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2021-04-26 42:30

第38回 ブラック・ユーモアの影にある現実「フライデーブラック」ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー著

【今回の紹介本】

 ■『フライデー・ブラック』ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー著、押野素子訳 

今回紹介するのは第七回日本翻訳大賞最終候補作のひとつ、ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤーの「フライデー・ブラック」です。

 アメリカにおける黒人社会を痛烈な風刺と共に描く話題作です。

 様々な問題を浮き彫りにする作品、重い内容ですが、是非読んで頂きたい一冊です。 

ぜひお聴きください! 

【番組内で紹介したトピック】 

■ 『フライデー・ブラック』ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー著、押野素子訳、駒草出版 

https://komakusa-pub.shop-pro.jp/?pid=147605558 

【文学ラジオ空飛び猫たちとは】

硬派な文学作品を楽もう!をコンセプトに文学好きの二人がゆる~く文学作品を紹介するラジオ番組です。

案内役の二人は、 東京都内で読書会を主催する「小説が好き!の会」のダイチ

京都の祇園で本の話ができるカフェを運営する「羊をめぐるカフェ」のミエ

文学のプロではない二人ですが、 お互いに好きな作品を東京と京都を繋ぎ、

読書会のようなテイストで、それぞれの視点で紹介していきます!

毎週月曜日朝7時に配信しています。

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#本 #小説 #読書 #読書会 #文学 #海外文学 #ブック

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どうもみなさん、こんにちは。文学ラジオ空飛び猫たちです。この番組は、いろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、文学と猫が好きな二人がゆるーくトークするラジオ番組です。お相手は、私、小説が好きなダイチとミエです。
ラジオをめぐるカフェのミエの二人でお送りします。文学のプロではない二人ですが、東京と京都をつないで、お互いに好きな作品をそれぞれの視点で紹介していく番組です。お互いの紹介に関しては、2021年、最初の回で話しているので、そちらを聞きください。
今回はですね、フライデーブラックという本を紹介したいと思っています。こちらもですね、先週の1984年に生まれてに引き続き、日本翻訳大賞最終選考大賞作品となっております。5作品ですね、最初選考残っているんですけれども、そのうちちょっと全部紹介する流れの2本目になりますね。じゃあ、ちょっと署名からお願いします。
今回紹介するのは、今アメリカですごく注目されている新人作家なんですけど、ナナ・クワメ・アジェイ・ブレイニアが書いたフライデーブラックになります。推しの男さん役で、コマクサ出版から2021年2月に出版されています。
あらすじなんですけれども、簡単に読ませていただきます。現代に生きるアフリカ系アメリカ人につきまとう暴力と理不尽さを描いて、鮮烈な印象を残すフィンケルスティーン5、大量消費者会のグロテスクな姿をホラー的感覚でブラックウィーマーたっぷりに描いた表題作、フライデーブラックなどの短編を12編収録しております。
新人作家としては覇覚の注目を集め、一躍アメリカ文学界の最前線に立つ一人となったナナ・クワメ・アジェイ・ブレイニア。その視線はローカルな日常から近未来的なディストピアを照射し、全人類に根源的な問いかけを挑むとありますが、結構かなり話題作ですね。
実際にこれ、あんまり海外文学知らない人でも多分目にしているんじゃないかな。読んでるとか内容知ってるかどうかは別として、本屋で結構並んでる時期ありましたよね。
そうですよね。やっぱり去年5月に世界的にブラックライブズマターがぐんと広がって、その時とかすごいリンクする話、小説ですよね。
そうですね。そういう意味でもかなり注目されてた小説だし、その文脈で読んでらっしゃる方結構多いんじゃないかなと思いますね。私も存在はかなり意識はしてました。
タイミングが良かったのかな?
そうですね。すごいタイムリーだったと思いますし。
福祉さんの方結構若いんですよね。91年生まれの方なので、まだ20代か。20代だよね。
今年30歳になりますけど。
あ、そうか。今年30歳か。なる方で、ガーナ系ですね。ガーナ移民の両親の元に生まれた方で、大学で創作を学んだっていう感じの。
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結構今回出版社出てるんですけども、面白いのがこの出版社のフライデーブラックの直接ページを作っていて、
あとノートに連載してるんですけど、ブラックカルチャーを探してという記事を何本か載っていて、
結構作品の背景とかをノートの連載で知ることができたりして、
それをね、記事の一番最初に役者の押忍さんが作者をナナと呼んでたんですけど、
ナナにインタビューしてて、去年の5月のブラックレイムズワタウンについてどう思いますか?
結構読み応えがある記事が載ってて良かったですね。
本当だ。私も今アクセスしましたけど。
あ、これ知らなかった。面白いですね。
すごい結構記事性ありますね。
まだ連載中ってことですよね、きっと。
もし小説読んでなくても結構面白いと思うので。
確かに。
黒人問題、人種差別問題って言ってるのがちょっとその辺の言い方難しいのかもしれないんですけど、
取り扱った作品って結構色々あって、
今年、これでもラジオで言ってないか。
今後ちょっとね、三重さんと話して実は取り上げたいねって思ってる作品が一個あって、
コルソン・ホワイトヘッドの地下鉄道ですね。
これ去年文庫出て、発売したのは結構前なんだけど、翻訳されたのは結構前なんですけど、
2016年だったかな、ぐらいなんですけど。
ですかね。
結構気になってる本で、ちょうど文庫化されたんで、やりたいねっていう話をしてたんですけど、
これも同じような人種差別的な問題を扱ってる作品で、
で、七久雨アジェイ・ブレイニアさんは地下鉄道の作者のコルソン・ホワイトヘッドの後輩というか、
位置づけられている面もあるみたいですね。
地下鉄道もかなり評価の高い小説なので。
そうですね。プリッジナー賞取ったり、あらゆる賞をそうなめしてるような小説ですし。
すげえ気になってる、気になってたので、いずれ読んでご紹介しようと思ってます。
そうそうそう。で、結構近々から映像化もされるんですよね。
あ、そうだ。映像化されますね。超気になる。
三枝さんって、こういう黒人関係の問題を扱った小説って他に読んだことあります?
いや、ちょっとパッと出てこないですね。
私ですね、ビールストリートの恋人達っていう映画にもなって、映画から先入ったんだっけな。
読んでから映画を観たか、映画を観てから読んだかちょっと忘れちゃったんですけど。
ビールストリートの恋人達っていう。
これはちょっと理不尽な形で黒人の方が刑務所に入られてしまって、無罪の罪に寄せられていた話で、かなりシリアスな内容になってますね。
作者がジェームズ・ボールドウィンかな。黒人の方が書いた小説になってます。
ビールストリートの恋人達は結構シリアスな文脈なんですけれども、
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今日ちょっとお話しするフライデイ・ブラックはですね、なんていうか、ユーモアというか、
いろんな設定を使ってうまく表現してますよね。
そうですよね。
問題を。
現実の問題と、あとゲームの世界というか、そんなのが混ざったような感覚があったりして、確かにユーモアたっぷりです。
でも、言いたいことは言ってるみたいな感じがあって、クサクサくる感じですね。
その辺りがすごくうまいなと思いました。
じゃあちょっと具体的にいきましょうか。
今回ですけど、短編集で12本入ってるんですけど、そのうち大きく扱うのは3本で、補足的に3本扱ってご紹介していこうかなと思ってます。
まず全体的なこの12作品というか、このフライデイ・ブラックどんな感じなのっていうところをお伝えしようと思うんですけど、
やはりこれ黒人社会のことを描いてるというか、現代のアメリカにおける差別問題というか、
すごい言葉を選ばなきゃいけないからなんですけど、ざっくりと差別問題を扱ってます。
それをやっぱり黒人の視点の方からが強かったりするんですけども、
でもちゃんとこれ白人がどう思ってるんだろうなみたいなのもすごく描かれてるんで、
その辺がすごく魅力的な作品になってるなと思います。
前提として短編集なんですけど、
設定がSFとかファンタジーとかとちょっと近いのかもしれないですけど、
ちょっと非現実的な感じですね。
この現実世界の設定じゃない感じはしますね。
ちょっと飛躍したところをしてます。
でも、だからより想像力をこっちに使わせてくるし、
その想像力を持った結果、今の問題が迫ってくるような感じにはなってるなっていう感じですかね。
ちょっと補足あれば付け加えてもらえればと思うんですけど。
そうですね。
やっぱり短編集で扱っている題材がすごいセンシティブなものが多くて、
正面から取り上げてるっていうのがすごいなと。
なんか新鮮でしたね。
なかなか小説読んでて、実際にあった事件とかをモチーフにしてるんですけど、
それを持ち出してくるっていうところが本当になかなかない特集体験ではありましたね。
面白かったけど、なかなか一応断っておきたいなと思う。
これ私たち日本に住んでいる一般的な男性なので、
これからちょっとこの話はこう感じましたみたいな話に出てくると思うんですけど、
なんか変な誤解がなければいいなとか思ったりもしますね。
反省内容がないようなだけにっていうのはちょっと置いておいたほうがいいかなと思います。
でも気にしなくてもいいってことはあるかもしれない。
そうですね。
あとは全体的な傾向としてなんですけど、
やっぱり作者がまだ若い男性というのもあって、
主人公がアフリカ系アメリカ人の青年が多い作品が結構あって、
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結構共通しているのは根は真面目というか優しいというか、
人としての心をしっかり持っていて、
でもやっぱり環境的に本当は真っ当に生きたいって願ってるけど、
現実がなかなかそれをさせてくれなかったりして、
それによって様々な問題が起きたりして、
心の葛藤とか、心の歪みとかっていうのが描かれている作品がいくつかあるかなという。
あと作者が小売業界出身で働いていた経験があって、
兄弟のフライデーブラックっていう作品とかもそうですけど、
小売業界ならではの話っていうのもいくつかありましたね。
ちょっと小売業界の話ちょっと面白かったですね。
結構バラエティー要素があるというか、
皮肉が結構いっぱいあって面白かったですね。
じゃあですね、ちょっと最初にまずとりあえず3つ読むけど、
1つがこれ一番最初に入っている短編ですね。
フィンケルスティーファイブという主作品と、もう1個がジマーランド。
あと最後に兄弟作のフライデーブラックを中心にまず話して、
じゃあまず最初にフィンケルスティーファイブの話をしたいんですけれども、
これは短編集、一番最初の頭に入っている短編で、
この本を読むにあたっての入り口になっているんで、
これが大丈夫なら読んでねっていう至近席みたいな感じですかね。
そうですね、そんな感じですね。
ちょっとストーリーざっくり言いますね。
このフィンケルスティーファイブなんですけれども、
これ解説なんていうか、我らが藤井ヒカリさんって言ったらいいのか、
翻訳家であり、大学教授でもいらっしゃる英米文学者の藤井ヒカリさんが解説を書いてくださっていて、
そちらにストーリーみたいなのがあるので、そちらを読ませてもらいたいと思います。
フィンケルスティーファイブでは、家族を守るために図書館の前で、
5人のアフリカ系少年少女の首をチェーンソーで切り落として殺害したという
精算な事件を起こした白人男性が正当防衛とされて無罪を言い渡される。
その報道に接したアフリカ系の若者、エマニュエルは、
自分や仲間たちの間で沸き上がる報復への欲求をどうすればいいのか。
主人公につけられたその問いは、アメリカの警察による1992年のロサンゼルス暴動を生んだロドニーキング暴行事件、
2014年にミズレー州ファーガソンで発生したマイケルブラウン射殺事件など、
アフリカ系アメリカ人たちが繰り返し直面してきた問題であるというちょっと内容があります。
まあ、要はこれあれですね。白人の方が黒人の少年少女なんですよ。何歳ぐらいだったっけ?結構若い。
14とかぐらいの子で、若い子は7歳とかですよね。
少年少女たちが自分たちを襲ってきたと思ったって言って、チェンソーで首を刈り切っちゃう。
刈り取っちゃって殺しちゃったけれども、正当防衛が認められて無罪になったと。
それに対して怒りを感じたアフリカ系アメリカ人たちが暴動を起こしている世界の話ですね。
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一応、実際の事件を下地にはしてますけど、架空の世界ではある。
結構衝撃的な内容でしたね。
チェンソーで首を切るってやばいですよね。
そうですね。
この小説開いて一番最初の一行目が、頭のない少女がヤマニエールに向かって歩いてきたっていう書き出しから始まるんですけど、
最初はどういうことかなと思いきや、まさかこういう事件の話だったと。
怖いよね。流れとして結構この裁判の内容とかも触れていくんですけど、
白人の殺してしまった側の人の主張がね、娘が近くにいたから、私は守るためにっていうこと。
そう、自分の子供を守るためにと。
犯人と弁護士と検察官と3方のやり取りっていうのが合間合間に書かれてるんですけど、
その様子がめちゃくちゃなんですよね。
明らかにその白人側の言い分だけが認められて進んでいくような流れになっていて。
だってこれ少年少女、そんなちっちゃい少年少女、最後7歳の女の子が殺害されてるんですけど、
その7歳の女の子は、他の4人が殺された現場から遠く離れたところに殺されてて、追いかけただとしか思えないような状況なのに、
その7歳の女の子が私を襲ってきたんですって、そんなわけあるか。
他の13、14歳ぐらいの友達が殺されちゃった後に、もう7歳の女の子は逃げるしかないのに、
その白人側は、いや私を襲ってかかってきたんですっていう話をしてて、なかなか主張だなと思って。
でもそれが通っちゃうんですよね。
そうですね。犯人からするとそれは7歳の女の子じゃなくて、13歳ぐらいに見えたし、
やっぱり逃げようとしたんじゃなくて、私を襲おうとしてたんですよっていう言い分なんですよね。
で、弁護士が、本当に少女がそんな行動をとるんですかって聞いても、
最近何があっても不思議ではないですよって犯人が言って、結局そこで話が終わってしまった。
なかなか、それでそういう状況を見せられたアフリカ系アメリカ人たちが、
本当その白人たちを襲ってるんですよね。
5人の少年少女のことなので、必ずもう暴行はたれたら捕まっちゃうので、かもしかもその場で殺されちゃうので、
その前に5って数字を自分の体に掘って往復をしてるんですけれども。
結末としては、最後主人公のエモニュエルもいろいろ揺らぎながら、最終的には暴行に手を加えていくっていうところですけれども。
あとこれ面白いのが、このエモニュエルが気にしてるのが、自分のブラックネスっていう数値を気にしてて、
この作りは面白いですね。黒人らしさを10段階で表現してて、
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これ電話出るときは1.5に落とすとか、多分口調をちょっと変えたりするんだと思うんですけど、
黒人の間だけで話すときとちょっと違うんだろうなとか。
あと自分の服装を気をつけて、黒人らしさっていうのを消していくっていう、ファッションで消していくとかあったり。
このブラックネスが高まった状態、黒人らしさが強い状態で外で歩くと、白人にめっちゃ警戒されるっていう、そういう世界ですね。
結構、エモニュエル、お父さんからそういうのを教えて育てられてきてて、やっぱり社会で生きやすくというか、問題を起こさずに生きていくには、
いかだれですけど、黒人らしく思われないように振る舞わないといけないとか。
結構最初のお父さんが、一番最初に幼いときに言われたのが、黒人がとるべき行動として、腹が立ったら微笑むとか、
叫びたいときには囁く。これがブラックネスの基本だというふうに教えられていて。
これが実際、本当、現実ではそうみたいなことがネットとか調べてると。
そうなんだ。でもそうですよね。だいぶ気を使って生きてますよね。何なんすかね。
なかなか日本で生活してると感じにくいかもしれないんですけど、やっぱりまだちょっと差別意識ってすごい残っているのか。
買い物するときも商品を12秒以上は見つめないとか書いてあって、万引きに疑われる可能性があるから。
ひどい、ひどい世界ですね。
そういう世界だから、このブラックネスっていうのを主人公のエマニエルが気にして、
普段から世間の目を気にしながら生きてきた、結構でも心優しい青年なんですけどね。
こういうときはブラックネスが3.5とか4.2とか、そんなことが、そういう描写がね、所々にあったりして。
この最後の場面の描写がすごいと思っていて、このエマニエルっていう、小説の最初の方を見てると結構普通の良い人というか、
心優しい青年かなと思って読んでいったんですけど、結構最後の方にも、何ですかね、爆発するというか、
エマニエルが本当に頂点に達するような描写があるんですけど、主人公の変化の度合いっていうのがすごい大きいなと思って、
あれだけ優しかった人がここまで爆発するのかっていうような展開になっていて、最後絶叫しながらクライマックスに突入していく感覚があって、
感覚ですかね、読んだときの、なんかね、それはすごいインパクトがありましたね。
扱ってる題材もすごいし、最後の、本当に最後の描写に持っていく展開もすごいし、
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結構ね、なんか、これ隅田ちょっとすごいばっかり言ってるんですけど、
なんかそのベースに実際にでもあった事件が、とか実際の現実社会で今起きている、ちょっと差別的な目で見られているような社会の在り方とか、
なんかそういうのがでも下敷きとしてはあるっていうところで、なんかね結構いきなり考えさせられましたね。
そうリアリティもあるだろうなって思って、あの架空の世界っていう隠れ身をしつつね、こう迫ってくる変なリアルさみたいなのがありましたよね。
なんか多分、こういう爆発を抱えている一つね、方々が多分多いんでしょうね。
じゃあ次はジマーランドという作品をご紹介したいんですけど、これも藤井ひかりさんの解説からちょっと引用しましょうか。
ジマーランドの舞台は架空のテーマパークである。
正義をテーマとするこの娯楽施設で働くアフリカ系の若者、アイザイアは平穏な通りをうろつくよそ者を演じるというキャストである。
住人に憤するテーマパークの客は警察に追放するか、自ら銃を持って彼を撃ち殺すかを決める。
そこではアトラクションの客は合法的に人種差別の暴力を振るうことができるのだ。
やがてテーマパークは収入の増加を目指し、それらのアトラクションを子供に開放するという方針を打ち出す。
アフリカ系に対する社会的ステレオタイプをそのまま演じることは正しいのか。
葛藤する主人公に容赦なく収益を求める企業の論理が立ちはだかる。
という内容になってますね。
結構設定が面白いなって思います。
さっきのフィンケルスティーン5もだいぶエグいんですけど、これはこれでエグみがやばくて。
テーマパークっていう形を取りながらやってることが酷いんですけど、
言葉を得らず言えば白人の人たちが黒人の人たちに対して遠慮なく暴力を加えられる場所を提供しているという構図なので、
それがお金になるからやってるよっていう構図で、
そこで雇われて殺され続ける主人公っていうのがものすごくゾワッとする内容ですね。
一応小説の中では正義行使ゲームって言ってて、
正義というのは何かっていうのを学ぶための場所として作られたそういうテーマパークなんですよっていう言い分はあるんですけど、
実際はやっぱり金儲けのために存在していて、
人々の汚い欲望というかそれを満たすために作られていて、
小説の中でこの運営している会社の代表が子どもにも解放するっていうのを言ってて、
結構すごいことになってるなというか。
そうですね、もともとおくんは大人のためだけっていうか大人しか使えない、入場できないテーマパークではあったんですけど、
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子どもを入場させようかみたいな感じですね。
それがやっぱり収益のためっていう目的になっちゃってて、
僕結構この運営会社の代表の人が、こういう正義のために立っていながら、実際は金儲け、倫理感が全くないところとかっていうのは結構読んでて、
ある意味ちょっと面白いなと思ったりしてましたね、キャラクターとしての。
解説で藤井ひかりさんが書いてて、もともと人種問題って奴隷制の時代からあったんですけど、
奴隷制がなくなった今の、現在では資本主義っていうのがそういう暴力を生み出す駆動力になっているって、
それを作者がこういう形で小説に書いてる、なるほどと思うように読んでましたね。
なんかこれ、何だろうな、言い方あれなんですけど、
言っていいのかどうかわからないけど、日本だと例えば女性差別をお金払えばできるよって言ってるようなところですもんね。
ちょっと前にいろいろ問題になりましたけど、でもあの人たちって結局自分たちが悪いことしてるって認識が全くない人じゃんっていうか。
まあまあいい、難しいですね。
例えが悪かったかな。
要は大義名分を掲げて、結局自分がやりたかったことをやってるっていう世界だから、すごくどうなんだろうな、嫌だなと思いますね。
これ私最後、この子供が入れるようになって、一番ラスト、主人公を殺しに来続けてる、毎回殺しに来る客が自分の息子を連れてきて、
リピーターがその自分の息子を連れてきて、父さんの後ろにいなさいって言いながら殺すシーンとかすごい嫌だなと思って。
うわ、ほんとゾワッとするとこで終わるなと思って。
っていう話だったんで、そういう話です。
あんまり語れなくなってきちゃった。
これもほんとディストピア小説ですよね。
そうですね、言わんとすることをちょっと汲み取っていただきたいな、感じですね。
ちょっと次行きましょうか。
次がフライデーブラック表題作です。
これも藤井さんの解説読みますか、とりあえず。
その方がそうですね。
フライデーブラックはショッピングモールという舞台に現れる客をゾンビ化させている。
モールの医療品店に勤める主人公は、セールイベントでは常に売上1位を維持するすご腕の店員であり、
ゾンビとなってほとんど言語能力を失った客の叫び声からサイズやモデルを聞き取り、華麗にさばいていく。
セールの日には毎回大量の支払いが出るが、誰も気にせず、今回も主人公は売上トップを目指して奮闘する。
望みの商品を手に入れるためとあれば、他の客を踏みつけて殺すことも異常な消費者達。
安い時給で長時間労働を強いられながら、それでも売上1位というやりがいに劣らされる主人公。
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企業の利益、自分にとっての利益に突き起こされる彼らは、欲望と暴力の世界に生きているんだ。
ショッピングモールと日常の境目はこうして消え失ってしまう。
というのがフライデーブラックなんですけど、これ面白いですよね。
ブラックフライデー、皆さんもご存知だと思うんですけど、11月の第4木曜日の翌日の金曜日か、
結構歴史はあるみたいで、1960年代に始まった安売りセール。
年末商戦のスタートを告げるイベントでもあるそうなんですが、
1年で最も売上を見込める日であるということです。
Amazonとかでもやってますもんね。ブラックフライデーとかね。
これを逆にしたフライデーブラックという名前を付けて、完全に違う世界を、
これで現実世界と違う世界ですよということを言っている感じですね。
フライデーブラックというタイトルから。
これはアイディア自体面白いんですけど、
続々と買い物客が死んでくるんですよね。
いつの間にか人じゃなくてゾンビになっちゃってる。
怒るわけじゃなくて、もみくちゃにされて人が死んじゃったりしても、
そのまま買い物が続くっていう、怖い世界で。
店員とかに噛みついてくるとか。
面白いですよね。
人気商品のコートをバッて投げると、そっちにガッて群がるとか。
その辺のアイディアはすごく面白いんですけど。
ブラックコメディというか、ちょっとホラーチックなものですよね。
確かにこの主人公の能力がすごくて、
客が意味不明な言葉を言ってるんだけど、
そこからこいつが何か欲しいのかがわかるっていう。
その人の心の奥底の声を読み取れるみたいな、
そういう特殊能力があるんですよ。
なんだっけ、本当に俺みたいな。
俺、ブルー、ブルーみたいな。
じゃあ何かの青色が欲しいんだこいつみたいな。
ぐらいしかわかんないのに、これの青色だねみたいな感じで。
サイズまで。
その人がどういう背景があって、それを欲しがってるのかまで読み取れるっていう。
面白いですよね、その辺ね。
面白いですよね。
でもやっぱり前に紹介した2編ともなって悲しい話でもあって、
労働者として主人公が搾取し続けられてるだけっていう面もあるし、
ちょっと麻痺しちゃってますよね。
自分が売り上げを叩き出せるっていうことで。
そうですね。
売り上げのトップ記録した人はご褒美としてコートをもらえるんですけど、
褒めてもらえるとコートをもらえるのはそれだけですもんね。
そこに必要以上に身を通っちゃってますよね。
結構設定すごく面白くて、アイディアが面白いので、すごく読んでて飽きなかったんですけど。
でも要はこれ架空の世界だったのはすぐわかるんですけど、
作者も氷の販売員やってたっぽいので、実体験は基づいてると思うんですけども、
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現実のブラックフライデーの日は客が全然夜から並んでたりとかして、
ダーッと入ってくる様子とか。
棒とかするみたいな。
あるみたいで、そうかと思ったりとか。
やっぱり実体験があるんだなって思うのと、
私結構最後の方にこういう架空なところに出てくるリアリズムみたいなのが、
結構この他の作品も刺さるんですけど、
テレビ買った家族いたじゃないですか。
この家族。
お母さんがね。
そうそう。
だけど、テレビ買ったけど、家族娘と夫は買い物中に死んでしまったと。
テレビを買いたけれども、娘は良かった、夫も良かった、私は強いって。
この家族がこのテレビを買えるのはブラックフライデー。
安売りしてる時だけだったのとかが、やたら現実的だなと思って。
この時じゃないからこそ、自分たちはこの物を手に入れることはできないから、
真っ白にモノグルーになるっていうのはすごくリアルだなと思って。
貧しさの中の。そこはちょっと色々グサグサきましたね。
そうでしたね。
しかも家族死んでるのに、そこより先にテレビの方が来るっていうところとかがまた。
手に入った後に虚無感に苛まれてしまってるんだろうなと思って。
なかなかここはちょっと妙にリアルだなと思って。
この作者の人とかね、やっぱりブラックフライデーを体験してる経験とか、
そういうのがあるからかけたと思うんですけど、
なんていうか、設定をゾンビにしてしまうっていうのがすごいなって思いましたね、本当。
いや、でもこんだけ皮肉を利かせれるっていうのが、やっぱりこれが小説なんだっていう感じがなんかしましたけどね。
やっぱりこういう形で社会の、なんていうか、現実を浮き彫りにさせていきたいっていう思いが強いんでしょうね。
そうですね。
感じましたね。
こういうなんか小売業界、フライデーブラックはアパレル業界だったんですけど、
他の作品でも同じような設定のがありました。
ありましたね。
他にも2作品ぐらい売り場で働いてる主人公の話っていうのがあったんで、
それぞれやっぱりなかなかのちょっと皮肉というか、現実というか、世の中の構造かもしれないですけど、
そんなのをね、やっぱり描いてる気がして。
ちょっと新しい感じをしますね。
じゃあちょっとそんなところですかね。
他ちょっと面白かった作品少し紹介して終わりたいと思います。
じゃあ最初はジエラか。
ジエラっていうの、これ2本目だっけ?違うな。
3本目?
3本目かな。
3本目かな。
ジエラ、俺結構これあれか。
紅葉剤のやつか。
これ面白かったな。
そうですね。
ちょっと一瞬俺あれかと思ってた。
卸した子供がついてくるやつかと思ったけど違ったから。
ジエラそっか。
ジエラこっちか。
これね、ディストピア感あるやつですね。
近未来的な話ですね。
このジエラも遺伝子操作された子供たちが通う学校の話なんですけど、
30:06
やっぱり遺伝子で優劣があるんで、
スクールカーストがめちゃくちゃはっきりあって、そんな世界の話ですよね。
これなんだっけ、状況、まあ短編なんて詳しく書かれてないんですけど、
お母さんの気まぐれな選択でナチュラルを選んでみたいな感じ、どうなのかな。
なんかその、遺伝子操作しないで産んでしまって、
それをお父さんもすごく後悔してるし、お母さんも後悔してるし、
なんでもう全く優しさがないんですよね、家族にね。
この主人公の男の方に対して。
まあ学校でもうまくいかないしみたいな。
でなんかその、劣った人種のことなのかなんだろうな、状態のことなのかよくわかんないんだけど、
なんか言ってましたよね。
シュールカー。
あーはいはい。
シュールカーって。
はいはいはいはい。ありましたね。
靴を見つめるものっていう、だからシュールカーなんだけど、
泣いて埋めることしかできないもの。
なんかに落ちちゃったりとかするともうダメだっていう、
社会から見下されて当然の人物になり下がってしまうっていう、
まあっていう世界の話ですね。
学校が舞台なんですけど、結構個人的には、
学校の先生でハーパーっていう男性が出てくるんですけど、
結構存在感が強烈で、
遺伝子で優劣が生徒たちで決まってるんで、
平気で差別するんですよね。
もう誰々はブサイクだとかですね。
主人公は主人公で、
自分がナチュラルというか、
優れた遺伝子ではないと思うんですけど、
そこに対してそういう生きづらさみたいなのを感じてはいて、
そんなのは知ったこっちゃないっていう感じで、
教師が存在していてっていう、
そういう学校の中のその設定はなかなか、
そうですね、怖いあれでしたね。
っていうところかな。
このジエラもインパクトがあるっていうか、
読むと結構ガツンとくるような小説でしたね。
次がちょっと紹介したいのが、
ライトスピッター、光を吐くものっていう小説なんですけど、
これなんかちょっと不思議な話でしたよね。
これ、衝撃度合いって言うとどうでしょう?
1番、2番くらい衝撃度の高い作品でしたね。
これ結構短い、
まあ短編中なので短編なんですけど、
これ長編にできるくらい内容の濃い話ですよね。
死後の世界っていうか、
殺された女性が天使になってて、
殺しちゃった男が自殺したときか、
自殺して、死後の世界の手前みたいな、
よくわかんないとこにいるときに、
その天使になっちゃった女性、
自分が殺した女性と会話がするんですけど、
もちろん女性は主人公のことを恨んでて、
33:01
自分を殺した主人公のことを恨んでて、
なんか亡霊になってしまった主人公が、
自分と同じようなことをしようとしている男がいて、
それを自分と同じように殺人を犯さないように、
動くっていう話なんですけど。
結構面白いですよね。
これ初めて読んだことですよ。
主人公って人殺しの犯人なんですけど、
やってることは無差別殺人なんですね。
自分が友達とかできなくて、
孤独な人生を歩んでて、
生きづらさもあって、
でも八方塞がりみたいな感じになって、
大学で無差別殺人をするんですけど、
それが主人公になって、
しかも最終的には自分と同じ境遇で、
人殺しをするかもしれないような人を、
助けようとするっていう、
初めて読んだ感覚でしたね。
アリなのかなって思ってしまいましたね。
もうちょっとライトな小説だったら、
もっとライトに描いてくれて、
エンタメとしてすごく楽しめると思うんですけど、
このテイストで来られるのが、
多分あんまりないかなっていう感じがしますね。
それは思いますね。
そんな話が入ってますっていう感じですかね。
なんかあとあれか、
閃光を越えて、
ループする話ですね。
そうですね、一番最後。
結構長めだった気がするな。
閃光を越えて、これあれですね。
核なのかな。
核爆弾が投下される前、
ループし続けるんですよね。
核爆弾が投下された時に死んじゃう人たちなんだけど、
ほぼ全員ですよね。
またちょっと時間が戻って、
生き返って、ひたすらループする話。
そこのループから抜け出せるのか、
どうかみたいな。
これも閃光を越えても、
すごいディストピア小説ですよね。
そうですね。
これもちょっとめちゃくちゃな話ではあるんですけど。
ループするから人殺しちゃうし。
その世界にあったら、
主人公の女の子なんですけど、
がすごい強くなってしまって、
殺しのプロになってるんですよね。
ずっとループしてる間に人を殺したから。
街中の人を殺したりして。
めちゃくちゃ強くなってしまっているけれども。
それだけどいろいろ家族のこととか、
そういう問題を考えたり。
結構やっぱりループに入る前の世界がまだ引きずっていくところが
あるなと思っていて。
36:00
身体能力の部分とかは完全に人間を超えているんですけど、
心の中はまだ人間が残っているというか。
主人公の女の子はそうなんですけど、
人間まだしてるけれども、
でも心の中には人間が残っているような、
そういう話で。
これすごい僕が良かったと思ったのが、
やっぱりこのループしたディストピアの世界って、
本当に人がどんどん死んでいくんで、
明らかに狂ってるんですけど。
そんな風になってしまった前提にはやっぱり、
今の現実というか。
何かちょっと歪んでるというか、
ちょっとおかしな社会構造になってるというか。
いじめの問題とかも中に語られてたりするんですけど。
そういう現実があるから、
こういう状況の未来になった時に、
とんでもなく狂ってしまうというような、
そこが繋がっているような気がして。
確かに。
そうですよね。
ディストピア小説って表紙がないような気はしつつ、
でもやっぱり繋がっているから、
書けるものなのかなってちょっと思っちゃったりしましたね。
確かに。
これアクション性もちょっと結構高い小説なんで、
最後に入っているんですけど、
まあ面白い感じで、
エンタメも要素もちょっとありつつ、
結構面白く読めて終わりましたね。
まあでも、12編どれもやっぱり、
想像力を使わないと読めないなと思いますよね。
ああ、そうですね。
どれもいきなり始まるから、
なんか徐々にゆっくり状況が分かっていくっていうよりも、
状況の中に投げ込まれる感じの小説がほんと多いので、
結構面食らっちゃうとこもあるかもしれないですね、もしかしたら。
それはありますね。
そんな感じですかね。
じゃあ、最後ちょっとまとめていきましょうか。
まとめというか感想を言って終わりにしましょうか。
じゃあちょっと私の方から最初いきます。
話しにくさみたいなところがすごいあったんですけど、今回。
単純な小説ではないなと思うので、
なんか気軽に手を出さない部分はあるかなと思います。
なんか楽しもうだけで済まないかなっていう感じですね。
比喩とか何か置き換えてとかを使って、
今の社会問題とかを提示してきてるなと思っているので、
そういうのが好きな人にはかなり向いてると思います。
あととはいえですね、これちょっと先話しました。
短編なんですけど、全部いきなり状況の中に放り込まれるので読者が。
もうそこから頑張って状況をどういう話なんだろうっていうのを、
想像力を使っていかないといけないので、
最初ちょっと大変だなって思います。
ちょっとその辺の読解が難しいかなって思います。
でも見えてくると面白いんですけど。
個人的にはなんて言ったらいいのかな。
日本もいろんな女性別視だとか、
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なんかいろんな格差のこととか、ブラック差別とかもあるのかな。
ちょっと日本に居ながら、
自分もその辺のことがあまりキャッチできてないなと思いつつ、
生きて生活してますけれども、
なんかこういう立場の違いとか、
状況の違いで、
やっぱり人間って感情がすごく動く生き物なんだなと、
ちょっと読んで改めて思いました。
これはもしかしたら会社とかでもあるかもしれないですね。
上司と部下とか、部署とか、
まあ協力会社、クライアント。
その立場、立場によって守らなきゃいけないものがあって、
その中の自分とか組織の中の何かを一貫性を持たせようとすると、
変な正義が生まれてとか。
ちょっと上手く言えないですけど、
でもまあそういうのをちょっと感じたりもしました。
本当にそういう意味では、
ストレートに楽しいでいける小説ではないなと思ったので、
ちょっとこういうラジオで取り上げるの難しいなと、
改めて思いましたが、
でも読んでみるとやっぱりいろいろ思うことが多いと思うので、
おすすめな一冊でございます。
あ、なんか悪かったって言いたいんじゃなくて、
すごい良かったんですけど、
ちょっと面白かったけど、やっぱりいろいろあるなと思ったというところです。
僕はこれだけセンシティブな題材を扱った小説を読んだのは初めてのような気もして、
なんかすごい強烈なインパクトを感じました。
アメリカで現実に起きている問題が、
なんかこういう小説を書かせているのかなと思えてきたので、
現実に起きている問題というのも一歩踏み込んで知りたくなるような、
なんかそういうすごい力のある小説かなと思いました。
そうですね、あとやっぱりAmazonのブラックフライデー、
楽しみにしているところもあるんですけど、
ちょっとそういう見方も変わったなと思いますし、
すごい社会に目を向けさせてくれる一発かなと思いました。
話の内容的には面白いのが多いんですけど、
第一サービスって単純にじゃあ楽しめるかというとそうではないんですけど、
でもやっぱりそういう社会に目を向けさせてくれるという点では、
広くおすすめかなと思っています。
なんかあれですね、今回は私たちの紹介は一つのレーダーみたいなぐらいの感覚で
取られてもらえたらありがたいかもしれないですね。
ここから受け取ったメッセージが。
そうですね、説明するのは難しいですよね。
難しいですね。
でも確かに日本翻訳大賞候補になっていなかったのが、
今回紹介しなかったかと思ったので、結構私たちに挑戦だったかもしれないですね。
確かに。
こういう経験値も上げていきましょう。
次はやっぱり地下鉄道を読んで。
またちょっと変わっていくでしょうかね。
そうでしょうね。
よし、じゃあ最後次回予告して終わりますか。
次回ですが、また日本翻訳大賞最終選考対象作品を取り上げたいと思っています。
ユディット・シャランスキーの失われたいくつかのものの目録でございます。
これ私も実は去年のうちに読んでいる一冊なので、
ちょっと皆さんとどんな話ができるか楽しみにしています。
42:02
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それではまた。ありがとうございます。
ありがとうございました。
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