鶴岡慶子の配信
おはようございます、鶴岡慶子です。この配信では花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
司会やナレーションを通じて日々感じたこと、学んだこと、それからちょっと嫌だなと思ったことも視点を変えて前向きに物事を捉えたり、最終的に良かったねと思えるように考え方のコツなどをシェアしています。
日本の秋田県から毎朝更新しています。 今日は大相撲秋場所のお話です。横綱が不在の中、
門番の大関2人と新大関1人、3人の大関がいて、昨日桐島が勝ちましたので門番を脱出し、新大関の豊将流は7敗で後がないという状況になりました。
もう一人の大関、高慶子については後ほどお話をするとして、この大関という地位について、ドスコイ県というNHKの番組で特集をしていたんですけれど、少し前の番組でした。
その番組の中ですごく興味深かったのは、大関っていつでも叱られている人なんだっていうことでした。
どういうことかっていうと、関分けと大関って一つしか番付け違わないんですけれど、関分けは発祥すると勝ち越しだっていうことなんですけれど、大関にとっての勝ち越しは発祥じゃないっていう話だったんですね。
2桁勝ってこその大関だと、そして優勝に絡んでいってこその大関だということなんです。
発祥していると大関では居続けられるんだけれど、それではずっと叱られっぱなしなんです。
でも大関ってその時によって、その時代によって人数が違うんですよね。
元横綱の木瀬之里が大関時代は6人いたんです、大関が。
顔ぶれは懐かしいですよ、バルト、春間富士、木瀬之里、琴正玉、琴王朱、それに郭隆です。
6人の大関のうち4人が外国人でした。そして横綱は朝正隆と白鳳の2人でした。
この顔ぶれを見て、この中で10勝していくって大変なことですよね。
ただただ星の数だけを見るのも酷な気はしますけれども、大関に昇進した途端に星のつぶし合いがそれぞれ行われますから、やっぱり成績って落ちやすくなるんだろうなぁと思いました。
金馬賞の新大関、方昌隆も前回優勝していますからね。
そして今回横綱が不在であるということで、そんなに顔ぶれ変わっていないはずなのに、今日は数、あと2日残していて6勝7敗、後がなくなっているんです。
やっぱり大関っていう地位が特別なものであるんだろうなと思います。
NHKのドスコ意見の中で、元大関の合営堂、現在の竹熊親方が、確か9回の門番を経験しているんですけど、門番ってどういう感じですかっていうインタビューに対して、
自分は大関から陥落したら相撲を辞めるって覚悟をしていたので、負け越した後、次の場所までの間、美味しいご飯を食べていても、それは美味しいんだけれど、いやでも門番やしなぁと、ずっと頭の隅にあったということでした。
大関経験者が現在ずっとお相撲を取り続けている人たちもたくさんいるんですけれど、合営堂は陥落が決まった時に引退を決めているんですね。
もし陥落が決まって次の席分けで10勝すれば帰り大関なんですけれど、それは自分の意に反するということで、陥落が決まった時に引退をしています。
合営堂が大好きだった私としては、まだまだ続けて欲しかったんですけれど、このサリン岩もまたかっこよかったなって思います。
さて、今場所のお話に戻しますが、もう一人の大関、高慶尚は昨日、熱海富士に勝ちました。
この熱海富士は、その名の通り静岡県出身の21歳、若手の力士なんですが、上位陣が星のつぶし合いをしている間に10勝を上げていました。
おとといの段階で10勝2敗、対する大関、高慶尚は9勝3敗で、この2人の取り組みだったんです。
熱海富士はこれまで堂々としていて、何も怖いものはないっていうか、怖いもの知らずなんだなっていう感じに見えたんですけど、
さすがに昨日は、大関、高慶尚を前にして、落ち着かない様子に見えました。
これはもう大関なんだなって思いました。
結果、大関勝ってるんですけれど、立ち合いの時は大関の方が当たり負けしてるんです。
ちょっと押されるんですよね。
結果2人は10勝3敗で並んだので、優勝の行方は千秋楽まで持ち越しということになりました。
そして今日は、熱海富士は平幕の阿弥陀、大関、高慶尚は新大関の宝鐘流との星のつぶし合いということになります。
優勝の行方も、そして取り組みの内容も、それぞれ楽しみではあるんですが、関分けの大英章と若本春、現在9勝と8勝なので、それぞれ10番勝って、大関への足掛かりに、ぜひしてほしいなと思います。
あと2日、もしこの配信を聞いていて、全然興味ないわと思われた方も、あと2日、この辺に注目して、ぜひご覧いただければ楽しめるかと思います。
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ではまた明日もお会いしましょう。鶴岡恵子でした。
