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  2. 第4回「三体」劉 慈欣著 ~中..
2020-07-13 32:03

第4回「三体」劉 慈欣著 ~中国発世界的ベストセラーSF三体!! え?11次元ってどういうこと??~

※今回の「三体」はネタバレあり回です!!

文学ラジオ 空飛び猫たち 第4回目劉 慈欣著、中国SF「三体」(早川書房)です!! (翻訳は、立原透耶監修 大森望、光吉さくら、ワン・チャイ訳です) 


この番組は硬派な文学作品を楽もう、をコンセプトに 文学好きの二人がゆる〜く文学作品を紹介するラジオ番組です。

 毎週月曜日朝7時配信!!

 案内役は東京都内で開催している「小説が好き!の会」のダイチと 京都祇園にある「羊をめぐるカフェ」のミエの二人でお送りします。 

文学のプロではない二人ですが、お互いに好きな作品を 東京と京都を繋ぎ、読書会のようなテイストで

 それぞれの視点で紹介していきます! 

今回第4回目でご紹介するのは 中国SFの「三体」!

 本国版が合計2100万部、英訳版が100万部以上の売上を記録。 翻訳書として、またアジア圏の作品として初のヒューゴー賞長篇部門に輝いた、現代中国最大のヒット作!! 

売れに売れた「三体」、 本好きな人なら知らない人はいないはず。 しかしSFが苦手な人には手を出しにくい「三体」。

 その「三体」をネタバレを気にせず、今回2人で語りまくってます。 読んでない人でも読んだ気になれるかも?

 読んだ人は再び読んだような気分になれるかも? お楽しみに!! 

今回番組内で紹介された本 「三体」劉 慈欣著 早川書房

 https://www.amazon.co.jp/dp/4152098708 

番組の感想・リクエスト等は bungakucafe.catwings@gmail.com 

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 #小説 #読書 #海外文学

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どうも皆さんこんにちは。文学カフェ空飛び猫たちです。この番組は、広派な文学作品を楽しもうコンセプトに、文学と猫が好きな二人がゆるーく文学作品を紹介するラジオ番組です。お相手は、私小説が好きの回のダイチと
出場めぐるカフェのミエの2人でお送りします。文学のプロではない2人ですが、京都と東京をつないでお互いに好きな作品をそれぞれの視点で紹介していく番組です。お互いの紹介に関しては、第0回で話しているのでそちらをお聞きください。
今回はですね6月に第2部が発売したばかりのりゅうじきんさん、りゆう通信さん、ちょっと呼び方2つあるんですけど、中国SFの3体を取り上げたいと思います。3体なんですけど、これは去年出た第1部って言い方したほうがいいのか、あれなんですけど。
そうですね、まあ第1部か1巻か。ちょっと統一されたんですけど、まあこれ本読んでる人だったら、なんか知らない人っていないんじゃないかなってくらいちょっと話題だった本なんですけど、この冒頭で文学のプロじゃないって言ってるんですけど、それ以上にSFのプロでもったいので、詳しいSF話はちょっとできないかもしれないんですけど、今日はこれ読んだ時のテンションの上がり具合とかをちょっと皆さんにお伝えしたいなと思ってます。
で、ネタバレを気にせずに話そうとちょっと決めてるので、2人で決めたので、これからちゃんと読みたいって人はこの放送聞かないでいただけたらなと思います。そのうちネタバレマジで今日はします。
じゃあちょっと最初に書名をお伝えしたいと思います。これりゅうじきんさん、中国のSF3体、これ早川書房から出てます。
日本では2019年の7月10日に発行となっております。で、これあれなんですよね、大森のぞみさん、三吉さくらさん、ワンチャイさんって人が訳してて、監修は立原東弥さんかな。
あらさじなんですけど、こちらちょっと読ませていただきたいと思います。
物理学者の父を文化大革命で残殺され人類に絶望した中国人エリート女性科学者、イエ・ウェン・ジエ。
ちょっとこれ読み方いくつかあるんですけど、とりあえず今イエ・ウェン・ジエと言います。陽文傑とも読みます。
失意の日々を過ごす彼女は、ある日巨大ポラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。
そこでは人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが極非理に進行していた。
数十年後、ナノテックス素材の研究者、ワン・ミャオは、ある会議に招集され、世界的な科学者が次々に自殺している事実を告げられる。
その影に見え隠れする学術団体、科学フロンティアへの潜入を引き受けた彼は、科学的にはありえない怪現象、ゴーストカウントダウンが襲う。
そしてワン・ミャオが入り込む3つの太陽を持つ異星を舞台にしたVRゲーム、3体の驚くべき真実とは?となっております。
これが本当に世界的なベストセラーになっていて、愛読書がオバマ大統領とかマーク・ザッカーバーグなんですね。
オバマ大統領もこの3体のすごい好きで、大統領の時に読んでいて、3体で起きている問題に比べたら現実の世界の問題大したことないって言ってるようなことを言っている。
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これくらいすごい小説みたいです。
あとですね、中国の小説ではあるので、登場人物の名前がちょっと紙がペロッと1枚入ってて、登場人物早見表みたいのが入ってるんですけど、
そこも読み方が漢字の読み名前に対して中国読みと日本語読みみたいな2つの読みがあるんですけど、これ三重さんとも打ち合わせてどう読もうかって話をしたんですけど、
結論はですね、良いのか悪いのかちゃんと置いておいて、キャラクターによって読みやすい方でお互い読んでたってことが分かったので、もうちょっとそれで今日は行こうかなって思います。
主人公のワンミョウは日本語名で王廟って読むんですけど、これは私と三重さんもワンミョウって頭の中で読んでたんですね。
三重さん そうですよね。
さっき出てきた中国エリート科学者、これは楊文傑。私と三重さんは楊文傑って読んでたんですけど、これ中国読むとイエウェンジエっていうちょっと頭の中で言いにくい言葉だったりとかするんで。
三重さん そうなんですよ。文傑ですよね。
おだしょー そうですよね。文傑ですよね。6割7割この本を読んだ人は結構混在してるんじゃないかなと思ってます。感想をちょっと言い合いましょうか。
三重さん 去年読んだ小説ではトップ3に入る小説で、
一言で言うならもう壮大なエンタメだと思います。
これが中国の文化大革命から始まったと思ったら、主人公の一人の文傑、タイガードラマばりの劇的なドラマがあって、いつの間にかもう一つの宇宙が出てきていて、それがサンタインっていう宇宙なんですけど、気づいたら宇宙レグラムの地球がピンチになっていて、
それに対してもう一人の主人公のワンミャオが絶望しながら奮闘するVRゲームで奮闘していくっていう話で、もう何が何やらっていうところなんですけど、ドラマとしての面白さとスケールの大きさと、笑えるポイントの多さと、最高のエンタメがあってますね。
ハマるとページが止まらなくなって、僕もサンタインを読んで、結構現実の悩みとか不安とか、どうでもよくなったなと思えるぐらいの影響を受けた本です。
ちょっとスケール大きすぎて他のことどうでもよくなりますよね。それは良いのか悪いのかあれですけどね。
そう、完全にその小説の世界に引きずり込まれて思いましたよね。
私、SFでいくつか読んでますけど、そこまでのめり込んでガッツリSFファンっていうほどの読書量ではないんですけど、でもSFって小説以外でも映画だったりとか漫画だったりとかで触れることの多いジャンルだなと思ってます。
だいたい今まで見てきたりとか読んできたりしたものって、自分の中である程度知っていることの組み合わせが多かったなと思うんですけど、視点が面白かったとしてすごい興奮するものとか多かったんですけど、今回のこのサンタインはですね、あんまり他では見ないオリジナリティみたいなのがすごく強くて、読んでてなんか自分の頭の中が更新されていく。
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で、このアイディアすごいみたいなのが多すぎて興奮しっぱなしで結構読んでたのを初読の時思い出しました。やばすぎてあんまり本当にすごいものに触れると語彙を失うんだなっていうのがなんかただやべえみたいなのしか出てこなくなる小説なので、これ友達と結構このサンタイン読んでこれやばかったよねみたいな話とか出た直後くらい読んだ直後くらいしたんですけど、
私の友達の一人がこれはなんかとんでもない天才が真面目に書いた、本気で真面目に書いたバカ小説だって言ってて、あ、なるほどなって思いました。なんかちょっと今二人の話を聞いてもらって結構わけわかんないってなったと思うんですけど、サンタイン気になってるけどSF慣れてない人に読みにくい小説なんで、読まないっていう選択肢をしてる人もいると思うんですよ。
そういう人に向けてちょっとネタバレしてもいいからある程度話を伝えながらこの後ちょっと行きたいな、面白いところを話したいなと思います。
三体っていうのはあれなんですよね、地球外生命体なんですよね、三体人っていうのがいて。
まあそうですね、宇宙人ですよね。
宇宙人ですね。で、これ要はその地球と三体っていう惑星があって、世界があって、そこと地球の戦争みたいな感じの話になってくるんですよ、最終的には。
これ文傑の、一番最初に重要なこの中国の歴史そんな詳しくないんですけど、文化大革命からスタートしてるんですよね、この話。
そうですね、最初は。
そこで父親が無残に殺されるんですよね、しかも実の母親が殺したようなもんですよね。
そうですよね。
本当一番最初、文傑がまだ学生かな、の時に父親が大学の教授なんですけど、アインシュタインの相対性理論を教えてて、それが反動的な思想だみたいな感じになって殺されちゃうんですよ。
しかも母親がそれを何ていうか、殺すのを後押しするっていうか、処刑を後押しするっていうか、言葉って言い出して、文傑はその後政府に入るんだけど、またレイチェル・カーソンの沈黙の春を読んでいたせいで、反乱分子として認識されちゃうんですよね。
あ、そうです。
そこからちょっと始まってる、歴史が絡んでくる。
そうです。だから文傑からすると結構自分の信じるものがことごとく否定されて、そういう最初のストーリーなんですよね。
彼女がパラボラアンテナの施設に入って、そこでやったことっていうのが、宇宙に向けて地球のメッセージを発信してる基地だって、それを送受信するメッセージを送って、メッセージが返ってくるかどうかっていうのをやってる基地だったっていうところで、宇宙人とコンタクトになってしまうっていうのが、これが地球の滅亡に向かうターニングポイントになるんですよね。
文傑も反乱分子の一人として政府には見られてたんですけど、でもその研究テーマが宇宙に関する研究をしていたので、実はその極秘裏にあった宇宙プロジェクトにスカウトされて、文傑の思ってる中に憎しみとかそういうのが交わって、地球がピンチになっていく。最初は本当に面白いですよね。
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文傑はじめ、3体人を地球に呼び寄せようとするなんて考えを持ってる人たちがいるんですけど、その人たちの根底っていうのは、もう人間ダメだからっていうのが、すごい極論で面白いですよね。人類はもう身勝手すぎて、このまま自分たちをコントロールできずに、地球ともろとも滅んでいくっていう。
地球3体教会っていう、ETOっていうのが。
アーストライアンなのかな。
しっそーが面白いですね。
その中でも、ちょっとこれはどんどん現代になって、3体教会が発展していくと、その中でいろんな派閥が出来上がってくるってまた、不思議な。
しっそー なんとか主義、なんとか主義っていうのが分かれる。
降臨派と救済派と生存派か。
しっそー はいはい。
降臨派がもう、3体が地球に来た時に、人類は終わるからOKみたいな。極論がやばい。
だからちょっとその文傑がそういう判断をしたので、この基地で文傑しか最初わからなかったんですよね。
そのメッセージが、より強く飛ばせる方法があるってことと。
しっそー そうですよね。
それを試したら帰ってきちゃってみたいな。3体から。
しっそー そうなんですよね。でまた面白いのが、この本の本当に結構終盤になってくると、
3体側の世界の盤面が切り替わって、結構その会議がされるんですよね。
そうですね。
しっそー 地球に更新できてしまったと。3体で生きていくのって結構厳しいから。
そうですよね。
しっそー あの星、侵略しちゃったらいいんじゃないのって。
そうそう。
しっそー その結構会議とか面白いんですよね。3体側の。
面白いですよね。会議してるっていうか、ちゃんと会議してるのは当たり前なんですけど。
しっそー そうそう。一応トップが元首閣下って呼ばれています。元首の人がね。
地球から送られてきた情報を分析すると、地球は加速度的に文明が発展しているみたいな。
で、私たちが今から艦隊を地球に向けて出発すると、450年かかるんですよね。地球にたどり着くまで。
で、450年地球を放置してたら、地球は文明が発達して、自分たちを超える文明になっていて、艦隊が滅ぼされてしまうみたいな。
そうそう。それをなんかね、シミュレーションしちゃうんですよね。
しっそー しかもその時に言うのが、死にに行くようなもんじゃないかっていうのが結構私面白かった。
結構3体側も切羽詰まってるんですよね。
しっそー やべえやべえじゃん。自分たちの文明が生き残るかどうかがほんと切羽で。
なんでこんなにこの人たち大変なことになってるんだろうっていうのは、3体の惑星の話をしなきゃいけないんですけど。
12:06
そうですね。
しっそー VRゲームの話の前にしちゃうとちょっとあれかもしれないですけど、ちょっとその3体の世界の話をちょっとしてみましょうか。
これもぶっ飛んでるんですけど、3体の惑星って地球のあれとは違って太陽が3つある世界なんですよ。
それだけでだいぶ頭が追いつかなくなったんですけど。どういうこと?みたいな。
引力が想像できないところに働く、そんな世界なんですよね。しかも太陽3つあるし。
しっそー 太陽が3つある。地球の引力の発生の仕方が3つあるんで、3体の惑星ってその3つの太陽に奪われながらパス回されてるような感じで軌道があるみたいで、すごい複雑なんですよね。
その結果、その太陽の接近の仕方によってはものすごく熱くなる時期があったりとか、離れ方によっては寒すぎる期間に入ったりとかするとんでもない気候を持ってる惑星なんですよね。
一回なんか面白いのが、引力に引っ張られて3体の世界で全員が宇宙に吸い上げられて、浮遊するっていう。
しっそー ほんと結構頻繁に滅ぶんですよね。
そうなんですよね。今の3体も400サイクルぐらいした後のタイミングなんですよね。
しっそー そうなんですよね。ほんと何百種もしてるんですよね。
何回も滅んではまた発展してみたいな。
しっそー その時に地球の存在を知ってしまったっていう。
それはもう本気で攻めてきますわ。
しっそー そうですよね。さっきの話です。ちょっと戻りますけど。
そうですよね。でも450年後地球にたどり着いても、その時には向こうが地球の方が上回っているというところで、地球の進歩を止めようとしたのがソフォンですよね。
しっそー ソフォンですよね。
なんかGCプロジェクトっていう名前で呼ばれていて、あとはソフォンっていう名前で存在している漁師なんですけど、これがすごい反則レベルなんですよ。ちょっと意味がわからない。
これすごい。もうちょっとこれ話で言うと、これ実際430ページぐらいの小説なんですけど、最後の60ページぐらいがこの三体世界の話がちょっと入ってきて、そこでソフォンの話が出てくるんですけど、
自分個人的にSFって最初入るの超難しいけど、設定理解したりとかするの時間かかるなと思うんですけど、この最後の60ページぐらいでまた新しい概念が出てきて、ソフォンが出てきて、最後の60ページまためっちゃ頭使いながら読むから時間かかるっていうこのすごい。
なんでしょうね。クライマックスが終わって落ち着くかなと思ったら、そのクライマックスのさらに上を行くクライマックスがまだ待ってたみたいな。
もう一回頑張って頭使ってワーって読んできて、もうあとちょっとで終わる、どんな感じなんだろうなって思ったら、またここで頭使うの?みたいなすごい流れがあって、そういう気持ち良さもありますね。頭が拡張されていく感じっていうか。
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でもこのソフォンが謎解きになっていた最初のもう一人の主人公ワミオっていう人が怪奇現象に襲われて、科学者がどんどん自殺していくっていう、その黒幕の正体がわかるとか。
ワミオはナノマテリアルの研究者で、彼の目にゴーストカウントダウンっていうか、ずっと目の端にカウントダウンし続ける数字が現れるんですよね。それが現れたからワミオは結構気が狂っちゃいそうになって、必死でこれを解明しようとするんですけど、なんでなってるかわかんなくて。
自分の研究を止めるとゴーストカウントダウンが消えるっていう。だから、え?ってなって、なんでだ?みたいになるんですけど。その後いろいろ謎を解明しようとして、彼は動いてVRゲーム3体に行き着くんですけどね。
そうですね。
このVRゲーム3体っていうのは、3体を、さっき言った3体協会が作ったゲームなんですけど、めちゃめちゃ金使って。
そう、エヴァンズっていうととんでもない金持ちがいて。
3体協会の結構ヤベェ奴なんですけど。
VRゲーム3体は3体の世界を再現したVRゲームで、3体の世界に入り込めるみたいな感じですね。
そうなんですよね。
もちろんそれは3体協会が、3体から情報を取って、3体を再現してるんですけど。だから、3つの対応のある世界。
その3体が、理解するためのゲームで、好奇と乱奇の話をしなきゃいけない。
そうですね。好奇乱奇とか、そうですね。脱水とか。
脱水とか、再水化か。
再水化。用語が面白いんです。
用語がちょっと多いんですけど。
3体の世界には好奇と乱奇があって、さっき言った通り太陽が3つあるんで安定しないんですよ。
めちゃくちゃ安定しない。極寒とか、熱すぎる状態とかのことを乱奇と3体人は呼んでて、
好奇っていうのは、落ち着いた気候になった時のことを好奇って3体人は言ってるんですね。
それが繰り返されるっていうか、どういう期間で太陽の動きが予測できないか。
この乱奇は2日とか3日で終わるのか。いや、100年続くのかわかんないっていうのがあって。
好奇も、こうやって安定した気候は1日2日で終わっちゃうのか、100年続くのかわからないっていう世界で。
そうですね。読みを外すとそこを滅んでしまうんですね。
そう、っていうゲームなんですよ。だから文明がいくつも立ち上がって滅んでいくって面白いですよね。
ここ結構好き。VRゲームの。
だからまたログイン。またログインしてゲームに挑んでいくって面白い。
最初の方とか読みをどうやってやるかっていうと、全然科学的じゃなくて占いとかで挑むっていう。
そうですよね。すげえ原始的な。
そうなんですよ。黒のロープをまとった結構怪しい占い師みたいな人が王様に助言して。
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クサンクサイですよね。3体VRゲームで出てくるキャラクターとかが。
しかも名前が結構面白くて。アリストテレスとかなんか勝手に自分たち名乗って。
歴史上の偉人とか賢人とかが。
キャラクター名使っちゃってるんですよね。
そうそうそう。もしくはニュートンとか結構後で出てくるんですけど、ニュートンが結構卑怯者で。
だから王様のご機嫌取りばっかりしてて。ピンチになると自分だけ逃げようと。
ニュートンも言い訳がすごい面白かった。
結構小悪党って言うからね。結構多いんですよね。
ワンミヤはもうなぜか、これなんか理由があったか忘れないですけど、VR3体の中にはコペルニクスで名乗ってるんですよね。
そうそうそう。
なんでコペルニクスなんだろうって思った記憶。
面白いのは3体ゲームオーバーにやると、文明シャープ183は三太陽の火によって滅亡しました。
この文明は中世レベルまで到達していました。長い時間の後、生命と文明が再起動します。
3体の世界で予測不能の進化が再び始まるでしょう。またのログインをお待ちしております。みたいな。
ピンチ そうですね。最後だけだけちょっとゲームっぽくなるんですよね。
面白いですよね。で、このVR3体ってなんでやってるのっていうのが、この3体協会の狙いの一つなんですけど。
ピンチ そうですね。実はここにいいとこあったんですよね。
ピンチ もちろんただのゲームではなくて、ただの太陽の謎解きゲームではなくて、これをやることによって3体のことを知ってもらって、で、共感してもらったら、3体協会にスカウトするっていう構造になってる。
実は仲間探しだっていう。で、3体である程度の成績を残すとスカウトされるんですよね。
ピンチ そうそう。
で、オフ会に呼ばれる。
ピンチ オフ会に呼ばれるんですよね。私何気にこのオフ会のシーンが結構好きなランキング高いです。
オフ会超面白かった。
ピンチ そうそう。しかもオフ会なんか急にパッて出てくる。
そうそうそう。急に電話かかってきて。
ピンチ 電話ですかね。
ピンチ そうですね。
何時何時にオフ会やるんで来てくださいみたいな。
ピンチ そうそう。それまで結構ね、なんか緊張感のある話があったのに、いきなりオフ会に呼ばれる。
オフ会みたいな。
ピンチ 七人呼ばれる。主人公ワンミヤを含めて。
オフ会に呼ばれるとオフ会が、まあ来てみんなちょっとビビってなんか緊張してるんですよね。集まった人ね。
ピンチ そうですね。
私結構ツボだったのは、このオフ会。オフ会ってやっぱその最初にこの三大協会が、三大協会に新しく入る人を選定するための場なんですよ。
この話を聞いてって、同志か同志じゃないかを判断するんですよね。
ピンチ そうですよね。
思想的に。
ピンチ 思想を試すんです。
試すんですよね。
ピンチ 試すんですよね。で、最終的に、六人いううちの二人が落とされるんですよね。
これ面白いね。
ピンチ え、お二人はこの会に相応しくないようですねって言われるんですよ。
ピンチ お二人はこの会に相応しくないようですね。それに継続して三大をプレイすることも適切ではありません。
21:01
ピンチ お二人のIDは抹消します。動画を引き取りください。ここまでいらしていただきありがとうございました。どうぞって言われて。
ピンチ これ、これ結構強烈だなと思って。なんかオフ会だと思って行ったら、え、拒否されるんだみたいな。
ピンチ なんかもうこれ以上あなたプレイできませんって言われるって。すげえなって思って。
そうですね。
ピンチ 残った五人にオフ会の主催者が、これで我々は同志ですって言って終わるんですけど。
そうですね。見極め方が結構面白くて。
ピンチ うんうんうん。
まあそのオフ会の主催者の人が現れて、いろんな質問をしていくんですけど、最初は三大というゲームに対しての質問なんですけど、
一番最後の質問は、もし三大文明が人類世界を侵略してきたら、みなさんどう感じますかと。
ピンチ ここが結構分かれ目になるんですよね。
明確な。
ピンチ そうなんですよ。やっぱ最後残る同志ってなる人たちは結構地球に絶望してるっていうか、
みんな三大の世界好きすぎるからのVRゲーム。三大こそが本当の世界だと。地球なんてどうでもいいんだって。
主人公は置いといて、7人中4人くらい。
ピンチ そうそう。なんかちょっとこれ現実でもありそうな、ゲームハマってる人にありがちな、この、いやもうこっちの世界の方が正しいから歌えな。
そうですよね。
ピンチ それで三大の教会がどんどん大きくなっていって、主人公もそうやってなんとか三大の教会に入り込むようになって、
ちょっといろんな、スパイじゃないですけどね、いろいろ分かっていくっていうところが面白いですよね。
結果分かっていくんですけど、三大はいろんな、三大側から三大教会に対してメッセージが送られてるってことが分かるんですよね、実は。
そのメッセージ、まあちょっとこれ、その教会の中でもいろんな派閥があって、ある派閥しか持ってないんですよね。
それで、中でも揉めちゃってて、それも結構面白くて。
最終的にそのメッセージから読み解かれるのが、ちょっとさっき話してた、三大世界側の章っていうかパートでソフォンがまた来るんですけど。
ソフォンが何がすごいって、ソフォンって11次元なんですよね。
ピンチ そうでしたね。11次元って何なんだって。
そう、私も思いました。なんだよ11次元って。4次元でも分かんねえのにみたいな。
ピンチ ソフォンって用紙っていうか、もう目に見えないぐらい小さいもので、これがなぜか地球に2発、高速で3体が地脱されてきたんですよね。
で、もうすでにソフォンは到達してる。で、ソフォンがなんで11次元なのみたいな話があるんですけど。
そうです。一応なんか理論は書かれてるんですよね、なんか本に。
ピンチ 3体じゃなくて、地球の物理学者が言ってるんですよね、11次元の話は。
あ、そっか。
ピンチ だからこれが3体の考える11次元と同じなのかちょっと分かんないんですけど。
マクロ宇宙に3次元、3つの空間的な次元と時間の次元1つしか与えてくれないっていう。
24:03
私たちの世界は3次元、で、時間的な次元は1つ。だからといって、さらに上の次元が存在しないという意味じゃないって。
地球の物理学者が言ってて、あ、361ページなんですけど。7つに及ぶ負荷的な次元がミクロスケールの中に折りたたまれていて、
これにマクロスケールの4つの次元を加えると、基本粒子には11次元の時空が存在することになる。
全く意味は私は分からなかったんですけど、どういうことって。
そうでしたね。
マクロ でもとにかく11次元っていうのがあるらしいという。
ソフォンは0次元から11次元まで展開できるんですよね。
技術を3大人が生み出してて。
ピンチ これすごいのが、3大人がソフォンを作るまでのプロセスも書かれてるんですよね。
最初結構失敗とかしたりしたんですけど、結構だんだんE線に行ってくるんですね。
次元を重ねていくというか。
ただE線まで行って失敗すると、失敗物が本当の脅威になってしまう。
世界が自分たちの失敗策によって滅ぼされそうになったりして。
慌てて宇宙防衛軍、3大側の防衛軍がそれを破壊したりして、結構命がけで作ったんですよね。
よく失敗して、すいません1次元になっちゃいましたとか、3次元になっちゃいましたとか。
結構展開失敗みたいになって、3次元になりましたみたいになって。
3次元の時はやばかったんですよね。
科学失勢官っていう人がいるんですけど、その人がトップの原種に結構謝るんですよね。
失敗しました、失敗しましたって。
危険を犯してまで作っているソフォンが地球にやってくるんですよね。
高速で動けるソフォンは11次元に折りたたまれていて、地球は認識ができないんですよね。
ゴーストカウントダウンとか、いろんなものを引き起こしていた正体だったっていう。
高速でいろんなところに移動できる。
1個のソフォンが同時にいろんなところに存在しているような感じを見せられることができる。
本体1個だけど超高速で移動しているから複数にいる状況が作れるみたいな。
この話の肝っていうか、ネタバレの中のネタバレなんですけど。
最初これ、科学者がどんどん自殺していくんですよね、有名な。
それは何でかっていうと、自分たちの研究がなぜかうまくいかなくなっていくっていうところなんですけど、
原因がソフォンが研究結果を異常時に無理やり捨てたことが分かる。
だから地球ではもう正確な数値が計測できなくなったんですよね、いろんな領域の。
によって地球の科学の発展が止まったっていう。
科学者も絶望して。
どんどん死んでいくっていう。
基礎研究をさせないっていう。
精神的にも追い詰められちゃったし、物理的にも先に進めなくなるっていう状況が。
3体があった。もう地球、今の価格で止まってろよっていう。
27:05
ソフォンのことが分かるのが一応最後なんですけど、この第一部の。
結果そのままで私たちは絶望を味わうっていう。
これもう3体に勝てないじゃん。
でもこの小説のまた面白いところが、司教っていうキャラがいるんですよ。
通称ダーシーって言われてる。
めちゃめちゃかっこいいですね、こいつ。
警察かな、たしか。
ならず者で、結構組織からはぶられたりするような人なんですけど、
裏行動的なところですごい能力を持ってて、
このダーシーがめちゃめちゃ活躍していくっていうか、
地球を諦めさせないっていうか。
イメージめちゃめちゃ頭の切れるアーノルド・シュワルド・ネッカーみたいな。
感じますけど、私の中で。
ならず者っていうか、だからこそ相手の科学者とか軍の偉い人とかとやり合えるっていうのがあるんですよね。
ワンミヤを最初結構反発するっていうか、なんだよこいつみたいな感じで接してるんですけど、
途中からシーちゃんがいるとめっちゃ安心するみたいな。
頼りになるなこいつみたいな。
ダーシーがいると。
安心するんだみたいなシーンありますよね。
ここにいてほしかったとか。
結局ほんと一番最後の最後にはめっちゃ仲良く酒飲んで。
あのシーンいいですよね最後で。
ワンミヤをともう一人の科学者の二人がもうその三体の真相を知ってしまって、
これはもう地球終わったと。
やけ酒飲んで。
諦めましたって言ってやけ酒飲むんですけど。
なんで司教、ただダーシーがそこでお前らそんなんで諦めるのかと。
ちょっと見に来いって言って車乗って故郷に連れて行くんですけど。
ダーシーの故郷に行くんですよね。
そしたらそこにイラゴの大軍がいたんですよね。
畑を喰い荒らしてる。
三大神は人間のこと虫けら呼ばれするんですけど、
ダーシーは虫けらがなかなか死なないぜみたいな。
ちょっとそれで最後、これからちょっと戦ってやろうぜっていう空気で一応終わるんですよね。
そこで結構三大の魅力に。
魅力というかネタバレしながら、
読んでない人よりもちょっと読んだ気になれたらいいなぐらいな気持ちです。
魅力で喋ろうと思って結局最初から最後までの話をしてしまうんですよ。
じゃあ最後にどんな人に読んでほしいか言ってちょっと締めたいなと思います。
じゃあ私の方から。
結構自分はですね、少年漫画っぽいとこがすごいあるんで、
そういう意味でも結構ハマったんで、少年漫画好きな人とか、
飛んだ徹底が好きな人とは多分ハマると思うんで、
30:02
そういう人はぜひ読んでいただけたらなと。
どんな人に読んでほしいかというと、とにかく面白いんで、
普段小説読まないけど、例えば漫画のキングダムは好きだとか、
映画とか結構見ているとか、そういう人を読んでほしいなって思いますね。
本当にこの作者のリュウジキンの想像力、びっくりするというか、
世の中にこんなエンタメがあるのか驚くんじゃないかなって思います。
本当にあらゆるジャンルの中でもエンタメの最高峰だと思っているんで、
面白いもの好きだっていう人はね、本当に読んでほしいなって思っています。
ぜひこの機会、内容バレちゃうとかあると思うんで、
読んでいただけたらと思います。
じゃあ3体はこんなところでなんですが、
ちょっと次回の動向をさせていただきたいんですけど、
ちょっと冒頭でも話したんですけど、
3体2の黒暗森林 城を取り上げたいと思います。
これはもう本当、2020年6月に出たばかりの、
今日話した3体の続編でございます。
では、その次の週にも話したいと思っているので、
これから3週連続3体が続きますんで。
はい、祭りが始まりましたね。
もう完全にちょっと、僕と三重さんの3体読書会みたいになってますけど。
だからちょっと趣味。
紹介っていうよりは、3体面白かったよねみたいな話になっちゃってて。
申し訳ないですけど、次回またのログインをお待ちしております。
よろしくお願いします。
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そちらからいただいても大丈夫です。
感想とかもらえるとすごい励みになるんで。
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もしくは他のツールでもいいんですけど、拡散していただけると助かります。
何か拡散して共有していただけるときは、
ハッシュタグそらとび猫たちをつけてもらえると助かります。
それでは本日、リュウジキンの3体をお届けしました。
また来週続編お楽しみいただければと思います。
ありがとうございました。
32:03

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