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時は1945年。アーシュビッツ強制収容所と壁一枚隔てた家に住む所長とその家族は幸せに暮らしていた。
彼らの関心は自分に集中していた。 数々の映画の賞を受賞したこの映画を原作とも比較しながら今回は語っていきます。
マーティン・エイムス原作 ジョナサン・グレイザー監督作品 関心領域を今回は紹介します。
どうも皆さんこんにちは。文学ラジオ空飛猫たちです。この番組はいろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに文学と猫が好きな二人がゆるーくトークするポッドキャストです。
パーソナリティは私大地と三枝の二人でお送りします。文学のプロではない二人ですがお互いに好きな作品を時には熱く時には愉快にそれぞれの視点で紹介していく番組です。
では今回は映画の紹介会になります。 マーティン・エイムス原作の関心領域の映画を紹介していきたいと思います。
はいこれはですね今2024年5月に日本で公開されてこれ収録しているのが6月なんですけれども 現在大ヒットしている映画ですね第96回アカデミー賞で国際長編映画賞
音響賞の任務部門を受賞したことで話題になっています 公開前から公開直後からもう本当どんどん話題になっていって
おそらく多くの人が見ている映画ではないかなと思います で今回ですねちょっと私もストーリーを見たり予告編を見たりしてこれはもうかなり見たい
なと思ったのでまぁちょっと紹介したいって話を三枝さんに持ちかけました でちょっとねあの原作も早川処方さんから出版されたばかりだったので
まあ合わせてちょっと映画とあの原作を紹介しようという流れになりました 原作については来週ちょっと紹介しますのでぜひお楽しみに
で8この映画と原作の紹介会に連続なんですけれども一応 ちょっとどこまで我々話せるかわからない部分はあるんですが
8映画紹介会の今回は原作とこのあたりがあってどこも含めてで原作紹介会時には 映画ではこうだったけど原作では高台になっているみたいな話を可能な限りしていきたい
なと思いますのでちょっと両方触れた我々ならではのお話ができたらなぁと思っています で原作もそうかななんだけどあまりネタバレをもう気にしていても仕方ないあの話
なので全く気にせずに話していきたいと思っています なので映画見てない人でも大丈夫だと思うし
まあ映画見た人はですねあの この映画多分見たら一人じゃあの抱え込むことができないタイプの映画だと思うので
あのぜひあの聞いてですね自分のこの映画を見た印象とかあの気持ちとかをですね あの発散するような形で聞いてもらえたらなと思います
でも確かに話題になってましたよね いや僕も予告編はあの前々から見ていたんですけども
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あのすごい怖い映画だっていう振り込みで紹介されていてですね そうなんですか
でねこのアウシビッツ収容所とか出てくるっていうので ちょっと見るの怖いのかなと思ったんですけども
なんかそれとはまた違った怖さでしたね そうですね直接的な怖さというよりかはちょっと間接的な
怖さなんでなかなか今までには見たことがなかった映画だなぁと思いましたね あー
まあいわゆる直接的な残虐的なシーンは一切描かれないですね人が殺される瞬間とか まあアウスビッシュなのでナチス側がですねユダヤ人を虐殺する
まあ虐殺した場所ではあるのは間違いないんですけれども直接的には描かれないですね そうですねラジオでも前回紹介したのも
姉妹のようにというですねこれはの戦時中の話で 舞台はフランスなんですけどもそのナチスドイツによってその迫害を受けてしまうという
ユダヤ人の二組の姉妹の話だったんですけどもそれもドキュメンタリーというに近い形で 現在と過去が同時進行で話が進んでいくというので
映画その収容所の恐ろしい場面とかですねそういうのは語られていなかったんです で今回の映画もそうでナチス側の人の視点で映像が映し出されているので本当にその
残虐なシーンとかですね収容所の中でもですね そういうところは出てこないというのでそうですね
なので怖い映画というので聞いたんですけどもその怖いもの見たさで見に行くと ちょっと期待外れに終わるかもしれないっていうですね
ちょっとそのエンタメ性を求めてみたいな そういう怖いものを求めてみたいなそういう思考のタイプではないなと
思いましたね 完全にこれ見た後から多分始まる映画であれ何だったんだろうみたいな結構やっぱ調べ物しちゃったし
あの考えはいろんなところに及んでしまう映画ですね いやもう気づくといろんなことが怖くなっていく映画ですね
そうですよね であれですね姉妹のように前回ご紹介した先週紹介した姉妹のようにという小説は
フランス側からナチスドイツのことも描かれていた映画 作品でしたが今回本当にナチス側の視点っていうのが強いというか
映画はもう完全にナチス側の視点から描かれる映画なのでなんというかこれはこれで本当に なんかすごいものを見せられたなっていう
あの趣旨感じる映画ですねなのでちょっといろいろ話したいことが多いので まあ早速行きましょうか
じゃあですねこの映画の紹介をしていきたいと思いますで公式ホームページから まあその紹介文の一部をですね
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読み上げて紹介したいと思います ソロは青く誰もが笑顔で子供たちの楽しげな声が聞こえてくる
そして窓から見える壁の向こうでは大きな建物から煙が上がっている 時は1945年アウシュビッツ収容所の隣で幸せに暮らす家族がいた
第76回カンヌ国際映画祭でグランプリに輝き 英国アカデミー賞ロサンゼルス映画批評家協会賞
トロント映画批評家協会賞など世界の映画祭を設見 そして第96回アカデミー賞で国際長編映画賞
音響賞の2部分を受賞した衝撃作がついに日本で解禁 マーティンエイムスの同名小説をアンダーザスキン
種の捕食で映画ファンを唸らせた英国の記載 ジョナサングレイザー監督が映画化
もうちょっとですねこの先に紹介分も続いているんですけどもちょっとここまでにしたいなと思います はい ジョナサングレイザー監督はまあいろんなとこで今多分関心領域
語られているのでご存知の方多いかもしれませんがミュージックビデオを撮るのがキャリアとした結構 最初の方にあってまあそれで有名になった方ですねジャミロクワイとか
あのレディオヘッドとかそのあたりのミュージックビデオを撮ってらっしゃる方です そこから映画になったんですね
あのジャミロクワイのあれ一番有名なミュージックビデオ あの定点のやつ あれあれを使ってる 90年代のやつですね多分
そうそうそうもう誰も知っている あの定点の撮り方も今回のこの関心領域にはかなり反映されていると思うので
まあそのあたりもちょっと話していきたいなと思います でレオンさんグレイザー監督はですねこのアンダーザスキー主の補職でめちゃくちゃなんでしょう
あの有名になった監督なんですがこれから10年くらい経ってからこの関心領域 撮ってるのであまり作品を発表しない
方ですねもうこれもあの映画のパンフレット買って読んだんですけどかなり時間をかけて作り込んでいる あの調査期間経て作り込んでいる映画ですね
なのでそういう意味でも時間のかかっている映画なので本当にこれは 正直自分は見たほうがいい映画だなと思っています
じゃあ具体的にどういう映画かちょっと話していきたいと思います でこれちょっと今あの紹介文にあった通りアウスビッシュ収容所の隣に住む人たちの家族の話なんですね
アウスビッシュ収容所と塀を一つ隔てて家があるんですよ しかも豪邸があるんですよ
でそこにですね幸せそうに暮らす家族がひたすら描かれていきます でこれあの別に最初その兵のことは見せられるけれどもあの兵は何だった
あの兵は何なんだとかアウスビッシュって言葉は一切出てこないので 一体これは何なんだろうって思うと思いますで私もあのこれ予告編
映画紹介何かですでにアウスビッシュの収容所の隣に住む家族を描いているっていうのを あの毎月がなかったら最初なんだろうって思ったと思います
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本当に何の説明もないので本当あの幸せそうにですね 住んでいてでそこから家に帰るところから描かれるんですけど
あれこれはなんだみたいになるんですね でえっと
でバックグラウンドミュージックのような形でずっと変な声とか音とかが聞こえてくるんですよ あの本当不協和音みたいな何とも言えないあの低レベルの音量でひたすらなんか聞こえてくるんですよ
でもあのそんな音が聞こえている中である家族がですね とにかく幸せそうに遊んだり会話したり食事をしたりしている姿が延々と描かれます
でもちろん私は前提知識としてあそうかあの兵はアウスビッチの兵なのか これ聞こえてきているこの声はまあ迫害されているまあ痛めつけられているユダヤ人たちの声なのか
もうほんと悲鳴とかいろんな音が聞こえてくるので 鳴き声とかね聞こえてくるので非常にもうほんとずっとゾワゾワします
で映画としてはただひたすらあのある家族のですね あの日常からまあちょっと起こることまあドラマまでいかないけどでも普通の家庭だったら
こういうことを毎日起きてるよねみたいなことがひたすら描かれていき しかもですね特に着地もなく終わっていく映画です
だからあの見ているといやあれ何だったんだ あれ何だったんだあれ何だったんだっていうの連続で一切説明もないのであちょっと
あの特徴のとこから話していきたいんですけど 説明もないので私は映画館出た瞬間に何を見せられたんだ
俺はっていう気持ちでいっぱいただものすごくあの気分が悪い 何て言ってるのかな
どうしていいかわからないっていう気持ちにさせられた映画でした さてちょっと最初のストーリーおよびまあどういう映画かっていうのはこんなところにしてですね
ちょっと具体的にあのどういうところをちょっと話していきたいか 行きたいんですけれどもまず今触れた部分で言うと説明が一切ない映画
ところちょっとここを話していきたいとおもいます でこれ正直前提知識がないとついていけないなと思いました
でまず一番最初の前提知識はアウスビッシュの隣にある家だということ 当時でこれがないともしかしたら
あのこれアカデミー賞を取った映画なんだへーで見に行ったら 終わっちゃうかもしれないあれこれなんだ
なんだったんだろうみたいな終わってしまうぐらいですね まあさすがにそこまでいかないかもしれないけどあの最初全く気づかないと思いますね
で8彼らの会話でちなみにこの兵の隣にいるこの一家はですね このアウスビッシュ強制収容所の所長の家です
所長の一家ですだから今行ってしまえばまあその地域でトップなわけですよ このトップなわけですよで彼らはもう圧倒的に略奪する側ですね
ユダヤ人から略奪したものを使ってるわけですね 前提知識がないと本当わからないなって思うのは
もう彼らの会話の中にいろんな変な言葉が含まれるんですね で聞いてて何の話をしてるんだとかっていうのはいくつか気になったりして
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私あんまり知識がないの結構気になったりしてでえっと もう帰り道あれ何だったんだろうみたいな
感じになりましたでえっとちょっと一つ具体的な例を出すと 劇中でカナダって言葉が出てくるんですよ
でカナダから持ってきたっていう言葉が出てきてでえっとその所長の奥さん あーでこの所長の奥さんがねだいぶこの話キモなんですけど
まあ所長の名前はルドルフヘスあこれちょっと後で話しますけど実際した人物です でえっとこの奥さんこの奥さんも実際した人物ですね
えっとヘイトビヒヘスまあヘス婦人なんですけどこの婦人がですねまあ仲間というか まああの
その家に来ている人たちにとってっていいわよーつってばって服とか なんやろばらまくんですよねで自分は一番いい毛皮のコートを持って実質に
こもるんですけどそれをえっとカナダから持ってきたって話をするんですよ でカナダって言うんですけどなんだカナダってって実際になんかそのカナダって言葉の
意味が通じない人が一人いるんですよね であのちょっとそのヘス婦人とかあたりがちょっとせせら笑うんですけどなんかちょっと
わかってないわねみたいな空気を出すんですけど わかってないわねって空気を出された瞬間にあれ俺もわかってないぞなんて
なんだこれはって思ってすごい印象に残ったんですね えっと帰り道調べてみたらカナダだっていうのはえっとその当時
ナチス側からするとどうやらカナダって国はめちゃくちゃ裕福な国 っていうイメージがあったらしくてまあそれと相まってかなどがあるんですけど
あのユダヤ人たちから奪ったものを保管しておく倉庫のことをカナダって 読んでたらしいんですよ
でそこから持ってきたものを分配してるんですよね勝手にでえっとヘス婦人はもう その中で一番いい毛玉のコートを着てあの
これどうかしらみたいな感じでポーズするシーンとかあるんですけど もうめちゃくちゃギアなシーンだなとあのその意味がわかった瞬間に
その時はわかんなかったんであれなんだろうって思って 俺もなんかわかってないってせせら笑われたぞと思ったけれどもわかった瞬間もうめちゃくちゃ気持ち悪いシーンだっていうのがわかる
でえっとこういうののあのこの映画は結構連続で前提知識があるとどんどんどんどん グロテクスさがこう際立ってくる映画です
だから正直今もう一回見たいと思ってますちょっとこれ見終わった後いろいろ調べたんで もうめちゃくちゃすごいだっていう映画ですね
あれですよねなんかもう強盗が何か人からものを奪ってその分のものでいいものを手に入れたっていうのと同じ ですもんね
そうそうそう同じ同じもうねなんか遊んでてまあ豪邸で庭がすごく綺麗じゃないですか これもヘス婦人が自分で設計した
まあこういう庭にしたいって言うですねそうっていうまあその絵の絵を描いていって それは庭紙に作らせてるんですけどその庭紙もねユダヤ人の人
あそうそうだよねうんなんかそのそうだよね いやーでもだいぶグロいよなぁ
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あーちょっとちょっとそのなんかまあ今日はいろいろちょっと話し飛びながらにしちゃおうと思ってるからもう ちょっとここで言うけどあの庭もさあ
あれだよねあの肥料として使っている灰 あれだよねんあのユダヤ人の灰だよねそうですねうん
んそれもさあもう途中で分かったりすると思う いやそれがねなんかその川に流れてきて
ああそうそう川でなんかヘスト子供たちが遊んでいる時に灰が流れていたからちょっと その灰なんかあれですねその灰が自分たちの体に付くとなんか自分たちが汚れる
からっていうのですぐ川から出て 洗い落としていくんですねちょっとそんなシーンもあったし
そうなんだよねあのあれかルドルフが川で釣り あれなんでなんで自分たちでやってるのに分からなかったんだろうと思うよね
なんかね本当 あのまあユダヤ人たちを焼却する場所がもうアウスビッシュにはあるので
でその灰を川に捨てるんだけれどももうあの完全にまあ灰になってるけどまあ骨として ちょっと残っちゃってる部分とかが
あのルドルフの体に当たって流れてきたやつ でえなんだこれはって拾い上げると骨だってなってで水遊びしてる娘2人か
慌てて出して家に帰ってもう洗浄するっていうシーンがあるんですけど であのあそっかこれあのシーンが多分一番最初にこのルドルフ一家
ルドルフ家からユダヤ人に対する意識っていうのがちょっと出てきたシーン それまでいわゆるまあこのタイトルもなってるけど関心領域あの無関心であった
その分から関心に入ってきたシーンかなってちょっと俺は思いましたね 大きなテーマとしてこれ
ルドルフ一家は自分たちの生活にはこのいわゆるユダヤ人だとか アウスビッシュ教説修行所でしていることっていうのが関心事としてというか意識として
登ってないような感じで描かれるんですけど ルドルフ自体はもういろんなことを直接手を下してるので
下してるとか決定してるのでもちろんわかってはいるはずなんだけれども あのなんか関心の外に追いやられてるとでカバのシーンで初めて
なんかこうその自分たちがやっていることとか ユダヤ人のことが彼らの関心領域の中に入ってきてそれを洗い流すっていう
もうとんでもないシーンだなってあれ思ったね みえさんこの辺でなんか気になったときかちょっと引っかかったところとかあります
そうですねこれはどうなんでしょうかね あの僕は事前にちょっと情報は調べてから映画を見に行ったんですけども
それでもやっぱり実際見てやっぱりその事前に聞いてたこと以上に映画の中であの本当に このこれが関心領域かと
なんかその映像の外では本当にいろんなことが起きているのに映像の中ではまあね その家族の幸せを求めている姿ぐらいしか映ってこないっていうので
でもあそこはなんかやっぱ見てみたからその事前に知ってる情報と実際見てみて その受けたインパクトっていうのはやっぱりちょっとありましたね
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実際見てみると結構なインパクトがやっぱりあったなと思いましたね そういう意味では映画前提情報
あの知識なしでも全然見れると思いますししっかり調べてから見に行っても十分 インパクトは感じれるのかなと思いますね
そうですねあそうで私で言うと私みたいに多分あんまり前提知識 そこらへんの時代の話とか用語のこととかわかんなくてもあのまあこの映画
と思っていまして絶対に引っかかるように作ってるんですよ なので確かに三井さんが言う通り前提知識がないともういろんなものがですね
もたされて帰ってくるんで あのそれをちょっと一個ずつひも解いていくことができる映画でもあると思います
私はこれ見終わった後結構やっぱりこの関心領域にだいぶとらわれていて ちょっといろいろ調べてしまってはいますね
まあ原作もその後読んだんで原作のことも踏まえてちょっといろいろ考えるところは 多かったなと思います
さてでちょっと話を先に進めるとですね まあそういうちょっとこうあの映画の大きな特徴があるんですがもう一個やっぱりね
あの特徴としてはですねこの演出ですよね えっとまあさっきから話しているバックグラウンドミュージックとしてのあのユダヤ人の悲鳴
そして全てを語らないというかほぼ語らない ユダヤ人については語らない構成で あとやっぱりカメラアングルが結構定点カメラを使っているシーンが多くて
なんかあれ見ててどうだったなんかすごく俺やだったんだけど そうですねなんか気持ち悪さみたいなもの
普通の映画だったらこういう時はあの 人物の表情を捉えたいから寄るよねみたいなところで全然寄らないし
怖って思った逆になんか立ち位置とか場所みたいなのがこう 晒されるような感じがあって
すごく嫌なカメラアングルだったなと思いますね 定点カメラで撮られている感じですよね
あの確かにそうですねこの定点カメラの感じ 人にフォーカスしない分
もうちょっと周りも含めて映し出してるんですけど その周りにはやっぱりそのアウシュビッツの収容所がすぐ近くにあるんで
そこのすぐアウシュビッツのすぐ横でこんなことが起きているっていうのがよりなんか 想像が膨らむような
なんかそんな映像だったのかなとも思いますし そうですねでちょっと演出のとこで言うと
何点かですねちょっと妙な映像が挟み込まれます あのちょっと何だろう暗視カメラで撮ったような映像で少女が描かれる
サーモグラフィーで 少女が光っているような形で少女が
クレームの中で現れたりしてましたね あれも最初全く何だったかわからなかったね
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なんだろうみたいな しかもなんかこういいシーンなのか悪いシーンなのかさえもわからない
ちょっとこうドギマギしながら見てましたけれどもまぁこれはまぁあのちょっとあまり説明した方がいいかなと思うのであまりここは説明しないのであの見た人
いやあの見てもらいたいのでここはちょっとあまり説明したいですがそういったシーンとか あとこれはもうちょっとあれなんだよねラストのラストのね
現代が描かれるシーンがあって あれはちょっとびっくりしましたね 激にしたよね
最後ああなるんだっていうのはちょっと全く 予想とかできないんで驚きましたけど
あれもまあちょっともうこれね多分本当にネタバレしてもそんなに描けないと思うので話をしてしまうと長い時間
ラスト付近に現代のアウスヴィッシュ強制収容所が描かれるんですよ 博物館となったあのアウスヴィッシュ強制収容所の映像が差し込まれるんですね
その直前にこのルドルフヘスがアウスヴィッシュからちょっと典型になっていて
どこだっけベルリンじゃないな どこだっけどっかでパーティーがあってでそのパーティーの前にはある
ユダヤ人を虐殺するための作戦会議があって でもうこれからとんでもない尋常じゃない仕事量になるがやるぞみたいな
本当あの企業の会議みたいな感じで決まるんですよね 本当なんかこの目標数字あの今までの我々の数字からしても全然
あの難易度が高いが取り組むぞみたいな 利益を出すぞみたいな形でなんか大きな会議があって決まったりする
あとにルドルフがパーティーを上から見ててあれもすげー怖かったんだけど見てて その後奥さんにヘス夫人に遠く離れたヘス夫人に電話する時に
パーティー会場のいる人間をどうやって殺すか考えていた どうやって効率よく殺すか考えていたみたいなことを言い出して
うわーって思った後に現代の強制収容所のもう展示されているもの それがまあおそらくユダヤ人のこの焼き残った靴とか
まあ医療品みたいのがひたすらこう展示されているブースというか 展示物がこう映し出されるんだけどまあ要はあのあの決定が現代に結びついて
いるよっていうことを言いたいのは間違いなくてでまあいろんなものの事実付きなんだよ っていうのを最後を突きつけてきているところなんですけど
あの演出もなんかいや本当怖かった 確かにあの人間性みたいなものがヘスがそのパーティー会場でどんだけの人を効率よく殺せるか
っていうのもなんかそこに感情とかは多分ないんですよね そこにいる人を恨んでるとかそういう話じゃなくてこの先収容所で効率よく
殺さないといけないから常に頭の中がそういう計算になっててですね そういう話ですもんね
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なんか本当仕事している人間のなんていうかなんか状態ですね 前の企業の会議みたいなんでこの先の計画が決まって
それをやる人もいかに効率よく収容所で殺せるかっていうなんかその頭の中 計算ばっかりになってるしっていう
そこには感情とか全然ない その後吐くじゃない吐くんですよねルドルフヘスがそのまあ思い出すま
思い出すまではやえっとその現代のアウスフィッシュの映像が差し込まれる前後で吐き出すんですよね やっぱあれはもう限界を超えたんだろうね
あの彼らの中でも何かがまあだと思ったしねだからやっぱりうまい演出だったし 恐ろしかったなと思いますであのこれ監督のあのジョナサングレイザーがなんか悪ダミー賞の
コメントでいろいろ発言して結構賛否までいかないけどまぁちょっといろいろ話題になっていた 言葉でまぁもちろんこれはあの
現代のまあウクライナやカザに通じる部分だっていうところを話していてまぁでもそれ 以外のことも多分通じていてやっぱり自分たちが無関心でいる領域があります
よねと 関心をまあなんか関心を持つことが全てではないと思うし
なんていうのかなこうどうどう最初に自分もこれ今見た後 あの小説も読んだ後そしてこうやって今話そうとしている今もあの答えが出ないんだけれども
まあとにかく今世界中で起きていることは他人事じゃないですよっていうこと これは間違いなくメッセージとして強くあってでもちろん全部つながっているわけじゃないですかこの
グローバルな社会でもう閉じられた世界なんか 多分地球上にはほぼ残ってなくて今起きている
海の向こうで起きていることは我々の生活に持続だしまあ言ってしまえばもっと 些細なことでもあるのかもしれないあの例えば企業の中で部署が全く違うからとか
関心を持たないとかっていうのもあるかもしれないし そういうことにも全部つながってはいるのかなとは思うんだけれども
でこれをちょっと受け取ってどうしていいかちょっとわからなくはなる 映画ではありました
ちょっとまあガッと話しちゃったけど 皆さんこの辺りどうかな
ざっくりざっくり行くけど やっぱりこの映画見るとまずはちょっと自分の心はどうなんだろうっていうのはちょっと問いかけ
しまいますね 関心領域っていうタイトルからしてはいいと思うんですけども
じゃあ自分の関心領域ってどうなんだろうっていうのはどうしても考えてしまうと思いますし
いやなんかそうですね 僕にとってはそういう映画だったなって思いますね なんか本当に
そうだよね でそうですね どうしようかな ちょっとこの辺りでちょっと登場人物の話もしたいので登場人物の話に
移っていきたいなと思ってるんですけど その前に原作と違う部分を少しお話ししておきたいなと思います
で原作はですねこれ全く違います もちろんこのアウスビッシュを中心としたユダヤ視点の話
ユダヤから見た 違うごめんなさい アウスビッシュを中心としたナチスドイツ側の視点の話っていうのは間違いなくて
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でこの共生修行所で何が起きていたか この共生修行所の周辺でどういう関心をナチス側は
ナチス側のいろんな立場の人たちが持っていたか っていうことは間違いなく描かれているのでこのあたりは共通しているんですが
基本的に原作は架空の人物が出てきますね 映画はもう実在の人物です 原作はですね結構ドラマチックなんですよ
すごいストーリーがしっかりある始まりがあって終わりがある小説です 映画は逆に家族の一連のいろんな流れは描かれるんですけど
なんかどっかに着地したなとかこれで終わったなみたいな感じではない なんかあのある一連をなんか切り取りましたみたいなそんな感じのあの映画で
だいぶちょっと違ってきてます だからこれなんて言ってるのかなあの同じ作品っていう扱いはなかなかちょっとし
にくいものになってますね 同じタイトルですけど原作と映画と作品としても全然別物っていう印象でしたね
そうだよね 原作はあと結構長編で登場人物いっぱいいますけど
映画は本当にその中のある人物たち丸家族だけしか登場してないので本当は原作の中のある一部分を切り取ってそこをいろいろアレンジしたのが映画かなっていう感じですね
そうですね 原作はですね400ページ以上あるんですよで結構読むの大変です 本当に面白かったけど読むの大変です
だから映画気になったからちょっと原作 行こうみたいな人はもしかしたらこの400ページにちょっと挫折する可能性もあるので
ぜひ来週聞いてもらいたいなってところなんですけれども そういう違いもありますと原作はかなり長いです
映画はだって140分違ういや1時間45分ぐらいだったよね確かね そうかそうかそうですね
そのくらいですよね だったんでちょっと自分もこれ思ったより短いなと思った記憶があります
あと全然違うのが映画は結構シリアスなトーンで作られるんですけど 原作の小説はちょっとなんていうんですかブラックコメディっぽいですね
ちょっとディストピアSF読んでいるような感じの ちょっと読みやすさもあるしすごくシリアスっていうわけではなくて
ちょっと軽い感じもするような描かれ方もしているんで読みやすさはあるなと思いますね 読むのは大変なんですけど
確かにそう読みやすいなって最初思ったんだけど 最初の方すごい読みやすいなって思ったんだけどまあまあまあ骨が折れる小説でした
長いですかね なのでちょっと登場人物がまあほぼほぼ被らない
一人被ってんだっけなほぼほぼ被らないのでもう本当別物なんですが 映画の方の登場人物の話をすると
まず主役はこの署長ですねルドルフ・ヘスになりますね もう一人の主役というか中心人物として描かれるのがヘスの奥さん
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ヘート・ビッヒ・ヘスになりますねこの2人が中心ですと この2人が家で暮らしていて
いろんな話をしながら話が進んでいくんですけどヘス夫人はですね このアースビッシュ収容所の隣のこの家がもう理想の家なんですよ
自分がこう築き上げた庭も最高に綺麗で 裕福な暮らしができていてそれはいろんな犠牲のもと成り立っているけれども
ヘス夫人からするとそんなこと知ったこっちゃないんですよね もうその当たり前だしっていう感覚でもういるからあのものすごく豊かな生活を手に入れたと
でもうお母さんとかも呼んでねどう私の生活みたいな感じで見せびらかすんだけれども
お母さんがねこれ面白かったのに結構まともだったんですよね
あれもどうなんですかねまともなのかちょっと怪しいですけど お母さんとそのヘス夫人も多分なんかその生活苦労してここまでやってきて
それでちょっと結婚した旦那さんが出世していったんで いい暮らしができてね
とうとう理想の家に住めるようになったっていう感じかなと思いますか ただこのお母さんの話をちょっと言いましちゃうと
お母さんがねこのヘス家にちょっと泊まりに来て部屋を渡されてそこでちょっと暮らすんですけど
それと同じタイミングでアウスビッシュ共生収容所で24時間焼却によるまあユダヤ人絶滅のね
あの殲滅の焼却炉が作られて回り出すんですよね 第一焼却炉と第二焼却炉が作られて
まあもう炎をそこに循環させることによってもう永久的に 常に人を燃やし続けることができるっていうとんでもない期間が出来上がってしまったので
夜中ねそっからもう真っ赤な炎が燃え上がっているのが見えるんですよね でお母さんはそれを見てえーってなるわけですよ
でまぁ結果お母さんは黙って娘に黙ってこの家を出てくるんですよね 耐えられなかったんでしょうねその状況に
まあそうどうですかねただ単に あー違うかななんかこれもちょっと僕もいろいろな調べて
えーとお母さんはそんな感情的なところはあんま思ってなくてただ単にその あのまあ気持ち悪いなんか音が聞こえるとか匂いがするとか
なんかそういう気持ち悪いものを見せられるのが嫌だから出ていったっていう そのくらいの程度なのかなっていうんですか
じゃあ俺の解釈があれでしたね ちょっと感情的になりすぎていた
まあそれ置いといてまあでもお母さんは途中であのその炎のとことかね 神とか描かれてるんですがまあ出てきますというとこですね
でちょっとこのヘス夫人の話にちょっと戻していくとルドルフがですね まあこれは出世なのか何なのか
アウスベッシュの所長からちょっと移動が命じられるんですよね でなんかちょっといろんな動きが変わったぞといろんなやつが今ちょっと移動させられていて
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私も対象になっていると でえっとどことこに行くからあのもうなんだろうこのアウスベッシュから出てくぞっていう話を
ヘス夫人にしたらまさかのヘス夫人が嫌よと そうですよね ちょっとびっくりしますけどね
私はここに残るわあなた一人で行って 単身不倫させるんですよね マジかよって思ったけどね
でなんかそれまで自分の中ではこのアウスベッシュ収容所 いろんなもの見せられてきてるけれども隣なんて絶対嫌じゃんって思ってたの
あのまあ仕事でここにいざるを得ない状況に追い込まれているんだろうな 嫌だなっていう気持ちがどっかにあったんだけどヘス夫人はここがいいんだっていう
もうどういうことみたいになったんですけどでもそれがやっぱこのヘス夫人がもう狂ってしまっている部分でもう自分の関心領域に閉じこもってしまっているっていうのをうまく描いていて
でその後のねもうお父さんルドルフがね旅立つ時の言葉とかねもうなんかすごい切ないというか何なんだろうこれみたいな切ないじゃないなもう何なんだろうこれみたいな感じで見てました
これさ本当さアウスベッシュ収容所の隣っていう設定じゃなかったらただ単に本当に単身不倫させられるお父さんの話じゃんって思って
どうなってんだよとか思いましたねところですねちょっとすみません登場人物のところでいきますけどでもあのそうルドルフもちょっと今までいろいろ話し通りかなり狂ってはいるんだけれども
おそらく一番もうこの映画の中で一番突出して何かが壊れてしまっているのはヘス夫人ですね
その間違いないかなと思いましたそうですねうんちなみにこの辺も原作と映画違いますよねこの登場人物の
だいぶ違う一応はルドルフヘスとヘス夫人ちょっと名前は違うんですけど原作にも出てくるんですけど
キャラクター全然違うんで映画は映画の人物っていう感じでそうですねヘス夫人そうですね
ヘス夫人がそうですね確かになんかもう本当自分と家族のことしかもう一切考えてないというかもうそれしか見えていないっていう状態ですもんね
で今ちょっと原作の話が出てでえーとまぁそうこれ原作はですねヘス夫人にあたる人がハンナって名前になってまして
まあ言ってしまえばヘス夫人と結構逆のタイプの女性ですあのナチスドイツがやってることに対して疑問を持っている
疑問を持っているというかうーんとなんていうか体制に疑問を持っているっていうのは正しいのかな
ここもねちょっと言い方ちょっと難しいんだけれども結局そのハンナもねナチスなんだよなっていうところがあって
まあいろんなことに対して疑問を持っているけれどもっていうところがあります
ここですねだいぶあのキャラクターが違いますと原作の関心領域のこの後書きでもうすごく衝撃的だった文章が自分はありまして
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これあの役者後書きじゃなくて著者の後書きですねのラスト付近これえっとしかも著者の言葉じゃなくて著者が読んだ
プリーモレイビーって人の旧戦っていう本があるそうなんですけどそこのからの引用でと 早川さんの原作だと466ページ
もうほんとさあまあこれ後だけで最後なんですけどちょっと読み上げるとおそらく何が 起こったのか理解することはできないしましては理解するべきではありません
理解することは正当化することださえ言えるからです説明させてください 計画や人間の行動を理解するということはそれを身の内に取り込むことその立案者を
身の内に取り込みその立案者の立場に身を置き その立案者に共感することを意味しますそして正常な人間ならば
ヒトラーやヒムラーゲッペルスアイヒマンあげればきりがないその同類たちに共感 などできないでしょうとバーとちょっと続いて
ナッチの憎しみに合理性はありませんその憎しみは私たち人間の中にあるものではなく その拉致害にあるものですという言葉が引用されているんですけど
なんかめちゃくちゃこの文章刺さってなんか今回の映画を見て なんか理解したいみたいな気持ちがやっぱどっかで芽生えるんですよ
こうなってしまったら何でなんだろうまあホロコースト時代に何で起きたんだろう とかっていうのはあのすごくいろいろ議論されているところでヒトラーの言動思想に関しては
やったことはいろんなことがもう記録に残っていたりわかっている部分はあるけれども どういう思考があったのかどういう思いがあったのかっていう流れってのはなんかいまいち
わかっていないとでえっと言ってしまえば あのそれをに対してあの分かろうとするアプローチというのはめちゃくちゃあるはずです
ナチスがやったことは何だったんだろうみたいなことでアプローチを重ねている方々は たくさんいるし多分えっと我々が紹介した本で言うとローランビデイの
hhh なんかもきっとその試みの一つなのかもしれないと思いますでもやっぱりその 言う通りなんか理解してしまおうとするがゆえ理解しようとしていくとなんかわかんない
どっかのタイミングで理解した気になってしまったりすると何かを取り込むことになる っていうのはなんかすごく刺さりました
でこの関心領域映画見てる時に理解したい分かりたいみたいな気持ちとかモヤモヤ モヤモヤって多分理解してないから生まれるものだと思うんだけれどもそこに対して自分は
どうアプローチしていいかわからなくなった で多分どうアプローチしなくていいかわからないって状態がもしかしたら正解なのかもしれないなって
ちょっと今思い始めていますでもここでまた止まってしまうのかみたいな あの関心領域に閉じこもるのかっていうののもう繰り返しなんだろうなってちょっと今
思ってきて だからそういう意味でもまぁちょっとこのまあ来週話すけど原作はまた読んでもらいたいなとは思ったりはしていますと
うーんじゃあそうですね 僕はやっぱりこの映画見てなんかハッとしましたし
この原作読んでなんかより映画の続きをさらにちょっと考えたりしてしまったんで これはやっぱり映画と原作は別物だと思ってるんですけど
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でも一緒になんか見ることでいかにこの やっぱり原作の方がより理不尽さが際立っていると思うんですね
映画の方は特に語られていないんで 登場人物だけを一番上だけ切り取るとなんかその家族思いのお父さんだとか
理想を求めている奥さんだとかっていう 自分たちに重ねて見ることできるかもしれないんですけども
いやそうじゃないん でももっと考えさせられるところがあるんだっていうのはこの原作で強烈に書かれてるなぁと思う
んで やっぱりジョナサンクレイザーがこの原作からこの本を読んで何か着想を得てこの映画を作ったっていうのは
もう間違いなくあるはずなんで そこの何でしょう流れっていうのはまあ感じるところかなと思いますね
ちょっといろいろ話してきましたが ちょっと他ちょっと印象に残っているところも印象に残ってるところしかないんだけど
話していきたいなぁと思うけどミンさんあります? 多分ですね 僕はやっぱりこの映画のバックグラウンドで流れてくるあの不気味な音をですね
なんかするよね これもなんかだんだんちょっと気づいてくるわけですけど
叫び声とかその悲鳴とか あとなんかその銃の音が聞こえてくる時もありますし
後々振り返るとなんかその映画見てる時はなんていうかそこに入り込んでいて なんかそれをただ聞いてるんですが後々振り返るとやっぱりあれは相当気持ち悪いなぁ
っていうですね なんかそんな音だったなぁっていうのがなんか後からだんだん感じてくるような
なんかそんなバックグラウンドだったなぁっていう話しましたね いや本当ですよ
もうなんかこの設定だけでさ その最初の10分に10分なんか耐えられなくなるよね
なんかすごい揺さぶってくるしさ そうだな 2回目とか見た時よりなんかその辺でちょっと
うん あっそうですね 思ってしまいそうですね
この辺りの音響はやっぱり映画館で楽しんだ方がいいと思いますので ぜひちょっと映画館で配信とかではなく映画館で見てもらいたいなと思いますね
いずれ配信されると思うんだけれども映画館でぜひ見てもらいたい 映画館で見るのが難しいタイミングでも聞いてらっしゃる方がいたらなんとか音響が
こういい状態で聞いていただきたい あの見ていただきたいなと思いますね私ですね
こうある意味一番怖かったシーンが子供たちなんですよ あー
ヘス一家の 結構な人数このヘス一家には子供がいまして長男が結構大きいんだけど
スエッコかな あ、まああの長男がねやっぱりもう明らかにこの環境の影響を受けていて弟を閉じ込めるシーンとかあったりするんだけど
あれも怖かったんだけどもっと怖かったのはなんかおもちゃで遊んでるスエッコがあのバックグラウンドで聞こえてくる
おそらくユダヤがあのユダヤ人が何か あ、あれだリンゴだリンゴを奪い合っていた
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とかなんだかんだででそれリンゴを奪い合ってただけで処刑されるんだよねでそれが漏れ聞こえてきた
スエッコが人形をいじりながら二度とするなよってつぶやくシーンがあるんだけど もう怖すぎてちょっと
こんなちっちゃい子にあれだってもう全然何歳児っていうぐらいの子供じゃないですかが
めちゃくちゃ影響を受けてんだこれっていうもうあそこがなんか一番ズバッとしたかもしれないとかね
とかありましてやっぱ結構このヘス一家の子供たちのあの環境による影響の大きさっていうのはもうちょっとなんかもうまあそれもちゃんと描いてるから
こう伝わってくるんだけどもう細部まですごい気を配ってあの恐ろしいものを作り出してらっしゃるなと思いましたね
二度見たいけど二度も見るのが怖い映画です今語ってみると そうですねなんかそのヘス夫人が結構漂変したりする時があってあの
あったー えっとですねなんか幸せな時かなそういう状態の時は
すごい幸せそうにしてて穏やかな感じなんですけどちょっとあのうまくいかないことがあったり思ってないことが不都合なことがあったりするともうねもう
態度表現してめっちゃキレてねその仕様人みたいな人に怒鳴りつけたりして めちゃめちゃ人として怖くなってしまうんですよね
そういう人なのかなってねなんかそこでまあ思ってしまいますし そうですよねいやー怖かったねあれもね
じゃあちょっといろいろ話してきましたがなんかまあちょっと我々が話せる範囲はここ ぐらいかなってところで結構長くなってるかな
本当はなんか今回30分ぐらいのエピソードにするつもりがめちゃくちゃ 多分私が話しすぎているんだけれども
予定の倍ぐらいはね
ちょっと短めのエピソードにしていろんな人に聞いてもらうようにと思ってたけどちょっと長くなってしまいましたがまああの
こんなところかなと思いますで最後ちょっとやっぱりラストも踏まえてなんですけどこの映画で書かれていた関心領域っていうところは少しちょっと話してみたいなと思っていて
実際何でしょうまあいろいろ思うところはあるんだけれども もともとこの関心領域っていう名前はこのアウスビッシュ付近にあったところを一体を示す言葉をらしくて
まあなんかナチスでそういうなんでしょうねなんか独特のこの言い方をするんだろうね 冒頭切ってなければ言ってると思うけどカナダみたいなさ
なんかこう名前をつけたがるんだろうなってちょっと思ったんだけれども あの関心領域と呼ばれていましたらしいですまあその意味とこの映画とか原作が持たせようとして
意味はまた違うと思うんだけれどもやっぱりこの今回でもちょっと改めて話で思ったのは 関心領域に閉じこもっていると思うんだけれどもなんだろうな
思ったのは本当に本当に無関心でいられたのはヘス夫人ぐらいで 子供たちは多分関心持っちゃってたと思うし
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まあてか止められないと思うし子供の関心なんて 広がっていくもんだからでルドルフヘス夫の方は自分が焼却炉作ったりとかもちろん
所長としていろいろ仕事をしているので無関心でいるわけがないと思うんだけれども やっぱりどこかで影響を受けていたなぁと思うんですよ
すごく関心を持たないようにすることと無関心でいることはまたちょっと違う かなと思っていて見て見ぬふりをしていた人たちと本当に無関心だった人たちが
多分いるだろうなっていうところはちょっとこの映画を見て思いました でこれって現実自分たちが何だろう
いろんな話をいろんなところで組織とかの中でしていく時に 無関心でいる人ってやっぱりいてでも関心を持たないように見て見ぬふりをしている人たちも
いてみたいな でそこの温度差も結構あるなって思うしまぁそこにこう関心を持ってなんかこうあの問題意識を
持ってとかっていう人もいるしみたいななんかそういういろんな状況があるなーって 思っていて誰しも全部が全部に関心を持つこととか
無関心にならないでいられることってのは多分ないと思うんですよ 生きていればあの人間の処理能力というか認知能力と言っているのかわかんないけどそんなに
なんていうか全部が全部できるわけじゃないと思うので まあもちろんそこで諦めていいって話はないんだけれどもだからやっぱりこの映画はこの関心
領域っていうタイトル 多分そもそも自分は関心領域っていうタイトルにめちゃめちゃ惹かれたので
あのうまかったし揺さぶりをかけてくるものだったなとちょっと改めて思いましたね 確かに
みえさんどうだったこのタイトルとか関心領域っていう言葉の意味とか そうですねなんかその自分なりに思ったのはなんかやっぱりその誰かが傷ついていたり
まあ理不尽にちょっと被害を受けていたりとかなんかそういうのにやっぱり何かちょっと思いを寄せたりするのが
なんかねこの一緒にあのその社会にいたらやっぱりそういうのをするのが人なのかなっては思ったりしますし
同じ人なのにユダヤ人だからもうどうなってもいいっていうので殺されようがどうなろうが全然気にしないっていうような
ってなってしまっているのが本当にもまあ過去にそのナチスがそうなっていたっていう 今ではなんかそういうのって想像できないんですけども
でも本当に極端に無関心を極端に突き詰め 無関心というかその相手がどうなってもいいっていう極端に突き詰めたのがそのナチスだったし
でそれが極端じゃない形でもやっぱり自分たちの身の回りでもあると思うんですね あそこでやっぱり今回ちょっとね
本当この映画見て自分ってどうなんだろうってすごいちょっと思ってしまいましたし 映画では本当それが極端な形で描かれてますけど
でもちょっとしたところとかでもなんかねその自分どうなんだろうってなんかすごく問われてる気がしてですね
なんでまあそういう意味ではこの映画って見てる時もきつかったですけど見終わった後やっぱり考えたらですね
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やっぱり結構きつかったんですね とはいえですねやっぱり見てよかったなとすごく思っていてですね
この関心領域ってなかなか改めて考えることってなかなかちょっとなかったなと思ったんで そういうのをねなんか気づかせ
改めて問いかけられたっていうので なんかそうやってなんか自分なりにそれをどうなんだろうって考えてみたりそれを問われて向き合う
っていうのがなんかすごく重要なのかなってね だから大地さんも言われてますけど僕も結構同じようなことを思ってますね
あーですよねまあちょっとここまで話してくるともしかしたら聞いてる方はまだ見てない方は ちょっと逆に見るのが怖くなってるかもしれませんが
気分が重くなるかもとかですね かもしれませんが
ちょっと覚悟がいるんじゃないかみたいな気持ちになってらっしゃるかもしれませんが まあある程度覚悟はいるのは間違いないんですけれども
気楽になんか見てねって言える映画では全くないので 見るのにはちょっと勇気持ってくださいというしかないんですけれども
ただやっぱり何でしょうね満々と我々生きてると思うんですよ 何やかんや生活に困らなかったりすること多いし
すごい他者と比較しなければ日本っていう国でいてっていうところで いろんなところで今2024年日本っていうのはまあなんていうか恵まれてるわけだと思うんですけど
現実はナチスというものがあったと でそれがどういうふうに生まれてしまったのかっていう話もあるし
ユダヤ人が受けたことっていうのはまあ今も消えてないだろうなと思ったりする まあそういうことにこの意識を向けたりすることとか
はすごくまあ言ってしまえば重要って言えば重要って言う言葉で終わっちゃうんだけど まあなんか考え続けることとか
いろんなことが重要なんだろうなと思いますでおそらく自主原作のラストに触れると したら今どこ触れようと思ってるんですけれども
そのあたりのこともちょっと話すことになるかなと思うのでまぁちょっと自主を 楽しみにしていただけたらなと思います
じゃあそんなとこで次回を告したいと思います もちろんマーティンエイミスの関心領域原作をご紹介いたしますぜひお楽しみに
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