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ピョン吉こんにちは。さて今回がですね、送ってくださった方の文章がテーマなんですけど、 ユニークなTシャツコレクションにまつわるお話で、これが実に味わい深いんですよ。
ピョン吉おー、Tシャツですか? ピョン吉話の始まりが878円のクレヨンしんちゃんのお尻丸出し温泉Tシャツっていう。
ピョン吉はははは、すごいですね、いきなり。
ピョン吉あー、面白い視点ですね。でもこれ、ただの収集兵の話じゃないんですよね。 読み進めると、所有する喜びと、それを着る勇気っていう。
ピョン吉あー、はいはいはい。
ピョン吉コレクターなら誰もが抱えるジレンマが見えてくる。 Tシャツ1枚1枚がなんていうか、個人の文化財になっている感じ?
ピョン吉まさに、タンスの中の美術館ですよね、書かれていた通り。
ピョン吉えー。
ピョン吉例えば、ロボットアニメの歴史の原点とも言える、スタジオぬえのパワードスーツTシャツ。
ピョン吉おー、それはすごい。
ピョン吉これを着ることは、文化の祖先を背負うみたいな重みがあると、もうファッションじゃないんですよ。
ピョン吉そうなんですよね。歴史劇資料とも言える、ガイナックスのTシャツとか。
ピョン吉あー、ありましたね。
ピョン吉あと、巨匠の野良いはんやぎさんが描いたスターウォーズのTシャツなんて、もう神棚に飾りたいレベルですよね。
ピョン吉本当にそう。これって、もうアートとして保存するっていうフェーズなんですかね。
ピョン吉どうなんでしょう。その象徴が、仮面ライダーTシャツの話じゃないですか。
ピョン吉あー、あれは最高でしたね。買って10年、一度も変身ってできてないっていうのが。
ピョン吉なんとも言えず、愛惜しいというか、心の中ではもう何百回も変身してるんでしょうけど、その気持ち痛いほどわかります。
でもその完璧に作り上げられた個人の美術館に、ある日突然外部から作品が寄贈されるわけですよね。
ピョン吉そうなんです。しかも一番断りづらい相手、奥様から。
ピョン吉あはは。
ピョン吉善意100%で、こういうの好きでしょって渡されるTシャツに、絶妙なズレがあると。
ピョン吉この愛情ゆえのズレは、何か多くの家庭にありそうですよね。
ピョン吉ですよね。たとえも秀逸で、ノラクロだと思って渡されたのが、フィリックス・ザ・キャットだったとか。
ピョン吉あー、ありましたね。あと、鬼太郎は好きだけど、原作の絵柄じゃなくて、デフォルメ版だったり。
ピョン吉そうそう。マーベルヒーローのゆるキャラ版も、本当はシリアスなアメコミの絵柄が好きなのに、その優しさを前にすると、ありがとうしか言えなくなるっていう。
ピョン吉切ないけど、すごくリアルですよね。その感じ。
ピョン吉えー。で、この話が本当に深くなるのが、永久期間と表現されている部分です。
ピョン吉はいはいはい。ここが面白い。
ピョン吉好みとちょっと違うTシャツだから、気兼ねなく普段着として着られる。
ピョン吉ふんふん。
ピョン吉それを見た奥様が、あー気に入ってくれたんだーって喜んで、また新しい少し違うTシャツを買ってきてくれる。
ピョン吉この循環が生まれてしまうわけですね。
ピョン吉そう。悪循環のようで、でもそこには確かに愛情が循環してるんですよね。
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ピョン吉ここで興味深いのは、コミュニケーションの一種の失敗が、結果的に円満な関係を維持するシステムとして機能してしまっている点。
ピョン吉うわー、深いですねそれ。
ピョン吉本当の好みを伝えて関係がぎくしゃくするリスクを取るよりは、このずれた愛情の永久期間を受け入れる方が、ある意味で合理的なのかもしれない。
ピョン吉だからこそ、最後の好きなTシャツは着れない、着るTシャツは好きじゃない、人生って難しいっていう一文がずしっと響いてきますね。
ピョン吉えー、この一文はもうTシャツの話を越えて、私たちに問いを投げかけてる感じがします。完璧な理解だけが良い関係の証なのかと。
ピョン吉なるほど。
ピョン吉もしかしたら、この少しずれていることをお互いに許容してる状態こそが、一つの成熟した愛の形なのかもしれないなーなんて。
ピョン吉うーん、考えさせられますね。
ピョン吉次回の配信もお楽しみに。さようならー。