This is Reina Moro's Podcast. 世界のクリエイティブ思考
Hi everyone, this is Reina Moro.
みなさん、こんにちは。ニューヨークと東京を拠点にするグローバルイルベーションファーム、I&CO、共同創業パートナーのReina Moroです。
この番組では、世界で活躍するトップランナーのクリエイティブ思考に迫り、21世紀を生き抜くヒントを探ります。
今回は、ポドキャスト番組、Vision to the Future with Forbes Japanとのスペシャルコラボレーションです。
今日も番組を一緒にお届けするのは、プロデューサーの竹村裕子さんです。
竹村さん、よろしくお願いします。
はい、レイさん、よろしくお願いします。
私たちの番組では、今年の春から様々なイベントとかですね、ポッドキャスト番組とコラボを重ねてきたんですが、
今回は、Vision to the Future with Forbes Japanということで、
ナビゲーターを務める中道大輔さんが、私たちのAsk Me Anythingのコーナーに遊びに来てくれました。
中道さんの番組は、日本のカルチャーの価値を再定義し、世界と共有するコミュニティープログラムということで、
グローバルな雰囲気、私たちの番組とも共通してるんじゃないかな、なんて思うんですが、レイさんどうでしょう?
そうですね、中道さんとはちょうど1年ほど前に、
FORBESさんのこの番組に僕がインタビューを受けて出演させていただいたことがきっかけなんですが、
これは偶然だと思うんですが、中道さんも中学校から大学ぐらいまでイギリスで過ごされていたそうなんですね。
僕も高校からスイスにいたので、子供の頃から、10代の頃から海外で学んだという共通点があったのが、
結構珍しいことではあると思うんですが、世代的にも結構近くて、
ちょうど同じ時期ぐらいに、お互いももちろん知らなかったんですけど、そういう経験を積んでいたのが共通点がありました。
あと中道さんは現在はキッチン&カンパニーという会社を経営されていて、戦略コンサルティングやグローバルブランディングの仕事をされています。
そうですね、珍しい共通点だと思いました。
そうですね、やはりその共通点があったということから始まり、日本ってこういうことあるよねとか、
中道さんは日本にいられて、僕は海外にはいるんですが、日本の企業様とお仕事をすることが結構多くて、
日本のその良いところと改善点があるところの話とかっていうのが、
全然一緒に仕事をしたことはないんですけど、そういうことあるよねっていうのが結構思った以上になりましたね。
そうなんですね。
はい、なので今回は前編と後編の2回に分けてお届けしようと思っています。
では早速、Vision to the Future with Forbes Japanとのコラボ前編、日本をタダで変える4つの方法についてお届けしようと思います。
今回はVision to the Future with Forbes Japanのナビゲーター、中道大輔さんにお越しいただいています。中道さん、よろしくお願いします。
どうも、よろしくお願いいたします。
はい、じゃあまず軽く自己紹介と、中道さんご自身のバックグラウンド、そして今どんなことをやっていらっしゃるかっていうことをちょっとご紹介いただければなと思います。
まずVision to the Future with Forbes Japanということで、これからこれ、3年半、4年近くやらせてもらって、もともとJFWの深夜番組から始まったんですけども、
この番組自体はですね、結構このレイさんの番組とおそらくボトムラインの点は似てるんじゃないかなと思いますけど、
どう日本の可能性を世界とつなぐか、そのためにはコミュニケーションがすごく大事だということで、いろんな人たちと話をさせてもらってるっていう番組なんですけど、
そもそもこの番組を始めたのは、僕自身、もしくは僕の会社自身の話につながるんですけど、
キッチン&カンパニーっていう会社を、実は今年でやっと10年経つんですけど、
キッチン&カンパニーっていう会社をやってまして、うちの会社何をしてる会社かというと、結局僕自身が今までやってきたことが全部凝縮されてるような会社で、
基本的には日本の可能性をどうやって世界の可能性にして、日本の文化を世界の文化に浸透させるかっていうところをベースに、
自分たちでクライアントをサポートするビジネスと、自分たちのブランドを両方やってる会社です。
クライアントサポートっていうのは結構レイさんと近い、もうちょっとクリエイティブに特化しているレイさんの感じで、僕らはもう少し戦略の方に特化してますけど、
日本の企業をどうやって世界のブランドにしていくかっていう、ブランドストラテジーをベースにいろいろ話をしたり、
もしくは世界の企業を日本に、日本で活動してる世界の企業をどう日本の支社、日本のブランド、日本の会社、日本の世界の企業をどう世界の中できちんと活動につなげていくか、
結果的に日本の売り上げだったり、日本のブランドの価値を、そのブランドの日本の価値を上げるかみたいなところに特化してるクライアントビジネス。
あとは日本の文化をどう世界につなぐかっていうところで、一つは実は今レストランやってまして、レストランをやりたいというか、日本の食文化をどう世界にきちんと伝えるかっていうときに、後々僕はロンドンにレストランを作りたいんです。
ただ、なんでかっていうと僕がロンドンに住んでたときに苦しかったかなっていう。ただ、そのときに食文化っていうのはすごく海外だとかなりクリシェというか、かなり偏った形で日本の食文化っていうのは理解されてると思うので、それを違う形で出したいっていうのがベースでまた日本で根を作ろうとしてるのが一つ。
あともう一つは、アランドティーっていうところの同じ感覚なんで、グリーティーのブランドを作りまして、これも今特にかなり前から抹茶がだいぶ浸透してきてると思うんだけど、世界中の抹茶がかなり流行ってるというか、だいぶ定着してる中で、世界の9割の抹茶って日本の抹茶じゃないんですよ。
例えば、日本の国内の農家さんとか見てると、お茶の農家さんって日本のそもそものお茶のコンサンプションってどんどんどんどん減ってて、さらにはペットボトルのお茶にどんどん変化してるので、いいお茶を作ってる農家さんがもう本当に自利品な状態。
ただ農家って日本の中でしか見れないし、見たことはないし、それともそもそも発想として海外なんていうのはないので、さらに農家さんってだいたい家族経営で15代とか10代近く、つまり350年とか400年ぐらい続いてるんですよ。
だけど、もう自分の息子とか孫にこの仕事はやらせたくないと辞めちゃってて、アバンダンされたお茶の農家とか静岡の農家とかいっぱいあるんですよ。これ結構自分たちの文化1個なくなるっていうのとほぼほぼ似てて、お茶に限らず。
こういうことって日本にたくさんあるので、じゃあそれは僕らがお茶をグランドにして世界に出してあげる。そのマーケットをつなぐことで少しでも何か解決つながらないかというと、これまだ始めたばっかりなんで言ってることとやってることのギャップまだ大きいですけど、そういうのもやってるような。
なので、かなりハイブリッドなことをやってる会社です。ちょっと長くなりましたが。ただ、ベースはどう日本の可能性世界につなげるかっていうことでいろいろ活動してます。
なるほど。僕は今ニューヨークがベースで、中西さんは東京ベースですけども、あれですね、高校生からでしたっけ、ロンドン、イギリスに行かれたのは。
ロンドンに行ったのは12歳の時です。だから中学になるとき。
12歳。もう中学生なのか。
はい。
で、大学まで。
大学出て仕事して、そのときも日本人としてロンドンで活躍したいというか活動したいと思ってたときに、ちょっと待てと。
日本人だけど日本のこと全く知らないから、自分が日本人としてやれるイメージが湧かないって思って、1回日本に帰って来れたのが25歳のときですね。
結局そこからベースは日本にずっと落としちゃいましたけど。
だからその辺もね、僕が海外に出たのはもうちょっと遅くて、16のときで、結局ずっとそのまま海外に拠点を置いた。
日本にはちょこちょことはたまに帰国するぐらいで、仕事を日本でするようになったのは30代に入ってからなので結構遅かったんですけど。
15まで日本に行って、16から海外なので。
でもその辺はちょっと我々のような存在はなかなかいないかなとは思うんですけど。
じゃあ今日本でそういうお仕事、日本と海外をつなぐようなお仕事をされていて、どんなことを考えてらっしゃったりとか、どんなことをここで今日ちょっと議論できればなと思うんですけどいかがでしょう。
ビジョン・トラブル・フューチャーの方もね、いろいろ話させてもらいましたけど、なかなか日本人ってリスクを取ること苦手だと思いますし、
結果的に同調しなきゃいけないとか、それが裏面になっていると同調圧力的な言葉もある。
じゃあそこに対してどう考えるかみたいなことが一つのテーマになり出るかなと思ってるんですけど、
それをどうやって解決するというか、変えていくかが結果的には、僕で言えば日本の可能性的観に出すところにおそらくつながるだろうし、
そういう日本の課題の中の大きな一つに同調していかなきゃいけない文化っていうのは、今までは日本の国内だけだとね、
それは運の呼吸って自分の番組では話しましたけど、もしくは謙遜するっていう文化とかは絶対世界には理解できないわけですよ。
自分を下げて相手を上げるなんてことは。
多分日本の国内だと、それによってある種人をリスペクトするってことにつながるんですけど、そういったことってなかなか伝わってないんですよね。
世界に名を滞らかされているグローバル企業である日本企業が、
そういう動きをしていくっていうのは、
僕はすごくいい動きだなっていうのは思いますね。
その2番目の女性の立場っていうのも、
これはまだ正直根深い問題で、
日本の女性の地位って、
世界のランキングで比べると、
127位とか目が点になるような状況じゃないですか。
日本語の男尊女子っていうのは、
男子がどちらかというと尊いことになっているんですけど、
いかに男子がダメかっていうのは、
よく多分僕の中に刷り込まれているのは、
イギリスにいたからなのか海外にいたからなのかは、
ものすごい思うので、
だから男尊女子っていうマインドはないですよね。
だってイギリス人の女性めっちゃ強いし。
僕一番初めの会社はブレディシャウエルなんですけど、
1発目のボスは女性でしたし、
結構女性のボス多かったです、僕のいわゆる企業に勤めてると。
全然そこに違和感も感じるもないもん。
全然あまりにも当たり前すぎて。
僕もキャリアをアメリカで始めて、
特に20代の時の上司は女性が多かったですね。
大学でアルバイトでデザインのバイトをしてた時も女性でしたし、
新卒で雇われた時のボスも女性でしたし、
20代の頃は多かったですね。
決してアメリカがいいところではあるとは全く思わないし、
ランキングもそこまでは低くないとしても、
例えば北欧とか他の国に比べるとまだまだ低くて、
そういう改善の余地はたくさんあると思うんですが。
女性の方が間違いなくベースは優秀ですからね。
僕の中で何人かメンター的なターニングポイントになるような人たちは
田中の一人が、僕は日本に帰ってきた時にTBWAに入ったんですけど、
その時のアディダスを日本で、
ワールドカップが終わった後に全部TBWAが手掛けるという時に、
その前からTBWAでしたけど、
アディダスをやるってことは絶対やりたいって言って、
初め一人だったんですよ。
アディダスジャパンをTBWA一人でやらなきゃいけないって。
で、2ヶ月くらい経ったときかな。
僕のボスでシャイトレイから女性が来て、
たまたま旦那さんが日産の方で転勤になって、一緒に来てもらってきたんですけど、
その時のメアリーっていうんですけど、
メアリーっていうボスはもう圧倒的で、
当然日本語わかんないし、
日本語わかんないけど、
アカウントのグループのヘッドでしたけど、アディダスと一緒にやってて、
とにかく彼女の仕事もあったのはその時は25とかですけど、
アカウントの仕事はとにかくクライアントのエスペクテーションをどうマネーするかっていうことをすごく教わって、
英語でしかわかんないけど、
日本語の話でどうなってんだどうなってんだって、常に質問攻め。
それで、たぶん説明する中で理解して、
じゃあこういうふうにマネーしなきゃいけないと。
常に何これクライアント期待されてるんだって。
それに対してこうこうみたいな。
そういうのがあったり、
とにかく大きかったですよね。
僕の中では、その人は特に女性のボスとか女性の直属的な上司的な立場の人でいうと、
彼女はものすごいインパクトがあったなと思います。
僕ら40代ぐらいの中年で、
でもまだあと20年ぐらいは働けてもおかしくない年で、
僕らみたいな人たちが、
やっぱりそういうオポチュニティを作っていかなきゃいけないんだなっていう
責任感は個人的には僕ちょっと感じますね。
次の世代に対して責任がむっちゃあるなと思う。
もともと僕はこんなこと、
実際もっと日本もったいないからやろうみたいな話は、
実はワイダンケネジの会社にいたときに、
20年くらい前かな。
だからちょこちょこ始めて言ってたんですよ。
なんだけど結果的に子供生まれたことが一番大きな、
それを前に出す、やるって決めた。
言ってはいたものの、
じゃあ自分で会社作ってそれを一個でペースにするとかっていうのは、
たまたまタイミングもあったけど、
子供できたときに、
今僕の中での一個大きなモチベーションだけど、
自分が経験してきた海外で、
僕は1988年に向こう行って、
前半2001年くらいに帰ってた。
そこからもいろいろ海外に行ったりとか、
ずっと静かに仕切りだったりとかあって、
僕が日本人として、
88年に行ったときはどっちかっていうと、
もっと逆で調査別とかもあったけど、
そこから90年代の日本とか日本人って、
なんかちょっとクールみたいなところに急に位置づけになって、
そこである程度、
日本人としての立ち位置みたいなのって、
全然よくわからないところから、
ある程度の立ち位置で見られるようになってたって気がするんですよね。
それをちゃんと自分の中でイメージして、
これをこのままいくと、
日本なんかどんどん忘れられてるような存在になってきちゃう、
っていうことに対しての危機感があって、
そうすると今度子供たちが30代40代になったときに、
僕が経験してきた日本人としての立ち位置とか考え方とか、
見られ方とか、
そういうのとは全く違うものになっちゃうことは、
自分たちの責任として、
何か次のステップに挙げて、
バトンを渡す必要があるんじゃないかっていうのを、
すごい思うようになったのがやっぱり大きな変異だった。
子供が生まれたことによって。
子供が生まれたときにやらなきゃって、
アクションして誰か会社作んなきゃとか、
自分でそれをやらなきゃっていうのはすごく大きかった。
日本語をただで変えるっていう3つ目のことで、
英語を学ぶっていうことを言ってるんですけど、
ただそれだけではなくて、
もうちょっと具体的に話すと、
統計的に見ると、
英語を完全にマスターするには、
1万5千語とか1万8千語を知らなきゃいけないっていうのがあるんですね。
なんだけど、
実際に会話をするためには、
数千語さえ知っていれば、
3千とか4千語さえ知っていれば、
会話としては、小学生の4年生とか5年生レベルの英語だと、
それぐらいで会話としては成り立つんですって。
つまり何かっていうと、
英語をマスターするって、
何万語も覚えて、
発音も良くなってやらなきゃいけないっていう、
何かそういうプレッシャーで、
でも実は英語って、
小学校4,5年生ぐらいの英語でさえ喋れれば、
社会人として十分通用するわけで、
だから英語に対するメンタルブロックっていうのは、
正直あるんじゃないかなと思います。
結局、完璧でやらなきゃいけないって思いすぎてると思うんですよ。
何かいろいろと。
例えば僕よく言うけど、
イタリア人とか、英語関係ないけど、
みんな英語でロンドンで女の子をナンパしてるわけですよ。
関係ない、でも伝わるんですよね。
言葉、要は英語、英会話。
会話って相手に物事を伝えるっていうことだから。
伝える意図と、結果伝われば、
基本成り立ってるから、
何かそれを発音がとか文法がとかっていうのが先に来ちゃってることが、
そもそも英語のことに対しての問題。
また教育の話に戻るけど、
そこだと思う。
別に全然伝わりゃいいじゃん。
だから本当に単語だけは勉強していけると思うけど、
単語だってそんなにアマウントなんて僕も多分わかんないと思う。
どれくらい覚えてるか知らないけど。
でもそこ気にならないですよね、伝わってるから。
今おっしゃられた完璧主義を捨てるっていう話は、
他のエピソードでもちょこちょこわかっていて、
英語っていうことにもつながるし、
その後決断をするしないっていうのも、
企業だとこれ完璧にするまでは決めないみたいなところがあるから。
遅くなっちゃうよ、結局。
なるほどね。
じゃあ完璧主義を捨てるっていうのは、
それは一つのメソッドとして全然あれだと思います。
ただカテゴリーとかにもよるんだよね。
言葉に関しても特に一個に懲り方もなくてもいいと思うんですよ。
僕は例えば本当に英語とか言葉を喋るのには、
英語とか使わなくてもいい自分の好きなものを一個海外でもできるもの。
僕で言うとそれはスポーツだと思ってるんだけど、
僕は多分自分の英語は基本フットボールから学んだと思ってて、サッカーで。
僕が行ったときに日本人はフットボールでサッカーなんてできねえだろって言われてたし、
だけど結果的にクラブチーム入って、クラブチームのキャプテンになって、
代表選手になってとかっていうのを経験させてもらって、
それって自分でも努力したと思うけど、
結局言葉関係なしとかもしくはパーセプション関係なしに
結果とかが良ければピックアップしてくれるっていう、
それは多分イギリス人のベースだったのかもしれないけど、
面白いのが大学入ったときに僕の英語をものすごい、
向こうってフットボールやってる連中っていわゆるワーキングクラスのスポーツなんですよ。
だから日本人なのにワーキングクラスの英語を喋ってるから、
大学にそんなやつ行かないんですね、向こうだと。
それに肌と気づいて、別にワーキングクラスはどうこうじゃなくて、
日本人は別にどのクラスにも属さなくてもいいし、属す必要もないのに、
なんかワーキングクラスのことになってて、
あれ?と思って、そこから多分必死になって直しましたよね。
だから、そういうのもひっくるめて、
別に僕らはそのクラスでも、ただやっぱりヨーロッパとか特にイギリスってクラスがあるんですよね。
さっきのもしかしたらダンソンジョヒューとかクラスみたいなのが、
ただ本当に言葉使ってるだけでどのクラスかって、
ある種自分たちでプライドを持ったりもしてるので。
なんかその言葉に頼らなくても勝負できるものを持っていると、
国境を越えられるし、越境ができますね。
さて、ここまでお送りしてきましたレイナモトの世界のクリエイティブ思考。
今回はビジョン・トゥ・デ・フューチャー with Forbes Japanとのスペシャルコラボバージョンの前編をお送りしました。
中道さんからは、日本では暗黙の了解とか、
阿吽の呼吸とか、空気を読むなんて言葉もあるくらい、
同調圧力強いというお話ありましたけど、
これって日本社会の特徴なんでしょうか?
レイさん海外いろいろ見られてますけど、感じることってありますか?
そうですね。日本だけではないとは思うんですが、
例えばアジア圏だと、韓国のクライアントと仕事をしたりとかすると、
年功序列みたいなところはある社会ではあるので、
そういうところに年上の人の話は聞かなきゃいけないとか、
上司の話にはうんうんって言わなきゃいけないとか、
そういうのは日本だったりとか韓国はある感じがしますし、
中国は、僕も中国の仕事がしたことはあるんですけど、
そこまで同調圧力が強いなと思ったことはないので、
日本はその傾向は世界の中では強いなっていうのは正直感じますね。
なんかおっしゃっていただいた日本をタダで変える4つの方法の中にも、
年功序列なくした方がいいっていうお話ありましたけど、
どうしてもやっぱり上の人の顔色を伺ってしまうと、
余計なこと言うのやめとこうとか、目立っちゃいけないみたいな気持ちになるんですかね?
そうですね、やっぱりアメリカとか海外で仕事をしていても、
偉い人が何かを言うと周りの人がそれに賛同するとか、
声が一番大きい人だったりとか一番強い人が言っちゃうと、
そこにどうしても会議室がそっちに引っ張られていっちゃうっていうのは、
ちょこちょこ目にするので、
日本で言う同調圧力だったりとか年功序列とまではいかないにしても、
やっぱり上下関係だったりとか、
人種の間のどうしても無視はできないパワー関係っていうのは、
社会の構造だったりとかビジネスのあり方には影響はかなり出てると思いますね。
この一つ目の年功序列をなくす、断層助比をなくすっていうのは、
割合この日本をタダで変える4つの方法の中でも、
社会として変わろうねっていうことだと思うんですよね。
なので、なかなか個人ではちょっと変えようがないかな、
なんていうところでもあるんですけど、
残りの3番4番ですね、英語を学ぶとか、
あと決断力をつけるっていうのは、
個人でもちょっと磨いていける能力なのかなと思いますが、
この辺どうですか?
1番と2番、年功序列をなくす、断層助比をなくすは、
確かに若い人たちがそれを変えようと思うと結構大変かなとは思うんですが、
30代でも少なくとも40代で上の立場に立っている人たちは、
それは意識すれば個人レベルでもある程度の影響を与えられると思うんですね。
特に会社の経営者の人とか、30代でも40代の人とかでも、
会社の経営者の人たちが、今までだと男性が圧倒的に多かったと思うんですけども、
その人たちが意識をして若い人たちで、
そして女性の人たちに、今までそういうチャンスがなかなか来なかった人たちに、
チャンスをあげるっていうのは、偉い人が個人レベルですけども、
意識することで影響は与えられるのかなとは思いますね。
だから確かに、一人が社会を変えるっていうのは大変ではあるんですが、
でも意外と、この番組を聞いていらっしゃる方で、
40代とかの人がどこまでいるかちょっとわかんないんですけども、
その人たちとか、あと経営をされている方たちが意識してくださると、
思った以上の効果と影響があるかなとは思います。
確かに。
この3番目と4番目、英語を学ぶっていうのはですね、
僕も海外に出させてもらったっていう利点はあるんですが、
海外に出る前から、もう30年ぐらい前の話ではあるんですが、
テレビとかラジオで、それこそインターネットがない時代だったので、
でもそういうテレビとかラジオとかで、
1日15分でも30分でも英会話の練習とかをしたのをいまだに覚えてるんですね。
そんな時代があったんですか、レイさんが。
ありましたよ。
ラジオで英語を学んでたなんて。
ラジオとか、あと、僕の場合は高校の時にヨーロッパにいて、
イタリア語圏ではあったので、
イタリア語の勉強も自分でちょっとやってたんですけど、
それこそ、NHKの番組でイタリア語教室みたいなのがあって、
冊子を買って、今日はここみたいなのを結構地道にやってたんですよ。
それも1日15分だけで、たぶん夕方の夕方というか夜の7時からだったと思うんですけど、
それをやってて、数ヶ月やって、
で、ヨーロッパに行ったら意外とイタリア語が聞き取れて、
ちょこちょことなんですけど、できたんですよ。
だからそういう実感も自分の体験も踏まえて、
英語を学ぶっていうのは、もちろんその英会話教室だったりとか、
そういうの行ければ全然いいんですけど、
今だと結構ただでアプリとかでできるじゃないですか。
はい。
そう、だからこれって実はハードルが全然高くない課題だと思うんですよね。
なんか中道さんは、もう間違ってもいいからとにかく使う。
コミュニケーションなんだからっていうのをおっしゃってましたね。
そうそうそう。で、意外と話してみると伝わっちゃうっていうのも場面もすごく多いと思うので、
で、やっぱりその英語を学ぶこととか英語をちょっと分かれることによって、
世界が圧倒的に広がるんですよね。
あとやっぱりコミュニケーションできるようになると、
人のつながりだったりとか、今までなかった世界が広がっていくので、
この英語を学ぶっていうのは、思っているほどハードルが高くないことかなとは思います。
そうですね。そして4つ目の決断力を上げるについてはどうでしょう?
そうですね。これもなんか、日本の文化的なところとか社会の仕切りだったりとか、
その企業の中の企業文化みたいなところもいろいろあるとは思うんですが、
なんかこのミーティングとか出て、なかなかこう、あれ、今日何決めたんだっけとか、
ここから何やればいいんだっけみたいなことって、少なくないと思うんですよね。
聞いている皆さんも思い当たるところあると思いますよ。
だから、もちろん会社という中でいうと上下関係がどうしてもあるので、
その上の人が決めてくれないと、下の人が動きにくいっていうこともあると思うんですが、
逆に部下である人たちがこれ決めてくださいとか、
今日はこれ、じゃあここからどうするんですかっていうことを求めるのも、
一つの手としてはありかなとは思います。
それいいですね。なかなか何も決まらない会議とかいっぱいありますから。
いや、よくありますよね。
今日はこれをぜひ決めてくださいみたいなふうに持っていくっていうのはありですね。
だからもう最初に今日決めたいのはっていうのは、
僕もですね、これは別に日本のっていうことではなくて、
こっちのミーティングをするときにも、
今日何決めるんだっけっていうのは、結構口癖として、
What do we need to decideっていうことをよくミーティングで、
会社の中でもクライアントのミーティングとかでも結構言うんですね。
だからそのアジェンダが意外とふわっとしてたりとか、
何を決めなきゃいけないかっていうのがわからないときって意外と少なくないので、
これは別に文化だけでは、文化の問題も結構あるとは思うんですが、
それだけの問題でもなくて、
最初と最後にちゃんと決めることをはっきりするっていうのは必要かなと思います。
確かにそうですね。