説明的な話し方
はい、えっと今日で多分4回目とかになると思うんですけど、なんかこう改めて、第1回、第2回、第3回と、なんかちょっと聞き直してみたんですけど、
なんかすごくこう、なんか職業病なのかもしれないんですけど、こうなんでもわかりやすく、わかりやすくしようとしてしまう病にかかってるなっていうふうに感じまして、
もともとこの番組も、なんかすごくこう、取り留めのない、
脈絡もない、なんかしょうもない話を、てかよくわかんないような話をしたいなと思って始めたんですけど、
聞き返してみると、やっぱなんかすごい説明的っていうか、こう、なんていうんだろうな、これ聞いてくださっている皆さんにどういうふうに聞こえているか、伝わっているかはわかんないんですけど、
なんか自分で聞き返してみると、なんかすごい説明的。
説明的っていうか、なんか気がつくと一生懸命こう、わかりやすくしようとしちゃってるんですよね。
なんかこう、パパッと編集し、編集っていうほどの編集もしてないんですけど、パパッと編集して公開して、聞き直してみると、
こう無意識に、ここなんかこういうふうに、こういうふうに言ったほうが多分伝わりやすかったなーってしくったなーみたいなふうに、
なんか無意識に考えちゃってるんですよね、気がつくと。
ここの言い方なんかちょっと説明の順番が良くないなーみたいなのを、すごいなんかもう、本能に刻み込まれているかのようになんかそういうふうに考えてしまっていて、
なんか教科書的っていうか、職業病なのかもしれないんですけど、
なんかもっとね、取り留めのない話とかこう、
訳の分からない感じに本当はしたいんですよね。
で、ちゃんとその、まあちゃんとっていうのも変なんですけど、また説明的になっちゃうんですけど、
その、訳の分からない感じにしたい背景っていうのがあって、
まあこれがもうもはや説明的なんですけど、まあここまで言っちゃったんで話すと、
その、訳の分からない状態って、
訳分かんねーなー、よく分かんねー、
よく分かんねーなーっていう状態って、
まあ分かんないから、
まあそれぞれ、その受け手のそれぞれが、
なんかこう自分勝手に空想したり想像したりする余地があると思うんですよね。
余白っていうか、
自分勝手に好きにこう、解釈していい部分があると思うんですよ。
でもなんか私の話って、
こう、すごく説明的っていうか、
一つしかない答えを、
こう淡々と説明して、
ほらそこに行き着いたでしょ、みたいな、
そういうなんか、押し付けがましさっていうか、
多分それをちっちゃい頃からやってきちゃったんだろうなって思うんですよね。
その、別に誰かを論破しようとかっていう、
なんか意識してそれを訓練してきたってわけじゃないんですよ。
そういうのもあるんですけど、
こうなんか理路整然と正しくわかりやすく、
簡潔に伝えなきゃいけないって、
何がきっかけでするふうに思い始めたんだかわかんないんですけど、
まあ、そういうふうに多分生きてきちゃったんだと思うんですよね。
で、それ、多分その、
まあ先生的なことをやるときは、
すごくよく、いい方向に機能してると思うんですけど、
うん、でもなんかその、
それだけじゃない、
もっとわけのわかんないものを、
よくわかんねえなーっていうその、
面白さとか、
豊かさみたいなものを、
今はすごく追求、
まあ追求ではないのかな、
なんかそういうものに興味があって、
まあ多分これは写真を撮り始めたことだったり、
なんかこう、
ノーマル、
ノーマル、
ノーマル、
アイズFMっていうもう別の番組の方で、
ゲストにいろんな話聞いたりしたせいだと思うんですけど、
うーん、なんか、
もっとこう、中庸な部分、
中庸っていうのも違うのかな、
なんか、わけのわかんなさを楽しめる、
余白のある人間になりたいなーっていうこう、
感情が湧いてくるんですけど、
やっぱりなんか説明的、
なんですよねー。
すごいなんか残念だなって思っちゃうんですけど、
うーん、
まあ悪いことじゃないのかもしんないんですけどね。
まあでもなんかもうちょっと、
まあでもその能力失っちゃったらまずいんかな、
わかんないけど、
アドリブでこうなんか、
いやなんか授業的なことしてるときは別にアドリブでも喋れるしなー、
アドリブでなんか、
それっぽくできるんだけど、
なんかこう、わけのわからん話をやっぱしようとしてる時点でダメなんだろうなー。
もっとわけのわからないものにならないといけない、
のかもしれないですね。
まあ順番が逆なのかもしれないですね。
うーん、いやほんとにね、なんか聞き返してると、
こういうことしたいんじゃないはずなんだよなーって、
自分で聞いてて思っちゃうし、
いやなんかそれ難しいなーと思っちゃうなーっていう話でした。
はい。
病院での忘れ物
で、あのお便りが来まして、
もうこれめちゃくちゃ嬉しかったんですよね。
なんか、
いやほんとお便り全然来ないと思ってたから、
はい、めっちゃ嬉しかったんで、
お便り読んでいきたいと思います。
うーん、
えっと、ラジオネームが、
え、
つぶこしあんさん。
30代の方ですね。
はい、ちょっと長いんですけど、読みます。
はい。
歯医者での出来事です。
前回の治療が5,000円未満だったので、
今回も同じ金額を財布に入れていったら、
治療代が足りなくて支払えませんでした。
クレジットカードや携帯は家に忘れてきてしまっていたので、
一旦帰ってもいいですかー?と尋ねると、
受付の方は淡々と、「どうぞ。」と答えました。
急いで自転車で家に戻る途中、
冷たい夜空に照らされた満月を見上げました。
悲しい気持ちが込み上げる12月の夜でした。
っていう内容なんですけど、
これ、めちゃくちゃいいですよね。
でも、こういうお便り欲しいなーって思ってたお便りが来たなって思いました。
本当に。
いやー、すっげー嬉しかったですね、これ、読んだとき。
まあ、私も結構病院系忘れ物しやすくて、
これ、なんでなんですかね。
私もなんか予防接種の、
ワクチンを打ちに行かなきゃいけないときに接種券を忘れていって、
その病院の3メートル手前ぐらいで、
あ、忘れたかもって急に思って、
まあ案の定忘れてて、
まあ3メートルのとこまで来ちゃったから、
行くだけ行ってみようと思って、
接種券ないんですけど、
ダメですよねって言ったら、ダメですねって言われて、
それで取りに帰ったことあるんですけど。
なんで忘れちゃうんですかね。
普段忘れ物なんか滅多にしないのに、
病院の受付の人たちの冷静さ
なんでかわかんないけど、病院とか行くと、
忘れちゃいますね。
まああの、病院の受付の人たちって、
めちゃくちゃ冷静ですよね。
まあ多分あの、あれも職業病じゃないですけど、
まあ我々からしたら病院行くときって結構必死になってるっていうか、
まあ体調が悪いなり、
なんかこう良くないことがあって、
緊張感が高い状態で行くんですけど、
向こうからしたらそれが平常運転っていうか、
日常ですからね。
まあだから、こっちがどんなに非日常な状態でテンパってても、
向こうにしてみたら日常だからその温度差がすごく、
こう来るものがあるんでしょうね。
まあ私も昔飲食店で働いてたときとか、
ね、働いてる側からしたらもう、
日常だから、
淡々とお客さんをさばいていくわけですけど、
目の前のお客さんをね、なんか記念日で、
家族で外食に来たとかっていう可能性もあるわけで、
だから同じようになんか、お医者さんからしてみたら、
こっちがどんなにテンパってようが、
所詮日常だから、なんかその温度差があったりするんでしょうね。
うん。
まあ今回のお便りちょっと、
ちょっとしたストーリー仕立てのちょっと長いお便りだったんですけど、
最後の方に、
満月を見たことで気持ちが自覚できる
その、急いで自転車で家に戻る道中、
冷たい夜空に照らされた満月を見上げました。
悲しい気持ちがこみ上げる12月の夜でしたって書いてありますけど、
なんでこう、
夜空に、
満月浮いてたりすると、
悲しい気持ちこみ上げてくんのかなって、
これ読んでて思ったんですよね。
で、たぶん、その本当にもう、
どうしようもなく悲しいことがあったときって、
たぶん、悲しいなってわざわざ意識しないと思うんですよ。
本当にくらってるときって。
つらいなぁとは思うと思うんですけど、
今、今俺悲しいなぁって、
思わないと思うんですよね。
たぶんこうなんか、
ふと、顔を上げたらそこに満月が、
いつも通りこう浮かんでて、
まぁそこでちょっとこう、
ゆとりが生まれるというか、
今日も満月浮いてんなぁって思ったときに、
パッとこう余白が生まれて、
その余白にたぶん悲しみが、
スルッて流れ込んできて、
なんかセンチメンタルな気持ちになっちゃうというか、
悲しい気持ちが、
自覚できちゃうのかなぁって思うんですけど、
なんかすごいそれを、
想像しちゃいましたね。
いや、めちゃくちゃほんとこの歌より、
いいなって思いました。
30代、つぶこしあんさん。
こういうお便りかけるのほんと、
いいですよね。
いや、こういうお便りほんと待ってます。
こういうお便り。
特にこう答えのない、取り留めのない話を、
できてめっちゃ嬉しいなって思いました。
ほんとね、なんか説明的にしゃべってんですよね、いつも。
別に相手を追い詰めたいとかじゃないんですけどね。
そんなふうには思ってないつもりなんだけど、
無意識に思っちゃってるのかなぁ、分かんないんですけどね。
なんかこう、理路整然と説明したくなっちゃう病気が。
うーん。
まぁ悪いことじゃないのかもしんないんですけど、
そうではない自分を感じてみたいなって思うと、
結構克服するの難しそうなテーマで。
で、まさにそういうことを克服したようなお便りを送られてきて、
嬉しくなっちゃいましたね。
私も朝散歩してて、まだ、こう今冬だから、
朝散歩する時間帯、5時台とか6時台ってすごい暗くて、
まぁ月とか普通に夜みたいな明るさで、輝いてたりするんですけど、
やっぱ月見るとなんか、ちょっと悲しいような、わびしいような、寂しいような、
気持ちになるの不思議だよなぁ。
はい。
つぶこしやさん、お便りありがとうございました。本当に嬉しかったです。
はい。えーと、ランドマイズFMでは、引き続きお便り募集してます。
お便り送っていただけないと、私が一人で喋るだけの、
めちゃくちゃネクラな番組になってしまうんで、
あの、皆さんお便りどんどん送っていただけると嬉しいです。
なんかこう、しょうもない話で全然いいんで、
今日こんなことがあったんです。
ぐらいのテンションで全然いいので、
ぜひお便り送っていただけると嬉しいです。
じゃあ今日はこれで終わりにしたいと思います。