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2024-05-06 06:32

【0703】好奇心を持ち続ける=脳寿命を延ばす

2024/05/06

サマリー

その方は90歳を過ぎても好奇心を持ち続け、チャレンジをしています。好奇心を持つことが脳の健康と長寿に繋がることが分かっています。

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おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。司会やナレーションを通じて、日々感じたことなどを語る声の日記です。日本の秋田県から毎朝更新しています。
好奇心を持ち続けてチャレンジ
先日担当した葬儀で印象的だったのは、個人が90歳を過ぎてからも好奇心を持ち続けてずっとチャレンジしていたことなんです。
きっとそれが二人の娘さんにも受け継がれていたんだろうなって思います。 二人の娘さんは感力を過ぎているんですけれども、その姿は40代にも見えました。
なので個人が97歳だったなんて信じられなかったんですね。 あるいは母主さんはお孫さんっていうような話をスタッフの間でも話題になるほどでした。
亡くなられたお母様は去年97歳、90歳になってからパッチワークや刺繍、漢字パズルに挑戦していたということでした。
さらに日々読書も続けていたし、塗り絵もなさっていたそうです。 90歳を過ぎてチャレンジしようと思う姿、好奇心を持ち続けるっていう姿が、こんな風に若々しくいられる秘訣なんだろうなって思いました。
今の脳科学では、好奇心が強い人は脳の萎縮を抑えられることが分かっているそうです。
ではどうやってその好奇心を持てばいいのかって言いますと、おすすめは趣味を持つことだそうです。
かつてはこういうことをやっていたという過去の栄光はいろんなことがあると思うんです。 例えば子供の頃はバスケットボールをやってましたとか、そういうことあると思うんですが、
じゃあ今何に打ち込んでいますかっていうと、言えなかったり、趣味特段ありませんっていう方がいると思うんですけど、この方のように90歳を過ぎて97歳で亡くなってますから、4,5年は続けたわけですよね。
それってすごく豊かなことだったんだろうなって思うんです。 そしてその趣味っていうのはどういうものがじゃあいいだろうかっていうと、
受け身よりも能動的なものが望ましいということでした。 例えば音楽鑑賞よりも楽器を演奏する、スポーツ観戦よりもスポーツをするといった具合に、自分がプレイヤーになるっていうことがより良いそうです。
ガーデニングとか料理とか囲碁でも何でもいいんですけれども、自分が積極的に関われそうなもの、そういう趣味を見つけるっていうことがいいようです。
なるほど。興味がないよりはあった方がもちろんいいんでしょうけれども、同じ趣味でも自分が活動すると違うんですね。
自分がプレイヤーであるってことは活動の仲間も増えやすい気がします。 例えば音楽鑑賞、スポーツ観戦ということであると、その場所に行ったとしてライブで見たとして、隣の方とじゃあ何回も何回も出かけてやっと
あ、仲間だっていう風になると思うんですけど、自分がプレイヤーであれば声をかけやすい、仲間が作りやすい、早く打ち解けやすい、そんな気がします。
好奇心と脳の健康
そうやって人と関わっていく機会が増えて、さらに好奇心が高まるという良い循環が生まれてくるような気がします。
そして好奇心を持ってチャレンジできることは、広い範囲の脳が活性化するそうです。 その活性化するってことは脳が健康な印ということでもあるんですけど、適度に休息をとることも実は必要だということです。
その休息について少しお話をしますと、脳には集中系の領域と分散系の領域があるそうです。
集中と分散、この領域がそれぞれあるそうです。 集中系の領域はどういうことかっていうと、課題をこなしたり、読書、ゲーム、運動している時に活性化される領域です。
一方の分散系の領域はどういうことかっていうと、散歩とかお風呂に入ったりとか、単純作業したりとか、テレビを見るなんて時に使っている領域です。
同じ体を動かす行為でも、散歩なんかの軽い運動は分散系。 ランニングとかやや激しい運動では集中系を使うようなんですよね。
もう一つ例を言うと、インターネットを使うという同じような行為でも、SNSを流し読みするのは分散系。
オンラインゲームでは集中系が活発化しているということで、なんか同じようなことをしていても使っている脳の領域が若干違うようなんですね。
今は分散系を使っている、集中系を使っている。どちらを使っているのかなっていうのをちょっと考えて、作業に疲れたなぁと思ったら意識的に違うことをするといいと思います。
さっき休息をとるっていう話をしたんですけど、ずっと分散系だと同じ領域を使っているので、分散系の領域でなんとなく休んでいる感じはあるんですが、それだけだと休んでいることにならないんですね。
分散系の領域を休むために、今度は集中系の領域を使うっていうことです。
同じことを続けていますと、集中系と分散系のどちらかしか使っていない状態になっていくので、これまた疲れてしまうので、好奇心も湧いてこなくなってしまいます。
ということで、このバランスが大事っていうことなんですね。こうやって脳が健康であるならば、脳の萎縮が抑えられて若々しくいられるっていうことなんです。
日々過ごしていると、脳のどの部分が使われているかなんていうのは見えませんからね。
だから、今ここが赤くなっているとかっていうのがわかればね、とてもいいと思うんですけれども、自分で自分の脳がどうなっているのかなってイメージしないといけないなと思うんですけど、
イメージしながら上手に脳を使っていけば、いくつになっても変化していけますし、脳がどんどん健康になる、そんな好循環が生まれてくるということなんですね。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。
ではまた明日もお会いしましょう。鶴岡慶子でした。
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