討論の条件と話し方
今週の解説です。
No.18 意見スピーチ
6月の大イベントの一つは、討論だとありますけれども、
6月に討論できる学級、それは良いですよね。
討論するためには、いくつかの条件があって、
一つが、ここに書いてある話し方ですね。
話し方が分かってなければできない。
もう一個がですね、
自分の意見を言っても大丈夫だ、っていう
安心・安全な環境ができてなければいけません。
安心・安全な環境が、
この4月、5月にできた状態になれば、
ここで持ってこれるってことなんですけども、
ここでは、前者の話し方に関することです。
じゃあ、どうするかっていうと、
いくつかあって、3つですね。
まず一つ目が、話型にこだわらないってことなんですね。
その前に、討論って簡単で、
お題があって、それに賛成ですとか反対です、
言えること。
そしてそれに理由が言えること。
それで討論になります。
たったこんだけなんです。
で、このことをいきなり授業でやるじゃなくて、
スピーチとお題
スピーチって形で練習する。
そして授業でやる、っていう風にやる。
ってことなんですね。
で、3つ大事なことがあります。
討論は、
じゃあ、話型っていうの。
なぜなら何々だからですとか、賛成です、反対ですってのは
手段だってことなんですね。
なので、この言い方じゃなくてもいいっていう教師の
懐が必要です。
このやり方があるから、よかったらやってみてねっていう。
反対とか賛成って他にも言い方ありますからね。
ちょっとそれには同意できませんとか、いろんな言い方があるので、
ここにはこだわりは持たないってことが教師には必要です。
で、2つ目が、
このスピーチとか、
実際の授業でのお題なんですけども、
4月、5月、安心・安全を作ったと言っても、
ですよ、
子供の意見を取り上げて、
A君の意見について賛成か反対かやろうかって、
できるクラスはいいんだけども、
いや、それやってしまうと本当のこと言わなくなるんじゃないかな?
っていうような
雰囲気がある場合は、
教師がお題を出すってことなんですね。
私は4月、5月、6月かな。
6月は教師がお題を出すようにしています。
それはさっき言ったように、
子供の意見を取り上げてやるってことで、
それがギクシャクしたり、
それが周りの子たち、
俺のそんなことを取り上げられたらたまらんで、
ちょっと無難なことしか言わないようにしようとか、
そんな風にならないようにしたいからなんですね。
だから子供たちの意見を取り上げた賛成・反対っていうのは、
もっと後の方になるわけです。
なので、スピーチでもここで書いてあるような、
夏より冬の花火の方が良いと綺麗だみたいな、
こういったことを教師が出してあげて、
これに賛成か反対か練習してみようか、
っていう形をやるんですね。
お題についてなんですけども、
夏より冬の花火の方が良いって、
夏食べるアイスクリームより冬食べるアイスクリームの方が、
たまらなく美味しいとかね。
これはどういうことかっていうと、
ちょっとずれてるってことなんですね。
一般的にはいいと言われていることの逆を言えばいいわけです。
暑い場所で食べるキムチ鍋は美味しいとかね。
こういうの。逆にする。
そういった題を出してあげて、反対しやすいでしょ。
で、賛成も言いやすいですよね。
こういったお題を出してあげるといいんじゃないかなと思います。
この時期からですね、
意見・スピーチといって賛成・反対を
いう練習をしていくことによって、
6月にちょっと討論やってみようか、
できるわけなんですね。よろしければやってみてください。