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2024-05-24 31:15

EP006 『熊とワルツを』 Part2

『⁠熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理⁠ 』の読んだ感想を話しました。今回は第2部の「なぜリスクを管理しないのか」を読んで感想を話しました。

## 取り上げた本⁠

『⁠熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理⁠ 』⁠ トム・デマルコ、ティモシー・リスター 日経BP 2003年


## 言及した本・スライド・サイト

  • てるてる建設(株) 1
    • 建築現場のタイム/PJマネジメントすごいよな〜ってイメージがパッと湧いて話に出したの、この漫画の影響が強いかも?

サマリー

リスク管理をしない理由は、不確定範囲が広すぎるため、出来の悪い仕事を許してしまうおそれや、確かなことを言わずにアバウトな情報を伝えることなどがあります。リスク管理をするためには、個人の意識やインセンティブ、信頼関係などが重要です。選択的禁止についての説明の後、チームの結束と心理的安全性の重要性について話し合われています。ソフトウェアプロジェクトの管理方法についても議論され、建設プロジェクトとの対比やソフトウェアの特性なども取り上げられています。

リスク管理をしない理由
スピーカー 1
おだしょー 第2部、なぜリスクを管理 しないのか
スピーカー 2
瀬尾 そうですよね。じゃあ、これの 今度は、我々はリスク管理って大事
だよねとか、多分この本読んでない 人もあれじゃないですか、別に
リスク管理大事じゃないと思って ないと思うんですよね、きっと
スピーカー 1
おだしょー そうですね。あなた、 なんでリスク管理してないんですか
って、真正面から聞いたら結構、 何でやるのかみたいな、挑発してる
感じがありますよね。これは普通に 皮肉だなと思ってて、リスク管理
をできてないのかっていうことを 言いたいんだろうなっていう中で、
あえてなぜ管理しないのかっていう 表現にしてる。お前らの言ってる
リスク管理は本物じゃないだろう みたいな、自分たちを苦しめてる
だけだろうみたいな
スピーカー 2
おだしょー 明日、もう一度来て ください。本物のリスク管理を
見せてあげますよ。
スピーカー 1
瀬尾 嫌だな。本物のリスク管理、 見てみたいけど
スピーカー 2
おだしょー そうですね。マルコに 行って、実際、明日、次の日行って
みたい
スピーカー 1
瀬尾 そうですね。プロジェクトを 中止しましたって言われるかもしれない
スピーカー 2
リスクが高すぎるんでやめました みたいな
おだしょー そうなんですよね。実際、 じゃあ、5章にリスク管理をすべき
でない理由みたいなところで、1、2、 3、4、5、6個上がっていて、発注者が
リスクに直面できるほど成熟してない っていうのが1個目で、2個目が不確定
範囲が広すぎる。3番目がはっきり 不確定幅を決めると、出来の悪い
仕事を許すことになる。4番が成功 のための管理の方が手になる。5番
がリスク管理を有効に行うために 必要なデータが不足している。6番
は単独でリスク管理をするのは 危険であるっていうふうな6つが
上がってたりとかして、ちょっと 全部触れると大変かなと思うので
この中で面白そうだがこれ気になった みたいなのってありますかね
スピーカー 1
三ですかね、前回の続き、ゆとり の法則の話の流れを踏まえつつ
みたいなところで言うと、3番の はっきり不確定幅を決めると、出来
の悪い仕事を許すことになるっていう のが、これすごい面白いですよ
ね。例えばみたいなセリフ調で ボールドで書かれてる文章があるん
ですけど、7月から12月までの間に パランスすればいいなどと開発者
に言ったら、みんなその場で眠って しまうみたいな、やっぱりマネージャー
とかプロジェクト管理者としては よくある本当の締め切りよりも
手前のきつい締め切りを示して、 1ヶ月でやれみたいな言って、本当は
3ヶ月後ぐらいに手元にあれば全然 十分なんですけど、ちゃんとビシッ
とムチを入れてやるみたいな話 が
スピーカー 2
そうですね、ここはバッファーとか も込み込みで全部見せると、大体
人はバッファーを使い込むという か
スピーカー 1
うん、学生症候群的な話が、夏休み の宿題は8月30日からやるみたいな
スピーカー 2
そうそう、っていうのはあるんで そういうことやってると、真剣に
これは8月に終わりますって言っても 本当に終わるかどうかわからないし
大体7月から12月ぐらいの幅を見て おけばいいでしょうとかって言う
とかぼちゃ、難しいですよね。だから そのためにはメンバーのモチベーション
だったりとか、例えば早く終わったら インセンティブが出るとか、早く
終わらせてチャレンジングなことを するとか、そういうことがないと
じゃあ12月に終わるように頑張って 作ろうねになっちゃうんですよね
どうしても
スピーカー 1
その中で、第5章リスク管理をすべき でない理由っていう名前の章で
この6穴のリストが掲げられてる のが、人々がリスク管理をしない
わけとしてあげる理由として、この 今言った、はっきり不確定幅を決める
と出来の悪い仕事を許すことになる っていうのが紹介されてるんですけど
そうですね、いわゆる本当の締め切り とか、何月から何月までに完成
してけばいいよっていうふうに 伝えると、出来の悪い仕事を許す
ことになるからリスク管理をしません っていうやついるよねみたいな
話ってことですもんね
スピーカー 2
そうですね
リスク管理における不確定性
スピーカー 1
これは信頼関係みたいな話に結局 繋がるんですけど、あいつらにリスク
がない、本当は安全であるっていうこと を伝えると、サボるかもしれない
から、こういうリスクが検知されたら こういうふうに対処しましょう
みたいな、しっかりと本当にやり たいこと、本当にやるべき、やれる
といいことを伝えるよりかはリスク 管理っていうのを責任放棄して
2ヶ月マージン取ってる、バファ取ってる けど、2ヶ月残ってることを伝えず
来月までに完成させてください っていうほうがまともにリスク
管理をするよりも楽だしうまくいく よねっていう、そういう話ですかね
スピーカー 2
そうですね、難しいですからね、結局 メンバーに早く終わるためには
努力目標として早く終わらせるためには どうしたらいいかみたいなことを
言ったとしても別にお金が変わらない だったらゆっくりやろうかなって
なっちゃうしね、なのでこの中で 上層部と約束するときとメンバー
と約束するときは別のものを使う べきですよみたいなことが書かれたり
してますね、さっきの本当の締め切り とみんなに教える締め切りを変える
ことによって間に合わせるみたいな ということですね
スピーカー 1
そうですね、コミットメントと計画 を分けるみたいな話とか
見積もりと各役は違うみたいな
あとこっちで話されてるやつですね
あと源井さん的には何か、この 6つのリストの中から気になるやつ
ありましたか
スピーカー 2
そうですね、不確定範囲が広すぎる とかは2番目の不確定範囲が広すぎる
とかは前回も出てきたって前回 って言ってるのは前回のスラック
の本の中で金城さんと喋ってる 中でも出てきて、幅が広すぎる
と、それは正しいんだけど使い物 になんないよねみたいなところ
スピーカー 1
そうですね、例えが具体的に書かれて いて、納期は約18ヶ月から29ヶ月後
で85%の確率で24ヶ月後になると 予想されますっていう、11ヶ月
売れてるけどその間何してりゃ いいやみたいなね
スピーカー 2
そうそう、じゃあこれを元に何でも いいんですけどプロダクトを作って
じゃあ次プロモーション打たない といけないですねみたいな、プロモーション
スピーカー 1
打つ時期はって言って、6ヶ月も ズレたら季節も変わってるし
夏か秋か冬にキャンペーンやって くださいみたいな
スピーカー 2
そうそう、いやなんか4月に間に合 ってほしいんだけどみたいな
実は本音はそうだったりするだろう しとか、こういう中でやっぱそれが
うまくコントロールできないと リスク管理を下とってしょうがない
というか、思い通りやらないんだよ ってことを突きつけられる側も
それは分かったがしかしどうしちゃ いいんだろうみたいな、誰も得意
しないみたいな状況になっちゃ うんで、そうするとサボりたくなる
よねみたいな
スピーカー 1
そうですよね、実際に自分がプロジェクト マネージャーとかを上司、役員とか
から委任されてやっている立場 として、こんな18ヶ月後から21ヶ月
後までには終わるように頑張ります っていう風に伝えるよりかは、ある
程度幅を狭めちゃって22ヶ月後 ぐらいに終わる予定ですって言った
方が自分の信頼も勝ち取れそうな 気分にもなるし、当然社内のコミュニケーション
とか巻き込まれる人の行動計画 とかにも生かしやすいので、明らか
にそっちの方が仕事できそうな 風になりますよね、そういうインセンティブ
があるのになんでこうリスク管理 をしなきゃいけないのかみたいな
23ヶ月後に終わらせると決めたから そこで突っ走る方がみんな得じゃ
ねえかみたいな感じに力学が働い ちゃいますよね
スピーカー 2
そうですね、あとは多分曖昧なことを 言うなって言われたりもするんだろう
なみたいな、そういう話が後ろの 方にもあったような気がします
リスク管理とコミットメント
スピーカー 2
けど、結局確かなことをみんなが 許容できないと不確かすぎるっていう
のはちょっと良くないかもしれない けど、ある程度幅を狭めるって
言った時に、ある種格約ととられて みんな周りが動き出して、結果お前
がコミットメントしたからダメなんだ って言われると、それはそれで
確かに辛くなるしなとか曖昧なこと 言うなって言われたりすると、でき
ますって言って、できますって言った 結果現場に一瞬やすがってきて
うまくいかないみたいなこともある ので、難しいって言ったら難しいん
ですけどね
スピーカー 1
おだしょー 難しいですね、これ毎章 感想を語るたびに難しいですよね
っていう締め方になりそうな本 ですが、リスク管理をなぜしない
のかっていうのは単にサボってる とかっていうふうに捉えるべき
ではなくて、いろんな立場のいろんな 人のインセンティブというか、勝利
条件、自分がどうしたら楽っていう のは悪いとかサボりじゃなくて
どういうふうにしたら自分として 安全に仕事ができるかみたいな
話が重なって組み合わさって積もり 積もって人間はリスクを管理する
のは諦めてしまうのであるみたいな 第5章リスク管理をすべきでない
理由っていうのを読むと必然性 みたいなところが感じられてきます
よね
スピーカー 2
おだしょー そうですね
スピーカー 1
おだしょー リスク管理をしない くなってしまう必然的な理由っていう
のがあるから結構、弱に言うと 強い意志を持って立ち向かって
いかないとリスク管理っていう のが手に入らないんだなみたいな
気持ちにも第5章読んでなったり しましたね、個人的には
スピーカー 2
おだしょー 流されると管理しない 方に力学が働いてしまうんで結構
そこはシャキッとしないと危ない っていうのはありますね
スピーカー 1
おだしょー そうですね、第5章 短めだけどなかなか考えさせられる
章ですね 第2部で言うと他に何か 原因さん的に気にあった章とか
スピーカー 2
おだしょー やっぱり運じゃない ですか
スピーカー 1
おだしょー 運か、でも僕ですね 第6章のあの近づいてくる電車の
ことですかって急にセリフが書 かれてるくだりがあって、これめっちゃ
好きなんですよね
スピーカー 2
おだしょー そっちしゃべりますか
スピーカー 1
おだしょー 何て言うんだろうな 明らかに危ないとかでかいリスク
っていうのが認知されてるにも かかわらずちょっとまいしてしまう
選択的禁止とチーム結束
スピーカー 1
というかありえらすぎて俺は今 多分夢を見てるんだなぐらいの
気持ちになって目を逸らしてしまう みたいな選択的禁止っていう表現
が使われてるんですけど これは 聞いてくれてる人にもうちょい
真面目に説明すべきだな 近づいて くる電車のことですかっていう
のはどういうくだりで出てくる かっていうと
スピーカー 2
おだしょー 選択的禁止も多分音 だけだと結構わからないんじゃない
スピーカー 1
かなって思いますね
おだしょー 確かに 視野を狭めるとか目の前の
ものだけを見つめてしまうっていう のを選択 これチョイスの選択ですね
しているっていう病理病気みたいな 感染症みたいなのがある そうか
失敗とかリスクについて指摘する ことがはばかられるみたいな雰囲気
空気感みたいな話ですかね
スピーカー 2
おだしょー 部屋の中の像みたいな 言い方をしたりもしますよね みんな
が知ってる事実なんだけども 誰にも誰も口にしない なんでこの
部屋に像いるんだろうって思うけど 部屋の中にいる人はみんなそれ
について話さないから これは何か 当たり前のことなんだって思って
うっかり口に出せなくなるみたいな それも近いなとか思ったりしました
スピーカー 1
おだしょー ファントインザルーム って みんなチャットGPTが画像
生成できるようになったら1回は 作らせたであろう
おだしょー そうですね 振り返り のやつでやりました
おだしょー 像を死んだ魚オートですか
スピーカー 2
おだしょー そうです あれをやる のに じゃあここにはみんなが知ってる
字使いてねって言って とりあえず AIに生成させるみたいなことを
やりましたね
スピーカー 1
おだしょー そうですね 像を死んだ 魚オートっていうのは 僕も今2人
で共有してるメモにどっかにちら と書いたんですけど あれはチーム
の中で目をそらしてはいけない もしくはそらしていそうな気の
する重大なものを見直そうみたいな だいぶシリアスというか重いやつ
でチームの結束とか心理的安全性 が試される ずたぼろにダメージ
を追いかれない系の振り返りの フレームワーク あれはめちゃくちゃ
面白いですね 名前も面白いから な
プロジェクト管理と運に頼る
スピーカー 2
おだしょー 好きでたびたび使って ますね でも結局そういうことが
言えないプロジェクトとかチーム になってるときに 遠くから電車
近づいてる気がするなって思うん だけども 誰も言わずにプロジェクト
は失敗していくみたいな
スピーカー 1
おだしょー うん まさにこの第6章 の最後に この近づく電車が見えない
転送工具の原因はどこにあるのか っていうのと それに対しての処方
線 ワクチンがあるよみたいな 話が触れられていて それこそ
今言った増進ださかの音みたいな みんなが口にしてない表に出してない
問題とか危険性について しっかり 場に出して認知していこうみたいな
ところが そうですね この病気に対する 対処方法としてあるよみたい
な話が書いてありますし それを やるときには 参加してるメンバー
から失敗とか 拒否とか 中止とか っていう言葉がたくさん出てくる
はずなので そういうすごい破壊 的というか致命的なネガティブ
なワードっていうのを言おうとした ときに言葉に詰まったら それは
もうすでに近づく電車が見えない 転送工具に感染している証拠である
みたいなことが書いてあって なかなか ぐさっとくるなあっていう
スピーカー 2
気がしましたね
この本の中ではプロジェクト管理 の話をしてるので あんまり個人
レベルの話というか チームの話 とかっていうのは出てこないけども
実際はプロジェクト管理だけやって たらうまくいくかっていったら
そんなことなくて チームでこういう ことを口に出せるような状況を
作るとか メンバーの中でそういうこと を察知できるような人がうまく
いるかどうかとか 結構 この本 に書いてあることだけでも結構
大変だけども 現実はさらにもっと 難しいっていう感じになっていきます
スピーカー 1
確かに これを実装というか実践 するためには かなりいろんな総合
格闘技みたいになってきますね いいチームを作るの一言につき
スピーカー 2
ると思うんですけど
そうですね プロジェクト管理ができ 不確実性に柔軟に対応できるいい
チームを作りましょう
スピーカー 1
で 卓越した技術力も必須です みたいな
スピーカー 2
そうですね それぞれのメンバー がドメインに詳しくてみたいな
スピーカー 1
いや でも 逃げちゃ駄目だと思 うんですよね それがエソラゴト
だし笑い話でしかないし そんな 意識高いことばっか言ってない
でさみたいなせらけた雰囲気になる と もう感染が始まってるんじゃない
かみたいな気になりますね
スピーカー 2
そうですね 遠くを見つめながら 電車が近づいてることも察知し
しかし 手前にある直近の問題も うまく対応していくっていうのが
大事そうですね
スピーカー 1
そうですね だから 僕は結構 第6章がなかなか好きだなと思った
スピーカー 2
りして 原作的な第7章ですか
そうですね この章は運に任せる みたいな
スピーカー 1
これ 出だしでリスターさんの セリフとして引用されてますけど
ここからもう良くないですか めちゃ くちゃ
スピーカー 2
そうなんですよ リスターさんは 次のプロジェクトの興奮を祈る
ただし 運に頼るなっていうことを 言っているので この本をどうして
読んでそうだし ここまで 第2部 まで ちょうどここで2部が終わるん
ですけど 2部まで読んできて やっぱ 運に結構頼ってることって多い
なって思ったりとかして それなり にもちろん 見えてるリスクに対して
先に潰しておきましょうとかいうこと 自分もやってきてるもののプロジェクト
スピーカー 2
割と結構 運でどうにかなってきた こと多いんだろうっていうのを
感じたりとかしていて この本って ソフトウェアの話じゃないですか
失敗と不確実性に対応するチーム
スピーカー 2
基本的には ソフトITのプロジェクト の話をしてるんだけども でも 多分
ここに出てくる話って それだけ じゃなくて もっと幅広くいろんな
ものにも適用されるだろうなと思 って 例えば 多分 学園祭とか文化祭
とか 学生の頃にやってたものって ある種あれもプロジェクトっちゃ
プロジェクトなわけじゃないですか 締め切りがあって そのために 目標
に向かっていろんなことをするん だけども 子供の考えより想像できる
範囲って そんなに多分広くない と思うので そこで成功してるとか
って 実は結構 運によってたん じゃないかなとか思ったりとか
して 運によって 結構 割とみんな 助けられてるんだなって思ったり
とか ちょっとそういうことを想像 したりしましたね
スピーカー 1
そうですね その運って言ってる のが 本当に いや 俺たちなら全て
がハッピーにいくでしょ 何でも かんでも良い結果になるでしょう
みたいな前提で働こうとしてる 人たちは そんなにいないんじゃない
かなと思うんですけど 思ってる 以上に その弱というか どれだけ
自分たちの不運 アンラックみたいな ところを真面目に捉えられてる
かどうかって それが胸を張って 言えないんだったら それは運任せ
にやってるよねみたいな話をしてる 気も 個人的にはしましたね 俺
はめちゃくちゃ運がいいからプロジェクト うまくいくんですわって言ってる
プロジェクトマネージャーはさすが にいないと思ってて だけど その
弱の破続とか失敗とかっていう のを どれだけリストアップして
どういうふうにそれを検知したり とか 起きてしまったらどうしよう
かっていうのを真面目に考えてる 人もそんなにいない プロジェクト
に参加してるメンバーは みんな ちゃんとオブジェクト手法が書
けるし クリーンアーキテクチャー とか言ってなくてもしっかりレイヤー
スピーカー 2
分かれてるし 依存も弱点してる しみたいな話に
テストはもちろんあるし
スピーカー 1
通ってるだけじゃなくて ちゃんと 意味のあるテスト書いてるしみたいな
悲観的になるんじゃなくて どれだけのスコープを現実として
捉えてますかみたいな話でやってる かなっていう気が ちょっと個人的
にはしましたかね あと この賞でいうと好きなのは わずかな
勝利に賭けるのではなくて 失敗 しないことをしっかり選択して
いくべきであるみたいな話が出て いて スポーツだったら最後まで
諦めないで試合時間が残りゼロ 秒になるまで ずっとシュート
打ち続けましょうみたいな話が 大事かなと思うんですけど ビジネス
でやってるソフトウェアとかの プロジェクトは 一回失敗したら
終わってしまうっていうところ のダメージのほうがでかいかな
スポーツでやってるマインドと あなたの仕事は真逆だよねみたいな
ことが書かれてますね これ 本の 中だとあれですね レース 車 カー
レースかな 自転車 自動車ですか 自動車レースの話が
スピーカー 2
インディー500の話があって ガソリン が最後尽きるかどうかみたいな
ところに尽きないだろうっていう ふうに 一か八かでかけたら ゴール
できなかったっていう話があるん だけど そんなことはせずに プロジェクト
はちゃんと完成したりしましょう っていうのが そりゃそうよねみたいな
ラッキーパンチというかが欲しい っていうよりは 失敗しない方向
にやっぱり行ったほうがプレイ いいよねっていう気持ちになります
たぶん そこのプロジェクトのゴール ある種の納期みたいなところとか
がゴール設定されると思うんですけど でも 本当はたぶんそこから先も
まだ続くんですよね 勝負が 我々はこいつをうまいこと育てて
いくとか 出して終わりじゃないし なんならビジネスにおいてはずっと
終わりがないわけじゃないですか 履歴して成長して履歴して成長して
成長を繰り返していってずっと 終わんないので やっぱり失敗しない
方向にどうしよう履歴学がいく というか そっち側のほうが大事
だよっていうのは そりゃそうだよね っていう気持ちにもなりますね
スピーカー 1
そうですね 勝つためにいちいち 賭けをしていると 負けたときに
ソフトウェアプロジェクトの管理方法について
スピーカー 1
とても対応できない重大な影響 が出るかもしれないとか ここの
表現好きですね
スピーカー 2
きっと僕からリリース小説って 脆弱性があって疲れて バーンと
スピーカー 1
プロジェクトが終わりましたって ちょっと悲しいすぎますんで
スピーカー 2
そうですね それも確かにそうだな
何ペイの話はないですけどね
何ペイ そうですね 何ホギウコとかね
ここまでで軽く振り返りという か ここにないことなんですけど
ちょっと話したいなって思った ことがあって やっぱりソフトウエア
のプロジェクトって歴史が浅い っていうこともあって うまくいって
ないのかなっていうことを思った りもしてるんですけど 作業種
とかイベントでもいいんですけど とかって みんなどうやってプロジェクト
を管理してるんですかね
スピーカー 1
そうですね でも よく対比される か分かんないですけど 建設のプロジェクト
というか現場マネジメントとか でいうと 本当に分刻みでこの資材
をこれだけここに搬入してみたいな そうしないとトラックが入るスペース
がまだできてないとか もう使え なくなってるとか 資材が間に合って
ないから現場で何人の人が手を 動かせなくなるとか そういうレベル
で管理してるよねとか あと それが本当に1日1日のお仕事計画
だと思うんですけど 中長期的に 見ても雨が降ったときに現場を
どれだけ止めていいかとか それが 資材とか人欠とか機材 重機とかの
予算にどう跳ね返ってくるかとか っていうのが ちゃんとというか
管理されてるはずで そこに比べる とIT系のやつらは すごいうんまかせ
でつながったりで ハードボイルド なことをやってるな ワイルドな
現場だなみたいな話はちょいちょい 対比で出てきたりしますよね
スピーカー 2
やっぱり歴史があって それなりに積み重ねがあって 計画がしやすい
いろんなプロジェクトの株があって 成功した 失敗したがあるんで 歴史
があるっていうのは結構強いんだな って思いながら でも一方で それ
でもやっぱり失敗するときは失敗 するんだよなみたいな気持ちだったり
とか さっき建築の話がありました けど じゃあなんで万博はうまく
いってるんですかみたいな気持ち もあったりとかして やっぱり歴史
があるだけでもダメなんだなっていう 気もするし
スピーカー 1
おだしょー 万博とかオリンピック の話は 予定よりもうまく建設が
進みましたって話 聞かないです もんね
スピーカー 2
おだしょー そうですね だいたい スタジアム サッカーのワールド
アップとかもそうなんですけど スタジアムは半年前になっても
まだできてませんみたいな だいたい ニュースで中継がされておりみたいな
スピーカー 1
おだしょー 現場の労働者 非常に過酷な労働が
強いられており
スピーカー 2
おだしょー だから 結局 なんで 成功したんだろうなみたいなこと
思ったりとか それでも試合の日 には ちゃんと事故なくスタジアム
ができてるっていうのは それは それで 最悪の失敗はしてないんだ
ソフトウェアプロジェクトと建設プロジェクトの対比
スピーカー 2
けども
スピーカー 1
おだしょー 確かに それはそうか ガイアが失敗 失敗って言ってる
だけで さっき言ってた ちゃんと 織り込み済みのプランFぐらいには
滑り込んでるような
スピーカー 2
おだしょー そうですね
スピーカー 1
おだしょー 感じらんですかね
スピーカー 2
おだしょー とか思ったりとかして 自分たちのプロジェクトもそうだ
し 世の中 みんなリスク管理って どれぐらい考えてるのかな 考えてない
のかなみたいなことを ちょっと この一部 二部を読みながら思ったり
しましたね
スピーカー 1
おだしょー あと ソフトウェアと それ以外の対比で言うと 人月の
神話か何かで触れられてると思う というか 一般的によく言われる
話かもしれないんですけど 同じ ようなものって作らないじゃない
ですか 全く同じだったら CD-ROM なんでCD-ROMなんだ そんなもの使ってる
人はもう世の中にいないんです ソースコード落として ビルドして
それ使っていただければOKです みたいな 複製がすごい容易で 物理
的な制約を受けないので ソフトウェア って毎回 今までになかった問題
を解いてるみたいな話がよくされて たりとか あと 物理法則ですよね
重力とか 耐久度 硬さみたいなもの の制約を受けないので 本当に秩序
が守られにくいというか 恣意的に ルールをちゃんと自分たちで作って
しっかり守っとかないと どこに でも いくらでも秩序に広がって
しまうから 品質っていうかのが ゼロから無限大みたいな 物理的な
何か形とか質量とかがあるもの だったら そこまで自由に効かない
と思うんですけど 何をどうやっても ちゃんと地面にくっつくので
そこら辺もまた少しルールが違う 歴史の浅さとか 今までの経緯
経験の積み重ねっていうの以外 でも ちゃんと性質が異なるよね
みたいな話が言われたりします かね
スピーカー 2
そうですね そして 我々に残された ものは大体 複雑な問題だけが降って
くるっていうのが 前回の本でも あったんで そういうところもあります
スピーカー 1
はい 難しくて面白くないもの ばかりが残っていくので
31:15

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