このノーカントリーというのは、すごいアカデミー賞とか、たくさんの賞を取った、すごいヒットした映画で、あとザ・ロードという作品ですね。
ザ・ロードというのは、ラジオの過去に取り上げたことがある作品で、そういったので、すごい注目されて売れるようになって、アメリカを代表する作家となって、今ではそのノーベル賞というのと言われています。
このザ・ロード、私もラジオで紹介したのが本当最初の方で今思うと、すごくこの本好きで、一緒に話してすげえよかったなって思っていて。
で、私は細々しいこのザ・ロードしか読んでないので、今回2冊目なんですけど、すごい細々しい好きだなと思いましたね。
作品って書いてる人って共通して、なんか知ってるところがあると、一貫性がすごくある作家で、なんか好きな人が好きで、作家などですね。
細々しいって言って、ザ・ロード以降はそんなに日本で注目をされることっておそらくなかったと思うんですけども、実は今年ですね、
2月にデビュー作のカジュウエンの守り手という作品が翻訳されたり、
あとアメリカの方で新刊がザ・ロード以来16年ぶりに発売されて、パッセンジャーという作品なんですけど、
翻訳で活発になっている、細々しい好きな人からすると、ちょっと嬉しいという状況になっています。
嬉しいよね、こういうのね。パッセンジャーも早く翻訳されるといいよね。
そうですね。すごい注目の作品なので。
細々しいはそんなに知られている作家ではないんですけども、1冊だけですね、この細々しいについて書かれた評論があって、
山口和彦さんが細々しい研究をする方でいて、その方が細々しい作装する暴力と理理という本を3収冊のところから出していて、
細々しいをより詳しく知りたいなという方はこの本がおすすめかなと思います。
特に序章25ページくらいで、細々しいの理理ってどういう歩みがあったのかというのを払われている、結構貴重な資料になっていると思いますし、
これまで翻訳されている本とか、翻訳はまだされていないけど、過去に真っ赤足が書いている本の評論とか書かれているので、なかなか面白い真っ赤足の本になっています。
ちょっとそれ読みたいですね。でもちょっとまずは真っ赤足を俺たくさん読まないと、その話が入ってこないと思うから、まだ2冊だからね。
そうです。京都ザロームしかってないですけど。
国境三部作は人生の中で絶対読みたくなりましたね。
そうですよね。
三重さんはほぼ読んでるんですか、今翻訳されているのを。
翻訳されているものは全部読んでますね。一部は映画の脚本も翻訳されているんですけど、それは読めてないのがあるんですけど。
なんかこれさっき調べたら、私今全ての美しいものを積んでるんですけど、あれ映画化されてて、映画の主演ペネルペクロスなんですね。
それでもう超見たくなった。しかも2000年に撮られてるからだいぶ若い。デビューしたてぐらいだよね、きっとね。
2000年ってわかんないけど。出てき始めぐらいだよね。ちょっとすごい痛くなりましたね。
映画も見たんですけど、いい映画でしたね。なかなか原作に雰囲気がすごい伝わった。
原作読んだら見てみよう。
ではここから作品紹介をしていこうと思います。
まずあらすじを。16歳のリリーはたちこを襲っていたムスオオカミを罠で捕まえた。
今は近隣でオオカミを見下ろして、メキシコから撃墜してきたに違いない。
一度も反するものの、彼は傷つきながらも豪快オオカミの故郷の馬に対してやりたいとの強い衝動を感じた。
そして彼は家族みんな何もというふうにムスオオカミを連れて日本に鉄橋を越えた。
長い旅路の果てに底なしの悲しみが待ち受けているとも知らず、
ここをノオカミが語っている美しく残酷な青春小説というあらすじで、
アメリカと同じ国境付近に住んでいる少年がオオカミを捕まえたことから話が始まっていく。
最初は何ということなのか、そういう始まりがあるんですけど、
そこからすごい長い旅が終わっていて、底なしの悲しみが待ち受けているとの小説ですね。
その底なしの悲しみを読んでしまって、だいぶやられましたね。
まさかそこまでの悲しい展開になるなんて。
読んでいるときになかなかグサグサきますね。
国境三部作について補足をしたいと思いまして、
今回紹介する液晶というのは三部作の中の二部なんですけども、
これだけで完全に独立していて、一部とか三部を知らなくても、
二部だけを読んでも全く問題ない作品になっています。
一部と二部を読む順番もどちら先でも全く大丈夫ですね。
一部は全て美しい作品で、これはカウゴーイの少年が主人公の青春小説で、
これもアメリカからメキシコに行って教室から来ているとしても近い話になっています。
三部は一部と二部の主人公、一部はジョン・グレイ、二部はビリーという少年なんですけど、
この二人が出会って展開が起きるという三部作になっています。
この平原の街をみなさんは読んでいるわけですよね。
液晶だけでもう今パンパンで。
これが液晶の主人公のビリーのこの後の人生というか、
気になるけど、だいぶ彼の何かを描き切った感は液晶であったけど、
まだ先があるってことですね。
ビリーにはまだやるべき使命みたいなものが残されていないんですね。
それは一部のジョン・グレイという主人公もそうなんです。
一部で完結した作品ですごいいい作品なんですけど、
三部でお互いそれぞれちゃんと役回りがあるのはなかなかすごい三部作ですね。
これはちょっとマジで一部と三部これも読まないとな、自分の人生が終わるまでには。
ヤバい、変な沼に入ってしまったかもしれませんね。
でもすごいね、細々しい。最後で話したいけどすごい作家だと思ったんで。
ここからは液晶について触れていきたいと思います。
まずは液晶の全体的な魅力ですね。
ちょっとこれを3点ほどありまして紹介して、その後ストーリーに触れていきたいと思います。
まず魅力の一つなんですけども、主人公の少年ビリーが
メキシコへの国境を3度越えるという展開ですね。
この展開が非常にいいと思っていまして、
国境を越えるっていうのが1回目は狼を返しに行くと、
2回目は馬を取り戻しに行く、3回目は弟を探しに行くというですね、
目的があっていくわけなんですけども、
毎回これを読んでいくと本当に絶望的な状況になって、
メキシコに入るとすごい殺し屋みたいな人間が追われたりして、
この先どうなるかと思ったりするんですけど、
そこで読んでいくと驚きの展開があります。
この展開はすごく私も惹かれてしまったというか、
読み始めて、ストーリーのところで話したいけど、
すごい展開がビビりましたね。
ドギも抜かれましたね。
今三枝さんが言った狼を返しに、馬を取り戻しに、弟を探しにっていう部分なんですけど、
これも本当三冊の小説になるぐらい展開も内容も濃厚で、
描かれていることもすごくて、
これをよくこの一冊の中に組み込んできたなっていう感じはするし、
一番最初に越境した狼を返しに行くのが、
大体200ページぐらいで終わったんですけど、
読んだ時にここで終わっても全然名作なんだけどみたいな、
この後400ページもあるのみたいな、
よくわかんない感情になりましたね。
多分ちょっと200ページで満足してしまったっていう。
3分の1で満足してしまったっていう状況に陥った不思議な感覚になったけど。
でもやっぱその後読んでいくと、このビリーの人生がね、
ビリーの人間がすごく描かれていくので。
本当この最初の豊かに話したら、
本当十分読みごとがあるんですけど、
でも面白いのがこのメキシコに渡る時に、
この小説ではやっぱりこのメキシコというのは、
ちょっと架空のメキシコという部分も含まれていると思っておりまして、
それも大説とかでも書かれているんですけど。
またそこで私は思うのが、やっぱりアメリカとは違う世界ですね。
もう人々の価値観とかエルヴィンみたいなのとかは、
やっぱりこの世界観がガラッと変わってしまうような、
これはなんかちょっと1回だけでは特にもったいないのかもしれないけど、
やっぱり人生で3回くらい行ったり来たりというのを繰り返すという、
ちょっと試練のような、それが持ち構えているという、
これは主人公にとってはすごい大変なことなんですけど、
読んでいる側からすると、あとはまだ行くのかという、
それがちょっと構わない、そういう。
これ私200ページくらい、この狼のくだりが終わるというか、
あたりで解説を読んだんですけど、解説がですね、
結構ちゃんとネタバレしていて、
あれ?嘘?みたいなことが書かれてしまっていてですね、
我々もこの後ストーリーのことについて触れていくんで、
内容話さないと話せないのでネタバレは結構するんですけど、
ネタバレ怖い人というか、されたくない人はですね、
あまり解説読まない方がこの本に関してはいいなと思ったのと、
我々のストーリーの部分は確かに聞いちゃうとネタバレになるかもしれないから、
そこはちょっと聞かない方がいいかなと思っております。
一応アラートしようかなと思って。
読んでるときとか読もうと思っているときに解説読んでしまうと、
確かにこの驚きの展開を知ってしまったりもあるので。
ここから大将でストーリー触れていきますけど、
読むのがまだまだ好きだとか、読むかどうかわからないとか、
一応やったらまあまあ、ストーリー聞いてもそんなに影響はないと思います。
たぶん読み始めるともう大丈夫ですけど。
だから途中で解説読むのはちょっとやめた方がいい。
確かにそうですね。
なるほど、作品の魅力の復活面ですよね。
これちょっとさっきも話したところであります。
死体感なんですけど、厳しいという物語、残酷な現実が訪れたりするんですけども、
少年の冒険物語であるんですけど、
死闘か暴力かというのが自然の摂理であるために非常に厳しい世界で生きているっていうんですが、
この死体感がやっぱりすごく魅力的だと思っています。
残酷な現実って待ち構えてはいるんですけど、
ただそこで出会う人々、それぞれ哲学を持っていて、
この作中でこの少年のビビリを言い聞かせてくれたりするんです。
この世界とは何であるかと言うと、
すごく何気にない厳しい世界ですけど、
そこの哲学ということも素晴らしいという、そこも魅力かなと思います。
そうですよね、いや本当これはすごくいいな。
基本的にメキシコの中なんですけど、
メキシコで出会う老人とか行き先々で出会う方々、
メキシコで聞く話が、語りがですね、
すごい長いパートになっちゃったりする時もあるんですけど、
そしてこのストーリーとは若干ちょっと離れるというか、
別パートだよなみたいなの多いんですけど、
どれもなんかこのビリーの人生や未来を暗示するような話とか、
あとそもそもこの哲学ですよね、
人生哲学みたいな、なぜ人は生きているのかとか、
すごいめちゃくちゃ良くて、
なんかねここだけ読み返したい、
あの老人の話とか。
そうですね。
そういう話を聞かせてくれる人たちって、
なんか全部この主人公ビリーに対してすごくよくしてくれて、