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2022-07-27 08:29

【0054】2022/07/27 大相撲名古屋場所 総括

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2022/07/27

逸ノ城が幕内最高優勝。

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おはようございます。鶴岡慶子と花火と天気と、日本の秋田県から発信しています。
この間の日曜日で、大相撲名古屋場所が終わりました。結果、市の城が優勝という形で、今回は終わりましたが、
いやー予想外れましたね。私の予想では横綱テルノフジが優勝だと思っていましたし、市の城じゃなくて、
琴の和歌が絡んでくるだろうと思っていました。ただ、琴の和歌はコロナの影響で途中9場になってしまったので、これはまあしょうがないにしても、
テルノフジがじゃあ優勝かなと思っていたら、市の城が優勝しましたね。平幕優勝は9場所ぶりというので、でもないわけじゃないんですよね、平幕優勝って。
でもその時って、大関人が不在だったり、横綱がいなかったり。でも今回は三丈海は、ちょっとコロナの影響で9場になりましたけど、大関2人もいるし、横綱も最後まで戦いましたし、
もっと言うんだったら、関分けもきちんとあったわけですから、その中で平幕が勝ったっていうのは、いやすごいことだったなと思います。
で、思えば市の城のことを考えると、本当に幕内にデビューした時って、デビューした時にもう優勝に絡んでいて、まだ神も王位長を言えなかったんですよね。だからスピード出世でしたね。
初めての遊牧民出身のモンゴル人だというのもすごく注目を浴びていました。馬に乗っていたわけですから。
その生活から日本に来て、セキトになっていく人生って、それを考えただけでもすごいことだなと思っています。
で、なかなかポーカーフェイスでインタビュー受けてもですね、あんまり表情を崩さないっていうのがありますよね。たぶん日本語がまだ白王とか閣僚みたいにすごい堪能なわけじゃないんですよね。
だから一生懸命その日本語を聞こうとするからなのかなと私は分析しているんですが、あんまり表情を崩さないんですけど、優勝が決まって、さあそのこの後表彰式だっていう時にちょっとにこって笑ったのをカメラが捉えていて、
あ、なんか一之丞が笑顔だと思って、それも嬉しいシーンだなと思って見てました。一之丞は210キロあって、まあ巨漢ですよね。
なのにあの早い動きができるっていうのは、牛牧民だったそのなんていうんだろう、体の鍛え方がちょっと他とは違うのか、体も柔らかいんですよね。
同じように体の大きな力士として思い出すのはハワイ出身の小西紀なんかがいましたけど、一之丞と比べるとやっぱり一之丞の体の動きってもっと機敏なんですよね。あの体にして。
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だからやっぱり牛牧民出身って体の鍛え方が違うんだろうなと思わずにはいられないです。
それにしても今回はコロナの影響で球場力士が非常にたくさんいて、面白い取り組みもっともっとたくさんあったと思うのに、それは見られなかったのは本当に残念です。
そう思うとこの名古屋場所はもうコロナに負けてしまった場所ということになるかなと思います。
ただこんなにも球場の力士がいるにもかかわらず、千秋楽までとりあえず迎えられた。無事迎えられたっていう無事っていうのがつくかどうかっていうのはちょっとクエッションマークですけれども、とにかく千秋楽までは名古屋場所は続けられたということは評価したいと思います。
若手の活躍もすごく面白い場所でしたね。宝鐘流も良かったし、若本春も良かったし、負けっこしましたけどね若本春は。でも正大に勝った一番とか横綱と戦った一番とかも若本春は良かったですね。
だから勝ち越しこそしなかったですけれども非常に評価の高い取り組みが見られたんじゃないかなと思います。
あと緑藤、私はあんまり知らなかった力士ですけど緑藤はちょっと面白いですね。
結構小さいんです。171センチしかない個表力士なんですけど、このすばしっこさは飛びざるよりももっと前の前農民を思い出すような、そんな力士だなぁと思いました。
遠方よりはちょっと大きいんですよね。だからこれからちょっと緑藤は楽しみだなぁと思いました。
あとは大関正大。何ですかあれは。何ですか後半の頑張りは。メンタルなんでしょうかね。勝ち越して、また何かそこでストップしちゃうのかなって、ちょっとまた気持ちストップするのかなと思ったら
横綱に勝つわ。最終日の若高陰にも勝つわ。結果10番勝ってるから、それはもう立派な大関の成績だったなと思います。
序盤を見ていたら、大関から転落するんじゃないかっていうような空気漂ってたと思うんですよ。
解説者にしても大関として恥ずかしいよねみたいな解説も続く中で、しっかり10番取るっていうのは素晴らしいです。
もともとの力強い将来の相撲が後半はたくさん見られて面白く感じました。
やっぱり大関、いわゆるこう一般社会で言うと管理職、社長専務みたいな、まぁ専務の位置だとすれば、とにかくその専務善としてて欲しいわけですよ。大関善としてて欲しいという中で、高慶尚も最終日横綱に勝ってますよね。
あの相撲も本当に高慶尚らしい相撲で、下から突き上げる感じて、とても頼もしく感じました。
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でその時に横綱テルノ富士は高慶尚との一番を、もし勝ったとして優勝決定戦っていうのがあり得たわけですよね。
その優勝決定戦の体力はもしかしたら残ってなかったんじゃないかなっていう気がしています。
ちょっと前の三丈海との優勝決定戦の時でしたっけ、その時もちょっともう膝が限界だったんですよね。
だから抱えているあの膝の爆弾が、長い相撲が今回多かったので、やっぱりちょっと1日1日回復していくっていうこと、それから15日間取り続けていくっていうこと、それはかなりの負担がかかっているのかなーっていうことを思いました。
でもテルノ富士は本当に強い横綱なので、膝の爆弾は本当にしょうがないことなんですけど、長く長く横綱でいてほしいなぁと思っています。
何せね、その怪我で序二段まで下がっていたテルノ富士が、すごい復活劇で大関まで戻ってきて、いや大関は通過点ですぐ横綱になっていく、あの姿って多くの力士にまた勇気と希望を与えたに違いないと思います。
今、浅野山が禁止期間を経て、また復活すべく今頑張ってますよね。で、浅野山も早く戻ってこれるように、本当にくじけずに頑張ってほしいと思っています。
長居場所の総括になるかどうか、いろんな感想を言いましたけど、次は東京だと思いますが、次の九月場所、本当にたくさんの力士が万全の体制でいい取り組みをたくさん見せてほしいと思っています。
九月場所も、バンズ系の編成もちょっと悩ましいところではあると思うんですが、それも含めて楽しみにしたいと思います。
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鶴岳恵子でした。
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