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2022-06-15 05:19

【0012】2022/06/15 勉強することは言語をインストールすること

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2022/06/15
気象予報士試験にチャレンジして、
勉強することって自分の中の言語を増やすことなんだな!と感じました。

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おはようございます。鶴岡慶子と花火と天気と。
6月15日水曜日、日本の秋田県から発信しています。
気象予報士試験っていうのは年に2回ありまして、8月と1月試験があります。
科目は3科目です。学科の一般と専門、そして実技です。
実技は実技1と2があるので、1日の試験で4限まであるということです。
朝9時から午前中は学科、そして午後は実技1、実技2が行われます。
1日全部受けることもできるんですけれども、学科だけ受けて帰るっていう方もいます。
私は全部受けた時もあるし、学科だけで帰った時もあります。
というのも、学科が受かってないと、実技は採点すらしてくれないんです。
ですから学科は足切りみたいな、そんな性質もあるっていう感じですね。
合格した学科っていうのは、1年免除をされるんですね。
私の例で言うと、おととしの8月に学科の一般と専門両方、一度に合格できました。
その後、次の次まで、向こう1年間ですからね、次の次まで実技だけ受ければよかったんです。
その2回のうちに合格できなければ、また学科が復活してしまうんですね。そういう厳しさがあります。
なので、1回受かった学科をもう1回勉強しなきゃいけないっていうような、
そんな負のサイクルに入っちゃってるっていうような、そんな受験生もたくさんいるんですけれども、
私は学科に、学科合格するまではすごく時間かかったんですけれども、
復活の経験がなかったっていうのは、よかったことかなっていうふうに思ってます。
実技っていうのは、天気図を見ながら、今どんなことが起こってますか?なぜ起こってますか?っていうような、
天気図を読み解くみたいなことが主な内容なんですけれども、学科っていうのはまあ物理なんですよね。
もちろん実技も、その学科の上に成り立っているものなので、物理使ってるんですけれども、
でも、天気図を読み解くっていうのは、楽しい勉強に私は感じました。
いずれにせよ、大人になってからのこの一連の勉強をしながら感じたことっていうのは、
勉強することって、新しい言語を自分の中にインストールすることなんだ、ということでした。
言語って言うと、平たく言うと言葉。英語とかフランス語とか、手話とかイメージしちゃいますけれども、
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世の中に起きていることって、物理であれば大気の状態を数字であるいは記号で言い表している。
その数字や記号っていうのが、新しい言語なんだっていうふうに思いました。
私が新しい言語を自分の中にインストールしたことで、その言語を知っている人たちとは、その言語で簡単にコミュニケーションが取れるんだ、というふうに強く思ったんです。
そう考えたら、高校の時に無意味に感じていた微分積分とか、
ああ、言語を、新しい言語を覚えようとしてたんだ。勉強することって、そういうことだったんだな、っていう気がしました。
言語をたくさん覚えたら、たくさんの人と会話ができるようになるし、世界で起こっていることが、もっと簡単に自分の中に知識として入りやすくなるんだろうな、と思います。
資格を取れた。これもすっごく嬉しいことだったんですけれども、大人になって勉強したこと、言語をインストールしているんだ、と思えたことが、何より尊いことでした。
気象予報士仲間から素敵なサイトを紹介していただいて、2021年、去年の秋田のアジサイの開花日が6月28日だった、そのサイトから知りました。
秋田のアジサイの開花日は平年日が7月1日なので、平年より去年は3日早かったそうです。
今年はどうなんだろう。生物、植物から感じる季節にも目を向けられるようになったのは、共通言語を学んだから、と思っています。
今日も安全に健やかにお過ごしください。 鶴賀恵子でした。
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