活も充実させるのが良しとされている部分もあるから、そういう意味でのワークライフバランスを捨てるっていう解釈できるよねって話よ。
だからそれで、世にありがちなワークライフバランスではなく、私は仕事に比重を置きますよっていう所信表明だったのかなって僕は思っていて、だから他人のワークライフバランスにとやかく言ったら、それやってること、自己矛盾に陥るよねって。
まあ全員そうだよね。難しく考えると。
個人の働き方の多様性
だからハードワークが多分当たり前の人とか、本田圭佑とかもなんかツイッターで書いてたけど、それそれそれでいいやんみたいなことを言ってる人もいるし、
いやそんな、なんていうの、綺麗事というか、そんなむちゃくちゃ言うなみたいな、あとリーダーが言うなみたいなこともあるけど、そうだから高市さんは高市さんで個人として、しっかりと政治というか仕事に比重を置くよっていうだけの話なんで、あれは別になんかいいんじゃないですかっていうふうに思った次第だね。
そうだね、しかもただの政治家じゃないしね、あの人も。
そうでてか。
松下政経塾出てるしさ、ビジネスもちゃんとわかった人じゃん。
そうだね。
マネジメントもさ、松下さんからちゃんと学んでる人じゃん。
そうなんだよ。
ある程度ね、そこはなんか背景を見てあげてほしいねと思うけど。
いや政治家さんたちがどれだけ仕事してるかっていうのは僕全然理解してないしわかんないけど、多分思ってる以上に忙しいよね。
いや忙しいと思うよ。
それこそあの。
だから給料高いんだし。
うんうん、安倍さんも岸田さんも石破さんもきっとすげえ働いてたんじゃないのかなって思うんだけど。
そうだね、そうだよね。
みんなこうなんか見えない部分っていうものがあるっていうことに対してなんかちょっと自覚的でないのはなんかよろしくないんじゃないのかなと思ったね。
しかもなんだろうな、いやなんかそこまで気をつけろよって気持ちもわかるけどさ、
十何日間もさ、ほぼ寝ずにさ、全国回って演説してさ、あんな身の振るような覚悟の状態でさ、こうもうアドレナリン出まくりみたいな状態で話したらさ、
あーなるよ。
あーなるよねって思うよね。
なると思う。
いや僕はね、ちょっと、もしかしたら女性初の総理大臣っていうことになるし、歴史的な転換点としてはすごく面白いのかなって。
なんかそこがもっと重要度として報道してほしいよねって感じするけどね。
本当にそうそう、だから僕がやっぱりそのなんかいろいろな、なんていうのかな、意見とかツイッターとか、ツイッターても言わないんだね、ポストだね、Xの。
を見るにつけ思ったのは、いや個人が選んでいいものっていう前提はどこ行ったの?ですね。
確かにね。
はい。
なんか同調圧力強すぎる感じはするよね。
強すぎる。
みんながみんななんていうの、その働きすぎない社会、いやもちろんそれで一定最高に成果が出るんだったら、それはそれで越したことはないし、僕もなるべく、なんていうんだろう、効率化とかさ、
そういったものを意識しながら働いている方だと思うんだけど、
別にそれだけが正しいわけじゃないのになーって思っちゃうな。
まあ、言いたいんだよね、だからみんな。
不満溜まってんだよね、たぶん。
まあ、いいんだけどさ。
なんか、でもどうなの?どういう働き方してんの?けいちゃんは。結構忙しそうじゃん、普通に。
今はね、本当に単身赴任ってなって、ある意味、自分で全ての時間をコントロールできるような状態だから、相当たぶん馬車馬のように働いてるかもしれない。
そうだよね。結構遅くにメッセージ返ってきたりとかするもんね。
そうそう、論文書いたりとかも、研究発表とかも、今まで年間1本書くか書かないか、年間1本発表するかしないかだったけど、
今年に関してはもう4本、学会発表して、で、かつ、研究論文だったら1本はもう査読が通って、掲載が決まって、1本投稿済みで、今3本目4本目5本目っていうのを同時並行して書いてるっていう感じ。
なんで、ちょっと、頑張ってる。
普通の人さ、論文書くって感覚理解できないかもしれないからさ、
そうだね。
なんか、万人がわかるように、1本論文書くってこういうことです、みたいな基準みたいなのあんの?話せたらいいけど。
いや、読書感想文とかがみんな、あれなのかな、作文とか、ものを書くみたいな。
でも結構文献読むわけでしょ、でも書くときも。
そうそう、あれの10倍やって、さらに自分の意見感想の部分がいっぱいあるのを10倍書くみたいな感じかな。
イメージとしては。
それ忙しい。
とか、あとは、そうね、やっぱり、授業準備に結構時間をかけるタイプなので、そこで時間をかけてる。今はそう。
ただ、今までずっと、それ以外の仕事っていうのも引き受けていて、自分自身ずっと今までどう生きてきたかっていうと、
経済的な自立をするためにっていうのもあって、大学院生の頃からビデオカメラマンやったり、家庭教師やったり、民間企業で勤務したり、
で、大学で非常勤講師やったりと、4足ぐらいわらじ履いてたんだよ。
ワーク・ライフ・バランスの厳しさ
わらじ履きすぎで、なんかムカデなんじゃね?って自分のこと思ったことあるんだけど。
そうそうそう、なんかそんな働き方をしてきたかな。
しんぺーは?
僕はそんなに掛け持ちとか、副業みたいなことはしたことなくて、
今現在でいうと、比較的、いわゆるワーク・ライフ・バランスみたいなものは保てているなぁと思う。個人的に。
ただ、前職で働いているときとかは、時と場合によるけど、
なんかシステム系とかだったから、
当然日曜日に障害が起きれば仕事するし、夜中に障害が起きれば仕事するし、
当たり前じゃんみたいなそんなのって。
だって、その障害で使えなくなったら、ユーザーさんとか文句言うでしょ?みたいな。
そりゃそうだよねみんな。
例えばさ、ワーク・ライフ・バランスの話を僕、ちっちゃいときちょっぴりしたことがあるんだけどさ、
例えばお医者さんなんだけど、うちの父。
お正月の三が日にいないことってあったの。
そうか、そうだよね。
そう。
だから、オンコールっていうか、要は当直っていうか当番の日に、
すごい重症の患者さんが入ってきちゃったりしたことがあって、
で、もうお正月に父親がいないみたいなね。
うん。
とかあったわけよ。
でもさ、じゃあ例えばそれ、うちの父が、いや、ワーク・ライフ・バランス大事なんで、
お正月だけはもう仕事しませんって言ったらさ、
その患者さん亡くなっちゃうじゃん。
そうだよね。
だからその、医療福祉とか、そういうなんか社会インフラみたいなところって、
ワーク・ライフ・バランス度外視して働いてるって人がいて、
初めて国民の生活が成り立ってるっていうのも、
労働市場の課題
ちゃんと理解しないといけないよなってちょっと思った。
そうだね。
そうやって頑張ってくれてる人もいるもんね。
そうそう。
だからそのシステム屋さんとかもだし、例えば電力会社さんとかもそうだしさ、
いろんな人、例えばそれこそコンビニはさ、
三が日だろうが24時間営業してるじゃん。
そうよね。
うん。
成り立ってるんすよね。
まあだからどこでそのバランスを、その社会インフラだったりコンビニだったり、
まあ医療従事者の人がこうバランスを取ってるかっていうのは本当難しいけど、
もちろんその取りたいバランスを取れてない人っていうのもきっといっぱいいるっていうのはあると思うんだけど、
あの見えてない部分があるっていうのはやっぱり認識しなきゃいけないなと、
個人的にはすごいあの反省しながら見てました。
そうだね、確かに。
まあ資本論じゃないけどさ、
価値が労働で決まるっていうところのさ、
なんか根本みたいなのを捉えられてないとやっぱり、
理解に苦しむ部分もあるかもしれないよね。
なんかそのニュアンスだけでさ、
なんかそういう人たちって、まあでも医療とか特に特殊だけどね。
うん、まあね。
労働価値めちゃくちゃ高いけど、
国が介在してる、保険っていうもので国が介在してるみたいなものもあるじゃん。
だからそこの価値が見えづらいみたいなのもあるかもしれないけど。
あると思う。あると思うんだよな。
そこってさ、やっぱり理解してもらえないよねって思う。
うん。
なんかこういうふうに裏方働いてるけど、
うん。
でもユーザーってクレーム言うしって、
なんかまあ当然のことだけどさ、
そこを理解するってやっぱ難しいよなって思うよね。
そうだね。
そうなんだよね。
なんか認知しないといけないなと思うけど、
難しいとこではあるよね、すごく。
そう。
学生からの質問とか相談のメールとかさ、
普通にあの夜中とかに来ることもあるわけよ。
うん。
でももちろんやっぱすぐ返したいねって思うから返すしそれが普通だけどさ、
人によってはさ、いやこんな夜中にメール送ってくんなよっていう教員がいたっておかしくないというか。
いやー。
思う人もいるんだろうなって。
ビジネスもあるよね。
すごいあるよね。
うん。
迷う。
そのこの時間に返していいのか、
でもなんか緊急度高いし、
早く連絡しないとっていうのもあるし、
その向こうのことを考えるとさ、
そうだね。
朝一でメール来てくれてたら朝一でそれ取り掛かれるんじゃんみたいなのもあるじゃん。
あるある。
なんかあの年末のさ、さあじゃあ年末年始の休業だっていう直前になって要件定義されるとかね。
データ分析の仕事をした時にあったんだよ、そういうことが。
今それ?みたいな。
やめてよみたいなのはあったな。
もっと早く情報くれてたらいいじゃんみたいな。
そうそうそう。
あるよね。
変な気遣いそれ別になくてもみたいな。
働き方の人ってほんと例えば一般的な企業で9時5時で働いて、
お家帰ってっていうのがじゃあハッピーなのかっていうとどうなんだろう。
いやどうなんだろうね。
まあハッピーな人はハッピーだろうね。
なんかその結局それもさトレードオフっていうか給料と労働時間のトレードオフだと思うのね。
まあ当然労働時間短めで給料高いみたいな人もいなかないと思うけど、
その9時5時でってなったらさ別にめちゃくちゃ給料もらえるわけじゃないじゃん。
それって絶対。
きっとね。
ある程度やっぱり残業だったりとか、それ以外の部分でスキル上げたりしなきゃいけないってのもあるしね。
9時5時で圧倒的に成果出せる人だったらまた別だよ、話は。
そうそうそうそう。
そういうもんじゃないんだろうなってなんか思うよ。
はい、思うもん。
要は結局自分がそれをこう受け入れられるかとか、
まあそれに満足できるかっていうところで働き方って考えていけばいいのになっていう気はするね。
なんか、俺さタスクが残ってるのすごい嫌なんだよ。
ああ。
サイガルニック効果っていうらしいよ、それ。
あ、そうなんだ。
心理学で。
うん。
人は何か未達成のタスクがあるとそれに気持ちがとらわれるっていう。
だから、残業しちゃうんだよね普通に。
意外と。
ストレスなわけ、そっちの方が。
ああ、なるほどね。
残業しずにタスク残して終わることより。
そうだよ、時間で見てさ、ワークがこう、例えば9時5時で働きますよって満たせど課題は残ってるけど、5時以降は何て言うんだろう、自分の人生というか生活を謳歌するみたいなのがあってる人もいれば、
うわーって集中してやっちゃって、そのちょっと2、3時間削られちゃったかもしれないけどタスクが終わったライフを享受したいんだって人もいるしね。
僕も一緒。
当然、生産性をマックスに上げた状態でね、自分の中で。
だらだらやって2時間過ぎましたとかじゃなくて。
それはそうね。
そうそうそう、っていう前提だけど、そっちを享受したい人ももちろんいるよねとは思うね。
でもどうなんだろうね、その世に、世の中にいるさ、そこそこ大きい企業の管理職、中間管理職とか、管理職の人って多分ね、そんなこと言ってられない状況だと思うよ、ワークライフバランスとか。
今。
だいぶ変わってきてはいるのかな、民間企業離れても10年以上になっちゃうから、見てないけど。
だいぶ変わってはいるけど、結局さ、ちょっと離れた話になっちゃうけどさ、生産性ってさ、蟻地獄みたいなもんじゃん。
言いますと?
要は、生産性が上がれば上がるほど時間が空くっていう幻想に囚われてるけど、生産性が上がれば上がるほど仕事が増えるだけで変わんないんだよね、別に。
こなせる量が増えるだけでね。
そうそうそう。だから、何て言うんだろうな、結構管理職問題はあるみたいよ。もう管理職が忙しすぎて。
で、しかも部下に仕事をさ、渡すみたいなことも容易にしがたい状況で。
ね、パワハラだって言われたらね。
時間管理が結構困ってるみたいな状況は結構あるって聞くけどね。
そうそうね。僕もコンサル系の企業のデータ分析とかしてたけど、やっぱりどこもプレイングマネージャー状態でマネジメントのバランスが取れてないとかさ。やっぱ多いよね、そういうの。
まあでも、そういう状況に陥ることで解決策出てくるしね。そうじゃないと出てこないしね、逆に言ったら。
コロナによる変化
追い込まれた時に出てくるってこと?
基本、どれ見ても、何見てもそうじゃない?
火事場の馬鹿力みたいな?
いや、なんかその、マンパワーでこなしちゃうみたいな話じゃなくて、こういう状況になっちゃったから解決するしかないよねってなったら、新しいイノベーション生まれるじゃん、絶対っていう。サイクルがあるよねって思う。
確かに、まあそういう意味でコロナも一緒、そのどうしようもなくなったけど社会を動かしていかなきゃいけない、じゃあどうするの?ってなってテレワークとか在宅勤とかが流行るっていう。
だってあの状況もさ、かなり特殊だったじゃん。変な話さ、オフラインでやらないといけないけど感染しちゃうし、でもそんなこと言ってたら会社潰れちゃうじゃんみたいな。
そうね、みんながみんなで。
そうそうそう、そういう状況下で、こういう方法ならできるよねって見つけざるを得なかったっていう状況があってのさ。
そうだね、苦肉の策の集合体がね。
そうそうそうそう。
あるよね。
今のそのリモートにつながってるわけでさ。
でもあれはさ、なんか僕の中で結構悪い、コロナ自体が流行ったっていうのはすごく悪いけど、それによって残ったものって結構良かったりするんじゃないって思うんだけど。
うーん、まあでも思考が変わったみたいなのは結構いろいろあるよね。あると思う。
なんかみんなが顔首揃えて会議室で会議しなくていいじゃんに変わったとかさ。
資料共有しながらだって画面見れるしさ、なんかむしろ便利じゃないみたいなところもなくはないよね。
そういうのは享受できたかなーっていう感じはするよね、その住む場所も自由に選べるとかさ。
ワーケーションとかね、流行ったしね。
リモートワークの影響
一種いい文化としても、まあそれのカウンターもね、今出てきたりはしてるけど、やっぱりオフラインしかダメだよねーみたいなのもあったりもするけどさ。
在宅勤務になったのが多くなったりしたじゃん。あれってしんぺー的にどうなったの?
最初はしんどかったね。
あー。うん、わかるよ。
どうなんだろう、人それぞれだと思うけど、慣れてない状況下でいきなりリモートしなさいって言われて、自分の寝床が職場になってるっていうのがすごい嫌で、オンオフできなくなっちゃった、自分の中で。
ずっとオンの状態ってことかな。
そうそう、マジ寝れなくなっちゃったりとかしてて、最初の方。
なるほどね。
ずっと仕事してる状態みたいなスイッチ入ってて、寝れないみたいなのとかあったけど、まあ慣れたら便利かな。
慣れたらね、便利、確かに。
なんかその生活の労働コストみたいなのも払いながら仕事できるしさ、洗濯しながらとかさ。
そうだね、確かに。
僕が一番困ったのは、学生のリアクション見れないってめっちゃ困った。
教員はそうだよね、確かに。
しかもね、僕そのコロナになりましたっていうタイミングで、職場変わったのよ。
仙台に移ったタイミングだったの。
で、「さあ、新年度で新学期、新しい職場です。学生とは会えません。」みたいな。
新しい職場でワクワクした気持ちとかあったのにさ、学生に会えなかったんだよね、俺半年間。
コミュニケーションの重要性
いやー、なんかそれも難しいね。
そうそう、しかも例えば関東圏でずっと非常勤やってて、東北圏の学生たちの雰囲気とかさ、色っていうのがそれも分かんない状況で、
授業動画作んなきゃいけなくてさ。
いやー、なかなか難しかった。
いやー、むずいと思う。
俺のその当時働いてた会社の知り合いとかも、新卒の社員教育とかさ、
いつもなら全国から集めて研修するけど、全国リモートですみたいな。
いやー、むずそうだったよ。すごいむずそうだった。
大変そうだなーと思った。
場所、時間を共有して初めて分かることってやっぱりあるじゃん。
うん。
その、あ、今の話は面白がってくれるんだなとか、今のつまんなかったのかなとかさ。
なんかそれでこう、授業の流れとかを変えたりするんだけど、それができなかったのは辛かったかな。
それ、次話したいなと思ってたんだけどさ、
うん。
その言語じゃない、非言語のコミュニケーションってさ、
はいはいはい。
すごい大事だなーって話をちょっと次したいからさ、次話すね。
でもね、大事だと思う。
ノンバーバルコミュニケーションですね。
言語じゃないコミュニケーションっていう。
そうそうそうそう。
その場にいないと伝わんない、そういうコミュニケーションが取れないみたいなのは、
うん。
当時しんどかっただろうなーと思うね。
でもまあ結果的に、
そうだねー。
こう、みんな慣れた感じはあるけどね。
なんかこのやり方でいけるよねってなって、そういう働き方で慣れてるしね、みんな。
うん。
なんかちょっと我慢した分、オフラインの良さみたいなものを再確認できるっていうかね。
うんうんうん。
やっぱり僕もそのコロナの開けて、授業普通に対面でやった時とか、
おーやっぱこれよねーみたいな。
うん。
このライブ感みたいな。
うん。
あーでもそうね、働き方かー。でも慣れるもんなんだなーと思った、みんな。
確かにね。
意外とやっぱ出てこないしね、家から。
順応する生き物なんだろうね。
適応するっていうか。
そんな感じがする。
うん。
だから、なんかそうなるんだと思うよ。
もう人いなくなってさ、
うん。
結構働かないといけない時間、長く取らないといけないはずだけど、
うん。
いわゆるその働き方改革とか、ワークライフバランスとかで、そこに抑制がかかってる状況が、どうなるか俺全然予想つかないけど、
今後120%影響してくるじゃん。
影響してくるね。
これだけ人が減った時にね。
うん。
そこに、なんかどういう解決策を、絶対出るから、なんか出ずに破綻するみたいなことは絶対ないと思うから、
なんかどういう解決策で、これをみんな乗り越えていくんだろうと思う。
うん。
人が減ってるってのは少子化とかってこと?
少子化もそうだし、労働時間自体もさ減ってるじゃん。減らさないといけないじゃん。
要は建設業とかさ、配送業とかさ、法律で縛られ始めたじゃん、ここ数年で。
そうするとさ、回んなくなるはずじゃん、普通に考えて。
今までからね、リソースが減るからね、ゴソッと。
時間のリソースもヒューマンリソースも減るわけじゃん。
でもなんか、あれ意外とやれてねってなるのか。
それともなんか、こんなやり方あったんだみたいなイノベーションみたいなのが起きて、
パラダイムシフトみたいなことが起きて、また働き方変わったみたいなことになるのか。
この情勢がどうやって影響してくるのかなっていうのはなんか普通に楽しみ。
そうだね、確かに。
そういう意味で最初の話に戻るとさ、ワークライフバランスは確立されたもの、
これが唯一解ですよっていうものがないっていうのをみんなが踏まえた上で、
それでいて、自分の取りたいバランスっていうものを主張し続けていって、
あるいは主張する、それは実現するための働き方みたいなものをみんなが各々考えていけば、
たぶん自ずとそのイノベーションっていうのが生まれるような気がするよね。
うん、起こるだろうね。
働き方の未来
起こるだろうし、ムーブメントとして起きるだろうね、やっぱり。
うん。
無理だよ、この状況じゃあって声を上げる人たちが出てくるだろう。
ね、ほんとそう。
いろんな場面でそういう、こっちのコストとか負担どんだけ度外視してんだよっていう場面ってあるからね。
しかも保護者増えてさ、介護問題とかも出てくるわけじゃん、結局。
出てくるよ。
介護施設入れなくなって、自分の親の面倒見ないといけなくなって、でも働かないといけなくて、
どないすんねんってなるじゃん。
え、じゃあ海外の労働力に頼りましょうってなると、今度海外から人が来たらやれどうだこうだとかさ、犯罪が増えたらどうのこうのっていうね、言う人もいるし。
そうなったらさ、また変わるのよ。また変わってさ、政治家なんとかしてくれって言い出すの、みんな。
で、馬車馬のように働きますって言ったらみんな叩くんだろ、それ。
そう。
おもろいよね。
ヤバいじゃん。
マジでおもろいよね、なんかそこが。
すごい人間だね、もうなんか。
いやでも人間ってそういうもんだよね、って思う。
自己矛盾というかね、ほんとに天邪鬼だなって思いました。
そうだね。
いや、これでまとめていいのかわかんないけど。
わかんないけど。
普通の働き方とかって、そもそもやっぱり、ほんとそれを求めることすらできないぐらいみんなほんと多様な働き方をしていて、それで幸福だったらそれでいいんだろうしね。
そうだね、でもなんか考える時間はないかもしれないけど、みんな忙しくて。
うん。
でも考えた方がいいと思う。
確かに確かに。
なんか今の働き方でいいんだっけとか、この働き方してて俺ほんとに幸せになれるんだっけとか、なんかそういうの考えた方がいいと思うね。
なんかその答えないし難しいと思うけど、そういうの考えて、考えるだけじゃなくて、なんか文献読むとか、本読むとかさ、勉強するとかは、なんかした方がいいよなって思う。
そういうことが起きて来れば、こんな炎上は起きないと思う。
確かに。
そもそもね、みんながちゃんと考えていればね。
難しいと思うけどね。
でもなんかそういう努力は全員すべきだよなと思うね。
うん。
だから全力でサボればいいんだよみんな。
あの、サボるために何が必要か考えればいい。
うん。
楽する。サボるって言い方で変か、サボるために同じ成果をもっと短い時間でやればいいだけで。
そうね。
でもそうやってやると別の仕事がまた降ってくるっていうね。
そうなんだよ。
さっき言ってた蟻地獄に落ちるからね。
それはそれで、それはそれでマルクス的には結局資本主義崩壊するよねってなるから。
でもなんか別に俺資本主義崩壊しなくていいと思ってるからさ。
そうだよ、そうです。
なんかそこのバランス取れるような、なんかね、方法を見つけられるように個人で勉強しないといけないんだろうなと思うよね。
そうだね。
うん。
なんかあの、なんだっけ、攻殻機動隊とかいろんなアニメとかで出てくるけどさ、その何、権利を主張する前に義務を全うしろみたいなさ。
うん。
少佐ね。
少佐が言ってたような気がするんだけど。
言ってたね。
いや、その、
それ、サボりたいとか、なんか時間が欲しいな、時間を生むだけの何か努力っていうのはやっぱり絶対必要なんだよなと思う。
うん。
大事よ、労働って。
すごい。
俺が言うのもなんだけどさ。
いや、これヒルティの幸福論やん。
そうだね。
うん。
で、
いや、まあそうそう、
みんなに何か伝えたいことはありますか?
みんなに何か伝えたいことですか?
これを聞いてるリスナーの耳、耳じゃない、顔、耳を想像して、これだけは届けておきたいっていうしんぺーの熱い気持ちがあれば。
えー。
労働からね、得られるものみたいなのをさ、なんか大事にするのもありだし、なんか別にこれは個人によると思うけど、なんかこう、めちゃくちゃ頑張って働いた時期があるみたいなのはすごい価値になるし、価値観変わるしさ、やっぱり。
それ以降の仕事の仕方とさ、それ以前の仕事の仕方って全然やっぱ違うしさ。
いっぺん何か打ち込んでみるって結構大事ってことだね。
うーん、その経験はね、すごい大事だと思う。
なんか、ほんとにベンチャーとかスタートアップの人とか頑張ってんなと思うけど、でもこの人たちこの経験してるからやれんだよなと思うもんね。
確かに。
うん。
確かにね。
働き方の実験と変動
やっぱちょっと若干体育会系な考え方をしちゃうよね。
まあそれが良いか悪いかはね、あるけど、まあなんかやってみる価値はあると思う。
価値あるっていうか、うん。
そうなんだよね、こうワークに100投じる、ライフに100投じるのどっちもやってみてさ、
てかそれってこう1年単位でやるとかじゃなくて1日単位でできるじゃん正直。
例えば今日、今週だけはもうマジで仕事してみようみたいなと。
この休みだけはもうマジで携帯もオフにしてパソコンもオフにしてメールは見ない、もう好きなことだけするんじゃみたいな。
で、やってみてこう自分がどれが向いてるのかっていうのをね、実験してみるっていうのがいいよね。
うん。
当事者として研究してみるみたいなのは大事だろうね。
1回そういうのやってみるみたいな。
自分と対話するのは大事だもんね。
そうそう、しんぺーがさっき言った人によるって言うとこなんだけど、人によるものを体得するための、
なんかなんて言うんだろう、ストラグルってなんていうの。
困難とか。
なんて言ったらいいんだろう、そう言ったらなんて言ったらいいんだろうな、こうもがいてみるって言いたかった。
もがいてみる、1回もがいてそのバランスをこうね、見つけていくのもいいと思うし。
また、人生もね、ライフイベントの進み方に応じてそのバランスのあり方ってやっぱ常に変動するっていうのを意識した方がいいんだろうなと思いました。
リスナーへの呼びかけ
さて、まあ今回ちょっと働き方の普通って何やろうっていう話をしましたが、もちろん答えなんて出ません。
一概に言えないので、いろんな角度から見ましょうっていうだけですね。
しんぺーが言ってたのは、1回どれも試してみるといいんじゃないと。
うん、とは思う。
おすすめがありまして、僕もそう思うな、それは本当に。
ということで、今回はこんなところでよろしいでしょうか。
はい。
はい。
みなさん、どんな働き方してますか。
もし、私の働き方こうだよ、僕の働き方こうだぜっていうのがあれば、ぜひコメントで教えてください。
その考え方違うと思うなら、もう違うって言ってもらって構わないですんでね。
言ってもらっていいと思う、本当に。
で、あの、なんだろう、たぶん今喋ってる中で紹介しきれてない自分の働き方とか、働き方を考える上で何を重視してるかとか、なんかそういう聞いてみたいこととかがあれば、いっぱいね、コメントに寄せてもらえればなと思います。
はい。
はい、ではまた次回のトークテーマは何かちょっとまだ未定ですが、もしかしたら、えーと、なんだったっけ、非言語コミュニケーションになろうかと思いますので、次回も楽しみにお待ちください。
はい。
では、ありがとうございました。
はい、ありがとうございます。