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おはようございます。鶴岡慶子です。 この配信では、司会者として、花火鑑賞師として、そして気象予報士として、日々感じたことなどをお話ししています。
皆さんは、夏休みの宿題なんかは、どういうタイプだったでしょうか? 私は割と前半に終えてしまって、後半は思いっきり遊ぶという子供時代を過ごしました。
こちら北国では、夏休みは7月の末からスタートして、8月の20日ぐらいに終える。 そんな夏休みの短さだったんですけど、宿題は7月中に全部終えてしまうという子供でした。
さて、それは大人になってからも、いろんなことがスパンスパンと片付いていく人になったか? っていうと、最初はそうではありませんでした。
少しずつ少しずつ自分にとっての難しい課題が出てきたということで、一つ一つやり終えていく感覚にならなくて、達成感が都度都度得られないような、ちょっと長いスパンのものが出てきたりすると、これは後回しにしようとか、なんとなくダラダラダラダラと作業することが大人になってから増えたような気がするんですね。
このままではずっと仕事は楽しくないし、一つ一つ達成感を感じながら前に進めるような仕事の仕方というのはないものだろうか? と、いろいろと考えていた時に、これは20代の時なんですけど、ある勉強会でそのヒントがあって、私はそれをトライしてみようと思いました。
それが結局、私の仕事の仕方にぴったり、フィットしたということなんでしょうね。今もその形で仕事を進めています。
じゃあ、どんなふうに今しているかって言うと、まず大前提として、すべての仕事は作業に分解できるということなんです。
例えば、何か書類を作るということが締め切りとして与えられたとします。書類を作る時に必要な材料を探して、形を整えて提出するということが求められると思うんですが、
その情報を収集するというのが一つの作業、そして形を整えるというのが二つ目の作業、実際はもっともっと分解できると思うんですよね。
そうやって分解していくと、すべての作業がその書類作成につながっている。
これを一つのプロジェクトと呼ぶことにするとすれば、プロジェクトに向かっていくための一つ一つの工程を作業として因数分解していけば、
例えば20個の工程ができました。30個の工程ができました。これを一つ一つスケジュールに落とし込んでいけば、達成していけばプロジェクト成功ですよね。
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スケジュールをしっかりこなしていくということだけを考えればいいので、スケジュールしたんだったら、あとは他のことはもう忘れていいんですよ。
他の作業のことはもう一旦忘れられるとすれば、頭はすっきりしますよね。
3つ4つ5つのプロジェクトが同時に走り出していても、頭の中は忙しくないんですよ。
まずはその因数分解をすること。そして因数分解した作業はきちんとスケジューリングをすること。これがとても大事だと思います。
このことに出会ったのが社会人になって割とすぐの頃だったので、それからずっとこの形で仕事をしているんですが、
今月27時に掲載予定のインタビューをした方が、なんと同じような仕事の仕方をしているんですよ。
とっても仕事がしやすくて、なんて言うんでしょう、共通言語で話しているみたいな気持ちよさがありました。
例えばこんな感じです。私がこれをチェックしてくださいということで、掲載する文章の下書きを提出したんです。
これ何日ぐらいまでに返事をいただくと助かりますということでメールをしたんですけど、
そしたら割とすぐに返事が来て、明日の午前中には返事ができると思いますという返事をいただいたんです。
こちらが設定した締め切りは1週間後だったので、もう明日くれるの?ってびっくりしたんですけど、
そのことよりも、まずはこの取り急ぎのメールがとても安心できるものだと思いました。
これはまず、私の下書きを構成するという作業を彼女の中で時間組み立てて、
この時間見れるな、そうやってスケジューリングして、私に提出できるのは明日の午前中だということだったんでしょうね。
私は一人で作業することが多いんですけれども、こんなふうに落とし込んだスケジュールを相手にもきちんと伝えるっていうことで、
なんて気持ちよくお仕事ができるんだろうと強く感じました。
この取り急ぎのメールによってどんな安心が得られるかっていうと、まずメールがちゃんと届いていること、私の希望がわかっていること、
今回のことについてはおまけでしたけれども、早くその作業がどうやら私の方は進められそうだということがわかったこと。
そうしたらこちらのスケジューリングを前倒し前倒しに変えられますよね。
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そうやってスケジュールを組み直すということが起こるなぁと思ったんです。
私が抱えている他のプロジェクトにもすごく影響があって、
じゃあこのプロジェクトについてこの作業をこの時にやっちゃおう。
スケジュールを組み直した結果、新しいプロジェクトも入れられるようになるなぁと感じました。
取り急ぎのメールは私に安心と余裕をもたらしてくれました。
すべてのお仕事は作業という形になるまで因数分解をする。
因数分解をしたその作業はスケジュールにしっかりと落とし込む。
そしてそのスケジュールに合わせて自分の作業をこなしていく。
さらには相手があるんだったら相手にもそのスケジューリングというのを共有していくっていうことが気持ちのいい仕事の仕方だと思いました。
今月のインタビューの方はグラフィックデザイナーの方です。
個展も控えていてものすごく忙しい時期だったんですけど、本当に協力していただきました。
記事は9月27日朝9時に公開されます。
ぜひご覧ください。
鶴岡恵子と花火と天気と日本の秋田県から発信しています。
鶴岡恵子でした。