1. PTRPG部
  2. 部活動78 命盟 後編 1
2022-03-14 1:32:08

部活動78 命盟 後編 1

Podcastで繋がった仲間たちと新クトゥルフ神話TPRGを遊んでみました!


シナリオ:命盟

シナリオ制作者:佐藤ホームズ 様

シナリオ配布場所↓

https://booth.pm/ja/items/3152678


キーパー↓

さっぱ(https://twitter.com/sappa_trpg)

プレイヤー↓

みっつぃーのメガネ(https://twitter.com/mitiishi)

キャラクター:大神 小可里 (https://iachara.com/char/2820299/view)

だう(https://twitter.com/namelessyue)

キャラクター:貴譲 三累 (https://iachara.com/char/2745382/view)

PISA(https://twitter.com/hikasa_t)

キャラクター:車埜 賢爾 (https://iachara.com/char/2738895/view)

(敬称略)


PTRPG部では、主にクトゥルフ神話TRPGで遊んでいます。

やったことないけど、気になる方もお気軽にご連絡ください!

メールアドレス podcast.trpg@gmail.com

Twitter: https://twitter.com/PodcastTrpg


本シナリオは、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『新クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc. Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc. PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION

「新クトゥルフ神話TRPG ルールブック」

00:02
はい、じゃあですね。
命盟後半戦をやっていきたいんですけれども、
一番最初に、前回のあらすじを誰かにやってもらおうと思いますので、
今から台数を振るので、それで決めます。
あ、メガネさんだよ。
よかったね。
お望み通りじゃん。
2分くらい語っていいよ。
頑張れ。
お願いします。
これまでの命名 大神こかり
なんだっけ、ごめんなさい。忘れちゃった。
貴城美笠ね。
あ、そうそうそう。
貴城美笠、社野賢治の3人は、学校のボランティアでゴミ拾いの作業に就いていた。
作業をしていると、大神こかりがとある声を聞いた。
どうやらその声は、自分たちの秘密基地の方から聞こえる。
そこで出会った一つの機械生命体。
この町に危険が迫っている。
それを正すのはあなたたち3人です。
どうか力を貸してください。
そう言って、一人の機械生命体、そして中学1年生の3人のひと夏の大冒険が始まったのであった。
終わり?
うーん。
納得してない感じ出すのやめてよ。
いや、マジでちょっとふんわりした感じにしましたけど、
もっとやろうって思ったら本当に時間食っちゃうんで。
なるほどね。ここでセーブしてくれたわけだ。
ありがたいありがたい。
見どころ、バトルのところとか、探すところとか全部含めてやりたいんだけど、やったら時間食うんで。
詳しくは前編を見よう!ということで。
ぜひね、見てもらいたいですね。
やっぱ嘘あらすじとかも用意したんだけどさ。
03:06
そういうのも?そのパターンも考えてたの?
そう。
いや、期末テストの結果がさ、
シャノ君が普通だよ、あんなの普通にやってればできるだと言ってたのに一番下だったからそこら辺いじったの。あらすじをね。
おい、やってみろよ。いじってみろよ、おい。
っていうのも考えてたんですけど。
まあまあまあね。
皆さん後半に対する気合は十分ということで。
時々するね。
早速、7月29日に学校に登校してからというところを始めていきたいと思います。
7月29日木曜日、きじょうさんのスマートフォンにですね、きょうこの父親からメッセージが来ています。
きょうこが病院で目を覚ましたから、暇があったらお見舞いに行ってあげてほしいといった内容です。
じゃあそれをこかり君とけんじ君に伝えます。
きょうこだいぶよくなったって。よかったら放課後お見舞いに行かない?
ああ、よかった。とりあえず無事なんだね。
一時はどうなるかと思ったけど。
まあ怪我らしい怪我はなかったが、心配っちゃ心配だよな。あんなことがあったんだし。
ていうかあれの出どころどこなんだよ。あんなのきょうこちゃんが好き好んで持ってるはずないじゃん。
ああ、そういえばあのもやってもやの原因って結局けんじが持ち帰ったんだっけ。
あ、そうだそうだ。
一応今も持ってるけど。
なんともないの?
なんともないってことでいいんですよね。
なんともないですね。
まああれからなんともないな。
てことは物理攻撃で壊すことができるということね。
06:04
完全に壊れちゃったからもう動かないのかな。
でもこのこともきょうこちゃんに聞いてみればわかるかな。
そうね。ちょっと問い詰める形にはなっちゃうかもしれないけど、聞いてみるしかなさそうね。
いやあなたたちはそんな話をしている。
え、ルイが話しかけてきます。
マスター、報告が来ましたよ。
マスター?
マスター?
話をしている。
ルイが話しかけてきます。
マスター、報告がございます。
なんだ?
魔力探知機能および対魔術防壁のアクティベートまで、残り4時間ほどであると報告します。
魔力を探知することで、会員の原因を特定する大きな手がかりになるはずです。
また、防壁によってマスターへの魔術攻撃を防ぐことが可能です。
おそらく危機は去っていません。引き続き警戒を推奨します。
おーすげー!また機能が復活したんだな!
あれこれって朝ですか?
朝ですね。なので昼休みくらいになったら機能を完成するんじゃないかなと思いますね。
ルイ、ちなみに私たちの魔力はその時に吸い取られるの?
いえ。継続的に今までマスターから頂いていた魔力でやることが可能です。
じゃあ探知することには別に俺たちの魔力は使わないってことか?
そうですね。
特に回数の制限とかそういうリソース関係は問題ないってことか?
はい。基本的には機能を発動した段階からそのまま常時機能を発動していくといった形になります。
例えばさっき話していた防壁っていうのはさすがに魔力使うわよね?
問題はありません。
あ、使わないんだ。
じゃあ今のところルイの機能で俺らの魔力をリソースとして使うっていうものは何もないってことか?
そうね。
前に私に作っていただいたファイルバンカーなどは必要になることもあるかとは思いますが、
現状このように過ごしている上で何か唐突に魔力を必要とするというわけではありません。
09:06
全然関係のない話になっちゃうんだけど、
ブラストファイルバンカー使うときにただうち貫くのみって言ってもらうとかそういう設定はつけてないの?
ん?ミカちゃん何言ってんの?
何言ってんの?
あれ?そんなこと言ってたのってコカリよね?
え?俺そんなこと言ってないけど。
え?
残念ながらあれはプレイヤーとしてのミッキーが言ったことなのでコカリ君は言ってません。
おいおいキイチはまたお得意のオタク語りか?
大丈夫?ミカちゃん。
そうね、なんかコカリに似た声の現状が聞こえてたみたいだわ。
かっこいいから言わせてみるのもいいかもしれないけど。
え?言ってもらうじゃん。
そうね、使う機会があったら言ってもらいましょう。
じゃあルイはそれでいいか。
すみませんもう一度言っていただけますか?
あーやば。
ちょっとふざけすぎたわすみません。
ルイが困ってるよ。
ルイごめんね。でもできたらグラスとパイバンカーを使うときにただうち貫くのみって言って使ってほしいのよ。
あーじゃあそれは雑談に書いておいてください。
神からの敬礼を受けたのくらい。
シンプルに私がネタがわからないのでわからないというだけです。
すみません私もわからない。
アバロもネタってことしかわからない。
あなたたちがそんなことを言っています。
まあまあ普通に授業などを受けて昼休みになりますけど大丈夫ですかね飛ばしちゃって。
今日休んでる子たちとか知りたいですね。
まあ誰だろうな。
まあクラスの何人か。
はやっぱり休んでると。
は休んでますね。
はい。
倒れた奴らって出てきてます?
出てきてる奴もいると思いますよ。
松岡しか覚えてねーや。
あと鈴木。
鈴木と村田と松岡ですね。
話聞いといた方がいいかな。
わかるかな本人。
ていうかそいつらが塾行ってるかどうかとかも。
12:07
一応聞くだけ聞ければって感じか。
あとはあれだな。
ライトから話聞けたら聞きたいところはありますけど。
じゃあ男子頼んだわよ。
じゃあどっちから処理していきます。
多分反応ないライトからやっていきますか。
ライト。
じゃあライトの机の前にツカツカーっとやって。
犬のようについてきます。
それを遠巻きに見てます。
おークラタニー。
おーい。
クラタニー。
ライちゃんライちゃんライちゃん。
ライちゃんおーい。
なんだ。
この前はありがとな。
何の話だ。
お前が教えてくれた話だよ。
俺は知らない。
そうか。
まあそれだけ言いたかっただけだから。
じゃあっつって離れていきます。
はい。
何もネタ話してないのに知らないって言ってたね。
逆に知ってるんじゃねえかなこれ。
いやーわざわざ神のおかげで。
あまり周りに聞かれたくねえとかありそうな気がするけどよ。
なるほど。けんちゃん頭いいな。
まあ本人が本当に知らないって可能性もなきにしもあらずだけどな。
えーっとじゃあ。
うん。
松岡のところに行きますかね。
はい。松岡。
ねえねえまっちゃんまっちゃんもう大丈夫?体。
あーこかりじゃねえか。
いや俺は別にね。
あーこかりじゃねえか。
いや俺は別にもう元気だけど。
ねえまっちゃんもさ。
塾行ってんの?
あー行ってるけど。
それがどうしたんだよ。
うちのクラスってどんぐらい行ってんの?
えー。
だってさみんな受けてるやつらすげえテストの順位上がってたじゃん。
あーやっぱ塾の効果じゃねえか。
15:00
いやー俺もなー村田に誘われて行ったんだけど。
いやーあの塾結構いいぜ。
こかちゃんもどうだよ。
えー俺勉強嫌いだからいいよー。
あー。
それに俺にはね、あのー車の検事塾があるから大丈夫。
あー。
まあそれならいいか。
まあいいんじゃね?
え、でも村ちゃんがみんなに勧めてたの?
でもまっちゃんは村ちゃんから勧められたんだ。
あー俺はうんそうだな。
てかまあなんか村田がよ、なんか行くっつーから一緒に行かない?みたいな話になって。
でまあ、めんどくせえけど、まあ長吉だからさ、もうついてっこーっつって行って。
無料体験?
あーそうそうそうそう。
え、無料体験ってどんなことしたの?
え、普通になんか授業、どこか受けてみたいな?感じだけど?
うえーい。
うーん。
そんなに気にならない。行ってみればいいじゃねーかよー。
うーん。
分かった。ありがとう。
うんうん。じゃあなー。もう授業始まるぜ。
わーい。
わーい。
うふふふ。
そんなことを言ってると、まあさすがに授業も始まると思いますんで、昼休みに。
思います。で、昼休み。
えー。えー。
昨日のアクティベートが完了する時間が近づいてきました。
魔力探知機能および対魔術防壁のアクティベートまで残り1分。
と言って、ルイがカウントを始めます。
3、2、1。
魔力探知機能アクティベート。
直後、ルイが警告を発する。
非常に大規模な魔力を探知。範囲を解析中です。
魔力はより高し全域から検知。
町全体を追う大規模な結界が展開されています。あまりに巨大です。
魔術防壁、アクティベート。
またもルイが鋭く警告する。
マスターたちへの継続的な魔術攻撃を感知しました。
即座に防壁を展開します。
ルイが防壁を展開した途端、あなたたちは体の内側が振動するような感覚を覚え、立っていられないほどのめまいがあなたたちを襲います。
18:08
防壁展開完了。
マスターたちへの魔術攻撃をカットしました。
めまいは長時間続く。
あなたたちはようやく立ち上がれるように回復した。
今でも、視界はぐるぐると回ったままだ。
ん?
うわー、目がぐるぐるするー。
ふえー、気持ち悪いよー。
ルイ、これ今攻撃されてない状態でいいんだよな。
はい。
じゃあ、このめまいはなんだ?
非常に強い魔力がかけられていたため、それによる反動が来ている可能性があります。
現在、詳しい効果の解析を。
そこで、エローカの先からオーガナの生徒が何かを抱えながら走ってくる。
オーガナの生徒が何かを抱えながら走ってくる。
えーと。
え?
あー、で、走ってる生徒はですね、前が見えてなかったのか、シャノ君にぶつかります。
あー、悪いな、シャノ。ごめんごめんごめん。今プリント運んでっから。あー、悪いなー。
オーガナの生徒が脇を走り抜ける。
視界が正常に戻っていく中で、あなたたちは何気なく、
生徒の姿を見る。
その生徒は、右腕が3本、左目が2つあった。
見れば、その奥の生徒は、口が縦向きについており、さらに奥の先生は、足がタコの触手のようになっている。
視線を、学校の壁や窓の外の建物に向ければ、科学的にありえない形に不気味に歪んでいる。
差し込む太陽光ですら、毒々しい色合いだ。
あなたたちは驚愕するだろう、このおぞましい光景に。
ではない、このおぞましい光景を見慣れていることに。
異形の姿になった生徒も、不気味に歪んだ建物も、いつからかずっと眺めながら過ごしてきた。
類の魔術防壁により、この光景が異常であることに、今、ようやく気づけたのだ。
そう、あなたたちは自分の体を確かめる。
えー、大神くんの体には、肩口から蜘蛛の足が生えている。
21:15
肥上さんの体には、尾底骨からクサビヘリのような尾が生えている。
シャノくんの首筋からは、ピンクに近い赤色のうねうねした触手が生えている。
異常な街や、異常な人の中で異常さを理解しないまま、日常を送っていたことに気がついたあなたたちは、産地チェックを行っていきます。
成功1D4、失敗1D20です。
失敗。
成功。
1減少。
マジか。
アイディアロールですよね。
待ってくださいね。
めっちゃ普通。
73?それでも一番産地高いな。
では、アイディアロールをお願いします。
アイディアはコカリくん低いんだよな。
フラグ立てちゃダメだってさ。
逆なんだよな。
お二人ともですね。
BMRと入力してダイスロールをお願いします。
BMR?
シャノくんは変質症ですね。
5ラウンドなんで、1分ちょっとぐらい?
重い変質症にとらわれます。
誰もがあなたに襲いかかろうとしている。
信用できる者はいない。
監視されている。
裏切った奴がいる。
これは罠だ。
大神くん。
同じですね。
そこで仲良し発揮するなよ。
じゃあどうしようかな。
シャノが1D10の5ラウンドで。
シャノが5ラウンドで、コカリが1ラウンドってことか。
24:01
そうです。
ルイを機上に対して投げつけます。
ちょっとケンジ。
ルイはバーンと投げ出す。
やりやがったな。
どうしたのですか。
なんだよこれ。
なんだってんだよこれ。
どうしたもこうしたもねえだろ。
なんだこれ。
俺は一体どうなっちまったんだよ。
俺の体。
なんだよこれ。
お前らもはめやがったのか。
何したんだよ。
2人ともどうしたの。
ミカちゃん。
ミカちゃんがやったの。
いや、私は何もしてないわ。
ケンちゃん。
あ、てめえがやったんだろうが。
そんなこと言ってると多分周りの生徒とか。
なんだよどうしたんだよ喧嘩かよみたいな。
やめろやめろ。
なんだよどうしたんだよ。
コカちゃんは何?
どうしたんだよマジで。
お前ら。
お前ら一体。
俺に何すんだよ。
いやだから何。
いやいやいやマジでどうしたんだって。
え、え。
みたいなこと言ってると大神くんは落ちていますね。
そしてルイは机に投げ出されたもの。
なんだこれ。
ケンちゃんこんな持ってきてんの。
やば。
ルイにお蜜を振ります。
いいですか。
じゃあ話しかけてきたやつに近接格闘振ります。
殴り飛ばします。
いって何すんだよお前。
ふざけんなよ。
え、何か意味わかんないけど勝手に殴る。
こわ。
うるせえよお前らも騙しやがったんだろうね。
言ってるとじゃあもう先生が教室にいるので先生に止められますね。
先生に止められたあたりでシャーノくんは正気に戻るでしょう。
はい。
二人ともどうしたの。
いや、いや、え?
俺どうしたんだ。
なんかみんなが怖くなっちゃって。
そうね。
でも確かに私たちは今までこの姿だったようだわ。
ルイこの状態を説明できる?
27:04
説明大変申し訳ありません。
大変申し訳ありません。
私がもっと早く魔力探知機能と魔術防壁機能を展開できればよかったのだが、
時間が経つうちにマスターたちの体は変貌してしまい、このような状態になったのだと思われます。
つまり一日目には私たちはこの姿ではなかったということ?
それはわかりません。
とりあえず自分の肩から出ている蜘蛛の足触ってみてもいいですか?
はい。
じゃあ触ります。
触ろうとして、右肩と左肩どっちがいいですか。肩口って書いてあってもいいんですけど。
じゃあ右手で左肩。
はいはいはい。
右手で触ろうとしたらその左肩のやつも動いてきますね。
それは触れないですか?
触れます触れます。
お互い寄ってくる感じで、自分が触ろうと思って動かしたんじゃないかなって思いますね。
じゃあ次、そのまま肩の足だけ動かそうとしてみます。
動きますね。
はい。
動く!足増えた!
足増えた!
なんだこれ。
感動してる場合じゃないわよ。
動くのかそれ。
気持ち悪い。
いや、けんちゃんに言われたくないよ。ひょくしゅって。
キジョンが一番まともだわな。
そうね。私のはまだ可愛い方かもしれないわ。
可愛い?
は?
いや、しっぽは可愛いでしょ。
まあ、人それぞれなんじゃねえか。
そうね。
キーパーキーパー、これって戦闘技能にプラス補正とかないですか?
いや、別にないです。
そうですか。
別にないですけどね。
肩から足が生えて強くなったら苦労しねえんだよな。
そして、あなたたちは周りの人のことを見ることでしょう。
変わり果てた中学校の廊下。
そこに、ただ一人、正常な、いや、正常であるからこそ異常な生徒がいました。
プラタニライトです。
30:00
ああ、やっぱな。
彼だけは体に何の変化もない平凡な姿で、参考書に目を落として歩いている。
えっと、じゃあ、コカリがライトのところへ行きます。
はい。
うわ、ライちゃん、ライちゃん普通だ。
ライちゃんなんかないの?翼とかカギ爪とかさ。
何言ってるの?
え、だって俺これ、見えるでしょ?肩のこれ。
ウニョウニョって動かします。
よくわからないこと言う。
俺は忙しいんだ。
そう言って、ライトは駆け出します。
待て!つって、手首返して、片手前に。
突き出します。あ、飛ばねえ。全然出ねえや。やっぱ出ねえんだな。
出ないけど。
心理学ライトに振りたいな。
えっと、消えたのは大神くんですよね。
はい。
今、話に。
そっか、遠くで見てても表情は読み取れないですか。
そうですね。参考書に目を落としているので、結構下を向いてるんで、わからないかなって感じですが、
走って行っちゃったのを追いかけようとした大神くんは、
専用指導の先生に、「おい、お前廊下を走るんじゃねえや!」と怒られます。
すいません、早歩きです。
あ?
あ?
ガン飛ばされます。
じゃあ先生、先生、ライちゃんはいいんすか?
クラタニは入院してる弟の見舞いで早退したんだよ。
あらかじめ連絡も来てる。
え?それが廊下走っていい理由になるんですか?
もう階段下りて行ったよ、あいつは。
そうですか。すいません、わかりました。
あ、じゃあ俺らも早退するか。
そうね。ライと本当は見えてるんじゃないかしら。
ていうか、ライちゃんも病院に行ったって言うんだったら、
見舞いがてらライちゃんにも会えるだろうし。
まあ、ちょうどいいわな。
うん。
いいくるめ振れと。
まずは聞いてからじゃない?
うん。
これ、いいくるめ振る自分が何か言わないとダメですか?
まあ、基本的にはそうしてもらった方がいいですけど、
この先生に対して早引きしたいという感じですかね。
33:01
今先生と大神くんが相対してるわけですけど。
え、でも進路指導の先生だから担任じゃないですよね?
担任ではないです。
じゃあとりあえず大神はそのまま教室に戻っていきます。
はい。
で、ライと病院、弟の見舞い行くみたいだよっていうのを2人に伝えます。
うんうん。はい。
俺たちもね、ちょっと今目舞いあったし、
体調悪いから早引きした方がいいんじゃないかな。うんうん。
そうね。
あとは京子ちゃんの倒れた現場に居合わせたの俺たちだしさ、
そのこと話したら先生もわかってくれるんじゃないかな。
そうね。
そうだな。
一応親父さんから京子が目覚ましたって連絡も来てたんだろう。
だったら見舞いに行くって言えば、許してもらえんじゃねえか。
じゃあ先生に話しかけます。担任に。
うん。はい。
うん。
なんだどうしたお前ら。
先生、あの、昨日、昨日だっけ?
昨日の夜。
あの、京子を探しに私たち外出てましたよね。
いや、先生は知らないと思う。
だって途中で会ったんじゃないの。
それ進路指導。
進路指導。あ、そっか。
そっか、隣のクラスの仲のいい京子ちゃんが今入院していて、
ちょっと見舞いに行きたいんですけど。
あー、報告しちゃダメなのか。
いや、さっき目覚ましたって聞いたんですよ。
京子の親父さんから。
で、俺らあいつ倒れてんの見つけたから、ちょっと心配になっちゃって。
でもな、お前たち、後退続きだろ。
うーん。
それにな、さっきのゲームもあるし、うーんと。
ごめんなさい、正直気分が悪いんです今。
京子に合わせてください。
そうですね。
さすがに他の生徒を殴ったりとかしてしまってるので。
ごめんなさい。
やってしまっているので。
担任の先生だと本来早引き判定は普通に成功したら問題ないんですけど、
ちょっとここはハード成功しないと納得してもらえないことにしたいと思います。
36:01
はーい。失敗だよね。
あー。
まあ、いやまあ、ししのだったか。
大事にしたい気持ちはよくわかるんだが。
まあ、
放課後行ってやることにできないかな。
この時間にさすがに生徒が病院に行ってるっていうのも親族じゃないっていうのもなんかちょっと
いろいろ他の人に言われるのもお前たちとしても
そんな風に言われるのも良くないだろうしな。
悪いな。
そうですね。すみません。
いや、すまないな。気持ちを踏んでやれなくて。
いや、俺の方こそ急に暴れてすみませんでした。
ああ、あいつにはちゃんと謝っとけよ。
うっす。
で、えーと、放課後ですかね。
はい、えー、じゃあ放課後はどこに行きますか。
どこに行きますか。
病院かな。
病院行きたいけどもうライトいない気すんだよな。
うーん、ライトはいないでしょうね。
まあ、京子に会いに?
うーん、そうだね。まあ、親父さんにも言われたし。
じゃあ病院に行くって感じ。
ですね。
いいですか。
ああ、大丈夫ですよ。
前に殴ったやつにはちょっと謝っておきます。
ああ、はい。
怖いし、マジビビったからちょっと。
医者やれよ、医者やれよとか適当なこと言ってますけど。
分かんない。お前今度便器を見てくれよなみたいなこと適当に言ってます、あいつは。
いいやつだな。
じゃあ今度シシの家で飯をごるわ。
お、いいね。シシの飯は上から助かる助かると言っているやつはもう何だろうな。
ハギ爪ついてたりしますね。
ハギ爪の先でトントンとやられます。
貫通ダメージ?
しませんけど。
じゃあ今度縄手手振りながら触手も振ります。
うねうね、うねうねって。
普段サンチェックしたい。
はい、ということでじゃあ病院ですね。
39:05
あなたたちも体制病院にやってきました。
ここまでの道のりを歩いてきてわかるんですが、
街も随分様変わりしているというか、ひどい状態になってますね。
ここでは落ち着いたBGMがかすかに流れている。
お父さんがですね、京子のお父さん、おじいさんがですね、
お父さん、おじいさんがですね、
何丸何号室だからそこに来てもらったらいいからねみたいな感じで連絡をしてくれてたので、
あなたたちは知事の京子の入院している個室の目の前までやってくることができました。
その間に目星振って普通の人いないか探してもいいですか?
はい、どうぞ。
失敗しちゃった。
じゃあ俺もとりあえず目星、鳥目星、鳥目星、鳥目星、初期値。
予防接種怪しいんだよな。
俺も目星振りまーす。
普通の人はいないですね。
じゃあノックを押して入ります。
どうぞーと中から声が聞こえる。
じゃあお邪魔するわよって言って入りますね。
うわ。
もうこれ何の画像なのか分かんないんや。
中に入ると、
首無し吸血鬼の姿のままの京子はあそこにはいました。
お見舞いに来てくれたの?
ありがとね。
あ、三笠だけじゃなくて大神君とシャノ君も来てくれたんだ。
ありがとー。
京子、昨日は大丈夫だったの?
マジか。
うん。
私、なんかやっちゃったみたいだね。
全然覚えてなくてさ。
え、ココちゃん。
マジか。
なんか、お医者さんが言うには過労で倒れちゃったみたい。
42:00
なんか無理しすぎたのかな。
やっぱ急に勉強しすぎたのがダメだったんじゃねーのか?
うーん、そうかもしんないね。
あのさ、
私ちょっと喉乾いちゃって申し訳ないんだけど、
大神君とシャノ君、飲み物とか買ってきてくれたりしないかなー?
大神に行くぞって言って、出る前にちょっとこのもやがどっから出てるかって見えますかね?
もや、どうでしょう?
初期値。
もやは、
もやは、
かかってはないと思ってもらったらいいかなと思いますけど、
あの、かぎ爪はバリバリ生えてます。
かぎ爪生えてるだけでもやは特になくて顔も普通に見えてるってことですか?
もやは、かかってるのかな?
かかってはない。
えー。
あの、じゃあ、
そうですね、なんか気にしてるケンジ君に小声で、
もやの原因だった、そのケンジが持ってる、
それってもしかして本当の姿を表すための装置か何かだったのかしらね?なんて言います。
あー。
えーっと、2人やりとりしてるとこにじゃあ、
キョウコちゃん何飲みたい?って。
あー、えーっとねー、
うーんと、うーんと、
じゃあねー、
うーん、
そうだな、コーラにする。
了解。
コカリー、私はウーロン茶で頼むわ。
お?おごるなんて言ってねーぞ。
いいから行くぞ、オオガミ。って言って連れ出します。
はい。
えーっと、キジョウさんと2人きりにやって、
超怖い。
これ隠した方がいいかな?
サブちゃん行ってる?
いや、別にいいですよ。
あー、あ、よかった。
静かに、静かにしてていただければ、別に。
あー、いや、泣くかもしれん。
泣くの?
泣くの?
消えたやん。
キョウコは、
えっと、
おれー、なんか変なの見える?
と、腕を上げながら、ミカさんに聞きます。
45:03
そうね、見えてるわ。
私のしっぽも見えてるでしょ?
あ、あー、
あのー、
病院で起きてから、
なんか視界が変なんだよね。
病室も、
お腰さんも変な姿でさ、
自分の体も、
あ、やっぱりよく見えないって言ってるから、
もやはかかってますね。
よく見えなかったりとか、
長いこれ、
慣れてるみたいに乗ってたり、
しかもさ、
変な姿のはずなのに、
だんだんこれが、
普通だって思うようになってさ、
自分が、
自分でなくなってる気がして、
怖いよ。
そうね、私も怖いわ。
ミカさんもそうなんだ。
そうね、
現に、
あの、さっきまでいた他の二人も、
それに気づいて、
頭おかしくなってたわ。
そうなんだね。
シャノ君とか結構、
なんだろう、
クールな感じなのに、
慌てたりするんだ。
そうね、
人のこと殴ってたわよ、あいつは。
え、大丈夫だったの?
うーん。
大丈夫?先生に怒られたりしなかった?
ていうか、殴られた方の人は、
殴った方のシャノ君もだけど、
本当に大丈夫なんだよね。
まあ、それは、
そうね、京子が学校に行って、
確認してみるといいわ。
うん。
ああ、そうだね。
何日くらいで学校行けるようになるのかな。
あんま分かってないんだけど、
いや、私さ、
女子サッカー部があるから、
宵坂精神に入ったんだよ。
そうだったわね。
うん。
でも、ある日、
いつまでサッカーをやるのか、
不安になったんだ。
なんだか、
熱が冷めていくような感覚があった。
私のサッカー相手、
こんなものだったのかなって、
自分がすごく、
いい加減な人間に思えたの。
塾の勉強とかさ、
家の手伝いとかにさ、
集中するときは、
それを忘れられたんだ。
今思えば、
逃げてたんだね。
逃げ、じゃないわ。
みんな、
思うことだと、
教育も辛かったのね。
48:02
うん。
大好きな、
サッカーが、
なんか、
遠くなっちゃったっていうか、
そんな感じが、
ずっとしてたから。
えっと、
そうね、
それって、
具体的にいつ頃だったかは、
覚えてる?
うーん、
どうかな。
例えば、
友達に誘われて塾の、
体験入塾?
に行ったときだとか。
うーん、
そうだったような。
どうだろう。
まあ、でも確かに、
塾に行ってると、
集中できるからね。
すごい、
なんだろう、
逃げてた、
わけじゃないって、
三笠は、
言ってくれたけどさ、
今思って、
塾は、
最高の逃げ場だったと思う。
そうだよね。
レギュラー争いとか、
いろいろ、
人間関係でも、
あるから、
辛いときは、
逃げていいのよ。
私も気づけなくて、
ごめんね。
三笠は悪くないよ。
謝らないで。
だって、
あの日、
昨日の夜か、
私のことを、
一生懸命探してくれたんでしょう。
本当はありがとうね。
大したことじゃないわ。
でも、
もっと、
ユニフォーム着てる姿見せてほしいな。
だね。
私また、
サッカー、
頑張れるかな。
大丈夫よ。
逃げたくなったら、
私に言って。
うん。ありがとう。
そうだね。
そうなると、
とりあえず、いっぱい寝て、
まずは、
元気にならないとだね。
うん。
本当に三笠ありがとう。
いえいえ。
そう、
ね、
51:00
また一緒に、
学校で、
お話し、
しましょう?
お父さんも、
たくさん、
ご飯作って、
くれると思うから、
私も獅子の飯店に行って、
たくさん、
食べるわね。
うん。
ああ、
もしかして、
また大盛り食べたの?
私は食べてないわよ。
ああ、そっかそっか。
いやあ、お父さん最近ね、
得盛りも始めるとか言ってたよ。
しかも無料で。
本当に大丈夫なのかな。
そうだね。
早速ケンジは、
大盛り頼んでたけど。
そっか。
シャノ君って、
確かにいっぱい食べそう。
うん。
そうね。
いると、
帰ってくるのか?
そこの二人は。
いやあ、
雑談うるせえんだよ。
コンコンとノックします。
あ、
はい。
そろそろ内緒話はいいか?
ん?
何の話?
ただいま。
はい、
きょこちゃん、
これ、
ペプシでよかった?
うん、
ありがとうね。
プロンチャ。
本当に買ってきてくれたのね、
ありがとう。
え?
買ってきてって言ったじゃん。
そうね、
頼んだけど、
買ってきてくれるとは思ってなかったから。
はい、100円。
足りねえよ!
私もお金渡さないとね。
きょこちゃんはいいよ、
いいよ。
いいの?
ごめんね。
今度なんか奢るよ。
うちのね、
獅子の飯店で今度
特盛やるって言ってたから。
まじか、
大盛りでも結構な量あるよ。
特盛も無料だって。
え、
それ、
あの、
失礼がましいようだけど、
大丈夫なの?
ん?
んー、
いや、
私も心配したんだけどね。
いや、
お父さんがどうしてもって言うからさ。
よかったらみんなも食べに来て。
うん、
わかった。
じゃあ、
きょこ、
私たち、
親友だからね。
何かあったら、
すぐに来てね。
うん、
わかった。
きょこの好きなとこ
たくさん言うから。
なにそれ。
でも、
ありがとう。
すっごい元気出た。
54:00
元気が出たなら
それでいいわ。
うん。
おいオオカミ、
俺ら完全に
お邪魔虫じゃねえか。
え?
そうなの?
お前のその鈍感さが
羨ましいわ。
え?
なになになに?
わかんない。
説明してくれ。
1から説明してくれ。
10まで説明してくれ。
いいから黙ってくぞ。
あんたら何言ってんの?
じゃあ、
オオカミの首に
腕引っ掛けて
引っ張り出します。
触手で?
触手で。
腕引っ掛けるって
言ったのが悪い。
じゃあ、
きょこちゃんまたねー。
うん、
ありがとう。
またねー。
お大事に。
おー、
元気にしろよー。
うん、
ありがとう。
あなたたちも
病室を出ていきます。
病室を出て
ロビーに戻ると
特別病棟と書かれた
部屋から出てくる
倉谷ライトと
出くわす。
倉谷は
スタスタス
出口の方に歩いている。
じゃあ、
それ
はい、
いいよ。
いやー、
けんじくんの出番でしょ、
ここは。
じゃあ、
目の前に回り込んで。
おー、
倉谷、
ここにいたのか。
おー、
けんじくん。
なんだよ。
担当直入に言うけど、
お前って
どこまで知ってんだ。
何の話か
分からないが、
あまり嗅ぎ回らない方がいい。
と言って、
ライトは
あなたを
無視して、
そのまま
走って、
病院の外に
出てしまいます。
X対抗振って
追いつきたいけど、
低いんだよな。
じゃあ、
追いかけようかな。
可能ですか?
はい、
見えてるんで。
追いかけるかな。
どうしよう。
何振ればいいかな。
追いつこうと思ったら
追いつけますよ。
ライトは小走りなので。
立ったかと思ったんだ。
こかりが、
ライちゃーん!
って走っていきます。
57:00
ちょっとこかり、
あんた、
肩口ちょっと怖いんだからさ。
ちょっと、
ちょっと遠慮してあげなさいよ。
うねうねさせながら
走っていきます。
気持ち悪いわよ、
その雲。
ライトは小走りだったんで、
全力の
大神くんに
追いつかれます。
行くぞー!
ライちゃん、
これいる?
間違って買った
メッツのコーラを
渡します。
メッツのコーラ
うめぇだろ。
派閥争いが。
飲めへんよ。
お前が飲めばいい。
俺だってこれあるもん。
クローズドリンク
出します。
ライちゃんも、
最近元気ないからさ。
元気ないっていうか、
運動してるからさ。
お前には関係ない。
俺には関係ないけどさ、
俺もらうことは別にいいじゃん。
もらってよ。
ライトくん、
まだ下向いてます?
向いてますね。
でもこれ、
私がするロール
じゃない気がするな。
やっていいかな?
ケンジくん、
やっていいすか?
いいと思いますよ。
じゃあね、
ライトの
ほっぺた押さえて、
上向かせます。
お。
ライト、
あんたずっと、
え、いいの?
いいの?
向かせますか。
向かせますね。
向かせてもいいですけど、
すぐにバッと振り払って、
何すんの?
触んなよ。
と言います。
あんたずっと、
下向いてるじゃない?
本当は見えてるんじゃないの?
見てわからない?
じゃあ、
こかり、
こかりお前に、
この体の気持ち悪い。
気持ち悪くねえよ。
かっこいいじゃん。
ライトは、
このまま、
みんなが変わっていく様を、
見続けるだけなの?
怖いなら、
この町から出て行けばいいじゃない。
いやー、
何言ってんのミカちゃん。
床準備室に来い。
今はそれしか話せない。
あと人がいないところは、
歩くな。
それだけ言って、
ライトは、
逃げるように、
今度は全速力で、
走って去っていってしまいました。
はあ。
私、
キョウコのことも、
抱きしめられなかったのに。
本当に。
こういうのは、
ケンジがする仕事なんじゃないかしら。
まあ、
情報が手に入ったからいいけど。
1:00:01
ケンちゃん、
これ、
どうしようっつって、
メッツのコーラを、
ケンジに渡します。
じゃあ、
受け取って、
150円渡します。
じゃあ、
それ、
それ奪って、
ガブ飲みせるかな。
小炭酸だぞ。
まあ、
たまに飲む炭酸も、
悪くないわね。
むせるかどうか、
幸運ロールで。
はーい。
40しかないんだよね。
あ!
失敗しちゃった。
雑談に振っちゃった。
すいません。
失敗したわ、
でも。
まあ、
むせたってことで。
えっと、
特別病棟は、
なんか、
入るのに、
権限みたいなのとかって、
必要ですかね。
そうですね。
特別病棟です。
特別。
なんかあるんだな。
目の前に立ってます。
なるほど。
ガードマンらしき人。
二人立っている。
じゃあ、
ガードマンに、
ガードマンさん、
ここって、
どういうとこなんですか?
え?
えっと、
こちらは特別病棟です。
科学の方以外は入ることは、
どういう人が入るんですか?
それをお伝えする必要がありますでしょうか。
そうですね。
私が知る限り、
ICUとかでは、
こんなガードマンさんいないと思いますけど。
この病院の話です。
こちらの病院とはまた違うのでは。
と言って、
相手にはされないですね。
ふーん。
了解です。
はい。
まあ、
夕方に来ています。
あなたたちは家に帰ります。
ね。
はい。
お、
ルイ君は誰が、
お持ち帰りするのかな?
順番的に大神さん。
順番。
うん、だよね。
がんばれー。
機械修理もしたいし。
うん。
1:03:02
ああ、歪んでる。
歪んでる。
ちょっと歪んでる。
じゃあまあ、とりあえず機械修理ですかね。
これ、
大きくなってる。
あの、
家の工具とか使うのに、
何かプラスとかないですか?
うーん、
そうですね。
うーん、
まあ、ボナス1あげましょうか。
やったー!
CCプラス1。
1リール。
1リール。
あれ、体力の問題。
体力と、
ですよね。
はい。
直してあげてます感じですよね。
オッケーです。
直してます。
1D3。
2回復でーす。
すみません、マスター。
うーん、
まあ、この前の戦闘すごい、
ボロボロになっちゃったからね。
ああ、そうだ。
家の工名がどんな感じになってるかちょっと気になるんで。
他に、遊んで遊んでとしても。
見た目は?
見た目は、
犬かー。
犬かー。
そうですね。
おうめには、
尻尾がもう1個生えてる。
おとなし目だった。
見間違いじゃねえよな。
尻尾ブンブン振ってるけどあれ2本だよな。
ブンブンが増してますね。
うわー。
じゃあ、
そのままコウメヘアに入れたまま、
ルイに対して、
ヒューマニックの
単行本を見せて、
なんかこれに見覚えないかっていう風に
聞いてみます。
私と姿が酷似しているとは思いますが、
この間も見せていただきましたが、
あり見覚えはありません。
1:06:00
見覚えとメモリーの中には記録されていないです。
それいや、破損されたデータってどうなったんだ?
まだ修復かかりそうか?
破損されたデータに長く時間を…
元々、魔力探知機能と対魔力防壁機能のアクティベートに
全魔力を使ったため、
こちらは進んでいない状況です。
対魔力防壁って言いにくくねえか。
よし、じゃあ何か名前つけようぜ。
名前…
何がいいかなあ。
マスターがこれを使いたいとおっしゃるのであれば、
私はそれに従います。
じゃあシンプルにイージスシールドだ。
イージスシールドです。
言いにくいか?
いいえ、問題ありません。
よし、じゃあイージスシールドだ。
かしこまりました。
で、じゃあ寝るって感じで。
寝る前に、
ルイー、
ライちゃんは見た目変わってなかったんだけどさ、
なんかライちゃんから分かることとかなかったか?
見た目が変わっていないというと、
この街の魔力を受けていないということになります。
じゃあ、ライちゃんは自分でイージスシールドを貼ってるってことか!
すげえな!
それはあります。
そっか、なんかどこか人とは違うなとは思ってたけど、
やはり使い手だったか!
使い手。
そんなことを言いながら、
1:09:00
眠りにつきますかね。
はいはい、分かりました。
あなたたちは夢を見ます。
どこまでも続く広い草原にあなたは立っている。
目の前には一人の少年が立っている。
以前見た夢と同じ少年だ。
少年は語る。
ごめん。
でも、こうしなきゃいけないんだ。
あなたの口が動き、言葉が紡がれる。
なぜですか?
説明を求めます。
その声はヒューマニックに登場するルイのものだった。
あなたはそこで、自分の声を聞きました。
あなたはそこで、自分の体が深いでできていることに気が付く。
ごめんな。
少年がつぶやくと、突如として大地が割れ、
少年とあなたを分かつ。
衝撃であなたの手足は千切れ、深い谷底へと落ちていく。
そしてあなたたちはここで、
目、目、目は投降して、
気づきは変わりまして、
30日です。
7月30日、あなたたちはいつものように投降してきます。
歪んで変わり果てた街並みを、異形に変わりつつある人々が歩いていく。
これが日常の正体だったのだ。
朝のホームルーム前、何やらクラスの男子がみんな雑誌を手にする。
えーと、そうだな。
えー、あなたたちとです。
席の近い男子が話しかけてきます。
おいおいおいおい、コカちゃんコカちゃん!
ん?何?
もう読んだか?
何が?
ヒューマニックだよ、ヒューマニック!
え?え?連載再開した?
そう、続きが載ってたんだよ!
マジで?読む?
表紙にですね、連載再開の文字が踊る少年誌を、
あなたは、じゃあ読め読め読め!俺持ってきたからさ!
と渡してくれて、読むことができます。
はい。
では、確かにですね、見てみると、ヒューマニックの最新話が掲載されています。
1:12:03
しかし、その内容は、実は可愛くて、
画力が相変わらず高いものの、描かれるストーリーが唐突すぎる。
最悪のショーで、ホラーチックな展開が続いていたとはいえ、
前回の話から、あまりにも飛躍しているのだ。
ヒューマニックの持ち味とされる、緻密な伏線も、
ヒューマニックの持ち味とされる、緻密な伏線も、
ヒューマニックの持ち味とされる、
ヒューマニックの持ち味とされる、緻密な伏線も、
ヒューマニックの持ち味とされる、緻密な伏線も、
魅力的なキャラクター性も、全くもって感じられない。
ヒューマニックが大好きな大神くんであれば、
ヒューマニックが大好きな大神くんであれば、
この漫画が妙だということがわかる出来です。
その内容を三笠ちゃん方も聞いてても大丈夫ですか?
えっと、話しかけられた内容のことですか?
そうですね、その内容があれだったって。
内容は読めばわかります。
今、大神くんが読んでいます。
別に共有してもらっても大丈夫ですよ。
こかりー、良かったじゃない。
連載再開って。
どうしたの?そんな微妙な顔して。
微妙だから微妙な顔してんだよ。
ちょっと読ませてもらえない?
はい。
はいって読んで。
修法部の編集部もよくこんなの載せようと思ったわね。
そうなんだよ。
前の話からだいぶ空いてるとは言っても、
なんか色々詰め込みすぎて別漫画みたいになってるんだよな。
邪神とかそういう単語って今まで出てきてたの?
いや、ない。
急に出てきた。
アイテア振っていいですか?
三笠さんはあんまり読んでないってことだったんで
分からないかもしれないですけど、
大神くんにはそんなの出てこなかったよなとは思いますね。
それとはまた別の、
仲の人の考察を三笠ちゃんに言わせていいのだろうかっていう。
それはまあ自由に。
1:15:00
失敗しちゃったからやめとく。
雑談。
また雑談。もう一回失敗しろ。
成功したけど失敗したってことで。
だってけんちゃんもさ、初期の頃は読んでたから展開分かるでしょ?
まあな。
それと比べてこれどう思う?
確かに唐突すぎるよな。
だって、ルイのコントラクト・ディメンション・ルビーが壊されて、
そこで終わったんだよ。
え、じゃあ何?それを破壊してルイを操るためにカイガーってこと?
えー、それでもなんかな。
唐突すぎるな。
そうだな。
まあ兵器として使うんだったらエネルギー源であるルビーをわざわざ壊す必要はねえよな。
もしくはそれ壊してルイを暴走させるとかそういうふうなこと考えてたのかな。
え、でも壊したのカイじゃないしな、最新話で。
最新話っていうか、最新話これだけど。
その前の話では。
うーん。
まあ、こういう作者が精神的に病んで唐突に変な話に行くっていうのは前例がないわけじゃねえからな。
あなたたちがそんなこと言った。
大神くんに雑誌を貸してくれたやつが。
あ、コカちゃん読んだか?どうだった?どうだった?
うーん。
やっぱりヘンタはまだ救済なんだね。
そっちのその話じゃねえだろうがよ。
ヒューマニックの話だよ。
クラスでもさ、ネットでもかなり賛否両論なんだぜ。
まあ俺は正直、続きを書いてくれたってだけで結構嬉しいけどな。
まあそれは俺もそうだ。
うん、だよな。
だけど前の話からさ、だいぶ空いてるからっていうのもあるけどさ。
いろいろ展開が変わりすぎて、いきなりまた新しいところにポーンって放り出された気分。
まあ確かにそれはそうだよな。
どうしちゃったんだろうな先生。
うーん。
1:18:14
あ、そうだ。どうする?ライちゃんに呼ばれてるけど。
そうね、そういえば理科実験室に来てって言ってたのね。
うん。
はい。
理科。
中心に向かってギュンってなってる。
えー、昼休み。理科準備室。
あなた達は理科準備室にやってきたんですが、倉谷ライトの姿は見当たりません。
あら、トーンのライトが来てないみたいね。
どっかに隠れてるってことはねえよなーって言いながら周りを見渡します。
ふんふんふん。
何も見えない。
ライトはいないですね。
見えない。
見えない。
けんちゃん普通に連絡すりゃいいんじゃねえの?
てか思ったけどスマホ持ってきてんだ。
番号知ってんだっけ?
LINE知ってるんじゃなかった。
じゃあ一応ツイッターってだけLINE送っときます。
はい。変じゃないです。
なんか置き手紙とか置いてないかどうか探したいですね。
はい。まあです。
まあ、ライトを探してなのか、何かしら物を探してなのか、
えーっと、理科準備室を探すと、
見えにくい位置にある椅子に本が置かれているということに気がつき、
ライトがいつも持っていた参考書。
表紙には群青色のペンで、
人がいるところでは絶対に開けるなと書かれています。
とても荒い筆跡です。
ん?
これライちゃんの本だよね。
まあそうだな。
人のいないところでって。
どうする?ここ学校だけど。
鍵閉めたらここで読めるんじゃねえか。
実験室って何か準備室的なのってありましたっけ?
ここ準備室です。
ここ理科準備室ですね。
1:21:02
理科準備室か。ってことは理科室に繋がってるってこと?
理科室にも繋がってますし、外からももちろん入る。
え?担任はいないんですか?
昼休みなんでいないですね。
あ、いないんだ。
双方に鍵はありますか?
うーん、そうですね。鍵ね。
えっとまあ、理科室側にはあるでしょうね。
理科室と隣のほうはあるでしょうけど、
中から閉めてるかな?
中から鍵。
中から閉めてるかな?
中から鍵。
あるってことにしようか。
はーい。
じゃあ閉めます。
ルイが人がいないところで読むということであれば、
私が誰か来るかも見張っておきます。
あ、じゃあ頼むルイ。警戒策的モードだ。
お任せください。
で、じゃあルイは大きくなって、
ドアのほうで見張ってくれてます。
いいか、これは隠密ミッションだ。
ルイ、お前も見つかっちゃダメだぞ。
はい。
まあ、いつでもこちらでも本を隠せるようにはしておくわね。
よし、じゃあ見よう。
はい。
帽子をめくる。
また群青色の文字が上に入ってきます。
ケンジとケンジの今の友人たち。
一生のお願いだ。
この本に群青色のペンで書いた部分を読んでくれ。
群青色の文字は参考書の無数の書き込みに擬態するように途切れ途切れに配置されている。
文字をつなげれば意味の通るメッセージを読み取ることができそうだ。
1:24:04
ということで、読んでいきます。
これから書くこと。
俺を信じてほしい。
2年前、俺の家は一体の化け物に支配。
人間を餌にして人間に化ける生き物。
市議会議員にやってきたそいつは使用人全員を殺して食い尽くした。
母さんも殺され、残されたのは父さんと弟と俺だけだった。
父さん、ヨギトウスイは家の座敷牢に閉じ込められ、
姉の化け物が望む通りのストーリーでヒューマニックを書かされている。
弟は化け物の願いを叶える儀式の生贄として2年間ずっと眠らされている。
そして俺は化け物の次の寄り代として生かされている。
市会がおかしくなってきた。
あいつに支配されつつある。
ペースは落ちるがここからは本を見ず書いていく。
俺は若い人間にあいつの体の一部を植え付ける手伝いもさせられた。
塾の集中アイテムはあいつの体の一部でできている。
持っているなら今すぐ捨てる。
父さんはあいつに脅され、ヒューマニックのめちゃくちゃな最終回を書かされた。
弟は儀式に使われ、儀式の影響で町も人もおかしなことになっている。
俺ももうじきあいつに取り込まれる。
すべてを知っていながら俺は何一つできなかった。
ケンジ、お前は無事でいてくれ。
耳鳴りがひどい。目がほとんど見えない。
耳鳴りがひどい。目がほとんど見えない。
読みづらくてごめん。
カイト、父さん、何もできなくてごめん。
悔しい。
ケンジ、俺を読んでいる時点で、あの負け者は俺になり代わっているはずだ。
絶対に騙されるな。
そして何より、ずっとひどい態度をとって、すまなかった。
目を合わせることすらできなくてごめん。
巻き込まないように頑張ったけど、結局ダメだった。
昔お前と裏山で遊ぶのがそんな楽しくてしょうがなかったよ。
1:27:01
あと、父さんがヨギトウスイだって黙っててごめんな。
父さんとの秘密でさ。
ケンジ、ヒューマニックの話、またしよう。
やっぱより、あのヒューマニックは、そうね、ハトボシが裏で手を引いていたのね。
ああ、そうだな。
ケンちゃん。
ん?
ライちゃん助けよう。
そんで、俺はこのヒューマニックの最終回なんか認めない。
俺は、ちゃんとしたヒューマニックをライとの父ちゃんに書いてもらいたい。
だから俺は、裏で操ってる化け物を倒す。
ああ、そうだな。
ケンちゃんだって、ライちゃんともっと遊びたいでしょ。
ああ、そうだな。
ああ、そうだな。
ダチだからな。
困ってんなら、助けてやらねえとな。
ケンちゃんは強い男だからな。
ああ、当たり前だろ。
さあ、仕上げてばっかもいらねえな。
そうと決まれば、作戦会議だ。
そうね。
どうする?今日の放課後、秘密基地に行く?
まだ塾にも行ってないけど。
まずは悪者の場所も知らないからな。そこもちゃんと探さなきゃいけねえ。
そうね。ちょっと感傷的になってるケンジには悪いけど。
結局、京子にあのモヤの原因を渡したのもライトだったっていうこと?
1:30:06
ん?違うか。
違うわね。
そうだな。
塾であのモヤの原因を配っていたということ?
そうだな。塾の集中アイテムが化け物の一部でできていた。
そして俺らにこうやって変なものが生えてるのは、ライトが化け物の手伝いをさせられていたからだ。
そうね。
ねえ、あなたたちはライトの残したメッセージを読み終え、いくばっかの言葉を買う。
一瞬の沈黙が訪れた瞬間。
マスター、お下がりください。敵よ。
あなたたちに向かって。叫ぶ。ルイバー。
扉を蹴破り、その先から放たれた何本もの電撃に撃たれ、倒れ伏す。
えっ?ルイ?
呼びかけても言葉を返すことがありません。
すぐさま廊下から十数人の黒服の男たちが突入し、ルイの身柄を拘束する。
やがて黒服たちの中から一人の老人がゆっくりと姿を現した。
ようやくゴミ拾いが済んだ。まったく、電話をかけさせやがって。
上品なスーツの老人。
片ぼし市議会議員が合図をすると、黒服たちはライターのような装置をあなたたちにも向け、一斉に電撃を放つ。
抵抗する暇もなく、あなたたちの意識は遠のいていった。
01:32:08

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