BigQueryとGeminiの革新
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こんにちは。今回の情報探索へようこそ。 今日はですね、primeNumber社の「Data Engineering News」2025年4月版から、
データエンジニアリング界隈のちょっと気になる動きをピックアップしていこうと思います。 特にあの、BigQueryとGemini、
それからTableau、TROCCO、あとCOMETAですね。 この辺りのアップデートに焦点を当てて、皆さんの日々の業務にどう活かせるか、その革新を探っていきましょう。
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さあ早速ですが、紐解いていきましょうか。 よろしくお願いします。そうですね、今回は全体的に見ると、やはりAI機能の統合が一段と進んだかなという印象ですね。
ああ、やっぱりAIですか。 ええ、BigQueryでのGeminiの活用が深まったりとか、あとCOMETAにAIアシストが搭載されたり、まあそこが象徴的かなと。
なるほど。 それと同時に、データ接続の多様化とか、セキュリティ面の強化、あとはやっぱり使い勝手、ユーザビリティの向上、これも各ツールで見られる動きですね。
ふむふむ。 これらの進化が実際の現場でどういう意味を持つのか、掘り下げていくと、なんか面白い発見がありそうです。
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そうですね。 じゃあ、まずはそのBigQueryのアップデートからいきましょうか。
やはり注目はプレビュー版として公開されたGeminiを活用した新しい生成AI関数群、特にAI.GENERATE_TABLEですか。
ええ、あれは大きいですね。 これ、Geminiの出力をもう直接テーブル形式で扱えるようになるっていうのは。
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そうなんです。
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JSONを永遠とパースする手間が省けるっていうのは、経験者にはかなり響くんじゃないかなと。
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まさに。単なる効率化だけじゃなくて、これまで外部ツールとか、ちょっと複雑なコーディングが必要だったような高度なAI機能がですね、使い慣れたBigQueryの中で、より手軽にSQLライクに実行できるっていう、そこが重要なんですよ。
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なるほど。
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これでデータ準備とか、全処理の時間、かなり短縮できる可能性がありますね。
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確かに。
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あなたのデータ準備プロセス、この機能でどれくらい効率化できそうですかね。ちょっと考えてみると面白いかもしれません。
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いや、非構造化データの扱いは格段に楽になりそうですよね。
じゃあ、次にTableauですが、これも新しい接続オプションが出ましたね。Tableau Cloud – private Connect for AWS。
ああ、出ましたね。
これはTableau+とかEnterpriseプラン向けということですが、AWS PrivateLink、つまりAWS内の閉じたネットワークで、安全に接続する技術を使って、インターネットを経由せずに、AthenaとかRedshift、Snowflakeなんかにつなげられると。
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これは、セキュリティ要件が厳しい企業にとっては本当に朗報ですよね。
TableauとTROCCOの進化
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ですよね。
パブリックインターネットへの露出を避けられるわけですから、クラウド上のデータソースへのアクセス統制、これを強化できる。コンプライアンス遵守の観点からもこれは大きなメリットです。
それに加えて、Tableau+限定のRelease Preview機能。
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それもありましたね。
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これも次のバージョンを事前に本番とは別の環境でじっくり検証できるので、アップグレードに伴うリスク管理がしやすくなる。
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なるほど。特に大企業とか金融系とか、セキュリティと安定稼働をすごく重視する環境だと、これらの機能は導入の決め手にもなりますよね。
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おっしゃる通りです。新機能の事前検証って地味ですけど、実務では本当に助かりますから、やっぱりツールの価値を高める上で欠かせない要素ですよね。
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続いて、データ連携ツールのTROCCOですね。こちらもアップデートが多いですけど、特に接続先の多様化と運用の安定性向上という2つの軸で進化が見られるかなと。
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そうですね。
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接続先だと、Backlogとかdbt cloud、mailchimpみたいなグローバルなツールに加えて、カオナビとかマネーフォワード クラウド会計とか。
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あー、国内SaaS。
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国内SaaSへの対応が強化されたのが目を引きました。
この国内SaaSへの対応強化は日本のユーザーにとっては特に重要でしょうね。
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ですよね。
これまで連携が難しかったり、カスタム開発が必要だったりしたデータソースとも、TROCCOを使えば割と簡単に連携できるようになる。
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なるほど。
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これはデータ活用の幅をぐっと広げますよね。
あと、SFTPとかBOXでのファイル不存在時のエラーハンドリング改善とか、通知機能の強化とか。
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あー、細かいところも。
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地味かもしれないですけど、日々のパイプライン運用におけるちょっとした困りごとを解消して、自動化の信頼性を高める重要な改善だと思います。
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まさに痒いところに手が届く改善と、戦略的なコネクタ拡充が両輪で進んでいる感じですね。
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ええ、そんな感じがします。
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もしあなたがTROCCOを利用中なら、これらのアップデートでよりスムーズで幅広いデータ連携が実現できそうですね。
COMETAのAIアシスト
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そうですね。ツールの成熟度が着実に増えている証拠とも言えるかもしれません。
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そして、データカタログツールのCOMETAには、注目の対話型AIアシスト機能がベータ版として登場しました。
来ましたね、これも。
売上データはどこ?みたいな自然言語での質問に答えてくれたり、先月の売上トップ10を教えてって頼むとSQLを生成してくれたりする。
うーん。
これって、データを探す手間とかSQLを書くスキルがなくても、データにアクセスできる可能性を示唆していて、かなりインパクト大きいんじゃないですか?
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いやー、これは非常に大きなポテンシャルを秘めていると思いますよ。
ほう。
専門知識を持つデータアナリストとかエンジニアだけじゃなくて、ビジネスサイドの担当者の方も、より気軽にデータに触れて基本的な分析を行えるようになる。
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なるほど、なるほど。
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これは組織全体のデータリテラシー向上とか、いわゆるデータ民主化をぐっと加速させる可能性があるなと見ています。
DEN_MC1
なるほど。COMETAのAIアシストでSQL不要になるのは確かに大きいですね。
ただ、そこでちょっと気になるのは、生成されたSQLの品質とか、意図通りに動くかの検証ってどうなるんでしょうかね?
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それは重要な点ですね。現状はベータ版ですし、AIが生成したSQLが常に完璧とはやっぱり限らないでしょう。
ですよね。
なので当面は、生成されたSQLのレビューとか、実行結果の確認といった人間にある最終チェックはこれは不可欠だと思います。
ふーん。
でも見方を変えれば、これをきっかけに、このSQLどういう意味なんだろうって興味を持って、SQLの基本を学びたいっていう、そういう動機づけになるかもしれないですよね。
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あー、なるほど。学習のきっかけにもなる。
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ええ。データへのアクセス障壁が下がったとき、あなたはどんな問いをデータに投げかけてみたいですか?
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ふーん。面白い視点ですね。
他にも、Snowflakeの合成データ生成機能がGA(General Availability)になったりとか、AWS S3 Express One Zone が大幅値下げされたりとか、細かいながらも重要な動きがありましたね。
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ええ。ありましたね。プライバシー保護とコスト効率は今後も大きなテーマであり続けそうですね。
本当に。
ええ。特に合成データはプライバシー規制が厳しくなる中で、テストとか分析用途での活用がますます重要になってくるでしょうね。
DEN_MC1
確かに。というわけで、今回の情報探索をざっと振り返ると、BigQueryやCOMETAに見られるように、AIがツール内部に深く統合されてデータ活用のハードルを下げようとしている動き、
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そしてTableauやTROCCOのように、より安全に、より多様なデータソースへ接続して安定した運用を実現しようとする動き、
DEN_MC1
全体としてデータツールがよりインテリジェントに、そして実践的に進化している様子が伺いました。
DEN_MC2
うーん、そうですね。最後にちょっと未来を見据えた問いを投げかけさせてください。
おっ、何でしょう。
今回見たように、AIがデータプラットフォームとかツール自体に組み込まれてどんどん賢くなっていく中で、私たちデータアナリストとかエンジニアの役割ってこれからどう変わっていく可能性があるんでしょうか。
DEN_MC1
ああ、深い問いですね。
DEN_MC2
ツールが進化する時代に、人間だからこそ発揮できる価値とか、新たに重要になるスキルって何だと思いますか。ちょっと考えてみるのも面白いかもしれません。
DEN_MC1
なるほど。スキルセットの変化ですか。考えさせられますね。今回の情報探索へのご参加ありがとうございました。
DEN_MC2
ありがとうございました。
また次回の探索でお会いしましょう。