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- こんにちは。突然なんですけど、もし悪の秘密結社がですね、巨大な怪獣を作るための極秘研究所を隠すとしたら、どこを選ぶと思いますか?
- えっと、そうですね。普通なら、人里離れた山奥とか、地下深くとかを想像しますよね。
- ですよね。でも実は、のどかな街にある、元屋内ゲートボール場が最適らしいんですよ。
- あー、なるほど。あの一件ですね。
- はい。今回の深掘りはですね、送ってくださった方が提供してくれた、ある特撮ファンの興奮に満ちたテキストがソースなんです。私も読んでいて、ものすごくワクワクしました。
- 特撮ファンにとってはたまらない内容ですよね。
- 今回のミッションは、ウルトラマンシリーズなどで知られる田口清高監督の突然のSNS投稿をきっかけに、なぜ元ゲートボール場が特撮の聖地になっているのか、その驚きの理由とローカル温泉地と怪獣映画の厚い結びつきを解き明かすことです。
- よろしくお願いします。田口監督がSNSで、明日特撮の撮影が見学可能ですって、ゲリラ告知をしたんですよね。
- そうなんですよ。特撮ファンにとってはまさに争点のへぎれきとも言える大ニュースで、その舞台となったのが、菅川市にある長沼ラボという場所なんですけど。
- もともとは屋内のゲートボール場だった施設ですね。
- ただの健康施設にしか見えない場所が、神仮面ライダーとか温泉シャークの特撮現場になるなんて、まさに偽装された悪のアジトみたいじゃないですか。
- 確かにそう見えますよね。
- でも、どうして最新鋭のスタジオじゃなくて、こんなのどかな場所が選ばれるんですか?
- まあ、それには明確な理由があるんですよ。まず、菅川市っていうのは、特撮の神様と呼ばれる、エントニー・エイジ氏のゆかりの地なんです。
- ああ、なるほど。
- 近くには特撮アーカイブセンターもあって、そういう文化的な土壌があるんですね。それに加えて、ゲートボール場ならではの構造が大きな鍵になっているんですよ。
- 構造ですか?広さ以外に何か特別な要素があるんでしょうか?
- 実はですね、屋内ゲートボール場って柱のない広大な空間と高い天井があるんですよ。しかも、床が土であることが多いんですね。
- えっ、床が土だと何がいいんですか?
- 特撮にはそこが完璧なんです。巨大なミニチュアセットを組んで、火力を使った爆破撮影をして、さらに重いカメラクレーンを安全に動かせるんですよ。
- へえ、土の床だからこそ怪獣がビルを壊すようなダイナミックなセットがそのまま組めるわけですね?
- そういうことです。つまり、特撮を作るプロたちが本気で没頭できる大人の遊び場として、これ以上ない機能性を備えているんですよね。
- いや、面白いですね。そこから生み出されたのが、今回のブゴン対ジュンダ対レーガ、ベップ最大の決戦という作品なんですが。
- はい、大怪獣ブゴンの続編ですね。
- ええ、でも私ここでちょっと納得いかない部分があって。
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- どのあたりですか?
- あの、全日本プロレスの斎藤ブラザーズとコラボして、怪獣に本物のプロレスラーをぶつけるっていう点なんです。
- ああ、なるほど。
- 特撮って、巨大な怪獣が街を破壊するスケール感が魅力じゃないですか。そこに人間サイズのプロレスラーを混ぜると、なんかこう世界観が渋滞するというか、巨大なスケールという錯覚が崩壊してしまいませんか?
- いや、すごく鋭い視点ですね。一見すると世界観が渋滞しそうに思えます。でも、実は昭和の時代からプロレスの保守アステカイザーがあったように、怪獣プロレスっていう言葉が定着しているくらい相性がいいんですよ。
- ええ、そうなんですか?
- ええ、特撮の巨大なバトルとプロレスの魅せる戦いって、どちらもどうやって相手を豪快に倒すかっていうカタリシスに満ちていて、エンターテイメントとしての根源的なテンションが同じなんですよね。
- なるほど。スケール感の違いすらも特撮の熱量で熱い演出に変えてしまうってことですね。
- その通りです。その熱狂はファンにもしっかり伝わっていて、今回のクラウドファンディングでは目標の500万円に対して、なんと760万円以上集めたんですよ。
- うわあ、すごい。景気なんて全く関係ない圧倒的な情熱ですね。
- ええ、まさに熱狂です。
- だからこそ、送ってくださった方にとっては悲劇だったんですよね。実はこの告知の日、個人制作の冊子とかアートを展示販売するジーンフェス福島に参加する予定と被ってしまって。
- ああ、それは闘魂の極みですね。
- はい。すぐ近くにいたのになくなく見学を断念されたそうなんです。
- それは悔しいでしょうね。でも落ち込む必要はありませんよ。このテキストが示しているもっと大きなムーブメントを見ると、特撮の熱気は一つの場所にとどまっていませんから。
- と言いますと?
- 熱海温泉の温泉シャーク、ベップ温泉の今回のブゴン、そして福島県中野沢温泉の大怪獣イナワシロンなど、各地の温泉地で次々と新しい怪獣が生まれ声を上げているんです。
- 確かに。でもどうして温泉地なんでしょうか。待ち起こしにしてももっと他のテーマがありそうなのに。
- 実は温泉と怪獣って非常に神話性が高いんですよ。どちらも日本の火山とか地熱っていう強大な自然エネルギーから生まれたものですよね。
- ああ、なるほど。
- ええ。一方は破壊をもたらす怪獣になって、もう一方は人々を癒す温泉になるわけです。
- 表裏一体の存在なんですね。それに温泉街ってどこか昭和のノスタルギーが漂っていて、特撮の黄金時代とかB式とすごくぴったり相まちますね。
- 全くその通りです。温泉地に怪獣が現れるという非日常が、その地域の歴史とか魅力を再発見させる新しいご当地コンテンツの形として機能しているんですよね。
- 破壊と癒しが共存する温泉怪獣、知れば知るほど奥が深いですね。それでは最後に一つ想像してみてください。
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- はい。
- もし送ってくださった方の地元に巨大怪獣が現れるとしたら、どんな名所や特産品がモチーフになるでしょうか。
現代のご当地怪獣はその土地の歴史を語り継ぐ新しい形の民話なのかもしれないですね。ぜひ想像してみてください。
- 次回の配信もお楽しみに。さようならー。