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2024-08-24 11:34

#909 郡山市を舞台にした児童文学小説『巣立つ日まで』がとても良かったという話

郡山市出身の児童文学作家の菅生浩さんの小説『巣立つ日まで』を読みました。1950年代の前半、郡山市で中学生男子を過ごした作者の半自伝的小説なのか、少年の心情がリアルに描かれている小説でした。また当時の郡山市の風景がリアルに描かれていました。登場人物たちも魅力的です。1976年に少年ドラマシリーズでドラマ化されたようですが、かなり原作を改変していることがわかりました。この小説、再評価されて欲しい欲しい作品ですね。

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はい、おはようございます。本日の放送は2024年の8月24日、土曜日です。
本日は第909回目のお話となりまーす。
このチャンネルは、福島県郡山市在住の特撮アニメ漫画大好き親父のピョン吉が響きになったことをだだー楽し押していくという番組です。
よろしくお願い致します。
昨日はですね、郡山市中央図書館に行きまして、巣立つ日までという本を読んでおりました。
今回はその話をしようと思っております。 巣立つ日まで、ご存知でしょうか。郡山市出身の児童文学作家、
須藤博さんの本です。 1975年に巣立つ日までで日本児童文学者協会の新人賞を受賞しています。
昭和20年代の郡山市を舞台としていまして、郡山市の中学生の男子が自分の進路に悩むというお話です。
新人賞を受賞したということで、翌年の1976年にはNHKの少年ドラマシーズでドラマ化されまして放映されました。
このドラマは当時珍しく、郡山市までロケしに来て撮影したそうです。 自分はこのドラマを見てないんですよね。
この番組の前後の少年ドラマシーズは記憶があるんですよ。 かわりとこの番組の記憶だけはないんですね。
このドラマのテーマ曲、巣立つ日まで、みんなの歌。NHKでありますね。みんなの歌。それで流れていまして人気だったんですね。
この曲は聞いた記憶があるんですけどね。 このテレビドラマ、NHKがビデオテープを消してしまったんですね。
そのためNHKに保存されていないという幻のドラマです。 この物語、NHKのホームページの方に簡単にドラマのストーリーの説明があるんですね。
また、テレビを同時に見ていた人の感想などを読んでみましたね。 まあそれでね、このドラマ、この小説を読んだような気になっていたんですよね。
でも、どうしても読んでみたいと思ったんですね。 ところが、この本は現在すごく人気で、35,000円近いんですよ。
35,000円近いんです。 というわけで、手に入れることができないんですね。
どうにか読みたいなぁと思っていたんです。 日本人の図書館にある本を検索できるカーリルというサイトがあるんですよ。
それを使いましたね。 どうもね、高梨山市の中央図書館にあるらしいことは知っていたんです。
知っていたんですけどね、図書館にあるのはですね、まあいっそ読むことないなぁと思ってね、そのままにしていたんですね。
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と思ってですね、昨日久々にカーリルで調べてみたんですよ。 そしたら、あれ?刺殺品はない。ないない。
なってね、高梨山市周辺にあったはずの本がみんななくなってるんですね。
まさか高梨山市の中央図書館、あの本を処分したのかなぁなんて思ってね。 古い本とか処分しますよね。
あわててね、昨日中央図書館に行ったわけですよ。 中央図書館に行きましてね、検索したらありました。
表の方には出してないですね。下の地下の方に保存してあるみたいです。
その中でね、そこから出してもらって読んだわけですね。 面白い本でした。
1950年代前半のね、高梨山市を舞台にしてですね。 そこでね、中学校1年生から3年生まで、それをね、作者の体験から入っているんでしょうね。
それを描いている本なんです。 悪書き図の3人組のね、3年間が見事にリアルに描かれているんですよ。
いやー面白い本でした。 ところがですね、ちょっと気になったのはね、テレビの舞台ではですね、この高梨山市はね、1959年となっているんですよ。
ですが原作ではね、1953年なんですね。 中学3年生の時ね。
日本がね、戦争から終わって6年後、それが舞台になっているんですね。 原作ではね。
テレビドラマ化された1976年からすればですね、同じような過去を舞台にしているんですね。
20数年前の中学生時代というね、ノスタラジオを蘇らせるような世の中でですね。 原作と同じ良い映像なんですよ。
それが数年変わられていたんですね。 そこがちょっと気になったんですね。
NHKのドラマの紹介のところでですね、東京から転校してから美少女教皇。 3人の男子生徒。
安志義雄雅彦。 父親の生まれ子供である海外に引っ越してしまう太子。
そして眼を患い死んでいく幸子と書かれています。 テレビドラマではですね、3人の女の子が登場するんですかね。
その3人がですね、原作。 そちらの方に登場するのはですね、3年生の後輩になってからなんですよ。
このドラマの方でね、ヒロインになってます。京子。 それがね、登場するのはですね、原作の小説の6分の5を過ぎたあたりなんですよね。
つまりですね、原作の最後の方の6分の1。 そこをですね、テレビドラマ化してるんですよ。
かなりですね、原作とドラマが違うみたいなんですね。 いや、少年ドラマシーズってね、元々というかね、真夢は沢山のね、原作のね、
SFドラマなんかもね、するときもですね、 真夢は沢山のあちこちの別の作品を組み合わせたりしていたんでね、
今更驚くべきことじゃないかもしれないんですかね。 でもこれはちょっとひどいなぁって感じたんですね。
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だって、ガンによって死んでしまう幸子ですよね。 原作の方ではね、心臓の病気を持っていてね、手術するけどね、知らないんですよ。
で、太子はですね、父親の生まれ故郷なんかの海外に引っ越したりしないんですね。 そのままこれましにいるみたいですね。
で、幸子はですね、原作ではね、霊子という名前なんですがね、 親がね、父親は一人だけだったんですがね、その父親はですね、酔っ払ってね、亡くなってしまうんですね。
その他のですね、遠くの親戚にね、行くためにですね、まあ転校になってしまうんですね。 ドラマではですね、ヒロインたち、それぞれ育つ話になっているみたいですがね、原作は違うんですね。
原作ではですね、主人公はね、ガサツな祖母、すごいバイタリティーのある祖母がいるんですよね。 その家が嫌でね、早く家に出たくてですね、中学卒業とともにですね、働いて育とうとするんですね。
ところがですね、親の説得などがありましてね、それで高校、朝霞高校に進学することを決意しましたね。
で、育つのをやめるっていう話なんですよ。 どちらかと言えばですね、3人の子供をね、大きくなってくればですね、自分もね、シュート目のいる子の家から育てることができるのに、っていうね、母親の方の話になるように読み取れるんですね。
離れちゃいますよね。
その後、先ほどの舞台の年数の話です。 原作の1953年はね、朝鮮戦争が終結した年なんですね。ドラマの1959年はね、朝鮮戦争によって人口が減ったので、日本にいる北朝鮮の人たちはね、国のところにね、
帰還事業というのが始まった、その年なんですよ。 なぜね、その年数に変えたのかというとですね、多分ですよね、脚本家の人がですね、この北朝鮮の帰還事業が始まったからね、
だからそこで別れが描けるっていうね、というので年数変えてしまった、変えられてしまったって感じがするんですね。
原作のですね、朝鮮戦争の話題として出てくるんですよね。 朝鮮戦争みたいな、また日本が行ったような悲しい戦争を防ぐためにはどうしたらいいのかっていうね、そのテーマがね、
書かれてるんですよね。そのスポットを抜けてるんですね。 ちょっとひどい脚本だなぁと思ったんですがね、
まあ当時のテレビ界でね、これぐらいのね、改編は当たり前だったみたいですね。 ちなみにですね、脚本をされたのね、石森文雄さんという方です。
石森文雄さん、石森正太郎さんのね、母方のいとこなんですかね。 昭和のね、映画、テレビドラマでね、すごく有名な脚本家の方です。
映画だとね、「夜霧よ今夜もありがとう」だとかね、「同棲時代」だとかね、「愛と誠だ」とかね、「青春でんでけでけでけ」などなどですね、
名作たくさん残してるんですよ。 そして特撮だとね、「仮面ライダー」だとかね、「ウルトラマンエース」だとか、「ザ・カゲスター」だとかね、
そういった特撮に関わっています。 またアニメの方だとね、「カシノキモック」だとかね、「銀河鉄道3-9の劇場版」その1作目。
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そういったものね、その脚本を携わっているんですね。 すごーさん、テレビドラマ化されてますね。こんなに変えられていて非常に驚いたでしょうね。
でもこの本ですね、非常にいいんですよ。 原作の小説には当時の氷山市から残っているんですね。
主人公たちが3人組が生活している所は、氷山市の荒池に近い辺りみたいですね。 当時の荒池の所では生活排出が入る汚い池だったみたいですよ。
そこを罰ゲームとして泳いでたりしています。 行動範囲が広くてね、鳥を捕まえたくてね、
田村町の金谷橋、そこを渡ってですね、よくね、田村町の方に遊びに来ていたみたいです。
また自転車を使ってね、稲葉城湖まで遊びに行ったりしようとするんですね。
中の傑作のエピソードですね、現在の定居浅賀高校にあるあたり、そこが古川と呼ばれる地域なんですね。
その古川、そこにですね、当時雷魚が住んでいたんですね。 獰猛な外来種の魚ですね。
多分今はもう住んでいないと思うんですがね、それを捕まえてきましてね、自分の嫌いな人の家の池にね、雷魚を放してね、鯉を絶滅させたりしてるんですね。
花火のような火薬をほぐしましたね、鉄炎の爆弾を作りましてね、鳥を動かせようとして、そして爆発させて自分も怪我しちゃう、そんなことをしてるんですね。
非常な悪がけ三人目なんですね。それが生き生きと描かれてるんですね。 面白かったです。
というわけでですね、巣立つ日まで、テレビドラマとは全然違う話ですけどね、面白かったですよ、という話でした。
誰かですね、この原作版の方でね、ドラマ化、映画化してくれないでしょうかね。 戦争を引きずりながらですね、そこから立ち直っていこうというですね、新しいエネルギー種のね、氷山支援が描かれています。
面白いと思うんですよね。はい、それではまた次回よろしく、ピョンキションオタクの話をお付き合いくださいね。本日もお聞きくださいまして誠にありがとうございました。
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