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2026-01-14 05:56

【1321】2026/01/14 それは本当に喜ばしいことなのか #祝日法

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2026/01/14

サマリー

2026年の連休が多いという話題から、祝日法の特別な規定について詳しく掘り下げています。連休が本当に喜ばしいことなのか、経済や働き方の観点から考察されています。

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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
2026年の祝日法
2026年のカレンダーをざーっと眺めてみますと、今年はとにかく連休が多いです。
5月の大型連休もそうだし、9月の連休もそうだし、年末年始を見てもそうです。
小読みの並びだけを見ますと、奇跡の年とか連休の当たり年と言われています。
こうやって当たり年って言いますけど、一方で本当にそれは喜ばしいことなのかとも思います。
JR東海とJR西日本は、ゴールデンウィークとかお盆、年末年始に加えて、
9月の連休、新幹線の望み号、全席指定席で運行するということを発表しました。
いや、それだけ人の異動が集中すると見込まれているっていうことなんですよね。
で、当たり年とか奇跡の年っていうのはどういうことかっていうと、
11年ぶりに適用される祝日法の特別な規定なんです。
どう特別かっていうと、
2つの祝日に挟まれた平日は自動的に休日になるっていう法律があるんですね。
国民の祝日に関する法律、いわゆる祝日法の第3条第3項にあるものです。
それが今年秋には適用されるということなんです。
経路の日が9月21日月曜日です。
そして9月23日水曜日が終分の日なんです。
この2つの祝日に挟まれた9月22日火曜日が自動的に休日になるんです。
さらにその前の土日ですよね。
その前の土日とつながることで最大5連休になっちゃうんです。
例年は飛び石になりがちな9月としてはかなり珍しい並びです。
連休の影響
さて本当にこれは喜ばしいことなのかという視点でお話をしますと、
祝日だからといって誰もが休めるわけじゃないですよね。
例えば観光業とか物流とかインフラ関連もそうかもしれません。
むしろ連休中にこそ忙しくなる仕事も多いです。
自給制で働く人にとっては連休イコール収入減に結びついたりとか、
連休イコール激務になることもあります。
もっと日本全体を見渡すと日本経済にとってこれはプラスなんだろうかということも見ていきますと、
旅行とか外食とか娯楽というような生活関連サービスについては確かに消費が増えるんですけれども、
一方で製造業とか建設関係とかサプライチェーンの一部なんかは生産ラインが止まりますから、
生産活動そのものが抑えつけられちゃいますよね。
私自身はというとまさにどちらにも当てはまるんです。
司会の仕事でいうと連休こそ忙しくなりますし、
ラジオとかインタビュー取材、打ち合わせなんかは連休中は全てストップしちゃいますので効率が落ちます。
ということで連休が増えるっていうことが本当にいいことなのかなっていうと、
はてなマークが私にとってはつきます。
祝日は固定した方がいいって私はずっと思っています。
このハッピーマンデー制度ができたときになんでこんなことが起こったって本当にずっと言ってます。
祝日っていうのは単に休みを増やすだけの装置じゃないと思うんですよね。
国が何を大切にしてきたかを示す記憶の装置みたいなものだと思ってるんです。
例えばですねかつて成人の日が1月15日だった理由、
これは1月15日はご正月にあたって昔、成人の儀式である原服の儀が行われてきたんです。
大人になるという節目を年の始まりと結びつけて祝う。
そこには日本人なりの時間感覚とか人生感がありました。
それから10月10日が体育の日だった理由も同じです。
これは昭和39年1964年の東京オリンピックの開会式が行われたその日だったんです。
国民がスポーツに親しみ健康な心身を培う日として制定されたのが体育の日10月10日だったんです。
つまり日付そのものに意味が刻まれていたんです。
ところが現在は第2第3月曜日に移されてしまって連休になるかどうかが優先されちゃってますよね。
なぜこの日がお休みなのかどんな由来があるのか何を記憶する日なのか
そういう歴史をひも解く視点が社会から少しずつ少しずつ消えているように感じるのはとっても寂しいことです。
祝日が意味を持つ日からただの休みの日になってしまってるなって思うんです。
それって伝統が失われていくことだなとも思うんです。
連休かどうかとか当たり年かどうか奇跡な年かどうかということよりも
私たち日本人が何を大事にしてこの日はみんなで祝いましょうという祝日になってきたのかということ
それを次の世代に手渡すことを大事にしたいなって思うんです。
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合わせてご覧ください。
それではまた明日。
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