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2024-01-20 04:58

【0596】2024/01/20 大寒の過ごし方 #気象

2024/01/20

🟣プクプク
🟣羽場こうじ店


 

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おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
詩歌やナレーションを通じて日々感じたことなどを語る声の日記です。 日本の秋田県から毎朝更新しています。
今日は二十四節気の一つ大寒です。 1年で一番寒さが厳しくなる頃とされています。
2024年、今年の大寒は今日1月20日から2月3日までとなります。 1年の最低気温もこの時期に記録されることが多いようです。
ネット上の情報では北海道の幌加内町母子里の氷点下41.2度というのもあるんですけれども、
気象庁の公式の記録では1902年明治35年1月25日の旭川市の氷点下41度です。
これ一体どんな世界なんでしょうね。氷点下30度を下回ると吐く息が凍るって言いますから、それよりもさらに11度低いわけですからね。
どんな世界なのかって想像するだけで本当に震えます。 そして今日の天気図を見ますと、
関東の南の海岸を低気圧が通るような気圧配置になっているんです。 南岸低気圧と言うんですが、雪が降りやすい状態になります。
ただ上空の寒気は北上するので、平地は雪じゃなくて降るのは雨かなと思います。
なので気圧配置的にはなんか降るような感じなんですが、気温がそれに伴っていないということです。
さて、二十四節気の小寒に入る日。今年は1月6日でした。 この小寒に入る日を寒の入りと言います。
小寒と大寒の期間を寒中とか寒の内と呼びまして、寒中見舞いを出すというのはご存知の通りです。
ちなみに立春を過ぎますと、余寒お見舞いになりますので、寒中見舞いを出すなら、今から節分の2月3日までということになります。
まさに今、寒中寒の内ということなんですが、さらに今日大寒を迎えまして、大寒の期間には寒稽古とか寒修行、それから海や川などに入る寒中水泳も行われたりします。
もう聞くだけで震えるような思いですけれども、この寒さの厳しい寒の時期に、あえて鍛錬をすることで、体とか精神を鍛えるという意味があるそうです。
武道とか芸術分野、神事などでも、こうした寒中〇〇というのが行われます。
あと寒い時期ならではの食べ物もあります。この時期の水を寒の水と言います。
この寒の水は清らかで霊力もあると考えられていまして、薬になると言われて、寒の水で餅をついたり、服薬に使われたりします。
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寒の水は寒さで雑菌も繁殖しにくいので、長期間腐らないということで、お酒とかお醤油、お味噌、これも雑菌が繁殖しにくいし、発酵もゆっくりと進みますので、味に深みが出るということで、いわゆる寒仕込みが行われるようになりました。
他には寒しじみ。この時期のしじみは、冬をこすための栄養をたくわえていることと、冷たい水にさらされて身がしまっていることで、夏の産卵前のしじみ以上のおいしさがあると言うんですね。
この時期の卵、寒卵は、上質で栄養価も高いと言われています。特に、今日、大寒に生まれた卵を大寒卵と呼んで、縁起のいいものとされています。
うちの近所に卵専門店があるんですけれども、そこでは大寒卵を使った大寒カステラが、来週数量限定で販売されるようです。皆さんのお宅では特別に食べるものってあるでしょうか。
大寒の今日、うちでは甘酒を作ることになっています。いわゆる寒の水で仕込んだ甘酒ということになりますから、縁起ものとしていただこうというわけです。
使う米麹は、秋田県内の横手市増田の羽場こうじというものを使います。
うちはいつも千葉幕張のプクプクというお店から買った玄米生甘酒をストックしているんですが、白米の甘酒は、うちでこうやって作ります。
そのまんまで飲んでもいいんですけれども、温めた豆乳で割って飲むのも好きです。
今日は温めた豆乳で割って、十分に体を温めたいなと思います。
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ではまた明日もお会いしましょう。
鶴岳恵子でした。
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コメント

大寒は一日だけを指すものと勝手に思っていましたが、期間を指すものだったのですね 大寒に切り出した竹(木材)は腐らないと言いますね 今日は「詩歌」「鶴岳恵子」でしたね(笑)

ここを過ぎると「立春」で 梅の便りが聞けたりすると 実際は雪景色でも嬉しくなります。 あと2週間の辛抱!

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