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2021-06-21 43:33

第45回 絶望で始まり愛で終わる「三体Ⅲ 死神永生 下」劉 慈欣著

※今回の「三体」はネタバレあり回です!!

【今回の紹介本】

■『三体Ⅲ 死神永生 下』劉 慈欣著、大森望、光吉さくら、ワン・チャイ、泊功訳 早川書房

遂に完結の中国SF、三体!!

この感動を、このスケールの大きさを、熱さを、読み終えたばかりの2人が語ります!

ネタバレありなので、読んだ人は是非にお聴きください!

【番組内で紹介したトピック】

■ 『三体Ⅲ 死神永生 下』劉 慈欣著、大森望、光吉さくら、ワン・チャイ、泊功訳 早川書房

https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000014830/pc_detail/

【番組へのリクエストや感想はこちらから!】

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【文学ラジオ空飛び猫たちとは】

硬派な文学作品を楽もう!をコンセプトに文学好きの二人がゆる~く文学作品を紹介するラジオ番組です。

案内役の二人は、 東京都内で読書会を主催する「小説が好き!の会」のダイチ

京都の祇園で本の話ができるカフェを運営する「羊をめぐるカフェ」のミエ

文学のプロではない二人ですが、 お互いに好きな作品を東京と京都を繋ぎ、

読書会のようなテイストで、それぞれの視点で紹介していきます!

毎週月曜日朝7時に配信しています。

【SNSでご投稿ください】

番組の感想・リクエスト・本を読むきっかけになったなど、 #空飛び猫たち をつけて、ぜひSNSに投稿してください!

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#本 #小説 #読書 #読書会 #文学 #海外文学 #ブック

00:03
どうもみなさん、こんにちは。文学ラジオ空飛び猫たちです。この番組は、いろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、文学と猫が好きな二人がゆるーくトークするラジオ番組です。お相手は、私小説が好きの貝野大一と羊を巡るカフェのミエの二人でお送りします。
文学のプロではない二人ですが、東京と京都をつないで、お互いに好きな作品をそれぞれの視点で紹介していく番組です。お互いの紹介に関しては、2021年最初の回で話しているので、そちらをお聞きください。
また、このラジオへのご質問やリクエスト、メッセージを随時受け付けています番組概要欄にフォームのリンクを貼っていますので、そちらからお寄せください。ご質問など、ある程度いただけたら返事をする回をやりますので、気軽にお寄せいただけると嬉しいです。
この6月で我々のラジオが1周年を迎えました。ありがとうございます。これまで紹介した本の中から課題本を選んで読書会を開催いたします。こちらはリスナー投票で決定いたしまして、課題本は私たちが光のような早さで進めないならを実施いたします。
7月3日に読書会を開催予定なんですが、ことにありがたいことに満員オンレーとなっております。ありがとうございます。
これとは別に、ジョン・ウィリアムズのストナーもリスナーの投票が集まっていたので、8月か9月頃に読書会を開催しようと思っておりますので、徐々に告知していきますので、よろしくお願いします。
では本日紹介するのは、りゅうじきんさんの3対3指針衛生下巻になります。大森のぞみさん、三吉さくらさん、ワンチャイさん、とまりこうさん役で、早川書房から2021年5月に発売されています。
早川さんのホームページはアマゾンのほうから取ってきているんですけど、若干これが上巻の復習になっているような内容なので、読み上げさせていただきたいと思います。
機関命令に背いて逃亡した地球連邦艦隊の宇宙戦艦アイロ空間は、それを追う心臓艦バンユンインリョクと共に太陽系から離脱。
暴爆たる宇宙空間で、高次元の名残ともしき四次元の欠片に遭遇する。バンユンインリョクに乗り込む宇宙論研究者のイーファンは、その体験からこの宇宙の巨大で暗い秘密を看破する。
一方、テイシンは天命にプレゼントされた星から巨額の資産を得ることに、穂沢役に志願したアイ・エイエイの勧めで、設立した新会社は数年のうちに宇宙建設業界の巨大企業に成長。
人工島民から目覚めたテイシンは、老人に香る二代目のソードフォルダに選出される。それは地球文明と三大文明、二つの世界の命運をその手に握る立場だった。
SF最大の秘書ヒューゴ賞をアジア圏で初めて受賞した3体に始まり、全世界に旋風を巻き起こした壮大な3部作、ついに完結でございます。
下巻の話に行きたいんですけれども、もちろん先週配信したジョーンを聞いていただいた上でという前提で話をしますので、先にそちらをお聞きいただければなと思っております。
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ではですね、下巻に入る前にちょっと読み方、人物名の読み方の確認をしたいと思います。
3体はですね、必ず人物早見記表みたいのが入ってまして、それに読み方が2つなり3つなりあるんですけれども、前回同様ですね、読みやすいほうで読んでいるということが多かったので、
日本語読み中国語読み統一されてないんですが、このラジオではまず主人公の女性、チェイシン、テイシンと2つ名前がありますけれども、こちらはテイシンと呼ばせていただきます。
脳だけ3体世界に行ってしまった、かつ上巻のラストでテイシンと再会を果たした天命という人物がいるんですけど、これ読み方がですね、
ユンティエミンとウンテンメイという読み方があるんですけど、ラジオではテンメイと呼ばせていただきます。
IAAはもうエイエイと呼びますね。
で、ルオジーですね、前作の主人公ルオジーはラシュートも呼べるんですが、ルオジーとこちらでは呼ばせていただきたいと思います。
あとソフォンが実体化した女性型AIロボットはトモコと呼びます。
これはチーズ知事トモコと呼べるんですけど、トモコと日本人読みします。
トマスウェイドっていうPIA長官だった男の下で働いているツオビ・ソーヒンというですね、物理学者がいるんですけど、これはツオビンではなくソーヒンと呼びます。
あとですね、ファイロ空間に乗船してた、失礼しました、万葉引力ですね、万葉引力の上院だった宇宙論研究者グオ・イーファン・カン・インパンと呼べるんですけど、こちらではイーファンと呼ばせていただきたいと思ってます。
ちょっと人物の名前いろいろあるんで混乱するかもしれないですけど、ちょっとすいません、呼びやすい方で呼んでいきたいと思ってます。
下巻はですね、これから話していきますけれども、まずこれおどき話から始まります。
これは天命が天使に語ったおどき話なんですけど、その中にですね、人類が生き残る方法だとか、三大文明のことが隠されたおどき話でございますね。
そのおどき話があって、人類はどうこの危機を乗り越えるか計画を立てるんですけれども、そんな計画を立てている間にですね、暗黒森林攻撃がついに人類を襲うという、そしてどんどんスケールがもうわけのわからないぐらい膨らんでいくという下巻でございます。
じゃあ具体的にちょっと話しましょうか。
まず下巻では最初におどき話からしたいと思うんですけども、これは上巻のラストで天命が帝神と再会を果たして、人類のためにメッセージが含まれたおどき話というのをするんですけども、おどき話は3つあって、
王宮の新しい絵師というのと、鋼鉄の海というのと、浸水王子というこの3つの話に隠されたこのメッセージというのが人類の今後の生きる道になっていくと。
これが3体が監視されている中で天命は天使、話していたので、そういうメッセージが含まれているというのがバレると即アウトになるという状況だったので、なかなか解読が難しいそういう内容のメッセージになっているんですけども。
そうですね。天命と天神が昔からこれずっと話を作りあってきたんだみたいな設定を天命が3体世界の中で勝手に作って、それで100冊近く本を出すんですよね、3体世界の中で。
06:11
その中に隠した3つの話っていう、すごい用意周到に天命はこの時を待っていたっていう。
もうちょっとかっこよすぎるんだよな天命。
そうですよね。実は天命は売れっ子作家になっていたという。
簡単にですけども、どんな話だったかという、おとぎ話の内容をざっくりと説明しますと、昔々の物語のない王国の話なんですけども、
王様には3人の子供がいて、長男が神水が子供の頃に行方不明になっていて、次男が評査王子と言って、次男は王位継承から剥奪されていて、
3番目のお嬢様、お姫様がこの先、女王様になる予定だったと。
このお姫様が王位継承ですね、女王様になるという祝賀会の夜に、次男、ちょっと悪い人間なんですけど、
この次男が連れてきた絵師、ハリアナっていう名前の絵師が、王宮の人たちのみんなの顔を覚えて、
その次の日から、その夜か、その夜から絵を一人一人順番に描いていくんですね。
実はこの次男が連れてきた絵師っていうのが、魔力を持っていて、この絵師が描いた人間、その絵が完成したら、
その絵の中に封じ込められてしまうという、そして現実世界からは姿を消してしまうという、ちょっと魔法のような絵を描くことができて、
それで最初、王様から描かれて、王様が消えてしまうんですけど、王宮の人間たちが順番に姿を消していくという、かなり物騒な状況になっていくんですね。
お姫様は、月人の人たちが絵の魔力を封じる道具を使って、王宮の外に出ることができるんですけど、
魔法の絵が描ける絵師の師匠さんが、ちょっと助けに来てくれて、魔力を封じ込める道具を渡してくれたんですけども、
王国が海に囲まれている世界なんですけど、海の向こうに行って、行方不明になっていた長男、浸水王子を連れてきなさいというので、
お姫様はちょっとお月の人たちと一緒に海を渡って、長男の浸水王子に会いに行くと。
本当はこの海も渡るの不可能と言われているんですけども、そこもいろんなアイディアによって何とか渡って、
この長男、大長子と一緒に次男の悪い人間を倒しに、また王宮に戻ってきて、決着がつくという、そういうお伽話なんですけど、
これは小説内小説なんですけど、めちゃくちゃ面白かったんですが、一瞬ちょっと3回のことを忘れて、こっちの。
私もこれ読んでいるとき、これに謎が解明するべき、謎があるんだと思って。
でも、すごいいろんなメタファーがあって、明らかにこれ渡ることが不可能な海とか、これを渡る方法が出てきたりとかして、
実行不可能のことが可能にするとか、いろいろ、これはそういうことなんだとか、これは絶対意味があることだな、みたいな行動がですね、
09:04
いつも出てくるんで、このお伽話の中に。
そうですよね。
これが間違いなくヒントになるんだろうなと思いながら、結構読んでいるときワクワクしますよね。
そうですよね。どこかにヒントが隠されているんだろうと思いながら、読んじゃいますね。
この作りは上手いなと思いましたね。
本当そうですよね。しかもクオリティめっちゃ高いし。
高い高い。
小説としての。この中で一個、登場人物がみんな基本的には中国語名なんですね。
例えば張宝とか甘おばさんとか、地名とかも中国に関連したのが多いんですけど、
なんか一個だけ重要ワードの中に明らかな中国名じゃないものがあって、
オオアルシンゲンモスケンっていうのが長い名前で出てきて、これが面白いんですよね。
超繰り返されますね。
オオアルシンゲンモスケンとか。
そうそう、なんかやたらなんかね、オオアルシンゲンモスの出身で、そこさんでとか、そこせいでとか。
オオアルシンゲンモスケン製の石鹸が超重要アイテムですね。
そうですね。
何だそれ。
思いっきりでもなんか一個か二個しかないっていう、そうそうそう。
超貴重なとこ。
もう全部がね、こう意味あることに見えてくるけど、その特にね、このオオアルシンゲンモスケンってのはめちゃくちゃ重要なんだろうなっていうのはパッとわかる。
そうですね。
もうパッとわかりすぎて、これなんかあるのかなと思って。
なんか隠れ身なのにしてるのかなと思ったけど、でもそういうわけじゃなかったんですね。
このおとぎ話を最初に聞いたのはテイシンで、それを人類に持ち帰って、こういうおとぎ話なんですよっていうのを、人類みんなで解読しようっていう流れに。
ちょっとその有識者会議みたいなね。
そうそう。
内容は世界にばらまくと、人類全員に共有すると混乱をいろんな推測大会になっちゃって、結局それを政治だったり宗教だったり要するに人たちが現れるだろうということで、共有はしないんですけど、有識者だけでちょっと解読意味を見つけようっていうのをやりますね。
このおとぎ話も有識者、いろんな専門分野の人が集まってて、なんだかんだこのメタファーはどういう意味なのかとか、どういう構造のおとぎ話、メタファーが散りばめられているのかっていうのもだんだん解明されていって、それによって暗黒森林攻撃、実はこれが暗黒森林攻撃に人類がどのように備えたらいいのかっていうちょっとヒントになっていくんですよ。
この散りばめ方も非常に天命、天才的というか、素晴らしかったですね。西暦生まれにしかわからないような過去の人類の技術と絡めた話とか入れてきたりして、天命マジすげえって思いました。
天才的な作りですよ。
12:10
その衝撃で他の惑星も破壊するという構造なので、太陽が崩壊したときに木星より遠く、木星だとか冥王星だとか、あと土星か?だっけ?だとか、あのあたりに太陽から見て裏側に隠れていれば太陽からのこの衝撃を木星なりが盾になって守ってくれるっていう。
その瞬間、消滅は間逃れるので、その後は太陽はなくなってしまったけれども、生きていけるような状況を作っていく。宇宙都市を木星の裏側なんかに作っていくという計画ですね。これが延滞計画、バンカープロジェクトと呼ばれるものです。
まあ、惑星を盾にするという作戦ですね。で、もう一つがこれが天命おとぎ話を解読した結果、出てきたのうちの一つで暗黒領域計画。これはブラックドメインプロジェクトということなんですけれども、これはブラックホールを意図的に作る計画ですね。
太陽系を低高速ブラックホール化するという計画なんですけど、ブラックホールで囲むと見えなくなるわけですね。なんですけど、これが要はRUOGが3体からできると言われた安全通知なんじゃないかと。ブラックホール化することによって光の速度が遅くなるんですよ。
どういう理論で遅くなるかって説明すると、自分も100%理解しないんで説明が難しいんですけど、要はブラックホール化するとその領域の中では光の速度が秒速16.7キロになると。こうなってしまうといろんな技術が使えなくなるんですね。
通信速度なんかもめちゃくちゃ遅くなっちゃうので、いろんな技術が使えなくなると。人類は文明を発達することもできなくなるし、文明を後退させることもできなくなるという状況に陥れなきゃいけないと思います。でも、安全で攻撃をされなくなると。ただ、これを実現するのは技術的な難易度も高いんですけれども、こういう選択肢があるということが提言されます。
もう一つが高速宇宙船プロジェクトですね。高速で宇宙船を移動させることが可能になる計画です。これも天命のおとぎ話から判明した方法があって、空間の曲率を変えることによって可能になる技術なんですけれども、これをやると高速移動した形跡が残ってしまうんですよ。
その結果、宇宙から外部から見たときに、こういった高速移動ができているということがわかってしまう。結果ですね、よりリスクが高まる。これは3体がおそらくこの移動を可能にしていたので、他の文明から見たときに痕跡がすぐわかってしまい、やべえ、あいつらすぐ殺さなきゃってことで3年という短い期間、もうすぐ見つかったらすぐ殺されてしまったんだなということだったんじゃないかなと予測されております。
この高速宇宙船プロジェクトなんですけど、後々ですね、この痕跡がわかるということは人類もあることから知ることになり、結果ですね、これはより暗黒森林攻撃のリスクを高めてしまうことになり、もう既に座標がわかっている我々にはこれを開発している余裕はないとしたらすぐ攻撃されるだろうということで、人類に対する危険度が高すぎるということで中止になります。
15:14
最終的に人類はこのバンカープロジェクト、惑星を盾にするという計画をメインに対策を講じていきます。
ここでですね、天心がまた出てくるんですけど、主人公天心が出てくるんですけど、天心は星間という企業の経営者であって、宇宙産業なんで、もちろんですね、高速宇宙船を作ることを推進していました。
いろんなことがわかる前から。でもわかっちゃった後も、高速宇宙船というのはもう重要な、人類にとっても重要なポジションになるんじゃないかということは予想されていたので、これをですね、どう政府の裏で研究を進めるしかないんですけど、それに対して天心が意思決定できるのか、その精神的な強さを持っているのかということがあって、ここでトマス・ウェイドが接触してきますね。
天心に、天心の会社や地位を明け渡してくれ。そしたら、俺がお前にできない決断をしてやると。だから明け渡せということを言ってきます。
天心は一瞬迷うんですけれども、AAAもですね、それに賛同してウェイドに渡してしまえということになって、ウェイドに明け渡します。
で、その時に一つだけ条件をつけます。高速宇宙船がもし人類社会に、人類全体に危機をもたらすような場合には、天心は遠眠に入っているけれども、蘇生させて最終決定を私にさせろと。
その条件であればウェイドに全てを渡すと。ウェイドは最終的にそれを受け入れてわかったと。危機をもたらすような状況になったら必ずお前を起こして決定させると。
とても残酷なことになると思うけどなと言って。この約束が守るもらわないはウェイドの意思一つだったんですけれども、信頼というか二人のこの人間的な、信頼しちゃってるわけじゃないと思うんですけど、
人間の、まあもう長い付き合いなんでどういう人間かわかってるんで、ウェイドは必ず起こすだろうと天心も思って遠眠に入ります。
そしてまた天心は未来の世界へ、このAAAとともにですね、遠眠に入り未来へ向かいます。
ここから遠帯紀元というところに入るんですけども、天心が遠眠から62年ぶりに目を覚ますんですけども、実はそこはもう地球ではなくて木星の宇宙都市にいたんですね。
この世界ではほとんど人類は地球の外に出ていて、木星はじめとする主に4つの惑星の周りに宇宙都市というのが作られていて、それが大型の宇宙都市というのは64個あって、小型の宇宙都市は100近くあって、
その宇宙の地球以外のところで21億人住んでいて、地球で暮らしているのはわずか500万人で、地球いつの間にかほったらかし状態になっていたという、そういう状況だったんですけども、天心が木星の近くの宇宙都市で目を覚ますと、
18:00
ウェイドのちょっと下で働いていたソーヒンという人にちょっと案内されて、ウェイドのいるセーカンシティという宇宙都市に行くことになります。そこでは100歳になったウェイドが待っていて、ここでウェイドが約束を守って光線宇宙船の開発に向けて動いてたんですけど、
これを実用化していくには実験を繰り返さないといけないという必要があったので、太陽連邦軍、国連みたいなもんですかね、人類の意思決定をしているところ、そこから認めてもらう必要があったんですけども、ずっと前に高速宇宙船プロジェクトというのは開発中止というか、人類全体からこれはリスクが大きすぎるからやってはいけないと言われていて、やっぱり太陽連邦軍からは認めてもらえなかったんですね。
そこでウェイドが最終手段として武力で連邦軍を脅して、セーカングループという、これはウェイドがテイシンから譲り受けた企業なんですけど、そのグループを独立させて、独自で高速宇宙船を開発しようと、そういう決断をしようと思っていると。
その最終決定をテイシンに言ってもらうと、その判断してくださいよってテイシンが言われて、人類のために高速宇宙船を作るか、それとも高速宇宙船はやめるかというところで、テイシンはここでテイシンらしいというか人間性を選んでウェイドに高速宇宙船の開発をやめるように言ったんですよね。
ここで獣性を獣性を獲るか人間性を獲るかって聞かれて、でもそれでも私は人間性を選ぶわ、テイシンはほぼ迷ってないですね。
これによってウェイドのいたセーカングループっていうところの高速宇宙船の開発中止になりましたし、全部没収されてしまったんですよね、太陽連邦軍というところに。
テイシンはここで再び冬眠に入るというのを決断します。暗黒森林攻撃が始まったらまた起こしてくださいという契約にして眠りについたというところですね。
ここで結構第4部だっけ、ここ結構短いんですけど結構個人的にはですね、世界一変してまた一変して未来にまた行って、宇宙都市によってもいろんな形があるのを丸型もあれば円筒型があったりとか、
いろんな形があって、あと無重力状態の宇宙都市があったりとかして貧困の宇宙都市は重力がなかったりとかするんですけど、なんかねここだけでめちゃくちゃいろんな話作れるのに結構パパーンと行っちゃったんですけど、そこもなかなかこの設定面白かったですね。
で、そうこうしているうちに暗黒森林攻撃が始まったら起こすようにという提診なんですが起こされます。
56年後ですね、攻撃アラートがなったということで、提診とAAは冬眠から目覚めます。
で、攻撃アラートなんですが、今回はですね、地球というか太陽系か、太陽系に向けて使われた暗黒森林攻撃なんですけど、これは人類の予想と全く違ってたんですよね。
21:05
3体文明への攻撃の時と全く種類が違って、急に紙切れが1枚ある通過した宇宙船から放り投げられるんですよ、太陽系に。
で、なんだその紙切れは?みたいになって観察を続けていたら、これが全く人類が予想できなかった攻撃でした。
で、これは2次元攻撃で、この紙は3次元のものを2次元にしていく武器で、前4次元から3次元を見たことがあったような感じなんですけど、3次元のものが2次元になっていくので全部面になっていってしまいます。
これが結構詳細に描かれてるんですけど、なかなかイメージできなかったんですけど、どんどんどんどんですね、周りのものが面になっていってしまい、死滅していくと、消滅していくと。
太陽系はこのペースでいったら、8日から10日で全ての2次元に飲み込まれてしまうという状況に追い込まれます。
だからもう時間が本当にないんですね。
定心と永遠は冬眠から目覚めたけれども、もうすぐそこに2次元化という世界が迫っているという状況になってきます。
ここで彼女らはですね、装品がまた起こしてくれたんですけど、装品が冥王星に200歳になった老爺がいるから、老爺に会ってきてくれと。
老爺は地球博物館というものの管理者になっているんですけど、これ地球博物館と言いながらも、誰かに見てもらうものというよりは、残したかったものを残しているものなので、墓石のようなもの。
そこの管理をやっているので、会ってきてくれと言って、冥王星に最後に向かいます。
そこで老爺が集めているものを今、宇宙空間に投げて、2次元化しても保存状態が良くなるようにしてくれと。
今、まとまっておいているので、その状態で2次元化になっちゃうとぐちゃぐちゃになってしまうので、1個1個別にして作業を手伝ってくれということで行くんですが、そこで200歳になった老爺と再会しますね。
でも老爺が相変わらずかっこいいんですよね。
うんうんうん。わかります。
なんか全てを奪還しているようで、ほんとかっこいいなと。ちょっと自分は惚れ惚れしちゃうんですけど。老爺が出てくるたびに。
老爺が集めたものを、定神と永遠の星間という宇宙船に運び込んだりとかしているんですけど、その前に老爺との会話で、老爺がこの世界を、地球文明がもう滅んでしまうかもしれないので、長期的に保存できるような方法を考えてくれと政府から言われたっぽいんですけど、
最初はなかなかデータ上で難しくて、最終的にこれね、今の現代よりもUSBメモリーとかの方が良かったみたいな話とかになってきたりとかして、最終的に一番保存状態が長く保てるのは、石に直接刻み込むことだっていう超原始的な方法で、老爺はこの博物館の上を保存したりしてて、
ちょっとなんかこのスケール大きくなってきたのに、最後その原始時代のようなところに戻るっていうイメージもあって、すごいここは良かったですね。ここでですね、この二次元化からですね、間逃れぬ高速で移動するしかないっていうことがわかるんですけど、定神は自分がその高速化、高速宇宙船を作らないという決断をしたこと、またこれが定神の二度目の過ちですね。
これが重くのしかかってくるんですが、そんなこともありつつ、実はですね、この青函っていう宇宙船は、定神とエイエが乗ってきた青函っていう宇宙船はですね、政府が秘密類に開発していた高速移動が可能な宇宙船だということが判明して、この二人を太陽系から老爺は逃がします。
24:15
二人は二次元化される地球を、地球というか太陽系を見ながら、太陽系を脱出しますね。この時にどこに脱出するってなった時に、定神はですね、天命が買ってくれた自分の星、恒星を目指してくれと言います。天命と再会した時に、実現不可能だと思ってたと思うんですけど、あの星で再会しようっていう話をしてたので、定神はもしかしたら天命がいるかもしれないと思い、恒星DX3906へ向かいますね。
やっぱり一番の驚きは、暗黒森林攻撃が二次元空間にしてしまうっていう、二次元攻撃だったっていうのが一番の驚きですよね。
これ3体の中でも一番衝撃だったかもしれないですね。嘘とかは。
衝撃度では。
騙されましたよね、ほんと。みんな、光流って書いて、光の粒が高速でやってきて、それが太陽をぶっ壊して、それで宇宙崩壊させられるんだって思っていたら、全然違うやり方できたっていう。
これびっくりしましたよね。天命はもうおどき話で伝えようとしてたんですよね、これね。
二人目の邪悪な王子に使える絵師に絵を描かれると、その絵に吸い込まれてしまうとか、実体が消えてしまうっていう二次元に閉じ込められるってことなんで、おどき話の中にね、みんなあんなダイレクトなメッセージを仕事とらせたんだってみたいな、ちょっと衝撃が人類の中で走るっていう。
テイシンとAAが高速移動可能な宇宙船に乗って、天命とまた会おうと約束していた恒星、DX3906というところに着きます。
そこには青い惑星があって、地球と環境が似ていて、呼吸もできる、そういうところに降り立つと、そこには待っていた人がいて、それが上巻に出てきてたんですけども、もともと万有引力の上院だったイーファンですね。
このイーファンが仲間たちと銀河を旅していてたんですけど、テイシンがやってくるというのが分かって、ちょっと一人だけその青い惑星に残っていました。
イーファンが言うには、近くの灰色の惑星で他の文明のちょっと痕跡みたいなものが何かあったらしいというので、調査をしに行くというので、テイシンたちと一回離れて行こうとするんですけども、
テイシンがもしかしたらそれが天明かもしれないと思って、AAだけ残して、イーファンと一緒にその灰色の惑星に向かいます。
テイシンとイーファンが調査に出た後なんですけど、AAから天明がいるという知らせが届いて、実は天明が灰色惑星じゃなくて、その後青い惑星の方ですね。
そっちに実は来ていたと。それを受けてテイシンとイーファンもすごい大喜びして戻ろうとしたんですけども、ここでこの惑星の近くにデスラインっていうものがあって、このデスラインちょっとまた後で説明できたらと思うんですけど、
27:14
デスラインの乱れというのが生じていて、デスラインの乱れによって高速がゼロになる世界っていうのが作られてしまって、その中にテイシンとイーファンが捉えられてしまいます。
そこではもう高速がゼロになるっていう環境なので、機械とかも作動しなくて、テイシンとイーファンはちょっと別の方法でその機械作動させるのが見つかって、ちょっとその間酸素のこととかあるので、15日間だけ短期透明を行います。
その短期透明目覚めてからが本当のクライマックス、結末に向かっていくんですけども、ここで実は宇宙の太陽系から遠い恒星に逃れたテイシンたちも、そこにはイーファンがいて、しかも天命も後からやってきたっていうので、孤独に、宇宙に飛び立って孤独になるのかなと思いきや、人がいたっていうところがすごい良かったですね。
デスラインっていうのが高度な文明、知的生命体の人たちが仕掛けたトラップみたいなものなんですかね。
数学でちょっと説明するのが難しいんですけども。
デスラインっていうのが、この広い宇宙の中にはいろんな考え方を持っている文明があって、ある考え方を持った文明というかイーファンは宇宙をリセットしようとしてるんですよ。
ちょっと後で話すんですけど、話せるかどうか分からないですけど、もともと宇宙ってもっとすごい次元があったんじゃないかと、10次元とかあったんじゃないかと。
今の現状3次元、2次元になっちゃったりもしてるんですけど、3次元の世界がメインになってるっぽいんだけど、もともとはもっとたくさんの次元があって、その次元からどんどんどんどん降りてきて、今こうなってるんじゃないかと。
それを本来の10次元に戻したいとか、それにはもう1回ゼロにリセットするしかないんじゃないかっていう思想を持ってる方がいて、それを引き起こすためにデスラインとかをやって、ちょっとこうなんか次元を変えようとしてるとか、ちょっとそんなイメージですね。
ちょっとうまく、ちょっと的が外れちゃってるかもしれないですけど、そんな感じで、他の文明が仕掛けているいろんなことがある。
それにたまたま定心とかはハマってしまったっていう感じですね。
最後ちょっとここからもう本当に本当に結末に行きます。本当に最後ですね。
長い3体が終わる結末をちょっと話させてもらいたいんですけど、定心とイーファンはその短期冬眠から目覚めて、何とかその危機的な状況から脱出できました。
ただ元のそのブループラネット、青い惑星に行くと、そこで天命と永遠が待ってるかと思いきや、誰もいず、何の痕跡もなく、地形などもまるで変わってました。
放射能反応とかでどれくらいの年月が経ってるか調べたら、えっと調べたら1890万年後の世界でした。
もう1890年、90万年か、時間が経っていたので、もちろんですね、天命も永遠もいなかったし、惑星だけがただそこにあったと。
ただ、定心は必ず2人は何か私たちにメッセージを残したはずだと思って探ります。
30:04
そしたら岩に掘った、ルオジーが一番保存状態が長いと言っていたメッセージの形式でですね、岩に直接言葉が掘り込まれていました。
で、それによると天命が天神に贈り物をしてあるから見て、という事ですが、これがですね、どんなに時代が劣化してもですね、ちょっと別空間に保存されているので、
劣化しない方法で保存されていた贈り物がありまして、それがですね、かつて天命がくれた星以上の贈り物で、宇宙をプレゼントしてくれたんですね。
小宇宙と呼ばれるもので、そこに入り込むと大宇宙からはちょっと確実されて、別の次元に行くことができます。
で、そういう次元がこの宇宙にはたくさんあるらしいという事が分かります。
そこにですね、もうなぜかトモコがいるんですよね。トモコが待っていて、天神とイーファンを、天命から2人の世話をするようにという事で、
この天神とイーファンはその小宇宙でもう暮らしていくことになります。
そこにはいろんな食べ物とか食料とかが用意されていて、自給自足畑を耕す必要はあるんですけど、暮らしていけるような環境が整っています。
天神とイーファンは2人でこの三体文明の情報もそこには保存されているので、三体文明の言葉を学び、データを読み取っていき、
いろんなことを学んでいき、結果ですね、新しい宇宙の秘密を知ることになりますね。
この宇宙は今まで我々人類が考えていたように膨張するものではなくて、実は縮んでいくあのものであった。
でも自然的に最終的にリセットされて、また再度始動するものだったんですけれども、
ただですね、これ本当さっき話した通り、もともと10次元だったかもしれなくて、それが今3次元になっていると。
ちょうどですね、次元が減っていった。それはあの時の次元攻撃みたいな感じですよね。
ある文明が自分たちを低次元で生存可能な状況にした後に、9次元攻撃とか8次元攻撃とかを繰り出していたんじゃないかと。
最終的に次元がどんどん減っていってゼロになると。そういう世界なんじゃないかなと予測されています。
もともと10次元はものすごく美しい空間だったんじゃないかと予測されていますね。
そんな風に暮らしてたんですが、ある事実がちょっとわかります。
結局この今宇宙に無数の次元が止まったままの小宇宙が作られていて、大宇宙と呼んでいるんですけど大元の宇宙を。
大元の宇宙、大宇宙から質量を取っているので、その大宇宙が正常な動きができなくなっている。
要はゼロになれなくなっている。
またこの宇宙がまた臨界点を迎えるためには質量を戻す必要があると。
それをしなくては宇宙はただ膨張し続けてぐちゃぐちゃなままなのかな。
結果その小宇宙が増えて大宇宙から質量を取られていると膨張し続けるんですけれども質量も失われ続けると。
それが多分良くない事を引き起こすんじゃないかと思っている思想があって、それが宇宙を元に戻すように呼びかけてきます。
やっぱり新しい宇宙にまた旅立つと、ビッグバンを再び起こすということが重要なんじゃないかと思っているので、
この小宇宙に分かるようなコンタクトの方法で一斉に大量の言語で宇宙に一斉に送信されました。
33:00
それをもちろん天神たちも受信するんですけれども、最初にバーってくるんですけど全く分からない言語ばっかり流れてきて、
3体文明の言語もないし、地球の言語もないんですね。
バーって流れてきてて、最後の方に3体の文明の言語がバーって出てきて、トモクが3体の文明の言葉だって喜んだりするんですけど、
その後地球の言語でも流れてきて、天神とイーファンも歓喜します。
これ何が言いたいかというと、この言語っていうのはどんでもない数の文明が宇宙で生まれて、
おそらく今現在まだ文明が続いている証拠になる。
もしくは非常に長く繁栄した文明なので、その文明に価値があったかどうかとか文明がまだ続いているかという証拠になるリストなんですね。
その中に地球と3体が入っていたということで、この2人と1体はめちゃくちゃ抱き合って歓喜します。
ちょっとこれ伝えられにくいけど、私すごい感動したんですよ。
地球が認められたんだみたいな、このすごい多くの文明の中でも地球というものは価値があったんだっていうことを認めてくれたんだなっていうのがここでわかるんで、
この瞬間の天神とイーファンの歓喜っていうのはすごく私は共感して、なかなかここはすごく最後の最後で感動しましたね。
最終的に天神とイーファン、トモコも含めなんですけど、この自分たちの小宇宙の質量を大宇宙に返すかどうかという選択に迫られます。
天神はですね、やっぱり責任を重んじる人物なので、もちろん返すと。
で、大宇宙に戻ろうと。生きていけるかどうかわからないかもしれないけれども、大宇宙に2人と1体で帰っていこうってところでこの物語は終わります。
なかなかちょっとようやくここまでたどり着きましたけど、ラストですね。
なんか結構私は感動しましたね。
なんかこのドアを最後出てくる3人の絵が良くて。
長かったですね。
最後のこの一気にスケールアップとか、それまでもすごい壮大だったけど、もう一次元壮大になったような。
最後ね、もうちょっとどうなっていくんだよみたいな。
太陽系は救えなかったし、結構この天神の後悔、一つはソードホルダーになってしまったこと。
もう一つは高速宇宙船の開発を止めたこと。
この2つは結構大きく仕掛かっていくんですけど。
なんかそれが結構ね、このイーファンが最後慰めてくれるっていうか、君の選択は間違いじゃなかったって話とか。
それは人類全体が選んだことなんだ。
君を選んだということは人類が君を選んだということで、君の選択は人類全体の選択だったんだ。
間違いじゃないっていう話をして、結構そこもうるっとくるし、すごいいい終わり方だったなと思いますね。
でもね、最後、天神はやっぱ天命と再会できるのかなと思った。
そこね、そこね。
絶対会えるんだと思ってた。
でもやっぱそこは合わせないっていうのが、そうかって思いましたね。
ユージキンさんのそういう選択だったんだなと。
36:01
やっぱ最後でもすごいですね、この登場人物4人いて、天神はイーファンと一緒になって、天命はエイエイと一緒になってて、ちょっとこの意外な組み合わせ。
エイエイなんかちょっとあれだもんね、あのイーファンのことちょっとスキスキ思い出したよね。
そうそう、本気で恋してたの。
そうなっちゃったかっていうとこありますね。
いやでもこの終わり方、本当に私はすごい良かったと思ってます。
僕もやっぱ良かったなと思いますね、これ。
しっかり終わったなと思いました。
なんか風呂敷広げるだけ広げて終わり方微妙みたいな物語ありますけど、3体すごいしっかり終えてきたなと思って、ちょっとなんか感動しましたね、その流れにも。
感想を最後に言いましょうか。
でもその前にタイトルの意味をちょっとお伝えしたいなと思いますね。
この死神、衛星って言うんですけど、これ何のこっちゃっていうんですけども、でもこれ中国語のタイトルまんまで。
で、実は英語だとDeath's End、死の終わりっていうタイトルがついてます。
で、実際にこれは途中でですね、おとき話の話を解読する際にちょっとある灯台に行って灯台森と話をする時があるんですけど、その時に死だけが永遠だよっていう話が。
どんなに自分たちがどこに行こうが死だけが永遠だっていうあって。
で、まあ要はDeath's Endなんで死の終わり。
今回、まあ宇宙の終わりということだと思うんですけど、もう絡めてると思うんですけど、なかなか壮大な話のタイトルだったなと思います。
ちょっとこの死神、衛星って言ったら聞くとね、ちょっと中二感がすごくて。
なんか、あの、ちょっとおおって思ったんですけど。
まあタイトルの意味も、まあ解説の意味もよくわかるので、まあそこまで読んでいただけたらなと思いますね。
そんな前言う気を最後において、最後ちょっと感想を言い合って終わりにしましょうか。
じゃあちょっと私が行きます。
もうとにかくですね、スケールが大きくて興奮しっぱなしでした。
最初に見ましたけど三部が一番すごいと私は思いました。
で、かなりですね、頭も使うし、理解が追いつかないところもたくさんあるんですけれども、
でもですね、理解しなくても感動もするし、なんか話の流れもわかるし、
なんかほんとすげーこと描かれてたなこれっていうのが思います。
で、ほんとに現実のことなんか些細だと思ってしまいましたね。
現実逃避にはほんともってこいでした。
自分は結構この物語を読むときに、現実逃避っていう部分っていうのは結構求めてしまうタイプの人間で、
そこはもう十二分過ぎるほどになってくれて、自分のこの気持ちを和らげてくれる一つのほんと大きな作品でした。
もうほんと止まらなかったし、ほんと良かったですね。
で、三部ってなんていうか愛の話だったなと思っていて、
ほんとにそこでは感動しましたね。
この主人公天神の決断っていうのは、ほんとに大きく人間の運命を左右してしまいましたけれども、
でもそれっていうのはきっと天神は選んだ、さっきも話したけど人類の決断であるという考え方がすごくしっくりきたし、
やっぱり最終的にはこの愛っていうところで判断するんだなっていうのもすごく感動しました。
しかもこれこんだけスケールが大きい話なのに、
39:00
一番最初はこの天神と天命の男女のちょっとした話から始まってるっていうのもなかなか良いなって思いましたね。
これ読んだとき後にも思うのは、
マジで暗黒森林攻撃がいつ我々の現実に起きてもおかしくないなと。
宇宙にはめちゃくちゃ文明があるんじゃないかっていう考えにもう今至ってるので、超ビクビクしてますね。
で、今コロナのこともあってアメリカで養老っていう考え方が流行ってるらしいですよ。
You only live once、人生は一回生きるだよっていう考え方みたいなんですけど、
ちょっと自分もいつこの瞬間人生が終わっても後悔しないように生きようと思うようにちょっとなっちゃいましたね。
この3体のおかげで。
でも本当SF面白いなと思いました。
もうこのスケールまた味わいたいんで、ちょっと3体以外にもこんなスケールの作品を読みたいなと今思っています。
わかりますね。
僕は予想外すぎるアイディアとかすごい面白すぎたんで、
そこにさらにスケールの大きさとか、あとリュウジキンさんの物語としての小説の上手さとかも掛け合わさっていて、
それでとんでもないエンタメ小説だったなって思っています。
最初の1巻とか2巻とかはVRゲームとか面壁計画とか突っ込みながら読めてたんですけど、
この3巻になってくると突っ込めずにいたなって後で思いまして、
二次元攻撃とか来た時とか結構すんなり受け入れてしまって、
二次元はこれはやばいって思ってしまって、本当に面白かったし、小説の世界に没頭できましたね。
あと3巻の月刊で印象に残った言葉があって、
生存の障害となるのは弱さや無知ではない傲慢こそが生存の障害となる。
これは暗黒森林攻撃を受けた際に地球人類が考えられることが、高度な文明がそれに気づかないはずがないっていう、
そういうくだりで言われた言葉なんですけど、現実世界でも結構そうかなと思っていて、
人が社会的な生き物だからどうしても他と比べた結果、傲慢になってしまったり油断しやすかったりするんですけど、
それでは生き残れないよという、なかなか厳しいメッセージなのかなと思いました。
実際にこの3巻の主人公の定心とかは、本当に傲慢なところがなくて、
すごい優しい、愛にあふれた優しい人だったと思うんですけど、でも傲慢ではなかったし、
そういったところはすごくメッセージ性があったのかなって思いましたね。
それでいくと3体って、ただの面白いエンタメ小説ではなくて、
本当に生死の問題とか未来のこととか、人類のこととか、いろんな思想を揺さぶってくるんで、
こういう巨大な小説を読んだら、人って影響を受けて変わってしまうのかなって思ったりしたんで、
読んだ人とどれだけ影響を受けたかというので、話し合いたいなって思いました。
ラジオでもそうですよね。
すごい良いメッセージですよね。
42:01
惑星を盾にするなんて考え、他の文明から見たら当たり前だろう。
なんでそれで助かると思ったんだみたいな、確かにありますね。後々考え込むとね。
いろんな、今現在にも言えることかなと思ったりしますね。
確かに、いろんな人と話したいですね、3体には。
ラジオではどうしてもいろいろ省略して、もうちょっと細かいところの話とかね。
3体読書会もそのうち開催しますか。
結構読んだ人口が多くなってきたあたりを狙って。
いやーでも終わりましたね、3体が。終わっちゃいましたね。
この感じはなかなかやっぱり切ないですね。
ラジオで話すと、読み終わった時も思ったけど終わっちゃったなって感じがありますね。
あとあれですね、3体2、やっぱり1年くらい前に話してるから、3体3、今話してみて思うと、
ラジオ1年やってきたから、より今の方が私感じられますね。
一緒に話をした時よりも、1年やってきたみたいな感じに今。
そうですね、確かに確かに。
そんな感じでした。
じゃあちょっと最後、次回予告して終わります。
次回なんですが、番外編をお届けする予定です。
ちょっと今3体にエネルギー使いすぎててテーマ決めてません。
もう2週間後収録なんで考えます。
番組の関心やリクエスト、またこのラジオを聞いて紹介された方を読みました。
読み返しましたのでございましたら、
ハッシュタグ空飛び猫たちをつけて教えていただけると大変嬉しいです。
ツイッターやインスタなどでお待ちしております。
番組情報欄にメッセージ本も載せてますので、そちらからいただいても大丈夫です。
積極的に拡散共有していただけると助かります。
ではまたお会いしましょう。
ありがとうございました。
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