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おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
司会やナレーションを通じて、日々感じたこと、学んだこと、それからちょっと嫌だなと思ったことも、視点を変えて前向きに物事を捉えたり、
最終的に良かったねと思えるように、考え方のコツなどをシェアしています。日本の秋田県から毎朝更新しています。
昨日は展覧会を見に行きました。秋田県芸術文化協会、若者文化支援事業の一環として行われているもので、
クリエイターを育ててきた場所にスポットを当てた企画展です。そのクリエイターを育ててきた場所っていうのが、もともとは喫茶がろうブランカで、
作家を育成したりとか交流の場として知られる場所だったんです。現在は北丸子、カタカナで北丸子って言うんですが、その北丸子に名前が変わっていて、今回の企画展の名前も芸術の発信地、ブランカから北丸子へというタイトルで行われているんです。
昨日がその企画展の初日ということで、できれば初日に出かけていきたいなと思っていて、隙間時間に行ってきました。
場所は秋田アトリオンという場所でして、JR秋田駅の西口に位置する場所なんですね。パイプオルガンのある音楽ホールとしても親しまれている場所なんですが、この企画展は2階で行われています。
出品者はなんと25名、作品数はって言うと263点もあります。もちろんそれだけの芸術家たちが集っていますので、作品は非常に多様性に富んだもので、以前ブランカの企画展は何度か足を運んだことがあるんですが、
さらに現在ブランカから北丸子へ受け継がれているその精神も一緒に見ることができるというような、非常に贅沢な感じで見応え十分な展覧会でした。
25人の芸術家のうちのお一人が結局窓口になっているんですが、その方、泉美香さんという方なんですね。
泉美香さんはクイーンワークスの美術大学受験対策講座の講師をしてくださっている先生です。その講座を開く前にインタビューの第一号の方でもあります。
今現在クイーンワークスのインタビュー企画は40人ぐらいになっているんですが、その一番最初に私がお話を伺いに行ったのが泉さんだったんです。
そういった声もあって、ぜひ初日に出かけていきたいということで昨日行ったんですけれど、実は泉さんの作品はどのぐらい出るかなっていうのをとっても心配していました。
実は7月15日の秋田市の記録的な大雨でアトリエに大きな被害が出てたくさんの作品が水没してしまったんです。
おそらくこの企画展のために描いていた絵もたくさんあっただろうと思うんですけれど、大きな被害を受けたということを聞いていて、じゃあこの企画展でどんな作品が出るんだろう、いや出てないかもしれないっていうことも思いながら出かけて行ったんですね。
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そしたらかなりの数の泉さんの作品が飾られていてびっくりしたんですね。実は7月被災した時はフェイスブックに彼女が投稿していて、
皆さんから手伝いましょうかとかお見舞いのメッセージがたくさん届いていたんですけれど、それに対してまだ一人で自分のダメになっちゃった作品と向き合いたいっていうことと、まだ片付ける気にならないっていうようなそんな投稿もしていて、
私もどんな言葉をかけるのがいいのか、書けない方がいいのか、そうこうしているうちに2週間3週間ぐらい経った頃だったんでしょうかね、知人の方々と一緒に片付けをしたっていう、片付けをしている様子をフェイスブックに載せている姿を見ました。
私はその時点でこの企画展があることを知らなかったんですけれど、そういう姿を見ていたので、この企画展のお知らせをいただいた時に本当に心配したんですけど、そうさっき言ったように私が思ったよりもずいぶん作品の点数があるなと思いました。
そうしたら、これは泉さんのお母様からお話を伺ったんですけれど、実はもう作品を展示するのは諦めていたんだそうです。でもお母様の実家であるとか、泉さん自身のご友人の方のお宅にある作品を今回お借りして、そして展示しているんだっていう話を聞きました。
この初日を迎えるまでのお苦労を思ったり、その手が生み出す作品のこの素晴らしさを考えたら、その生まれた作品と私が昨日出会えたことって当たり前のことじゃないんだな、ありがたいことで奇跡だなって思いました。そしてご縁なんだなぁと思いました。
ぜひお近くの方はお出かけください。入場は無料です。 ブランカから北丸湖へは秋田アトリオンで、今月の17日まで行われています。
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鶴岡恵子でした。