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おはようございます、鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
司会やナレーションを通じて、日々感じたこと、学んだこと、それからちょっと嫌だなぁと思ったことも、視点を変えて前向きに物事を捉えたり、
最終的に良かったねと思えるように、考え方のコツなどをシェアしています。日本の秋田県から毎朝更新しています。
マンドリー音楽祭の司会
おととい、日曜日は、マンドリー音楽祭の司会をしたというお話を、昨日の配信の中でお話しした通りです。
本番が終わった後、主催者と一緒にお食事をしたんですけど、その中で、7名のゲストのうち、北インドの楽器、タブラ、打楽器を演奏した方と、少しお話をする機会がありました。
この方は、タブラの演奏で今回は来たんですけど、あらゆる打楽器について精通している方で、舞台上にはティンパニーを演奏する方もいたんですが、その方の師匠ということでした。
ですから、その弟子がティンパニーを叩いている姿を見て、「いやぁ、成長したなぁ。」なんてお話をされていました。そういう方なんです。
で、たくさんの打楽器を持っていて、もう部屋に収まらないんですって言ってました。8畳間じゃ全然足りないんだよねって言っていたので、どんだけ打楽器を持ちですかって言ってたら、
ドラムセットがあるだけで、もう場所取りますからねってお話をしてたんです。そして面白いお話は、ドボルザークの公共曲第9番って、新世界という曲があるんですが、
そこでシンバルがジャーンと鳴るシーンがあって、その出番が、なんと第4楽章に1箇所しかないんです。
しかも、クライマックスでジャーンと大きな音を出すんじゃなくて、やや強め、やや弱めぐらいの感じで、シャラーンと一発入れるだけなんだということなんです。
ジャーンと鳴らすんだったら堂々とやれるんだけど、シャラーンと鳴らすだけなので、遠慮していると音が鳴らないまま終わってしまったこともあるっていうお話をしていました。
でもそんな時にも、鳴らしたようにしてシンバルをバーンと開くような、両手を大きく広げて、その場を終わって座ったっていうお話をしてて、
そうすると、鳴らしてもいないのに、連奏が終わった後に指揮者から、あのシンバルは最高だったって言われたっていう話をしていました。
リズムを刻む難しさもそうですし、休みがあることの難しさも面白かったんですけど、音階ができないその難しさもあるんじゃないかっていうお話をしたんですね。
音階はないんだけれど、一発叩く時に三種類の音が出せますってお話をしたんですね。
三種類の音ってどんな音なんですかって言ったら、二つだけ教えてくれました。
手拍子をする時のことを考えてみたいと思うんですが、一つは破裂をするように手を固くしてパンと叩くっていうことです。
そしてもう一つは先ほど新世界のシンバルのお話をしたんですけど、そのような叩き方です。
叩いた後に両手を広げるようにして終わる、音を終わるっていう感じ。
そのまろやかな感じと全く違う音になるんですよっていうお話をしていました。
伝わるでしょうかね。
あとはその会場によって、その天気によって、気温によって、湿度によって音の伝わり方が全く違うので、そこはちゃんと計算するんだって言ってました。
そして計算した上で楽器の向きを少しだけ変えるんだそうです。
私は子供の頃からピアノを習っていて、大学卒業まで続けたんです。
そして小学校の高学年の時にはバイオリンを2年間やっていて、ただ音を出すということだけを考えると、
鍵盤に指を落とせばドが鳴る、ミが鳴るという鍵盤楽器と弦楽器って本当に難しいなって思ったんです。
押さえる指の位置が微妙に違うと、もうドの音ではないしミの音でもないんですね。
一応はそういう経験を子供の頃にしているので、パイプオルガンやマンドリンの難しさは分かった上で今回司会をすることができたんですけど、
楽器について深くお話を聞くのは初めてでしたし、すっごい面白い、興味深いなと思いましたので、今日はシェアしました。
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ではまた明日もお会いしましょう。
鶴岡恵子でした。